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豆腐・油揚・がんも商材・企業紹介2022

旭松食品 高オレイン酸大豆で新商品

新あさひ豆腐うす切り99g
 旭松食品株式会社はSOYLEIC(TM)(Missouri Soybean Merchandising Council、米国)、Brushvale Soy Products社(米国)、朋和商事株式会社(表広一社長、東京都中央区)とともに、高野豆腐用の高オレイン酸大豆を共同開発。これを使用した「新あさひ豆腐うす切り99g」を2023年2月1日より全国で発売する。オレイン酸はオリーブオイルに豊富なことで知られる注目の成分。決定的ではないが支持的な証拠によると、飽和脂肪酸をより多く含有する油脂の代替として、オレイン酸を高濃度に含有する油を毎日大さじ約1・5杯分(20g)摂取すると、冠動脈心疾患のリスクを低減できる可能性がある。
 今回開発された高オレイン酸大豆は、通常の大豆と比較して約4倍のオレイン酸を含有する。脂肪酸総量に占める割合は約77%に上り、オリーブオイルと同等となる。「新あさひ豆腐うす切り99g」では、この高オレイン酸大豆をグローバルGAP認証取得農場で契約栽培したものを使用する。短時間調理でもやわらかな食感となり、味噌汁や野菜炒めなどに使いやすい。
 今後同社は、高オレイン酸大豆を使用した新商品を順次開発していく。
シンポジウムの様子
高野豆腐を用いたパンやお菓子

旭松食品 高野豆腐を海外展開へ

L・フードバレーで発表
 旭松食品株式会社(木下博隆社長、大阪市淀川区)が高野豆腐の海外展開を本格化している。
 「食のシリコンバレー」とも呼ばれるオランダ・フードバレーに3年前から加入し、機能性研究や市場調査を進めてきた。
 オランダのワーゲニンゲン大学と3年間にわたり行った共同研究では、日本人で確認されている高野豆腐の健康機能性は、ヨーロッパ人でも認められたとする論文を発表した(邦題:4週間にわたる凍り豆腐の摂取が心血管関連因子に与える影響~2重盲検クロスオーバー臨床試験)。
 またそのシンポジウムを12月6日、ワーニンゲン大学で開催。木下社長らが登壇した。
 木下社長は「ヨーロッパでは環境意識、健康意識が非常に高まっている。高野豆腐は日本古来の代替肉とも言える食材。大豆由来であることや、乾物であり保管しやすいことから環境負荷が低い」とその利点を示した。
 また同社副主任研究員の石黒貴寛氏は「コレステロール値を下げる、血圧上昇を抑えるといった効果がヨーロッパ人においても確認できた」と説明した。
 日本においては『スーパーフード』としての知名度を上げており、マスメディアなどでも度々紹介されている。
 シンポジウムではこの他、現地発表者から高野豆腐を販売する際の法規制や認証、アレンジレシピの紹介がなされた。
 同社は海外での高野豆腐発信について「海外では馴染みがない食材なので、パンへの利用やシリアル風商品など様々な方法を検討していく」としている。
【2022(令和5)年12月21日第5115号6面】

旭松食品 HP
https://www.asahimatsu.co.jp/

信濃雪 「生絞り製法」のこうや豆腐

雪豆腐
 株式会社信濃雪(松島晴実社長、飯田市松尾明)は昭和26年創業のこうや豆腐・あぶら揚げメーカー。同社のこうや豆腐・あぶら揚げは、プロの料理人にも愛用される高品質商品として知られている。
 信濃雪のこうや豆腐の特徴はこだわりの「生絞り製法」。こうや豆腐作りにおいて、主流となっている「煮取り製法」では、粉砕した大豆を煮た後に、おからと豆乳に分離させるが、同社の「生絞り製法」では、粉砕した生大豆(呉)の状態で分離させる。大豆に熱を加えないことで、抽出可能な豆乳の量は減るものの、苦味や渋みが少なくなり、大豆本来のほんのりと甘い味わいを感じられる仕上がりとなる。
 こうや豆腐のラインナップも、国産丸大豆製品、一口カット、こうや豆腐を粉末にした雪豆腐など豊富に揃えており様々なニーズに対応する。
 松島社長は「当社では、湯戻し不要でそのまま味噌汁に入れてもらえるタイプや、ご飯からお菓子まで混ぜて活用できる“雪豆腐粉末”のような粉とうふまで幅広い商品を揃えているので、販売に力を入れていきたい」と今後の展開について話している。
【2022(令和5)年12月21日第5115号5面】

信濃雪 HP
http://www.shinanoyuki.co.jp/

富岡食品 「深谷ねぎがんも」人気拡大

深谷ねぎがんも
深谷ねぎがたっぷり詰まっている
 株式会社富岡食品(冨岡宏臣社長、深谷市東大沼)が製造販売する「深谷ねぎがんも」の人気が拡大している。コロナ下の巣ごもり需要の影響もあり、近年の生産量は右肩上がりで、販売店も大きく増加している。
 「深谷ねぎがんも」は、地元名産の深谷ねぎをふんだんに使い、シャキシャキとしたネギの食感が活きるように配合。その量は、1個あたりネギ1/3にもなる。さらに豆腐生地にもこだわり、国産大豆のみを使用、従来のがんもより豆腐質の密度を濃くすることで、今までにない新しい食感を実現している。
 食べ方も他のがんもどき商品とは一線を画す。通常のがんもどきは、おでんや煮物など煮込み料理への使用が一般的だが、「深谷ねぎがんも」はそのまま食べても美味しい。一番のオススメは、フライパンやトースターで両面を焦げ目がつくまでこんがりと焼く食べ方。カリッとした熱々のがんもどきの中からシャキシャキとした深谷ネギが顔を出す。大根おろしを乗せ醤油と七味をかけて食べても良いし、ソースとマヨネーズでお好み焼き風に楽しむのもオススメだ。
 また、いなり寿司用の味付油揚製品も好調。同社が深谷市内で運営するいなり寿司専門店「富おばあちゃんのいなり本舗」の看板商品の味わいが家庭で手軽に楽しめる「おばあちゃんのいなり」を始めとした製品が支持を集めている。
 業務用製品では刻み揚げが伸長。外食や産業給食の調理場では人手不足が深刻化しており、味噌汁や煮物など様々な料理の手間を省くことができる簡便性の高いアイテムとして需要が伸びている。
【2022(令和4)年11月21日第5112号9面「埼玉特集」】

富岡食品 HP
https://www.tomiokafoods.co.jp/

テラプロジェクト 旭松食品と小林製薬が登壇

シンポジウムの会場
石黒氏
高野豆腐と杜仲茶の研究発表
 【大阪支社】一般社団法人テラプロジェクト(小林昭雄理事長)は9月9日、大阪市の大阪富国生命ビルにて「第3回アンチエイジング&スーパーフードシンポジウム」を開催した。
 同シンポジウムは、対面・オンラインのハイブリッド開催で、会場とオンライン併せて154名が参加した。
 食や飲料の健康機能性について研究開発を行う企業がそれぞれ報告し、旭松食品と小林製薬からも研究員が登壇した。
 高野豆腐の有力メーカーである旭松食品株式会社で研究開発本部副主任研究員を務める石黒貴寛氏は「スーパーフード:新あさひ豆腐の腸内作用と免疫賦活効果」をテーマに講演。
 大豆たんぱく質に含まれるレジスタントプロテインは高野豆腐を作る際により増える。レジスタントプロテインの機能性については近年研究が進んでおり、2011年に食後中性脂肪の上昇を抑える結果が報告され、2020年には血糖値スパイク抑制による糖尿病予防効果も報告された。
 石黒氏は、同成分の免疫賦活効果について現在は研究している。レジスタントプロテインは、消化に抵抗するたんぱく質で、普通のたんぱくと異なり、大きな状態を保ったまま、腸管に到達する。腸管は免疫器官であり、レジスタントプロテインが何かしらの免疫活性機能をもたらしているのではと仮説を立て、細胞試験から実験を開始した。
 その結果、野沢菜や乳酸菌と同様にインターフェロン-γの産生誘導が確認され、免疫賦活作用があることが確認された。一方で、レジスタントプロテインのインターフェロン-γ産生誘導効果は、野沢菜や乳酸菌の作用機序として知られているTLR(トル様受容体)4とは異なる経路を介していることが推定された。
 作用機序が異なることで、今後は食材の組み合わせによる相乗・相加効果が期待できるのではないかと考えており、メカニズムの全貌を明らかにしたいとした。
平田氏
 次に、小林製薬株式会社中央研究所研究開発部で担当課長を務める平田哲也氏が「代謝を高めて腸内環境を整える杜仲茶の効果」をテーマに講演。
 平田氏はまず小林製薬のマーケティングについて紹介。同社は、大きい市場を狙うのではなく、小さいけれども魅力のある新しいニッチ市場を創造するマーケティングを行っている。今までにない商品だからこそ、ネーミングとパッケージに力を入れ、苦労しながらも、数百を超えるアイデアを出し合っている、とした。
 その後、平田氏は杜仲茶(とちゅうちゃ)について説明。杜仲茶は、特定保健用食品の「高めの血圧に適した食品」として表示許可を受けており、現在では内臓脂肪を減らす作用があることが研究で分かってきているとした。中国では4000年もの歴史を誇る。
 平田氏は、杜仲茶の肥満予防効果を研究しており、杜仲茶に含まれ胆汁酸の生成を促進するアスペルロシドは、基礎代謝を上げることが分かっていると解説。基礎代謝の向上として、適切に摂取すると、毎日1時間のウオーキングと同じエネルギー消費が期待でき、内臓脂肪の減少まで効果がある。平田氏は、様々なイメージ図を紹介し、現在はバクトロイドの研究を進めていると語り、締めくくった。
【2022(令和4)年11月11日第5111号2面】


旭松食品 カップ入り1分で高野豆腐

ベジタブルブロス
ボニートブロス
チキンブロス
 高野豆腐のトップメーカーである旭松食品株式会社(木下博隆社長、大阪市淀川区)は、今年10月7日より、健康美、簡便、サステナビリティをテーマとした、高野豆腐のたんぱく質を手軽に摂れる「TOPURO(トプロ)」3品を発売する。
 1食でたんぱく質8.8g(計算値)が摂取できる。そのうちレジスタントプロテイン3.0g、食塩相当量1g、100kcal未満でも美味しく満足な食べ応えがある。
 熱湯を注いで1分、液体調味料で和えるだけで高野豆腐のダシ(ブロス)のうまみが広がる。原料大豆には、環境保全等に配慮した、グローバルGAP認証取得農家との契約栽培大豆を使用している。
 TOPURO(トプロ)は、高野豆腐のたんぱく質をより手軽に摂れることから健康・美意識が高い層をターゲットとする。
 高野豆腐は加熱調理に制限があったが新製法(特許出願中)により、熱湯を注ぐだけでふっくら美味しく食べられるようになった。
 【商品特徴】
 ▼TOPURO ベジタブルブロス=たまねぎ、人参、セロリなどの野菜とハーブの風味豊かな野菜だしの味わい
 ▼TOPURO ボニートブロス=かつお節と昆布の風味豊かな和風だしの味わい
 ▼TOPURO チキンブロス=チキンとたまねぎの風味豊かな洋風だしの味わい
【2022(令和4)年7月11日第5099号8面】

旭松食品 冷やし高野豆腐を提案

高野豆腐のレシピ提案(旭松食品インスタグラムより)
 高野豆腐のトップメーカーである旭松食品株式会社(木下博隆社長、大阪市淀川区)は、15日から28日にかけて、公式インスタグラムアカウント(@asahimatsu_kouyatofu)にて、夏場におすすめの「冷やしておいしい!高野豆腐の洋風アレンジレシピ」を提案。15日よりプレゼントキャンペーンを実施している。
 冬場に煮物として利用されることの多い高野豆腐だが、本キャンペーンではひんやりとしたメニューにしても美味しく食べられることをアピールする。また和風出汁の代わりにブイヨンを使用するなど高野豆腐の新しい美味しさを提案していく。
【2022(令和4)年6月26日第5097号9面】

富岡食品 「おばあちゃんのいなり」が人気

おばあちゃんのいなり
深谷ねぎがんも
富おばあちゃんのいなり本舗
 株式会社富岡食品(冨岡宏臣社長、深谷市東大沼)では、国産大豆を使用したいなり用油揚げ「おばあちゃんのいなり」が人気を集めている。
 同社が深谷市内で運営するいなり寿司専門店「富おばあちゃんのいなり本舗」の看板商品「おばあちゃんのいなり」の味わいが家庭で手軽に楽しめる商品。埼玉県北部で親しまれている昔ながらの甘じょっぱい家庭の味わいに仕上げており、子どもから大人まで幅広い世代から愛されている。3年前の発売以来、毎年販売数が伸長、売場の人気アイテ厶として定着している。
 同社では、これまで培ってきた油揚げ製造のノウハウを生かし、様々な味わいのいなり用油揚げを製造、製品のバリエーション展開を図っている。甘じょっぱい伝統的な油揚げ、濃厚な甘さを持つ昨年発売した「濃甘」に続き、甘さを抑えてだしを強調したいなり用油揚げも発売した。冨岡社長は、「お客様の好みにより、いなりの揚げを選べる売場づくりを提案していきたい」と話す。
 また、地元の特産品〝深谷ねぎ〟を使用した同社の人気商品が「深谷ねぎがんも」。販売数が年々伸長している商品で、この一年も前年比180%の伸びを示した。深谷ねぎをふんだんに使い、シャキシャキとしたネギの食感が活きるように配合。その量は、1個あたりネギ1/3にもなる。さらに豆腐生地にもこだわり、国産大豆のみを使用、従来のがんもより豆腐質の密度を濃くすることで、今までにない新しい食感を実現している。
 昨年、地元の偉人・渋沢栄一と深谷市のイメージキャラクターふっかちゃんのイラストが施されたパッケージにリニューアルし、さらに地域性が高まっている。
 同社が深谷市内で運営する、いなり寿司専門店「富おばあちゃんのいなり本舗」は、オープン以来、売上が増加している。冨岡社長も「県内外から本当にたくさんのお客様に来て頂いている」と手応えを示すように、〝いなり寿司〟の魅力が地域に浸透しつつある。
【2022(令和4)年5月21日第5094号4面】

太子食品工業 味付きおだしとうふ

味付きおだしとうふ
しそ風味とうふ
 太子食品工業株式会社(工藤茂雄社長、青森県三戸郡三戸町)は、春夏限定「味付きおだしとうふ180g×3」「しそ風味とうふ180g×3」を2022年3月14日より新発売する。生活環境の変化から、お豆腐に関しても即食化が進んでおり、そのままでも美味しく食べてほしいという思いから今回の商品開発に至った。
 「味付きおだしとうふ」は、「小麦不使用」の本醸造しょうゆ、枕崎産かつお削り節、昆布エキスが入った、創味食品「旨みだし」をベースにオリジナル味付けで、大豆以外のアレルゲンは不使用。
 「しそ風味とうふ」は、しそのさわやかな風味と清涼感のある豆腐で、そのままでも、お好みのドレッシングを使い「豆腐サラダ」にしてもおいしく食べられる。同社は、お客様にとってもっと豊かで、もっと便利な食生活を提案し続けていく。
【商品特長】
 ①細長い袋を半分に切れば1人サイズ分になる。味がついているので「そのまま」食べられる。②厳選した丸大豆と、八甲田山系の伏流水を使用している。③消泡剤・乳化にがり不使用、賞味期限17日間で保存にも便利。
 ▼販売売価158円(税込)、春夏限定で2品合計54万個の売上を見込んでいる。 
【2022(令和4)年3月11日第5087号4面】

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