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塩 企業・団体紹介2023

YouTubeでイメージソング公開 「そるるんひめとなかまたち」

イメージソング「そるるんひめとなかまたち」
「食卓塩」のイメージソング
公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は「食塩」のキャラクター「そるるんひめ」の10周年に際し、イメージソング「そるるんひめとなかまたち」を、公式YouTubeチャンネルにて11日に公開した。
 「そるるんひめとなかまたち」は、「そるるんひめ」や仲間たちの認知拡大、親近感や好感獲得を目的として制作。併せて「塩は大事」「塩はいいもの」「誰にとっても必要」といった塩に関するポジティブなメッセージを、キャラクターを通じて伝えることで、塩のイメージ改善を図っている。
このイメージソングは、2019年に同センター内部の企画にて歌詞を募集し、優秀作に選ばれた作品に、同センター関係者が曲をつけることで生まれた。当時、対外的に公開する予定はなかったが、「そるるんひめ」の登場10周年を迎える今年、音源化し、認知や親近感拡大のため、そるるんひめや仲間たちが登場する動画を制作した。
 音源と併せて視聴してもらうことで、そるるんひめと仲間たちの世界観をより伝わりやすくし、より多くの方に「そるるんひめ」を認知し、親近感を持ってもらうため、同センターの公式YouTubeチャンネルにて公開することとしたもの。
【そるるんひめとなかまたち:https://youtu.be/hRlBoGrrVGY】
 「そるるんひめ」は、消費者に、「食塩」をより一層親しみやすく感じてもらうため、2013年秋に「食塩シリーズ」のパッケージに初登場したキャラクター。
 最初は名前がなかったが、公募により「そるるんひめ」に決定。以来、パッケージの他、同センターサイトの特設ページ、またFacebookアカウント等、様々なところで活躍している。
 「そるるんひめ」が10周年を迎える今年、「そるるんひめ10周年記念 大喜利大会」を、専用サイト上で実施している(10月2日~2024年1月8日まで)。様々な「そるるんひめ」の画像の中から1つを選び、ぴったりな「ひとこと」を考えて投稿してもらう企画で、既に多数の応募が届いている。
【そるるんひめ10周年記念 大喜利大会 専用サイト:https://shokuen-salrun10th.makers-pts.net/】
 同センターでは、イメージソング「そるるんひめとなかまたち」や、「そるるんひめ10周年記念 大喜利大会」を通じて、長年日本の台所を支えてきた「食塩シリーズ」に改めて思いを寄せてもらうとともに、生活者が暮らしに欠かせない「塩」というものを振り返るきっかけになることを期待している。
 同センターの公式YouTubeチャンネルでは、「食卓塩」のイメージソング「我が家のお塩は食卓塩」も公開。「そるるんひめとなかまたち」と同じ企画により、同センター関係者の作詞作曲にて生まれた。本イメージソングは、「食卓塩」が70年以上愛されてきた背景には、使う人の、家族など大切な人への想いや、親しい人と笑顔で食べる幸せがあり、「食卓塩」がそうした営みを支えてきたことを、曲と投稿写真で伝えることで、より多くの人に「食卓塩」に温かみや、人の想いを感じてもらうことを目指している。
【我が家のお塩は食卓塩:https://youtu.be/-exLbAUARfQ】
【2023(令和5)年12月21日第5148号5面】

塩事業センター https://www.shiojigyo.com/

<塩事業センター> 海水総合研究所でセミナー開催 海水資源利用の研究発表

津田理事長
吉川所長
セミナーの会場
研究所の見学会
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長)では7日、「SALT&SEEWATER SCIENCE SEMINAR2023」を海水総合研究所(吉川直人所長、神奈川県小田原市)で開催した。テーマは「母なる海の恵み~海水からのものづくり」。
 講演に先立ち、津田理事長が挨拶し、同センターとこれまでのセミナー開催の経緯を説明。「これまでの研究成果は当センターのホームページにも掲載している。今回の講演も皆様にとって有意義な情報をもたらすことを期待している」と語った。
 続いての講演テーマと講師、要旨は次の通り。
大熊氏
 ①「逆浸透法による海水淡水化の現状と展望」
 ▼講師 一般財団法人造水促進センター専務理事(工学博士)大熊那夫紀氏

 造水促進センターは、水不足と環境保全に資するため、下水・廃水の再生利用、海水の淡水化などを新しい水資源ととらえた「造水」に関する技術の開発・実用化及び普及活動を行っている(82団体・社が加盟)。
 講演では、世界の水環境の現状と海水淡水化技術から説明を行い、水資源の需要予測がひっ迫していることから、造水技術の積極的適用が必須であることを解説した。
 造水センターでは現在、福岡と沖縄に施設を持ち、RO(逆浸透法)膜モジュールにより福岡で約5万t(/d)、沖縄で約4万t(同)を処理している。
 今後も省エネ性の向上や低コスト化、環境負荷の低減などを課題とし、新システムの開発や回収システム技術の向上を関連企業と推進していく予定。
小林氏
 ②「イオン交換膜法製塩工場における有価資源回収の現状」
 ▼講師 ナイカイ塩業株式会社研究開発部長代理 小林秀嗣氏

 同社は岡山に本社があり、塩・化成品製造をコアにグループ10社を展開。塩製品以外に、水酸化マグネシウム(Mg)などのMg製品(6種)、塩化カリウム、臭素などを生産している。
 講演では海水を利用して前述の資源を取得する際、イオン交換膜の電気透析(ED)を使用しているプロセスを、取得する資源別に詳しく説明した。
 中でも特に、海水から取得した不純物の少ない高純度の炭酸Mgは同社が世界をリードしており、食品添加物、工業用など3分の2は海外向けに出荷している。
 今後の展開としては、生産性の向上、化成品9工場のセンター化、海水溶存資源の利用率向上と新規用途創出、工場のスクラップ&ビルドなどを挙げた。
加留部氏
 ③「イオン交換膜製塩の技術を活用した海水総合利用プロセスの検討」
 ▼講師 塩事業センター海水総合研究所研究チーム主任研究員 加留部智彦氏
 海水に含まれる溶存資源は低濃度で、回収が工業的に実用化されている資源は少ない。従って、資源回収を経済的に成立させるには、コスト低減が課題となっている。そこで同研究所では、逆浸透(RO)膜法海水淡水化と、イオン交換膜電気透析(ED)を組み合わせた「海水総合利用プロセス」の経済性について検討した。
 ROとEDを統合する際のプロセス別に、生産量とコスト、環境負荷などを検討。その結果、RO+ED完全循環型プロセスにナノろ過膜を適用できれば、省エネ化と排水による環境負荷の軽減が両立できるとの期待が示された。

 閉会にあたって吉川所長が挨拶し、「今回のセミナーには約100名の方が参加していただき、大変感謝している。本研究所と企業・団体の共同研究も進化しており、設備の整備も行っている。ぜひ、アンケートを提出していただき、その内容を検討してコラボを図っていきたい」と述べた。
 講演後は、参加者による海水総合研究所の見学会も実施された。同研究所は昭和24年に大蔵省専売局の防府製塩試験場小田原分場として開設。現在まで製塩技術、商品技術、塩の品質及び分析技術についての研究に従事している。
【2023(令和5)年12月21日第5148号10面】

塩事業センター https://www.shiojigyo.com/
海水総合研究所 https://www.shiojigyo.com/institute/

霧島農産(宮崎県)

天塩 「魚ジャパンフェス」に出店

天塩ブース
うま塩あんかけうどん
“うま塩あんかけうどん”を提供
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は11月23日~26日に、東京都江東区のお台場青海地区P区画特設会場で開催された「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2023(魚ジャパンフェス)in  お台場」に出店した。
 毎回同フェスにおいて、斬新なフードメニューを提供する同社。今回は親会社である赤穂化成が海洋深層水で養殖する刺身でも食べられる“プラチナサツキマス”をメーン具材とした「うま塩あんかけうどん」を提供した。
 「うま塩あんかけうどん」のうどんにも、赤穂の天塩や国産小麦粉を使用した石丸製麺の「国産芳純讃岐うどん」を使用。なめらかな口当たりともっちりとした食感が楽しめる。
 その他にもホタテやスジアオノリといった厳選素材を使用、素材の味わいを天塩が引き立てる味わいで来場者から好評を得た。
 天塩の石田康平氏は「食べてもらえれば絶対に美味しいと言ってもらえる自信のメニュー。是非、たくさんの方に食べて頂きたい」と話した。
【2023(令和5)年12月1日第5147号14面】

天塩
サツキマスのひつまぶし
オーナー制度や体験型観光も 
 赤穂化成株式会社(池上良成社長、兵庫県赤穂市)は11月16日、本社敷地内に同日オープンした天日塩製造施設「天(あま)のハウス」のお披露目会を実施した。
 当日は、天日塩製造施設や厨房を初公開した他、塩の魅力を伝えるために行うワークショップや、ランチ付き工場見学の概要を説明した。 
 冒頭、上席執行役員の上田秀樹氏が「天のハウス」を開設した背景を説明。「塩の使い分けについて社内で調査した結果、赤穂の塩と海洋深層水の塩の評価が高く、料理ごとに合う塩を求めるユーザーがいると考え、オリジナルのマイソルトを作る発想に至り、塩に価値を求めるユーザーのニーズに合わせた塩作りを行う目的で『天のハウス』を設備化した」と述べた。
 「天のハウス」では、結晶工程を天日(てんぴ)で行うことで、無添加塩や環境に配慮した塩を作ることができる。
 また同設備で製造した塩は、塩分・ミネラル量や結晶の大きさをある程度コントロールすることができるため、ユーザーに合った塩を提供することが可能となる。
 オリジナルソルトを求めるユーザーをオーナーとして、オーナー制度による天日塩(てんぴえん)作りもスタートする。1釜ごとに自分だけの塩を作ることができ、1釜約5万円で販売する。オーナー制度は、料理学校からの紹介の他、飲食店や料理教室を通して販売を行っていく。 
 続いて、上席執行役員の廣瀬匡氏が観光工場について紹介した。赤穂化成が作る塩の魅力を伝えるために、塩を使ったワークショップとランチ、工場見学をセットにした体験型観光プランを企画。同プランは、塩を使った和食文化の継承活動も目的としている。 
 プランの料金はワークショップの種類によって異なり、塩作りのプランは5000円、味噌作り・梅干し作りは6000円となる。それぞれに工場見学と「サツキマスのひつまぶし」のランチが付く。対応人数は10名~40名まで。
 同社では、同プランを通じて塩の魅力を発信するだけでなく、観光工場となることを目指すことで、赤穂市の地域活性化にも繋げていく。プランの予約は、公式HPより参加1カ月前まで申し込み可能となっている。
<申込みホームページ>
 https://web.ako-kasei.co.jp/studio/
【2023(令和5)年12月1日第5147号9面】

赤穂化成

<塩事業センター> 「食品ロス削減レシピ」第4弾

外葉キャベツと一緒に食べる塩シュウマイ(塩事業センターHPより)
里芋とカブの皮ごとポタージュ カブの葉添え(同)
寒い冬に心も体も温めるレシピ
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は9月19日、食品ロス削減を推進するため、「食品ロス削減レシピ」の第4弾として寒い冬にぴったりの、心も体も温まる食品ロス削減レシピを追加更新した。
 ▼「捨てるの待った! 外葉キャベツと一緒に食べる塩シュウマイ」
 外葉キャベツを蒸し器の底に敷くことで、キャベツが滴り落ちる肉汁を吸っておいしく食べられるだけでなく、蒸し器に付く脂が減り、洗い物が楽になるので2度おいしい!
 ▼「皮までたべちゃう? 里芋とカブの皮ごとポタージュ カブの葉添え」
 里芋やカブの皮を塩で洗うことで、捨てるところなく皮まで丸ごと食べるレシピ。皮をむく手間が省け、捨てる部分が少なく、さらに食物繊維も多く摂れて3度おいしい!
 ▼「期限切れ前に缶詰活用! ごはんのお供に鯖と皮付きごぼうのふりかけ」
 賞味期限が近づいた缶詰ストックを活用! ごぼうや人参を皮ごと食べられて、廃棄ゼロ! 環境にも体にも良いレシピを家族でどうぞ。
 ▼「冷蔵庫の常連食材で! あっさり納豆塩チャーハン」
 冷蔵庫の余りがちな食材を活用! 材料が少ないので気軽に作れる。
 また、公式YouTubeチャンネルには、「外葉キャベツと一緒に食べる塩シュウマイ」と「里芋とカブの皮ごとポタージュ カブの葉添え」のレシピ動画を追加。
塩事業センター 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCzcOV_uRL3Hx7b3CnACO8KQ
【2023(令和5)年12月1日第5147号14面】

伯方塩業 大三島工場で50周年イベント

歌声コンテスト
さつまいもの素揚げを提供(塩グルメ)
大三島工場
塩グルメや歌声コンテストで大盛況 
 【大阪支社】1973年創業の伯方塩業株式会社(石丸一三社長、愛媛県松山市)は4日、創業50周年を迎え、皆様に感謝し、「伯方の塩まつり」を愛媛県の大三島工場で開催した(9時~16時)。来場者は事前予想の1500人を超える、約2400人が訪れ、大盛況となった。
 来場者全員に、縁日(ヨーヨー釣りや射的など)やキッチンカーで使用できる500円クーポンを配布。先着300名には自社農園「GOEN」で栽培されたさつまいもがプレゼントされた。工場内のショップ限定で、定価の20%オフで商品を購入できる大感謝価格での提供も行われた。
 「伯方の塩」を使ったグルメを堪能してもらうため、同社特製のミニ塩ちゃんこや、さつまいもの素揚げを用意。また今治市内のキッチンカーが出展して、来場者から大好評であった。
 企画イベントでは、「餅まき大会」が行われた。餅まき大会で来場者が手にした袋には、餅とくじが入っており、当たりくじを引いた人には、愛媛のおいしいグルメ(和牛など)が贈呈された。
 メインステージでは、お馴染みのCMサウンドロゴ「は・か・た・の・しお♪」にまつわるトークショーが、石丸社長、作曲者の浦田博信氏、声優を務めた塩谷信廣氏の代理で出席した榎裕一氏で繰り広げられた。
 トークでは、浦田氏が「斬新さ、親しみやすさ、力強さを意識し、塩谷氏の声に合ったものを一晩で作り上げることができた」「生楽器演奏で一発録りをした中から、一番良かったものを使用した」など貴重な裏話で当時を振り返った。浦田氏の代表曲として他に、「ノーベルVC3000のど飴」「眼鏡の愛眼」等があり、自ら歌い、会場を沸かせた。
 当日の目玉は、「目指せグランプリ!!歌声コンテスト」。合計16組がエントリーし、個性のある歌声を披露。グランプリは京都から旅行に来ていたファミリーが受賞した。
 同社サウンドロゴは、1987年からテレビ等で放送を開始。36年を過ぎた今も全国で放送中、世代を超えて認知され、愛される曲となった。作曲者と声優についての資料は同社で残されておらず、長年不明だった。
 だが、同社の継続調査から出てきた断片的な資料と、その当時の関係者の記憶をたどり、照合することで、浦田氏と塩谷氏であることが判明し、この度のイベントへの招聘が実現した。
 地元・大三島の人々や顧客へ、日頃からの感謝の想いを伝える一日となった。

工場の見学通路
 【伯方塩業の創業経緯】
 明治以降、製塩は国が管掌していた(専売公社の管轄)。戦後、塩田による塩づくりは農耕的で生産性が低いと専売公社はみなし、1971年に「塩業近代化臨時措置法」を成立させた。その結果、当時27か所あった塩田を廃止し、国内食用塩すべてが「イオン交換膜製塩法」に統一。
 しかし、措置法成立の前年から、自然塩(塩田製塩)を残す運動(自然塩存続運動)を始めていた日本自然塩普及会(菅本フジ子会長)の強い要請もあり、専売公社は、1973年に同普及会の支援を得て設立された伯方塩業株式会社に「特殊用塩」として「輸入の天日海塩を再生すれば、自然塩は得られる」という条件の下、製造委託を認めた。    
 このような経緯から「伯方の塩」は、消費者の安心と伝統的食味を求める草の根運動の所産である。「伯方の塩」は、〝伯方島の塩田を復活させたい〟という願いの象徴として名付けられている。
【伯方塩業大三島工場の概要】
 2000年の竣工当初より工場見学コースを設置し、一般見学(個人・団体)や、企業研修、学生の課外授業として日々見学客を受け入れている。2010年には工場敷地内に、同社誕生のきっかけとなった流下式枝条架併用塩田を再現。
 2011年には、工場見学コースのリニューアルを実施し、展示の充実・展望台の新設とともに、ショップの拡充も行った。
 同工場では現在、同社主力商品「伯方の塩」(粗塩、焼塩)や、「フルール・ド・セル」を製造しており、年間1万9000t以上の生産能力を誇る。
【2023(令和5)年11月21日第5146号8面】

伯方塩業

<塩事業センター> ロングライフデザイン賞受賞

食卓塩 100g
発売72年目「食卓塩 100g」
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)のロングセラー商品「食卓塩 100g」が、2023年度グッドデザイン賞(主催=公益財団法人日本デザイン振興会)において、ロングライフデザイン賞を受賞した。
 昭和27(1952)年に発売され、利便性、安全性など使う人の満足を追求したシンプルなデザインの本商品は、「赤いキャップの食卓塩」として長年親しまれている。
 ロングライフデザイン賞とは、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどに与えられる賞。
 単に「長く残っている」ことを讃えるのではなく、暮らしの中で人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいデザインと、そのデザインを生み出した人々を顕彰することを目的としている。
【審査委員の評価】
 我々の食卓や台所に昔からあり続ける食卓塩のデザインの魅力は、過不足のない「ちょうど良い」その存在感にある。
 現在の瓶入りの形態になってからもすでに70年以上の年月を数え、その間に幾度かの軽微なデザイン変更を重ねているが当初からのデザインの有り様が尊重され、家庭用の食塩としてのアイコン性が守られ続けている。
 これほどの長い期間、デザイン形状が大きく変わらず生き続ける製品は稀であり、そのデザインの正当性、また機能的な完成度の高さを示している。
 食卓の一員として穏やかに控えめに、そしてチャーミングであるデザインの有り様が高く評価された。
 ロングライフデザイン賞を受賞した「食卓塩 100g」は、10月25日~29日に東京ミッドタウンで開催されるグッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2023」で紹介される。
【2023(令和5)年10月21日第5143号13面】

塩事業センター
https://www.shiojigyo.com/

<塩事業センター> 海水総合研究所がセミナー

12月7日に対面形式で開催
 公益財団法人塩事業センターの海水総合研究所(吉川直人所長、神奈川県小田原市)は、12月7日に公開セミナー「SALT & SEAWATER SCIENCE SEMINAR 2023」を開催する。
 同研究所では研究成果について広く情報発信を行うため、例年公開講演会を開催してきた。
 今年度は「母なる海の恵み~海水からのものづくり~」をテーマに講演会を開催する。
 対面形式での開催は4年ぶりで、講演会と併せて見学会を開催する。
 ▼日時:12月7日 講演会13時~16時、見学会16時~17時
 ▼会場:塩事業センター海水総合研究所 神奈川県小田原市酒匂4‐13‐20
 ▼参加費:無料
 ▼申込方法:以下のURLの申込フォームで登録
 ※登録したメールアドレスに参加の案内が届く
 ▼申込締め切り(予定):11月17日
 ▼テーマ:母なる海の恵み ~海水からのものづくり~
 ▼講演内容
 ・講演1 逆浸透法による海水淡水化の現状と展望
  (一般財団法人造水促進センター専務理事 大熊那夫紀)
 ・講演2 イオン交換膜法製塩工場における有価資源回収の現状
  (ナイカイ塩業株式会社研究開発部部長代理 小林秀嗣)
 ・講演3 イオン交換膜法製塩の技術を活用した海水総合利用プロセスの検討
  (公益財団法人塩事業センター海水総合研究所主任研究員 加留部智彦)
 ▼見学会:海水総合研究所本館及び実験棟
【公開講演会に関する問合せ先】
 公益財団法人塩事業センター 海水総合研究所
 電話0465‐47‐3161
 Email kouenkai@shiojigyo.or.jp

海水総合研究所


<塩事業センター>「そるるんひめ」10周年記念

大喜利大会で「そるるんひめ」の画像にひとこと(Copyright Ⓒ The Salt Industry Center of Japan. All rights Reserved. ⒸTV Tokyo Communications Corporation)
イベントで大喜利大会開催
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)では、「食塩」のキャラクター「そるるんひめ」の10周年を記念したアニバーサリーイベント「そるるんひめ10周年記念 大喜利大会」を、令和5年10月2日から令和6年1月8日まで実施する。
 本イベントは、塩事業センターのロングセラー商品「食塩」にキャラクター「そるるんひめ」が登場して10周年を迎えることを記念する「大喜利大会」。
 イベント専用サイトにて、様々な「そるるんひめ」の画像の中から1つを選び、ぴったりな「ひとこと」を考えて投稿する。優秀な「ひとこと」を投稿いただいた10名に、デジタルギフトカード1万円分が進呈される。
 「食塩」キャラクター「そるるんひめ」は、消費者に、「食塩」をより一層親しみやすく感じてもらうために平成25(2013)年秋に「食塩シリーズ」のパッケージに初登場したキャラクター。
 最初は名前がなかったが、公募により「そるるんひめ」に決定。以来、パッケージの他、塩事業センターサイトの特設ページ、またFacebookアカウント等、様々なところで活躍している。
 「食塩シリーズ」は、日本国内の海水から作られる商品で、昭和49(1974)年発売の「食塩5㎏」、昭和52(1977)年発売の「食塩1㎏」を中心に、長年にわたって日本の台所を支えてきたロングセラー商品。現在では「食塩500g」、「にがり食塩」、「食塩 減塩タイプ」と5商品を数え、いずれもパッケージに「そるるんひめ」が掲載されている。
 今回「そるるんひめ」が10周年を迎えるにあたり、10周年記念ロゴを設定するとともに、「そるるんひめ10周年記念大喜利大会」を行うこととした。本イベントによって消費者が「食塩シリーズ」に改めて思いを寄せ、暮らしに欠かせない「塩」について振り返るきっかけになることを期待している。
 【イベント概要】
 ▼名称:そるるんひめ10周年記念 大喜利大会
 ▼実施期間:令和5年10月2日~令和6年1月8日
 ▼賞品:入賞者10名に、QUOカードPay1万円分
 ▼応募方法:専用サイトにて、「そるるんひめ」の画像にぴったりな「ひとこと」を投稿
 ▼専用サイト: https://shokuen-salrun10th.makers-pts.net/ (※10月2日より公開)
 ▼入賞発表等:応募締切後、厳正な審査により、入賞作品を決定する。応募作品の入賞のお知らせは、事務局よりメール又は電話にて連絡がある。なお、入賞作品については、後日、専用サイトにて公開する予定。
【2023(令和5)年10月1日第5141号3面】

<塩事業センター> 「食品ロス削減レシピ」第3弾

野菜たっぷりハンバーグ(塩事業センターHPより)
缶詰イワシのキンパ(同)
 塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は9月19日、食品ロス削減を推進するため、「食品ロス削減レシピ」の第3弾として食欲の秋にぴったりな4レシピを公開した。
 ①「残り野菜を一掃! 野菜たっぷりハンバーグ」
 冷蔵庫に半端に残りがちな野菜を一掃!小さく刻んでハンバーグに入れるので、野菜が苦手な子供にもオススメ。
 ②「期限切れ前に活用! 缶詰イワシのキンパ」
 あの韓国料理が自分で作れる!豪華に見えて、意外とカンタン。今回紹介したもの以外でも、残った野菜やおかずなど好きなものを巻けば、気軽に美味しく食品ロスを削減できる。
 ③「消費期限が気になるもやしの塩ナムル」
 主な素材はもやしだけのシンプルなレシピなのに、美味しさ抜群!買ってきたもやしを使い切れなかったときなど、美味しく手軽に食品ロスを削減できる。
 ④「残りがちなオリーブオイルとたまねぎを利用! 塩だれたまねぎ」
 半端に残ったたまねぎを使った簡単レシピ。作っておけば色々なメニューに活用できて便利!
 同センターは今年4月、公式サイトの「レシピ」ページ内に「食品ロス削減レシピ」ページを新設。家庭で発生する食品ロスの対策として、「食べ残し」「過剰除去」「直接廃棄」を無理なく減らせるよう、普段家庭の冷蔵庫にあるような食材を活用する、身近なレシピの開発に取り組んでいる。
 同センターならではの、塩をキーとし、塩を上手く使うことで、子供にも食べやすく、食べ残しを減らせるレシピや、調理法や味付けを工夫し、食材を上手に丸ごと使い切るレシピなどを紹介しており、家庭での食品ロス削減に活用されることを期待している。
 「期限切れ前に活用! 缶詰イワシのキンパ」については、公式YouTubeチャンネルにてレシピ動画も公開している。
 ■塩事業センター公式サイト内「食品ロス削減レシピ」ページ:
 https://www.shiojigyo.com/recipe/foodwastereduction/
 ■塩事業センター公式YouTubeチャンネル内「期限切れ前に活用! 缶詰イワシのキンパ」レシピ動画: https://www.youtube.com/channel/UCzcOV_uRL3Hx7b3CnACO8KQ


各種統計情報を更新
 また、同センターでは公式サイトに掲載している各種統計情報を更新。
 ○「統計・各種調調査」内「統計データ」
https://www.shiojigyo.com/study/toukei/
 ・塩の供給量
 ・塩の需要量
 ・業務用塩の用途別消費量(以上、令和4年度実績を追加)
 ・世界の塩生産量
 ・世界各国の塩の需給(以上、2021年データに更新)

 ○「塩百科」内「数字で見る塩」ページ
https://www.shiojigyo.com/siohyakka/number/number.html
 ・世界の塩の自給率(2021年データに更新)
 ・家庭ではどのくらい塩を買っている?(令和4年実績を追加等)
 ・日本の塩の用途別消費量(令和4年度実績に更新)
【2023(令和5)年10月1日第5141号3面】

くらしお 立川子育て教育フェアに出展 塩飴や冊子を配布

好評だった輪投げ
塩の大切さをPR
 塩業界(塩の製造、輸入、流通に携わる業界)及び塩のユーザー等の関係業界(食品製造業や小売店の業界など)で構成する「塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会」は9日、2017年にスタートさせた「塩と暮らしを結ぶ運動(略称:くらしお)」の一環で、東京都立川市の立川駅北口サンサンロードで開催された「第18回立川子育て教育フェア」(主催:立川市私立幼稚園協会)にブース出展し、塩飴・冊子(塩と暮らしのあれこれBOOK)及びクリアファイルのセットを約900名に配付した。
 ブースでは、くらしおオリジナルグッズ(オリジナルTシャツ、エコバッグ、てぬぐい)がもらえる輪投げも実施。当日はあいにくの雨模様となったが、子供を中心に約300名が参加し、好評を博した。
塩の大切さをPR
 塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会事務局(公益財団法人塩事業センター)の大庭剛司氏は、「本日は協議会の会員企業の方にも協力に来ていただき、塩業界を挙げて塩に関する情報の発信やくらしおの周知を行っている」と説明。
 また「今年は暑い日が続き、熱中症に対する意識も高まっていると思うが、塩飴を熱中症予防に役立てるだけでなく、塩飴を通じて塩の大切さも知っていただきたい」と語った。
【2023(令和5)年9月21日第5140号3面】

塩と暮らしを結ぶ運動 HP
https://www.shiotokurashi.com/

赤穂化成 自社カフェで新メニュー 塩を味わう天塩モンブランパフェ

天塩モンブランパフェ
 赤穂化成株式会社(池上良成社長、兵庫県赤穂市)は、AMAMITERRACE(兵庫県赤穂市)にて9月11日(月)より秋を感じて小腹を満たす新メニューの提供を開始している。
 AMAMITERRACEは、塩・海洋深層水・海産物を使ったランチとスイーツを提供しており、今回のラインアップは、「赤穂の塩」を使った「天塩モンブランパフェ」と「オープンサンド」、マイティーリーフ紅茶の3種類。
 同テラスは瀬戸内海を望みながら、ランチやカフェが楽しめる場所にあり、日本第一の塩と言われ、日本遺産に認定された「赤穂の塩」を中心に、海洋文化の創造を発信している。
 ▼「塩」で味わう「天塩モンブランパフェ」
 「天塩(あましお)モンブランパフェ」は、秋の味覚である栗とぶどうを使い、アクセントに店内で炊き上げた塩を加えているため、甘味の中に爽やかな後味が感じられる。栗のイガをイメージした揚げ素麺もパフェの表情を豊かにする。
 栗とモンブランクリーム、玄米フレーク、杏仁豆腐、コーヒーゼリーのマリアージュを楽しむことができる。
 ▼海洋深層水で養殖した、ニジマス使用「オープンサンド」
 海洋深層水で養殖したニジマスのオープンサンドで、味付けは店内で炊き上げた塩と、たっぷりのオリーブオイル。トロリとした食感のニジマスがたっぷり楽しめる。チーズとハムのサンドも大満足のお腹を満たす一品だ。
 自社養殖のニジマスは今回のメニューで初めて使用。低温で安定している海洋深層水で養殖することで、1年を通してニジマスの陸上養殖が可能になったエシカルな食材である。
 ▼マイティーリーフの「紅茶」3種類
 ホットドリンクとして、3種類の厳選した紅茶の提供を開始する。
 紅茶はマイティーリーフのオーガニックティーを使用している。
 ①オーガニック ブレンドティー②オーガニック アールグレイ③ワイルドストロベリー ハイビスカス
【2023(令和5)年9月21日第5140号3面】

赤穂化成 AMAMITERRACE

天塩 「赤穂の天塩50周年記念 天塩夏祭り」開催

屋台コーナー
海水で作る「塩作り体験」
石田氏
屋台コーナーや遊具でもてなし
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は5日、同社天塩ビル敷地内で「赤穂の天塩50周年記念 天塩夏祭り」を開催した。
 敷地内の駐車場に、屋台や遊具を設置。屋台ではから揚げ、焼とうもろこし、レモネードなどを販売し、遊具コーナーでは輪投げ、スーパーボールすくいを実施した。また、塩飴のつかみ取りも実施した。
 その他、特別企画として、同社所有のキッチンカーで記念写真を撮れるサービスも行った。キッチンカー内部を開放し、〝はたらく車〟に乗って嬉しそうに写真を撮る子供たちの表情が印象的だった。
 敷地内には、茨城県内で農薬・化学肥料不使用の野菜や果物を栽培するチーム「結(ゆい)」が野菜を販売。「結」は、へちまるや(下妻市)、みち農園(笠間市)、ろじベジファーム(城里町)、クラフトファーム(常総市)で結成されている。
 販売コーナーでは茄子、ピーマン、パプリカ、トマト、キュウリ、オクラ、ゴーヤ、ミョウガなどの他、珍しいコリンキー(サラダかぼちゃ)やルバーブなど季節の野菜を販売した。
 また、天塩スタジオでの体験教室では、海水から土鍋で作る「塩作り体験」を11時半より実施した。海水から土鍋で煮詰めて手作りの塩を作り、炊き立てご飯の塩むすびを食べられる体験イベント。
 講師は同社営業本部天塩スタジオ調理師の石田康平氏が務めた。日本で古くから行われている塩作りの歴史や、製造方法の説明なども加えながら、火加減や煮詰める時間、かき混ぜ方などで違いが出てくる塩作りについて、ユーモアたっぷりの語り口で参加者を楽しませた。定員は12名(2名6組)で、全て子ども連れ。夏休みの自由研究として写真を撮りながら、楽しく塩作りを体験した。
 また、午後2時からは「親子で参加アイスクリーム作り」教室も開催した。
【2023(令和5)年8月11日第5137号16面】

天塩 味噌作り教室を開催

乾ししいたけについて説明する前原氏
味噌作り教室
「乾ししいたけ」のレクチャーも 
 株式会社天塩は7日、杉並区立松ノ木小学校にて、味噌作り教室を開催した。
 当日は小学3年生49名を対象に、営業本部天塩スタジオの前原淑子氏が講師を務め、味噌の作り方についてレクチャー。児童たちは、笑顔で味噌作りを楽しんだ。
 冒頭、クイズ形式で、味噌作り教室を進行。味噌はそれぞれの地方により特徴があり、米や麦、豆など様々な原料で作られていることや、枝豆が成熟して大豆になることなどを紹介。児童はクイズに回答しながら、興味深く説明を聞いた。
 天塩、米麹、煮大豆、味噌を入れる保存容器が配布され味噌作りがスタート。児童は、袋の中で天塩と米糀を混ぜ合わせた塩きり糀とつぶした煮大豆を混ぜ合わた後、だんご状にして、保存容器にすきまなく押し込みながら詰めた。
 味噌作りの合間に、天塩や米麹、煮大豆を試食し、それぞれの素材の味わいを吟味。「しょっぱい」「甘い」「おいしい」など、様々な感想の声が教室内に飛んだ。
 最後に児童たちは、完成した味噌樽を手に、「食べるのが楽しみ」と目を輝かせ喜んでいた。
 味噌は冷暗所で約6カ月保存し、12月頃が食べ頃となる。その際にはまた、「味噌開き教室」を予定している。
 なお、当日7月7日が「乾ししいたけの日」であることもあり、冒頭、乾ししいたけについてのレクチャーも行われた。
 原木しいたけの実物を紹介しながら、原木栽培と菌床栽培の違い、乾ししいたけの食べ方や栄養素などについて説明した。
【2023(令和5)年7月21日第5135号10面】

天塩 HP

くらしお 熱中症予防キャンペーン2023 QUOカードをプレゼント

くらしお熱中症予防キャンペーン2023
「塩イルカ」オリジナルQUOカード
 塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会は、7月3日(塩と暮らしの日)より、Twitter上で「くらしお熱中症予防キャンペーン2023」を開催している。
 「塩と暮らしを結ぶ運動」(略称:くらしお)は、「ひとりひとりにちょうどよく たのしくかしこく〝塩を知り塩と暮らす〟」をキャッチフレーズに、暮らしに欠かせない塩について消費者の理解を深めてもらうための活動。
 塩に対する理解を通じて、普段あまり考えることのない塩の良さ、大切さにあらためて気付いてもらうことを目指している。熱中症の予防には塩が欠かせないことから、特に夏場には、熱中症の予防や対策に関する情報発信に注力している。
 現在、くらしお公式Twitterでは、熱中症予防の1つの指標となる、全国各地の暑さ指数(WBGT)を発信しており、今回のキャンペーンは、この情報をより多くの方に見てもらい、熱中症予防に役立ててもらうことを目指している。
 くらしお熱中症予防キャンペーンは、くらしお公式Twitterをフォロー&リツイートした方の中から、抽選でくらしお公式キャラクター「塩イルカ」のオリジナルQUOカードをプレゼントする。
 ※暑さ指数(WBGT):気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数。運動や作業の度合いに応じた基準値が定められている。
【キャンペーン概要】
 ▼キャンペーン名:くらしお熱中症予防キャンペーン2023
 ▼実施期間:2023年7月3日~2023年7月31日(23:59まで)
 ▼賞品:くらしお公式キャラクター「塩イルカ」オリジナルQUOカード5000円分 30名
 ▼応募方法:Twitter上で、くらしお(塩と暮らしを結ぶ運動)の公式Twitterアカウント「@shiotokurashi」をフォローした後、キャンペーンツイートをリツイート
 ▼当選通知:7月31日(23:59)を締切とし、応募者の中から厳正な抽選のうえ、当選候補者へ、塩と暮らしを結ぶ運動の公式Twitterよりダイレクトメッセージにて連絡する。
【2023(令和5)年7月11日第5134号1面】

塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会
https://www.shiotokurashi.com

天塩 梅干しづくり教室を開催

天塩の梅干しづくり教室
梅を樽に塩漬け
前原氏
和歌山の完熟南高梅で 
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は6月21、22日の両日、同社天塩スタジオで2023年「南高梅」梅干しづくり教室を開催した。
 このイベントは、同社ネットショップで青梅(2Lまたは3Lサイズ)1㎏+赤穂の天塩500gを購入すると、梅干しづくり教室に参加できるもの。梅、塩の他、漬け樽などの資材もセットとなっている。
 南高梅は、和歌山県みなべ町「滝川農園」の梅で、除草剤を使用せず手作業で草を刈り、農薬・肥料などにも注意しながら梅栽培に努めている。ひと粒ずつ手摘みした完熟の南高梅は、皮が薄く肉厚で柔らかい。
 講師は、同社営業本部天塩スタジオ・企画部の前原淑子氏が務め、営業本部食材営業部食育インストラクターの河本裕氏がサポート役を務めた。前原氏は、梅に含まれるクエン酸の疲労感軽減作用、食物繊維や有機酸の整腸作用、焼き梅で増加するバニリンにはダイエット効果があるなど、健康性も説明した。
 参加者は、梅と塩の計量から水洗い、なり口(ヘタ)取り、塩漬けと作業を進め、梅干しを樽に仕込んだ。
 また、梅干しの他に麹と塩を混ぜた「塩麹」作りも行い、参加者は充実した時間を過ごした。
【2023(令和5)年7月1日第5133号8面】

天塩 HP

<塩事業センター> 「食品ロス削減レシピ」追加

食品ロス削減レシピ(鶏もも肉と野菜の串焼き&カレースープ)
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)では、食品ロス削減を推進するため、「食品ロス削減レシピ」を公開している。
 同センターでは今年4月に公式サイトの「レシピ」ページ内に「食品ロス削減レシピ」ページを新設。
 第1弾として春にピッタリで、少ない材料で手軽につくれる「塩バターキャラメル」、「ソルト&シュガートースト」及び「塩もみキャベツ焼き」を掲載。「塩バターキャラメル」については、公式YouTubeチャンネルにてレシピ動画も公開している。
 6月9日に第2弾として「余ったヨーグルトを活用! 鶏もも肉と野菜の串焼き&カレースープ」、「残り野菜を使い切る! ガスコンログリルで簡単ラタトゥイユ」、「1本まるまる使った塩もみきゅうりのサンドイッチ&大人のツナサラダ」、「つくりおきにも! 残り野菜でタコライス」の4品を追加した。
 公式YouTubeチャンネルには、「鶏もも肉と野菜の串焼き&カレースープ」と「ガスコンログリルで簡単ラタトゥイユ」のレシピ動画を追加した。
 現在、日本では年間523万t(令和3年度推計値)もの食材が廃棄されており、食品ロスが大きな問題となっている。
 そのうちの約半分の244万tは各家庭から発生。食品ロスの削減は日本だけでなく世界的な課題となっている。そこで、塩事業センターでは、家庭で発生する食品ロスの対策として、「食べ残し」「過剰除去」「直接廃棄」を無理なく減らせるよう、家庭の冷蔵庫にあるような食材を活用する、身近なレシピの開発に取り組んだ。
 同センターならではの、塩をキーとし、塩を上手く使うことで、子供にも食べやすく、食べ残しを減らせるレシピや、調理法や味付けを工夫し、食材を上手に丸ごと使い切るレシピなどを紹介している。
 同センターでは今後もレシピ及びレシピ動画を追加していく予定。
【2023(令和5)年6月16日第5131号8面】

 ◆塩事業センター公式サイト内「食品ロス削減レシピ」ページ
https://www.shiojigyo.com/recipe/foodwastereduction/

天塩 「天塩マルシェ」を開催

海水を煮詰めて塩作り体験
塩むすびランチボックス
石田氏
塩手作り体験ワークショップも
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は9日、同社ビル敷地内で「amashio marche(天塩マルシェ)を開催した。同社は今年7月に50周年を迎えるため、今回のマルシェは顧客や近隣住民への感謝の意味を込めて企画された。
 同イベントでは、様々な催し物に出張販売しているおなじみのキッチンカーで、金芽米を使用して「赤穂の天塩」で握った「塩むすびとグリルチキン季節の野菜のランチボックス」や、入手困難な有機栽培メロンをたっぷり使用した「優香メロンを贅沢に使ったパフェ」などを販売した。
 また、天塩スタジオでのワークショップでは、海水から土鍋で造る「自分だけの塩作り体験」を実施した。海水から煮詰めた手作りの塩で、炊き立てご飯の塩むすびを食べられる体験イベント。
 講師は同社営業本部天塩スタジオ調理師の石田康平氏が務め、塩作りの歴史や製造方法の説明なども加えながら、ユーモアたっぷりの語り口で参加者を楽しませた。午前と午後の2部構成で、各回定員6名。
 敷地内に設けられた販売コーナーでは、農薬・化学肥料を使用しないフキ、スナップエンドウ、新玉ねぎ、新じゃが、珍しいルバーブなど季節の野菜を販売。
 他にも、天然酵母が評判のオーガニックカフェ「ポタジュララ」(神奈川県小田原市)の天然酵母パン、あごが落ちるほど旨いと評判の「おつけもの慶」(神奈川県川崎市)の天塩を使用したキムチなどを販売した。
【2023(令和5)年6月16日第5131号8面】

天塩HP

くらしお 2023年度活動計画を策定 大規模イベントでの周知活動復活

 塩業界(塩の製造、輸入、流通に携わる業界)及び塩のユーザー等の関係業界(食品製造業や小売店の業界など)で構成する「塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会」が2017年にスタートさせた「塩と暮らしを結ぶ運動(略称:くらしお)」は5月12日、全体会議を開催。本運動の2022年度の活動報告と2023年度の活動計画を確定した。
 2022年度は、活動計画に従い、公式サイトの拡充、公式Twitterアカウントの活用等により、熱中症対策の啓発と、塩の大切さを発信。新型コロナウイルス感染症の影響により、大規模イベントへの参加は引き続き自粛した。塩に関する意識・塩と暮らしを結ぶ運動の認知度調査の結果、2020年度に設定した活動目標(塩が生きていく上で欠かせないものであることの啓発、運動の認知度の向上)は、達成には遠い状況であった。
 会員の状況(2022年3月末時点)は▼正会員:6団体(構成員70社)▼賛助会員:3団体▼協力団体・協力会社等:33団体・社▼会員の異動:なし。
【2023年度基本方針】
 ①新型コロナウイルス感染症は終息したとはいえないものの、規制等も次第に緩和されつつあるので、イベント参加等が可能という前提での活動計画とする。②具体的な活動の目標は、引き続き、以下の通りとする。(1)塩が生きていく上で欠かせないものであることの啓発の推進。(2)運動の認知度の向上(2022年度時点での認知度は6・9%)。③塩の価値向上策について検討する。
【年間スケジュール】
 ▼5月~:本運動を挙げての熱中症対策啓発、会員による塩飴・ポスター等の設置、公式TwitterでのWBGT(暑さ指数)の配信▼7月:Twitterキャンペーン▼1月~2月:くらしおクイズキャンペーン
 既存コンテンツ拡充やTwitterの活用など、公式サイトを拡充する。効果的な広告等の実施については、熱中症予防声かけプロジェクトとのコラボによる自治体へのウチワ等の配布、Twitterキャンペーン、クイズキャンペーンを実施。本運動を挙げての熱中症対策啓発については、会員各団体・各社のオフィス等での熱中症対策啓発ポスターの掲示、塩飴・ウチワの設置を実施する。
 イベント等における周知では、大規模イベントでの周知活動を復活する。また、他団体との協力の推進では、塩飴の提供等を実施。熱中症予防声かけプロジェクトとのコラボを継続し、引き続き「ひと涼みアワード」での受賞を目指す方針。
 なお、くらしおでは活動計画に基づき、早速5月21日に企業対抗駅伝東京大会に出展している。
【2023(令和5)年6月1日第5130号7面】

くらしお 企業対抗駅伝東京大会に出展 塩飴やウチワを配布

ブースで輪投げを実施
天気が良く塩飴やウチワが好評だった
 「塩と暮らしを結ぶ運動(略称:くらしお)」は5月21日、東京都江東区のお台場セントラル広場で開催された企業対抗駅伝2023東京大会にブース出展し、塩飴・ウチワ・冊子(塩と暮らしのあれこれBOOK)及びクリアファイルのセットを配付した。
 ブースでは、くらしおオリジナルグッズ(オリジナルTシャツ、エコバッグ、てぬぐい)がもらえる輪投げも実施。120名が参加した。塩飴等のセットは、1000セットを配布。
 当日は天気が良く気温も高かったため、塩飴及びウチワは熱中症対策に役立つと好評だった。
【2023(令和5)年6月1日第5130号7面】

塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会
https://www.shiotokurashi.com/

塩事業センター ポスターとパネルで需要喚起 生活用塩安定供給の一環

「食塩でつくる美味しい梅漬け」ポスター
「旬の山菜をおいしく いつもの食塩」ポスター
食塩を使ったおいしいつけものレシピ
 公益財団塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は、生活用塩の安定供給の一環として、漬物需要が高まる時期に各地の塩元売会社と連携し、店頭で原料野菜などと共に塩の大量陳列を行う需要喚起策に取り組んでおり、梅のシーズンとなる6月は全国的に「食塩5kg」を中心に今年も積極的な売場提案を実施する。
 販促ツールとしては、「食塩でつくる美味しい梅漬け」と「旬の山菜をおいしく いつもの食塩」の2種類のポスターとパネルを用意。アイキャッチによる販売促進を実施する。
 また、店頭設置用のミニレシピ「食塩を使ったおいしいおつけものレシピ」も配布する。同レシピには、「梅干し」と「キャベツと玉ねぎのさっぱり生姜風味漬け」を掲載。「梅干し」は定番の梅干しを簡単に作れるようにチャック付きビニール袋で作れるものとなっている。
 「キャベツと玉ねぎのさっぱり生姜風味漬け」については、普段漬物を作らない人でも簡単に作れるよう、「蟹鮨 加藤」料理長の田安透氏が考案したレシピを掲載。食塩を利用した漬物や美味しい料理の作り方を広く発信することで、需要喚起を促している。
 なお、同センターは公式HPでも塩を使った美味しいレシピや食品ロス削減レシピ、減塩レシピなどを紹介している。
【2023(令和5)年5月21日第5129号10面】

塩事業センター HP
https://www.shiojigyo.com/

「塩ひとふり 230g」 ワールドスター特別賞を受賞

「塩ひとふり230g」(右)と「食卓塩 減塩タイプ 90g」
 塩事業センターの商品「塩ひとふり 230g」が、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)主催の「ワールドスター2023コンテスト」において、特別賞(アクセシブル・パッケージ部門ブロンズ賞)を受賞した。
 本商品は同コンテストにおいて、Food部門の「ワールドスター賞」を受賞していたが、5月にドイツ・デュッセルドルフで開催された授賞式において、特別賞の受賞が発表された。
 ひとふりで“塩少々”を振り出せる特別なパッケージ(ボトル)に入った本商品は、パッケージの機能面が特に高く評価されており、これまでも国内で「グッドデザイン賞2021」など、パッケージ関係の複数の賞を受賞。今回は国際的な賞である「ワールドスター賞」受賞パッケージの中でも、特に“アクセシビリティ”(使いやすさ、便利さ)に優れたパッケージである点が評価された。
 また、同センターは8日、「食卓塩 減塩タイプ 90g」の賞味期限を2年(製造年月日より)から3年(製造年月日より)に延長することを発表。食品ロス削減の観点から本商品の賞味期限延長について検討を行い、賞味期限を延長しても品質が充分に保持されることを試験によって確認し、今回の発表に至った。賞味期限記載の変更時期は2023年5月製造分より。
【2023(令和5)年5月21日第5129号10面】

塩事業センター HP
https://www.shiojigyo.com/

塩事業センター 「食品ロス削減レシピ」を公開

食品ロス削減レシピ(おうちで塩バターキャラメル)
公式YouTubeに動画も
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)では、食品ロス削減を推進するため、「食品ロス削減レシピ」を公開した。
 公式サイトの「レシピ」ページ内に「食品ロス削減レシピ」ページを新設。第1弾として、春にピッタリで、少ない材料で手軽につくれる「塩バターキャラメル」、「ソルト&シュガートースト」及び「塩もみキャベツ焼き」を掲載した。
 「塩バターキャラメル」については、公式YouTubeチャンネルにてレシピ動画も公開している。
 ■塩事業センター公式サイト内「食品ロス削減レシピ」ページ:「塩事業センター」で検索→公式サイトトップ→「レシピ」→「食品ロス削減レシピ」
 ■塩事業センター公式YouTubeチャンネル内「塩バターキャラメル」レシピ動画:「塩事業センター」で検索→公式チャンネル→「動画」
 現在、日本では、年間522万t(令和2年度推計値)もの食材が廃棄されており、食品ロスが大きな問題となっている。そのうちの約半分の247万tは各家庭から発生している。
 2015年の国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」でも、「目標12つくる責任 つかう責任」のターゲットの1つとして「2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす(後略)」ことが挙げられており、食品ロスの削減は日本だけでなく世界的な課題といえる。
 そこで、塩事業センターでは、家庭で発生する食品ロスの対策として、「食べ残し」、「過剰除去」、「直接廃棄」を無理なく減らせるよう、普段家庭の冷蔵庫にあるような食材を活用する、身近なレシピの開発に取り組んだ。同センターならではの塩をキーとし、塩を上手く使うことで、子供にも食べやすく、食べ残しを減らせるレシピや、調理法や味付けを工夫し、食材を上手に丸ごと使い切るレシピなどを紹介している。
 なお、第2弾として、6月に「串焼き」、「ラタトゥイユ」、「塩もみきゅうり」及び「タコライス」(動画は「串焼き」と「ラタトゥイユ」)の公開を予定している。その後も順次レシピを追加する予定だ。
【2023(令和5)年4月21日第5126号6面】

塩事業センター HP https://www.shiojigyo.com/
公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=7nHN6qvACho

天塩「鶏肉のレモン漬けのたれ」 『ホンマでっか!?TV』で放送

鶏肉のレモン漬けのたれ
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)が発売する「鶏肉のレモン漬けのたれ」が、3月29日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系列)で取り上げられた。
 番組では「昔と今では大違い!最新学校事情」というテーマで、現在の様々な学校事情を説明した。
 その中で、学校給食に力を入れる地域が増えてきており、給食と企業がコラボした商品も実際に販売されていることを紹介。食育の一環として給食メニューを家庭で食す動きも増えており、その一例として、天塩の「鶏肉のレモン漬けのたれ」が登場した。
 「鶏肉のレモン漬けのたれ」は、兵庫県赤穂市で1981年から続く学校給食の人気メニュー「鶏肉のレモン漬け」を手軽に作れる調味料。赤穂市で実施された「好きな学校給食のおかず」アンケートでもカレーやうどんを抑えて、堂々の1位となっている伝説の学校給食メニューとして知られる。甘酸っぱい風味と醤油が香る味わいが特徴で、その人気の高さから市内のスーパーでもお惣菜として商品化されている。
 同社では赤穂市立学校給食センター監修のもと、「鶏肉のレモン漬けのたれ」として2020年に商品化。一口大の鶏もも肉に片栗粉をつけて揚げ、同品を絡めるだけで、手軽に伝説のメニューを作ることができる商品となっている。

天塩 HP
【2023(令和5)年4月21日第5126号6面】

日本ソルトコーディネーター協会

青山代表理事
5月14日にオンライン養成講座 塩の基礎知識や食材との相性学ぶ
 一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会(青山志穂代表理事、沖縄県島尻郡)は、5月14日(日)にオンラインにて「ジュニアソルトコーディネーター養成講座」を開催する。
塩の基礎的な知識から市場環境、歴史、食材との相性、減塩ではなく適塩が重要な理由などを代表理事の青山志穂氏が丁寧に解説する。
 オンライン開催で、参加費は5万5000円(税込)、申込みは1週間前の5月7日(日)まで受付。
テキストを使用して学び、受講後に試験があり、合格者は「ジュニアソルトコーディネーター」として認定される。詳細は、同協会のウェブサイトで。
 同協会では、塩の正しい知識を身につけた塩のコーディネーターの育成事業を2012年5月より運営。受講者数は延べ300名を突破している。
 【開催概要】
 ▼講座名:「ジュニアソルトコーディネーター養成講座」
 ▼開催日時:2023年5月14日(日)13:00〜18:00
 ▼開催形式:オンラインセミナー(zoom)
 ▼参加費:55000円(税込)
 ▼定員:20名
 ▼その他:受講後、試験問題がメールで送付される。回答後に返信すると、合格者は「ジュニアソルトコーディネーター」として認定証が授与される。
 【講師紹介】
 ▼青山志穂代表理事:慶應義塾大学総合政策学部卒業、食品メーカーにて営業・マーケティング・商品開発に携わる。
 2008年から塩の専門店にて、日本初の塩の資格制度のための教本づくりや制度運営、スタッフトレーニングなどに従事。塩の奥深さに魅了され、2012年に(一社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げ、独立。
 代表著書に「日本と世界の塩の図鑑」「塩図鑑」など、累計6万部を超える。
趣味は製塩所巡り。保有する塩は2400種類以上。
 【2023(令和5)年4月21日第5126号6面】

日本ソルトコーディネーター協会 

天塩 「塩むすび教室」を開催

鈴木社長
前原氏
イベント参加者で
参加者親子が塩むすびを調理した
4月6日“塩むすびの日”に合わせ
 株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は5日、4月6日「天塩 塩むすびの日」に先駆け、服部栄養専門学校(東京渋谷区)にて親子参加型イベント「プロが教える塩むすび教室」を開催した。
 当日は13組30名の親子が参加。塩むすびや塩釜豚づくりの他、今年同社が創立50周年を迎えることに因み、50年前の家庭の食事風景の講義や50年前の食事体験などが行われ、塩について楽しく学べる場となった。
 イベントは営業本部天塩スタジオ次長の前原淑子氏の司会により進行。同社が、今年50周年を迎えたことや2016年に4月6日を“塩むすびの日”として制定したことなどを紹介。鈴木社長は開会挨拶で「本日は、塩の大切さを知って頂ける場になれば嬉しい。いろいろなコンテンツを用意しているので、是非楽しんで頂きたい」と話した。
 服部学園の服部津貴子会長は「本日はおにぎりを作って頂くが、おにぎりに塩を付けるとおいしくなるだけでなく、元気の素であるミネラルを摂ることができる。天塩さんの塩は天然の海水から作られており、特にミネラルが多い。本日は食育のお話もあるので楽しみながら塩について学んでほしい」と呼びかけた。
 NPO日本食育インストラクター協会の増子雅代氏が「おうちごはんの今とむかし」というテーマで講演。食育の3つのポイントや、みんなで食べる“共食”の大切さ、50年前の食事風景や給食メニューについて講義した。
 続いて服部学園の一枚田清行氏による塩むすび教室が行われた。一枚田氏は、おむすびとおにぎりの違いや、美味しい塩むすびの作り方などについて説明しながら、塩釜豚やくじらの竜田揚げ、漬物を使った和風ポテトサラダの作り方についてもレクチャー。各テーブルでは、参加者親子が協力して、塩むすびを始めとした各メニューを調理。塩むすびや50年前の給食メニューの定番であるくじらの竜田揚げなどを、親子が楽しく談笑しながら実食した。
 会場では、天塩スタッフによる塩づくり実演も行われ、様々な角度から塩について学べる場となった。
 イベントは営業本部取締役執行役員の天野俊健氏の挨拶で閉会した。
【2023(令和5)年4月11日第5125号2面】

天塩 HP

塩事業センター 公開講演会を配信 録画をオンデマンドで

 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は、昨年12月8日に開催した公開講演会「Salt & Seawater Science Seminar 2022」の録画をオンデマンド配信する。
 配信期間は2023年4月1日~2023年4月30日。視聴方法は専用URL(https://forms.gle/XrXniJvcvyt6kwNP7)の登録フォームに 所属、氏名、メールアドレスを入力し、送信すると視聴用URLが表示される。(資料のダウンロードはこちらから→ https://www.shiojigyo.com/institute/event/ssss/
 講演テーマ「塩事業センター海水総合研究所25年の歩み、そして未来へ」
 ①「塩の品質評価と加工適性に関する研究の歩み」公益財団法人塩事業センター 海水総合研究所次長 野田寧
 ②「製塩技術に関する開発の歩み」公益財団法人塩事業センター 海水総合研究所次長 正岡功士
 ③「研究開発の将来に向けて」公益財団法人塩事業センター理事・海水総合研究所所長 吉川直人
【2023(令和5)年4月11日第5125号2面】

塩事業センター HP
https://www.shiojigyo.com/

天塩(東京都)

50周年記念ロゴ
赤穂伝統の味わい現代に継承 
  株式会社天塩は今年7月11日に創業50周年を迎える。同社では記念ロゴを作成、50周年の感謝の気持ちを込めて、様々なイベントやキャンペーンを実施していく予定だ。
 看板商品「赤穂の天塩」は、江戸時代から守られてきた、赤穂伝統の味わいを現代に継承したこだわりの塩として知られる。世界自然遺産地域であるオーストラリア・シャークベイの海水からできた天日塩を原料に、江戸時代から赤穂に伝わる差塩製法を継承、海水中に含まれるにがり(主成分マグネシウム)を含むまろやかな味わいの粗塩に仕上げている。


赤穂の天塩1kg
 塩カドの無い、まろやかな味わいが特長で、料理に使用すると食材のうまみ成分を引き出し、奥深い味わいが楽しめる。また食材への浸透性や付着性が高く、料理への馴染みが良いため発酵を促進しうま味を増す効果もある。
 また、海水を太陽や風などの自然エネルギーで結晶させた天日塩を原料に作られており、自然環境に優しいSDGs対応の塩としても近年注目を浴びている。
 〝赤穂の塩作り〟は2019年に、文化庁より「『日本第一』の塩を産したまち播州赤穂」として、その歴史文化が日本遺産に認定された。2026年は赤穂で塩田が開墾されてから400年のメモリアルイヤーとなる。
 同社では50周年を迎える今年から2026年までの4年間をかけて赤穂の塩作りや歴史について啓蒙活動を行っていく予定だ。
【2023(令和5)年3月21日第5123号8面】

天塩

ジェスク・コーポレーション(鹿児島) 

おいしい岩塩
農業用岩塩
岩塩を農業用に普及推進
 株式会社ジェスク・コーポレーション(中野明朗社長、鹿児島県南さつま市)は汚染物質を含まず、乾燥剤・漂白剤・固結防止剤(フェロシアン)等の添加物を一切使用していない中国の岩塩を原料とした製品(食塩等)の日本総代理店。
 中国安徽省にある塩工場(岩塩)は品質・生産量ともに中国一の国有企業で、1日に約4000t、年間130万tを生産。
 人間による汚染が全くない地下700mにある1億年前の岩塩を「溶解採取法」で汲み上げ、真空釜で結晶させた塩である。ジェスク・コーポレーションはその企業と、日本での総代理店契約を結んでいる。
 岩塩は浸透性が良く、「塩かど」のないまろやかな味わいがあり、素材の旨みを充分に引き出してくれる。どんな料理にも使用でき、味に「まろやかさ」と「こく」を加える優れものだ。塩分が気になる人には、低ナトリウム塩「減塩タイプ」もある。
 また、現在普及し始めているのが「農業用岩塩」(農業用土壌改良資材)である。塩トマトで有名なように塩は糖度を上げるのに役立ち、海岸端のミカンが甘いのは潮風に吹かれるからとも言われる。
 過剰な塩の散布は害を引き起こすが、適量であればむしろ作物の品質向上につながる。
 鳥取県立倉吉農業高校が同社の農業岩塩を撒いてお米を作り、「第20回米食味分析鑑定コンクール‥国際大会」(全国農業高校お米甲子園、2018年)で品種「縁結び」が最高金賞に1票及ばなかったものの「金賞」を受賞。全国のおいしいお米作りを目指す農家に引けを取らない栽培法との評価を受けている。
 一方、最近では、食用以外にも入浴剤として「ジェスクのバスソルト」を開発し、乾燥肌のお年寄りに喜ばれている。ミネラルたっぷりの岩塩からできているので湯上りはポカポカと温まり、お肌にうるおいを与える。
【2023(令和5)年3月21日第5123号8面】



日本海水(東京都)

日本海水食塩
和の豊塩
さらさらお料理salt
家庭用も確実にシェア拡大
 株式会社日本海水(西田直裕社長、東京都千代田区)は国内塩のシェア4割を超える塩作りのリーディングカンパニーである。
 年間約40万tの生産規模を誇り、兵庫県の赤穂と香川県の讃岐の2工場を持つ。各工場の相互補完や迅速な配送システムなど安定供給の体制作りを確立している。それだけに留まらず、バラエティーに富んだ商品群で、プレミアム塩、定番塩、機能性塩、ご当地塩など様々な製品を提案している。
 一方で塩造りの技術や海水資源を基にグループ会社と協同し、環境・電力・食品・農業・水事業など多彩な事業へも展開。
 業務用の塩は幅広い用途に使用できる流動性に優れた乾燥塩である「食塩」、食塩同様、幅広い用途に使用できる湿塩であり、主に漬物、味噌などに使用される「並塩」、適度な水分と苦汁成分を含んだ付着性に富んだ湿塩である「白塩」など一般的な塩に加え、焼塩タイプの商品も各種、豊富に取り揃えている。
 粒径にこだわりコストを重視するケースに最適な「エバーフローシリーズ」、産地ブランドにこだわり、本格志向の塩としてニーズに応える「赤穂の本格焼塩」などの製品がある。
 他にも、平釜塩や天日塩、讃岐、赤穂の土地柄を活かしたご当地塩など業務用に限っても幅広い領域をカバーする様々な製品ラインナップを持っている。
 いずれの製品も国内では最高水準の厳しい品質管理の下、作られており安全面でも万全の体制で臨んでいる。
 家庭用商品についても様々な用途に応じた幅広い商品を揃えている。「日本海水食塩」(1㎏、5㎏)は、新たなベーシック塩として量販店・ドラッグストアなどで定番化し、確実にシェアが拡大している。
 「和の豊塩(てしお)」(500g)は、特に首都圏エリアの主要スーパーで定番化している。「さらさらお料理saltシリーズ」は、110gがCVS中心で、270gが量販店を中心に幅広く配荷されている。
 同社では、ネット販売も強化しており、楽天・ヤフー・自社ECサイトを展開し、新しい販路を開拓中である。
【2023(令和5)年3月21日第5123号9面】

マル二(大阪府)

抹茶塩
ゆず塩小袋
エンリッチ塩450g
ブレンド技術が生きる小袋塩
 マルニ株式会社(脇田慎一社長、大阪府八尾市)の主力商品が約60年にわたり販売する「エンリッチ塩」と、中外食業界から引き合いが増えているのが様々なフレーバーやスパイスなどを加えた小袋塩である。
 同社は塩のブレンドを得意としている。看板商品である「エンリッチ塩」は国産海塩にグルタミン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、クエン酸三ナトリウムを配合し、まろやかな味わいとサラサラと使いやすい点が好評だ。
 こうしたブレンド技術が、小袋商品での躍進も支える。現在のバリエーションは「エンリッチ塩」を始め「岩塩」や「ごましお」、「抹茶塩」、「ゆず塩」など19種類と国内塩メーカー有数の豊富さ。季節限定フレーバーや、オリジナル商品開発にも取り組む。
 もちろん一つ一つの品質にもこだわっている。例えば「抹茶塩」には愛知県西尾産の石臼挽き抹茶を使い、それに最も合う兵庫県赤穂産海水塩を合わせている。
 これらを惣菜や弁当に一つ添付するだけで、料理に風味を加え美味しさを何倍にも引き立て、売上げアップに貢献してくれる。最近ではスーパーの惣菜や、飲食店のテイクアウトが拡大していることから注目度が高まっている。
 取締役企画部部長の関眞典氏は「小袋塩は食べる人自身が料理にかけるものなので、パッケージの雰囲気、香りや色味の良さが非常に重要。料理全体の品格を左右するものという思いで作っている」と話す。
 また今年1月30日にISO22000を取得した。関部長は「20年前にISO9001を取得していたので基本は出来ていたが、全社員が改めて衛生管理について学ぶ良い機会となった。工場改装により設備面を更新できたのでスムーズに取得できた」とし、品質向上へ力を注いでいく。
 価格改定は7月1日出荷分より実施する。対象は自社商品で、改定率は12~47%(出荷価格)。原料塩をはじめとした各種資材や光熱費、物流費等のコスト上昇を受けての対応となる。
【2023(令和5)年3月21日第5123号9面】

伯方塩業(愛媛県)

伯方の塩Ⓡ抹茶塩 
伯方の塩Ⓡ梅塩 
伯方の塩Ⓡ生姜塩 
伯方の塩Ⓡ柚子塩 
 伯方の塩Ⓡ1kg
日経POSで4年連続1位
 伯方塩業株式会社(石丸一三社長、愛媛県松山市)は看板商品「伯方の塩」を中心に製造・販売している。
 「伯方の塩」は、昭和46年まで瀬戸内で親しまれていた「流下式枝条架併用塩田」で作った塩の品質を手本としている。輸入天日塩田塩を日本の海水で溶解して煮詰め、結晶した塩を数日間じっくりと「自然乾燥」させる、というもの。こうすることで、海水中の成分であるにがり(苦汁)をほどよく残し、風味ある塩となる。
 その品質と、圧倒的な知名度によりコンシューマー向けの販売では業界トップクラスを走る。日経POSセレクション2022年「食塩カテゴリ」では「伯方の塩1㎏」が4年連続1位を獲得した。
 また今年1月から「伯方の塩 スタンドパック200g」の包装素材をバイオマスフィルムへ切り替えた。従来の石油由来フィルムと比較してCO2の排出量を約16%削減できる。今後も環境に配慮し、他商品への拡大を目指す。
 中外食向け商品では、ポーションタイプの「伯方の塩 焼塩」と「伯方の塩 フレーク」が好評だ。また、〝厳選素材でつくる贅沢な香りと彩り〟をコンセプトとした「味香塩(あじかおるしお)シリーズ」の提案強化を図っている。現在、①有機JAS認証宇治抹茶使用の「抹茶塩」②有機JAS認証四国産柚子使用の「柚子塩」③紀州産南高梅使用の「梅塩」、④高知県産黄金(こがね)生姜使用の「生姜塩」の4種類が揃う。
 「伯方の塩」と素材のベストバランスから生まれる美味しさが料理を引き立てる。テイクアウトやデリバリーの普及とともに、導入企業も拡大中だ。
【2023(令和5)年3月21日第5123号9面】

つえエーピー(大分県)

ひた山椒ロックソルト
ひた山椒ロックソルト
 株式会社つえエーピー(長田英德社長、大分県日田市中津江村)の地元日田産原料を使用した「ひた山椒」(12g)シリーズがオススメ。大分県西部に位置する日田市は寒暖差が大きい気候が特徴で、その環境で栽培された山椒は豊かな風味を湛えている。
 アク抜き、枝取り処理を済ませた山椒の実を丸ごと乾燥させ、容器に詰めている。山椒そのままの風味を楽しめるよう容器はミル付きで、独特の香りを放つ削り立ての山椒はヤミツキになること請け合いだ。
様々な料理に相性抜群
 その“ひた山椒”と岩塩(南米アンデス山脈産)を使用した香辛料「ひた山椒ロックソルト」が新登場し、2022年2月より販売を開始した。
 ひた山椒と、ミネラル成分たっぷりのボリビア産岩塩を混ぜ合わせた山椒ソルトは、様々な料理に相性抜群である
【2023(令和5)年3月21日第5123号10面】

九州ソルト(福岡県) 

九州のあら塩
海水にがり
家庭塩から工業用まで
 株式会社九州ソルト(髙本公利社長、福岡市東区)は、家庭用から食品・工業用まで、幅広く“塩”を取り扱っており、オリジナル商品の企画・開発にも力を入れている。
 同社の沿革は平成8年2月、九州塩業協業組合設立。平成10年より旧塩元売会社の塩事業を順次引継ぎ福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎に支店・営業所を開設。13年10月、㈱九州ソルトへ組織変更。
 塩事業センター、国内製塩メーカー、輸入塩加工メーカー、特殊製法塩メーカーなど国内塩をはじめ世界各地で生産された塩製品を小売店や外食産業、食品加工メーカー(漬物・水産加工・味噌・醤油・製麺・パン・菓子など)や工業用に販売している。
 食品用としては多様化する需要に応えるため「産地」や「粒度・粒形」「しっとり~サラサラ」まで国内外各所より取り揃え、用途や暮らしに合わせた様々な塩を提供。
 家庭用では一般的な食塩からパウダー塩・粗塩タイプ・天日塩・岩塩・湖塩など、食卓用・調理用を取り扱う。
 同社オリジナル商品では「九州のあら塩」(1㎏)は長崎県のきれいな海水からとれた国産のあら塩で、しっとりまろやかな味なので漬物や調理、惣菜の味付け等、幅広く使用できる。
 「塩屋が造った海水にがり」(170ml)は、長崎県崎戸島の清澄な海水から生まれた国産にがり。豆腐作りや、野菜の煮くずれ防止、漬物ではカリカリ梅などの需要もある。他にも「おにぎりの塩シリーズ」などの企画販売も手掛ける。
 工業用では、土壌処理(除草・防塵・霜柱防止)、融氷雪、飼料(配合飼料)、軟水処理施設など用途も幅広い。 
 また、塩以外の取扱いにも力を入れており、品目も塩化物(塩カル・塩カリ・塩マグなど)をはじめ糖類、食品添加物、一般食品、食品原料、化薬品など豊富な取扱いに得意先からの問い合わせも増えている。
【2023(令和5)年3月21日第5123号11面】

九州ソルトHP

日本塩工業会

塩産業の健全な発展に寄与 
 一般社団法人日本塩工業会(野田毅会長)は、製塩技術の進歩と経営の改善に尽力し良質な国産塩の安定供給に努め、日本の塩産業の健全な発展に寄与することを目的として1972年4月に設立された。
 1972年、塩田製塩からイオン交換膜製法への転換を契機に塩業組合中央会を改組し発足した。これによりイオン交換膜製法による会員7社体制で始動(現在は3社)。初代会長には大平正芳氏(のちの内閣総理大臣)が就任している。
 主な活動内容は、製塩事業に関する経営及び技術の改善に関する調査研究、製塩事業に関する情報の提供に関する事業、業界の向上発展に必要な立法の勧告及び陳情を行っている。
 日本塩工業会は1997年、塩専売制の廃止を受けて「塩の品質に関するガイドライン」を定め、国内の海水を原料としたイオン交換膜製法で製造する塩の安全性と品質の向上を目的に定期検査を行っていた。その後、2002年の塩の自由化に伴い、国際規格(Codex食用塩規格)を導入して対応することを視野に入れて「食用塩の安全衛生ガイドライン」として改編した。
 会員企業の工程の安全衛生検査と製品検査で、同ガイドラインに合格した工場に対しては安全衛生基準認定工場認定証を交付し、2001年から「安全衛生基準認定工場マーク」を個々の製品包装袋につけている。食用工業用として広く使用されている25㎏大袋製品に付いているこの「認定工場マーク」は世界最高レベルの品質と安全性を保証するものとなっている。
【2023(令和5)年3月21日第5123号10面】

日本塩工業会

ソルト関西(大阪府)

塩や調味料をワンストップで 
 株式会社ソルト関西(山本博社長、大阪市中央区)は、平成13年に関西域内の卸売会社6社が事業統合して設立された塩の元売企業。塩のプロフェッショナルとして、食用は勿論のこと融雪用、工業用など1000種類以上の塩を扱っている。
 しかし、日本の塩の使用量は大局的に見て減少傾向にある。減塩志向の強まりに加え、フードロスの削減意識の高まりも影響している。
 こうした状況下で、同社が取っている戦略が塩以外の商材を扱うことだ。塩はあらゆる事業者が利用するため、それと合わせて様々な商材をワンストップで納入できるようになれば取引企業は仕入れに関わる負担を軽減することができる。
 現在は砂糖類、グルタミン酸ナトリウムなどのうま味調味料、醤油やソース等の調味料、油脂、農産物原料、小麦粉、水、衛生用品…と食品以外も扱っている。
 山本社長は「お客様の利便性を第一に考え、前例のない商材にも積極的に挑戦して徐々にウエートが高まっており、塩一本の事業から脱却した。今後も扱う品目は拡大していく予定だ」と話している。
【2023(令和5)年3月21日第5123号11面】

塩事業センター 「食卓塩100g」フォト作品 入賞14作品を決定

最優秀賞「楽しいね。」(画像提供:公益財団法人塩事業センター、応募者:mai様)
 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)はこのほど、「食卓塩 100g」の発売70周年を記念したアニバーサリーイベントである「食卓塩100g 70周年ありがとう フォト作品募集」の入賞14作品を決定し、専用サイト(https://prkcps.com/shokutakuen70th/result/)にて公開した。
 本イベントは、家庭で活躍している「食卓塩」や「食卓塩」のある風景など、「食卓塩」にまつわる写真を応募してもらう企画として、昨年9月12日~12月28日まで実施。多数の応募が届く中、厳正な審査を行い、最優秀賞1件、優秀賞3件、特別賞10件を決定した。
 「食卓塩」が温かみのある生活の一場面で使用される作品や、お馴染みのボトルやロゴマークにフォーカスしたアイデア溢れる作品など、バラエティに富んだ入賞作品となっている。専用サイトでは応募に際しての入賞者のコメントも見られる。
 “赤いキャップの食卓塩”でお馴染みの「食卓塩 100g」は、家庭や飲食店など、様々なシーンで使用されており、“塩といったらこのボトル”とイメージする人も多いロングセラー商品で、令和4年に発売70周年を迎えた。
 現在は「食卓塩シリーズ」としてラインナップを拡充し、「食卓塩 300g」や「食卓塩 減塩タイプ 90g」、「HELLO KITTY 食卓塩」も販売している。
【2023(令和5)年3月11日第5122号4面】

塩事業センター HP
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塩事業センター 「塩ひとふり 230g」 ワールドスター賞とアジアスター賞受賞

 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)の商品「塩ひとふり 230g」(令和3年2月発売)が、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)主催の「ワールドスター2023コンテスト」のFood部門にて「ワールドスター賞」を、アジア包装連盟(APF:Asian Packaging Federation)主催の「アジアスター2022コンテスト」のConsumer Package部門にて「アジアスター賞」を受賞した。
 ひとふりで“塩少々”を振り出せる特別なパッケージ(ボトル)に入った本商品は、パッケージの機能面が特に高く評価されており、これまでも国内で「グッドデザイン賞2021」など、パッケージ関係の複数の賞を受賞した。
 今回のコンテストはいずれも各国の国内コンテストに入賞したパッケージのみがエントリーできるもので、本商品は「2022日本パッケージングコンテスト」の受賞により資格を得てエントリーした。
塩ひとふり 230gの機能
 「塩ひとふり 230g」は、“調味料を計量するのが面倒”等と感じるお客様のニーズに応えるため、キャップに「出すぎ防止機能」を付けた、サラサラで使いやすい塩商品。ボトルをひとふりするだけで“塩少々”を出せるため、計量の手間がなく、思いのままの塩加減にすることが可能になっており、調理時に計量の手間を省きたい方や、塩分摂取量が気になる方などにおすすめだ。
 【ワールドスターコンテスト】世界包装機構が主催する国際的なコンテスト。使いやすさ、デザインなどの優れたパッケージ技術を啓発・普及させることを目的としている。
 【アジアスターコンテスト】アジア包装連盟主催のアジア地域におけるパッケージコンテスト。アジア各国の優れたパッケージを世界に紹介することを目的としている。
【2023(令和5)年3月1日第5121号6面】

塩事業センター HP
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塩事業センター 一部商品の価格を改定 7月1日納品分より

 公益財団法人塩事業センター(津田健理事長、東京都品川区)は20日、2023年7月1日納品分より、一部商品の価格を改定することを発表した。
 同センターでは、効率化等により商品価格の維持に努めてきたが、昨今の原材料やエネルギー価格の世界的な高騰等を背景に商品のコストが大きく上昇しており、自助努力のみで吸収することが困難な状況となったため、一部商品の価格を改定することを決定した。
 ▼改定年月日
 2023年7月1日納品分より
 ▼対象商品
 食卓塩100g、食卓塩300g、食卓塩減塩タイプ90g、HELLOKITTY食卓塩、クッキングソルト800g、精製塩1㎏、つけもの塩2㎏、大袋タイプ(内容量20㎏、25㎏)
 ▼改定内容
 標準販売価格を約20~30%値上げ
【2023(令和5)年1月21日第5118号3面】

塩事業センター HP
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