蒟蒻・白滝・心太などの製造販売を行う株式会社岩崎商店(岩崎有朋社長、新座市野火止)は、伝統の缶蒸し製法によるこだわりの蒟蒻作りを行っている。
缶蒸し製法とは、蒟蒻を型枠の中に流し込んだ後、蒸気の中で蒸し上げ、過熱をして型枠の中で固める製法。型枠の大きさの蒟蒻を後から小さく切り分ける手間はあるが、蒸し上げることにより、ふっくらとした蒟蒻が出来上がる。同社の蒟蒻製品は全てこの缶蒸し製法により作られており、コシのある食感と風味豊かな味わいが長年にわたり多くのファンから支持を集めている。
近年、人気上昇中の商品が「こんにゃくセット」。2~3人で鍋を囲む食シーンを想定。三角こんにゃくと小結しらたきの2種類がセットになっており、ワンパックでこんにゃくとしらたきが同時に楽しめる。パックを開けてそのまま使用できる手軽さも魅力で、少量化と簡便性といった2つのニーズに対応し、消費者から支持を集めている。
「おでんの味がしみ込んだこんにゃく」も簡便性の高い製品。おでんの味わいが既についており、アク抜きする手間なく、切って鍋で温めるだけで簡単に食べられる。これからの寒い季節にぴったりな商品だ。
埼玉県秩父名産のヤマブ味噌を使用した「川越小町 みそ田楽」は地域性の高い製品。国産生芋を使用した風味の良い蒟蒻と甘めの味噌の相性が良い。
同社ではSDGs対応にも積極的だ。一部の蒟蒻製品で賞味期限を60日から90日に延長し、食品ロス削減に取り組む。またボイラーもCO2の排出量が少ない燃料へ切り替え、環境に優しいこんにゃくづくりを目指す。社会活動としては、こんにゃく製品を地元へ寄贈するなど地域貢献にも力を注いでいる。
【2022(令和4)年11月21日第5112号9面「埼玉特集」】
岩崎商店 HP
https://www.iwasaki-konjac.co.jp/
缶蒸し製法とは、蒟蒻を型枠の中に流し込んだ後、蒸気の中で蒸し上げ、過熱をして型枠の中で固める製法。型枠の大きさの蒟蒻を後から小さく切り分ける手間はあるが、蒸し上げることにより、ふっくらとした蒟蒻が出来上がる。同社の蒟蒻製品は全てこの缶蒸し製法により作られており、コシのある食感と風味豊かな味わいが長年にわたり多くのファンから支持を集めている。
近年、人気上昇中の商品が「こんにゃくセット」。2~3人で鍋を囲む食シーンを想定。三角こんにゃくと小結しらたきの2種類がセットになっており、ワンパックでこんにゃくとしらたきが同時に楽しめる。パックを開けてそのまま使用できる手軽さも魅力で、少量化と簡便性といった2つのニーズに対応し、消費者から支持を集めている。
「おでんの味がしみ込んだこんにゃく」も簡便性の高い製品。おでんの味わいが既についており、アク抜きする手間なく、切って鍋で温めるだけで簡単に食べられる。これからの寒い季節にぴったりな商品だ。
埼玉県秩父名産のヤマブ味噌を使用した「川越小町 みそ田楽」は地域性の高い製品。国産生芋を使用した風味の良い蒟蒻と甘めの味噌の相性が良い。
同社ではSDGs対応にも積極的だ。一部の蒟蒻製品で賞味期限を60日から90日に延長し、食品ロス削減に取り組む。またボイラーもCO2の排出量が少ない燃料へ切り替え、環境に優しいこんにゃくづくりを目指す。社会活動としては、こんにゃく製品を地元へ寄贈するなど地域貢献にも力を注いでいる。
【2022(令和4)年11月21日第5112号9面「埼玉特集」】
岩崎商店 HP
https://www.iwasaki-konjac.co.jp/
ヤマコン食品(山形県)
そのような流れの中、同社では新発想のもとに「味付玉こんにゃく個包装」を開発し、9月より新発売した。
同商品は個包装(1袋2個入り)の玉こんにゃくが10袋入った商品で、山形県に来県する観光客と、仕事や観光で県外に移動する山形県民の両方をターゲットとして商品化。来県する観光客には会社や友人に配りやすいお土産として、県外に足を運ぶ山形県民には地元の名物をお土産としてPRしてもらう、という狙いだ。
また、個包装で味付きのため、小腹が空いた時におやつ感覚で食べられることから、県内の消費にも期待が寄せられている。
同商品は山形名物玉こんにゃくの元祖メーカーが製造する玉こんにゃくとして強い弾力と歯応えにこだわって製造、かつおだしの効いた醤油で味付けしているため、常温のままでも温めても夏場は冷やしても美味しく食べられる。からしや柚子胡椒をつけて食べるとより美味しく食べられる。規格は650g(65g×10袋)で賞味期限は90日(常温)。
山形の初市やお祭り、観光地で好評を博して現在の山形名物の地位を確立。こんにゃく消費量日本一を誇る山形県において、「玉こんにゃく」の元祖メーカーとして支持されている。
山形市で秋の風物詩として開催されている「日本一の芋煮会フェスティバル」(主催:日本一の芋煮会フェスティバル協議会、山形市他)では、同社の平こんにゃくが利用されている。今年は9月18日に3年ぶりに通常開催され、約3万食が作られるなど大きな話題を呼んだ。
【2022(令和4年)11月1日第5110号4面】
乃利松(滋賀県)
赤こんにゃく発祥地の老舗
乃利松食品吉井商店(吉井昌之代表、滋賀県近江八幡市)は明治24年創業の老舗である。
赤こんにゃく発祥の地とされる近江八幡では、現存する唯一の専門メーカーとして、味しみが良く触感の良い、こだわりの赤こんにゃくを作り続ける。
市販用商品では、赤こんにゃくをブロック状にした「はちまんこんにゃく」や「糸こんにゃく」、ところてん状の「突きこんにゃく」など味付けをしていない商品から、しょうゆとかつおで家庭の味わいに仕上げた「八幡こんにゃく味付き」など揃える。
食品添加物の三二酸化鉄で赤く染め上げている。これにより、キュッとした食感が生まれ、鉄分豊富となる。また同社は蒟蒻のりに空気を混ぜ込む独自製法で、無数の小さな気泡を作っている。これを蒸し上げてからカット、袋詰しているため、味しみが良く、臭みのない蒟蒻となっている。
赤こんにゃく発祥の地とされる近江八幡では、現存する唯一の専門メーカーとして、味しみが良く触感の良い、こだわりの赤こんにゃくを作り続ける。
市販用商品では、赤こんにゃくをブロック状にした「はちまんこんにゃく」や「糸こんにゃく」、ところてん状の「突きこんにゃく」など味付けをしていない商品から、しょうゆとかつおで家庭の味わいに仕上げた「八幡こんにゃく味付き」など揃える。
食品添加物の三二酸化鉄で赤く染め上げている。これにより、キュッとした食感が生まれ、鉄分豊富となる。また同社は蒟蒻のりに空気を混ぜ込む独自製法で、無数の小さな気泡を作っている。これを蒸し上げてからカット、袋詰しているため、味しみが良く、臭みのない蒟蒻となっている。
使い方は煮物や鍋の具など、通常のこんにゃくと変わらず使える。吉井昌之代表は「赤こんにゃくは滋賀県民にとって特別でもなんでもなく、普通にあるもの。どんな料理にも使える癖の無さが大切だ」と話す。
最近ではメディアの影響から県外での知名度も高まっており、通販や滋賀県のアンテナショップでの販売も好調だ。
また近年増えているのが、おせち用の出荷。おせちが家庭で作るものからお重で購入するものに変化している中、県外での利用も増えている。
こんにゃく全体の市場は縮小傾向にあるとされるが、同社の売上はここ数年で右肩上がりだ。
最近ではメディアの影響から県外での知名度も高まっており、通販や滋賀県のアンテナショップでの販売も好調だ。
また近年増えているのが、おせち用の出荷。おせちが家庭で作るものからお重で購入するものに変化している中、県外での利用も増えている。
こんにゃく全体の市場は縮小傾向にあるとされるが、同社の売上はここ数年で右肩上がりだ。
【2022(令和4年)11月1日第5110号9面】
上杉食品(奈良県)
こだわりの生芋こんにゃく
株式会社上杉食品(上杉憲史社長、奈良県北葛城郡上牧町)は、奈良県で今年創業80周年を迎える老舗のこんにゃくメーカー。同社は「自然さが健康にとって何よりも大切である」をモットーに、すべて国産原料と、吉野川の上質な水を使用してこだわりのこんにゃくを製造している。
同社イチオシの「生芋こんにゃく」は、業界の中でも生芋の含有量が多く、モチッ、プリッとした食感を楽しめる。また、こんにゃく芋は皮ごとすりつぶしているため、見た目は淡い灰色である。
生芋こんにゃくには、植物性グルコシルセラミドが豊富に含まれ、肌のうるおいを保つ働きがある。秋冬に鍋の具材として活躍しながら、乾燥による肌のかさつきも予防できる。
同社イチオシの「生芋こんにゃく」は、業界の中でも生芋の含有量が多く、モチッ、プリッとした食感を楽しめる。また、こんにゃく芋は皮ごとすりつぶしているため、見た目は淡い灰色である。
生芋こんにゃくには、植物性グルコシルセラミドが豊富に含まれ、肌のうるおいを保つ働きがある。秋冬に鍋の具材として活躍しながら、乾燥による肌のかさつきも予防できる。
昨今こんにゃくは、低カロリー、高食物繊維のダイエット食材として、国内に留まらずに海外でも注目を集めている。同社は、関西の小売店での販売に加えて、東南アジアやオセアニアへの輸出にも力を入れ、現地の小売店で好評だ。
上杉真弘専務取締役は「こんにゃくは昔から砂おろしと呼ばれ腸内の不要物を排出する効果で知られる。今でいうデトックスであり、整腸作用を期待してぜひ食べてほしい。また、こんにゃくはノングルテンなので、海外輸出のハードルも低く、当社商品も着実に海外のファンを獲得している」と話した。
上杉真弘専務取締役は「こんにゃくは昔から砂おろしと呼ばれ腸内の不要物を排出する効果で知られる。今でいうデトックスであり、整腸作用を期待してぜひ食べてほしい。また、こんにゃくはノングルテンなので、海外輸出のハードルも低く、当社商品も着実に海外のファンを獲得している」と話した。
【2022(令和4年)10月11日第5108号4面】
涼味あふれる「ところてん」
協和食品工業株式会社(柿澤瑞浩社長、深谷市普済寺)は、昭和42年の創業以来、主にこんにゃく、しらたき、ところてんなどを製造するメーカー。
同社の看板商品で、これから夏場に向けて人気が高まるのが「ところてん」だ。天然の天草を使用、解放釜で1日かけてじっくりと煮込むことにより、なめらかな食感と喉越しの良さが生まれる。ツルツル、プニュプニュとしたところてんの味わいは、ほのかに香る磯の風味とともに口の中に爽やかな清涼感を残す。
100gあたりわずか6キロカロリーで、海藻の食物繊維がたっぷりと含まれている健康性も魅力。健康的なお酒のおつまみとして、またダイエット食としてもその存在感を発揮。健康のため、夏場だけでなく一年中ところてんを楽しむユーザーも増えている。
たっぷりと楽しめる「生寒天徳用ところてん」(400g)のほか、寒天粉を使わずに天草を100%使用した「なめらかところてん」(150g×3個)も人気。添付のたれも、三杯酢と黒酢の2種類を揃えており、好みの味を選ぶことができる。
同社では、手作りの味わいにこだわった「こんにゃく」も人気だ。原料は、国産のこんにゃく芋を使い、昔ながらの手作りの味を再現するため、細かい部分は手作業をしつつも、オートメーション化し、衛生面や品質管理を徹底し、安全・安心な商品作りを行っている。
看板商品の「特選こんにゃく」は、先代から続く大造(おおど)製法という作り方を継承、手間と時間はかかるが、歯ごたえと弾力があり、味しみの良さにこだわって仕上げた商品となっている。
業務用製品については、お客様が希望する形状に合わせたこんにゃくを提供するオーダーメード対応も可能となっており、きめ細やかな対応が好評を博している。
同社の看板商品で、これから夏場に向けて人気が高まるのが「ところてん」だ。天然の天草を使用、解放釜で1日かけてじっくりと煮込むことにより、なめらかな食感と喉越しの良さが生まれる。ツルツル、プニュプニュとしたところてんの味わいは、ほのかに香る磯の風味とともに口の中に爽やかな清涼感を残す。
100gあたりわずか6キロカロリーで、海藻の食物繊維がたっぷりと含まれている健康性も魅力。健康的なお酒のおつまみとして、またダイエット食としてもその存在感を発揮。健康のため、夏場だけでなく一年中ところてんを楽しむユーザーも増えている。
たっぷりと楽しめる「生寒天徳用ところてん」(400g)のほか、寒天粉を使わずに天草を100%使用した「なめらかところてん」(150g×3個)も人気。添付のたれも、三杯酢と黒酢の2種類を揃えており、好みの味を選ぶことができる。
同社では、手作りの味わいにこだわった「こんにゃく」も人気だ。原料は、国産のこんにゃく芋を使い、昔ながらの手作りの味を再現するため、細かい部分は手作業をしつつも、オートメーション化し、衛生面や品質管理を徹底し、安全・安心な商品作りを行っている。
看板商品の「特選こんにゃく」は、先代から続く大造(おおど)製法という作り方を継承、手間と時間はかかるが、歯ごたえと弾力があり、味しみの良さにこだわって仕上げた商品となっている。
業務用製品については、お客様が希望する形状に合わせたこんにゃくを提供するオーダーメード対応も可能となっており、きめ細やかな対応が好評を博している。
自慢のところてんシリーズ
株式会社細萱食品(細萱聖社長、長野県佐久市)は蒟蒻・白滝・ところてん・ゼリーを製造。昔ながらの製法を再現しつつ、現代に合わせた衛生的な設備により製造を行っている。
同社の蒟蒻原料は、100%群馬県産を使用。群馬県はこんにゃく芋の生産量全国一を誇り、隣接する群馬県から直接原料の仕入れを行っている。製品ラインナップとしては、「昔ながらのこんにゃく」シリーズに白・黒が揃う。
その他にも、大容量5~6人前の「大ちゃん」や、「突きこんにゃく」「糸こんにゃく」「糸こん小結び」などのほか、「しらたき」シリーズも豊富に取り揃えている。
一方、同社が自信を持って世に送り出しているのが「ところてん」シリーズだ。ところてんは天草を煮溶かし、抽出した液を型枠に流し込んで冷却し固める。これを突き器で麺状にすると出来上がる。
同社のところてんは、ツルッとした舌触りとコシのある歯触りを楽しむことができる。ところてんの仕上がりを左右する原料の仕入れは必ず見て、触り、納得ができた天草だけを仕入れている。
天然の天草は仕入れのタイミングにより特徴が異なるため、ところてんにした際にバラつきが発生する場合があるという。
そこで同社は完成品にバラつきが出ないように、そして最高のところてんをお客様に食べてもらうために、特徴の違う天草をバランスよくブレンドして仕込みを行っている。さらに長野県のおいしい水を使用しているため、洗練された味と香りを楽しむことができるのだ。
ところてんシリーズは、次の通り。
▼「心太」2個パック(130g×2、タレ付)▼「ところてん(2食入り、スープ付)」▼「徳用ところてん」(400g、たれ付)▼「水切り不要ところてん」(175g)▼「ところてん 涼の華」(200g、スープ付)
同社の蒟蒻原料は、100%群馬県産を使用。群馬県はこんにゃく芋の生産量全国一を誇り、隣接する群馬県から直接原料の仕入れを行っている。製品ラインナップとしては、「昔ながらのこんにゃく」シリーズに白・黒が揃う。
その他にも、大容量5~6人前の「大ちゃん」や、「突きこんにゃく」「糸こんにゃく」「糸こん小結び」などのほか、「しらたき」シリーズも豊富に取り揃えている。
一方、同社が自信を持って世に送り出しているのが「ところてん」シリーズだ。ところてんは天草を煮溶かし、抽出した液を型枠に流し込んで冷却し固める。これを突き器で麺状にすると出来上がる。
同社のところてんは、ツルッとした舌触りとコシのある歯触りを楽しむことができる。ところてんの仕上がりを左右する原料の仕入れは必ず見て、触り、納得ができた天草だけを仕入れている。
天然の天草は仕入れのタイミングにより特徴が異なるため、ところてんにした際にバラつきが発生する場合があるという。
そこで同社は完成品にバラつきが出ないように、そして最高のところてんをお客様に食べてもらうために、特徴の違う天草をバランスよくブレンドして仕込みを行っている。さらに長野県のおいしい水を使用しているため、洗練された味と香りを楽しむことができるのだ。
ところてんシリーズは、次の通り。
▼「心太」2個パック(130g×2、タレ付)▼「ところてん(2食入り、スープ付)」▼「徳用ところてん」(400g、たれ付)▼「水切り不要ところてん」(175g)▼「ところてん 涼の華」(200g、スープ付)
【2022(令和4)年4月11日第5090号8面】
山形名物「元祖玉こんにゃく」
明治20年(1887年)創業のヤマコン食品有限会社(長谷川晃一社長、山形県山形市)は、山形名物「玉こんにゃく」の元祖メーカーとして知られている。また、長谷川松寛会長は山形県こんにゃく協同組合の理事長を務め、「山形名物玉こんにゃく」(地域団体商標登録)の普及、PRを推進している。
同社では新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が定着する中、家庭でわいわいと楽しみながら簡単に作ることができる山形名物「玉こんにゃく」を提案。同社の強みでもある「玉こんにゃく」の元祖であることを訴求するため、パッケージに表記することで差別化を図っている。
「元祖玉こんにゃく(タレ付)」は、家庭で手軽に山形名物の玉こんにゃくを作ることができる醤油ダレをセットにした商品。簡単な作り方を裏面に記載しており、熱々の玉こんにゃくを楽しめる。香り高い醤油の風味が食欲をそそり、寒い季節は心も体も温まる一品。
規格は12個入り、500g(約18個入り)の他、お土産用のスタンドパックもある。賞味期間は製造日より120日。
味噌醸造を手掛けていた初代社長の長谷川松四郎氏が豊かではなかった食卓に彩りを与えるため、みたらし団子に似せた玉こんにゃくを考案した。山形の初市やお祭り、観光地で好評を博して現在の山形名物の地位を確立。こんにゃく消費量日本一を誇る山形県において、「玉こんにゃく」の元祖メーカーとして支持されている。
山形市で秋の風物詩として開催されている「日本一の芋煮会フェスティバル」(主催‥日本一の芋煮会フェスティバル協議会、山形市他)では、同社の平こんにゃくが利用されている。
第33回目となる昨年のフェスティバルは新型コロナウイルス感染防止の観点から一昨年に続いて中止となったが、来年度も開催に向けて取り組んでいく方針。開催を待ち望む声も多く、再び「玉こんにゃく」が主役に躍り出ることが期待されている。
同社では新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が定着する中、家庭でわいわいと楽しみながら簡単に作ることができる山形名物「玉こんにゃく」を提案。同社の強みでもある「玉こんにゃく」の元祖であることを訴求するため、パッケージに表記することで差別化を図っている。
「元祖玉こんにゃく(タレ付)」は、家庭で手軽に山形名物の玉こんにゃくを作ることができる醤油ダレをセットにした商品。簡単な作り方を裏面に記載しており、熱々の玉こんにゃくを楽しめる。香り高い醤油の風味が食欲をそそり、寒い季節は心も体も温まる一品。
規格は12個入り、500g(約18個入り)の他、お土産用のスタンドパックもある。賞味期間は製造日より120日。
味噌醸造を手掛けていた初代社長の長谷川松四郎氏が豊かではなかった食卓に彩りを与えるため、みたらし団子に似せた玉こんにゃくを考案した。山形の初市やお祭り、観光地で好評を博して現在の山形名物の地位を確立。こんにゃく消費量日本一を誇る山形県において、「玉こんにゃく」の元祖メーカーとして支持されている。
山形市で秋の風物詩として開催されている「日本一の芋煮会フェスティバル」(主催‥日本一の芋煮会フェスティバル協議会、山形市他)では、同社の平こんにゃくが利用されている。
第33回目となる昨年のフェスティバルは新型コロナウイルス感染防止の観点から一昨年に続いて中止となったが、来年度も開催に向けて取り組んでいく方針。開催を待ち望む声も多く、再び「玉こんにゃく」が主役に躍り出ることが期待されている。
【2022(令和4)年2月11日第5084号6面】