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データ、法令、告示・通知・書籍等2024

業界で役に立つデータ(統計・アンケート・学術・法令・記録など)を掲載するページです。

☆★目次★☆
 【2024(令和6)年2月21日第5154号6面】
 【2024(令和6)年2月21日第5154号1面】
<中小企業庁>価格交渉環境を整備 3月と9月は交渉促進月間
 【2024(令和6)年2月21日第5154号1面】
 【2024(令和6)年2月11日第5153号2面】
 【2024(令和6)年2月1日第5152号3面】

フジッコ 食事の選び方実態調査 「美味しそう」だけでは選ばれない

 フジッコ株式会社(福井正一社長、神戸市中央区)は20~60代男女520名を対象に「食事の選び方」に関する実態調査を実施した。
 食事選択時に「美味しそうなもの」を選ぶという人は約半数にとどまり、残りの約半数は栄養成分などを選択の判断材料にしていることが判明した。
 また、3割以上の人が栄養成分などにより食べることを避けている(または抵抗を感じている)料理/食品があることも明らかになった。特に「ご飯もの」や「揚げ物」は避けられることが多かった。
 美味しさだけではなく栄養成分も意識した料理や食品が充実する一方で、栄養を気にすることで食事の選択肢を狭めている可能性が見えてきた。
 同社はこうした食に関する悩みを解決する新発想の大豆食品として「ダイズライス」を提案している。まるでお米のように食べられるのに植物性タンパク質をはじめとする栄養たっぷりの大豆を摂れるため、食べたい「ご飯ものメニュー」を食べられるようにサポートできる。
 【食事の選び方に関する実態調査で判明した主なトピックス】
 ①美味しそうなものを選ぶ人は約半数(51・9%)止まり。約半数(48・0%)の人は食事を選ぶ時に栄養成分などが影響。
 ②2約7割(69・2%)の人が気になる栄養成分などがあると回答。
 ③特に気にしている栄養成分などは「糖質」「脂質」「タンパク質」。主に「体型維持」「病気/疾患または予防」「ダイエット」を理由に気にしている。
 ④4約3割(31・3%)に栄養成分などで避けている料理/食品がある。
 ⑤5避けられがちなのは、「ご飯もの」(44・2%)「揚げ物」(41・1%)。
 ⑥6避けている人の約6割(60・8%)は、栄養成分などが自分の目安に合えば食べたいと回答。
 ⑦一方で、9割近くの人には摂取量の具体的な目安がない。糖質摂取量の目安がない人は88・7%、タンパク質摂取量の目安がない人は86・0%。
 <調査概要>
 ⑧調査名:食事の選び方に関する実態調査
 ⑨調査時期:2023 年12月26日~27日
 ⑩調査対象: 20~60 代男女520名
 ⑪調査方法:インターネット調査
 ⑫調査主体:フジッコ株式会社
【2024(令和6)年2月21日第5154号6面】

<食品需給研究センター> 2023年 漬物生産量2.3%減

らっきょう漬11・2%増
たくあん漬は4年連続で増加
 一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)が13日に発表した2023年の国内漬物生産量は80万1963tで、2022年の82万721tから▲2・3%の減少。2018年から2022年まで5年連続で増加していたが、6年ぶりに減少した。
 漬物市場で最もボリュームがある「キムチ」は、19万3146tで前年比3・0%増。2022年はコロナによる巣ごもり需要の反動減で大きく減少していたが、昨年は夏場の猛暑時にスタミナ食として大幅に増加し、回復を見せた。
 「キムチ」に続くシェアを持つ「浅漬」は15万1455tで、前年比▲1・5%減。夏場以降、青果相場が高騰したため原料の手当てに苦労したメーカーが多く、6月から7カ月連続で生産量が減少した。
 シェア3位の「その他塩漬」は、8万519tで前年比▲3・7%と5年連続で減少。続く「福神漬」も6万7873tで、前年比▲4・0%と3年連続の減少となった。
 「酢漬類」では、「しょうが漬」が6万6301tで、前年比▲13・0%と大幅な減少となった。2022年は、業務用(回転ずし、牛丼チェーン店など)で大きな回復を見せていたが、昨年は原料不足や円安の影響で生産量が大きく減少する形となった。
 一方、酢漬類の中でも「らっきょう漬」は前年比11・2%増の2万9736tで、3年ぶりの増加となった。2022年は量目調整、価格改定の影響で量販店での売れ行きが低調だったが、昨年はその反動で前年を大きく上回る月があり、年間での数量が回復した。「その他酢漬」は1万5733tで、前年比▲6・6%と4年連続で前年を下回っている。
 「たくあん漬」は5万7950tで、前年比0・8%と、わずかではあったがこれで4年連続の増加となっている。「野菜刻み漬」は、4万3901tで前年比▲14・6%と、大幅な減少となった。
 梅干・梅漬は、2万4552tで前年比6・6%増。ここ数年、大きな変動はなく安定した動きを見せているが、昨年は8~9月に猛暑で熱中症予防効果により2桁増が続いた。
 「その他漬物」は、1万4619tで前年比▲1・0%とほぼ前年並み。「粕漬類」では、「奈良漬」が1万2325tで前年比▲2・1%と、2年ぶりの減少。「わさび漬」も2643tで▲1・9%減、「その他粕漬」も1915tで▲18・4%となり、粕漬全体で微減となった。「みそ漬類」は、9573tで前年比▲5・3%のと2年連続の減少となった。
【2024(令和6)年2月21日第5154号1面】

食品需給研究センター
http://www.fmric.or.jp/stat/index.html

中小企業庁 価格交渉環境を整備

3月と9月は交渉促進月間
 中小企業庁では、原材料費やエネルギー費、労務費等が上昇する中、中小企業が適切に価格交渉・転嫁できる環境を整備するため、2021年9月より毎年9月と3月を「価格交渉促進月間」と設定している。
 その成果を確認するため、各「月間」の終了後、価格交渉、価格転嫁それぞれの実施状況について、中小企業に対して①アンケート調査、②下請Gメンによるヒアリングを実施し、結果を取りまとめている。
 昨年9月のアンケート調査は、中小企業等に発注側の事業者(最大3社分)との間の価格交渉・転嫁の状況を問うアンケート票を送付。配布先の企業数30万社、調査期間10月10日~12月6日。回答企業数3万6102社(※回答から抽出される発注側企業数は延べ4万4059社)。回収率12・0%。下請Gメンによるヒアリング調査は約2000社。
【価格交渉の状況】
 「発注側企業から交渉の申し入れがあり、価格交渉が行われた」割合は、3月時点から概ね倍増(7・7%↓14・3%)。また、「価格交渉を希望したが、交渉が行われなかった」割合は10ポイント程度減少(17・1%↓7・8%)。
 「コストが上昇せず、価格交渉は不要」と回答した受注企業の割合が16・4%、3月時点より約9ポイント増加。コスト上昇が一服あるいは既に価格転嫁(値上げ)出来たため、価格交渉を不要と考える企業が増加し、価格交渉できる雰囲気は醸成されつつある。
【残る課題】
 「コスト上昇したが、下請の方から『価格交渉は不要』と判断し、交渉しなかった」割合が17・3%存在。↓この中には、「交渉資料を準備できない」、「価格改定の時期が数年に1度」等の理由で、機動的な価格交渉が出来ていない者も残る。
【2024(令和6)年2月21日第5154号1面】

中小企業庁

小学館 「めしのせ食堂」

めしのせ食堂
山口恵以子、長船クニヒコ共著
 食堂と酒をテーマにした「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」シリーズが累計で100万部を突破した小説家の山口恵以子氏が、このたび「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げた。
 また、小説に登場する「ご飯のおとも」は、ご飯のお供専門家である長船クニヒコ氏(おかわりJAPAN株式会社代表取締役、福岡県福岡市)が監修し、共著として出版した。
 著書の内容は、山口氏による「ご飯のおとも」をキーワードにした10編の小説を収録。それぞれのストーリーに登場する「ご飯のおとも」は全て実在する商品で、長船氏がセレクトした40品の「めしのせ案内」を8つのカテゴリに分け、取り寄せ方法も明記して紹介している。
 登場する40品は、▼大西食品(香川県)「しょうゆ豆」▼佃食品(石川県)「磯くるみ」▼小倉屋山本(大阪府)「えびすめ」▼丸越(愛知県)「ピリ辛大豆ミンチ」▼ハコショウ食品工業(岩手県)「呑んべえ漬」▼伊勢岩尾食品(三重県)「伊勢たくあん」▼安藤醸造(秋田県)「いぶり麹たくあん」▼マルハチ(山形県)「山形のだし」▼丸長食品(滋賀県)「まぜちゃい菜」▼ヤマモト食品(青森県)「ねぶた漬」―など。
 長船氏は出版にあたって「念願だった“ご飯のお供本”をこうして出版することができたのは、皆様の支えがあったおかげ」とコメントしている。
 【2024(令和6)年2月11日第5153号2面】
 
めしのせ食堂

<トクバイ> 恵方巻アンケート 節分に食べる人は7割以上

 くふうカンパニーグループにおいて、チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営する株式会社ロコガイド(穐田誉輝社長、東京都港区)は、「トクバイ」ユーザー2353名を対象に、「恵方巻」に関する調査を実施した。
 調査の結果、節分に「恵方巻を食べる」人は7割以上にのぼり、「豆まきをする」人の約2倍となったことが分かった。
 節分に恵方巻きを食べるという習慣が毎年の恒例行事として全国的に定着してきた中で、多様な具材を楽しみたいというニーズも高くなっており、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも様々な恵方巻が扱われるようになってきている。
【「恵方巻」に関するアンケート 調査サマリ】
 ①節分に「恵方巻を食べる」人は7割以上、「豆まきをする」人の約2倍。主な理由は「縁起物だから」74・1%、「毎年恒例だから」64・2%。恵方巻が毎年節分に食べる縁起物として定着していることがうかがえる。
 ②恵方巻を「購入する」人は8割以上、主な購入先は「スーパーマーケット」。理由は「自分で作るのは大変だから」53・6%、「色々な種類を食べられるから」39・4%、「食べたい恵方巻きが売られているから」31.・3%。恵方巻を購入して手軽に楽しみたいというニーズや、多様な種類や好みの商品を求める傾向があることがわかった。
 ③どのような恵方巻が食べたいかについてたずねたところ、「海鮮系」恵方巻が「定番系」を上回り人気トップ、「色々な種類を少しずつ」食べたいという人が約3割。バリエーション豊かな恵方巻を少しずつ楽しみたいというニーズがうかがえる結果となった。
【2024(令和6)年2月1日第5152号3面】

トクバイ HP
https://tokubai.co.jp/

<リスパック>「佃煮」アンケート 買いやすい価格帯「299円以下」

 リスパック株式会社(大松栄太社長、岐阜県岐阜市)は、「佃煮」に関する生活者アンケートを実施した。全国を5つのエリアに分け、性別・年代別・地域別で「弁当の購入頻度」等について質問し、その回答結果をまとめた。
【アンケート概要】
 ◆調査方法:Webアンケートシステム
 ◆実施時期:2023年10月24日
 ◆調査人数:1000名
 ◆エリア:①北海道・東北②首都圏・関東③信越・北陸・中部④近畿⑤中国・四国・九州・沖縄
 ◆年代別・性別:1エリア当たり20代、30代、40代、50代、60代以上の男性・女性(※各年代で100名ずつ)
【質問項目】
 ▼佃煮の購入頻度→購入しない理由▼佃煮の購入場所・売場▼佃煮の購入時に重要視すること▼買いやすい佃煮の量目・価格▼好きな佃煮の具材▼佃煮の保存方法と食卓へのあげ方▼佃煮を食べるシーン▼佃煮に対する不満▼佃煮の容器形状・包装形態の違いによる印象①美味しそうに見える②手に取りやすい③ボリュームがあるように見える④高級・豪華に見える⑤リーズナブルに見える⑥目を引く⑦オシャレに見える⑧手作り感を感じる⑨冷蔵庫に保管しやすい⑩購入しやすい
【トピックス】
 ▼佃煮を購入する頻度=佃煮を月1回以上購入する人は合計26・1%。
 ▼買いやすい佃煮の量目=100g以下の価格帯では大きな偏りはなく、それぞれに一定の購入層がいる。
 ▼買いやすい佃煮の価格=全体の合計68・4%が「299円以下」と回答
 ▼佃煮の保存方法と食卓へのあげ方=1位購入した容器をそのまま保存、そのまま食卓へ(48・0%)。2位購入した容器のまま保存、食べる分だけ皿に移し替えて食卓へ(35・6%)。3位食器などに移し替えて保存、そのまま食卓へ(22・6%)。4位食器などに移し替えて保存、食べる分だけ皿に移し替えて食卓へ。全体の合計83・6%が「容器のまま保存する」と回答。
 ▼佃煮を食べるシーン=1位夕食のご飯のお供として(64・4%)。2位朝食のご飯のお供として(39・5%)。3位おにぎりの具材として(35・6%)。4位昼食のご飯のお供として(27・9%)。「ご飯のお供」が大多数を占めているが、それ以外の回答率も比較的高い。
 ▼佃煮容器の形状に対する印象=『ボリュームがあるように見える』:1位長角形状(52・0%)、2位丸形状(22・1%)。『高級・豪華に見える』:1位変形形状(39・3%)、2位丸形状(23・1%)。『冷蔵庫に保管しやすそう』:1位正角形状(42・9%)、2位長角形状(26・0%)。『購入したい』:1位丸形状(31・4%)、2位長角形状(29・3%)。
【2024(令和6)年1月11日第5150号12面】

リスパック HP
https://www.risupack.co.jp/

<国分グループ本社>「健康と食、栄養に関する調査」

減塩よりも食物繊維摂取意向高まる
食材の購入場所で大きな変化
 国分グループ本社株式会社(國分勘兵衛会長兼CEO、東京都中央区)は、栄養士をネットワークし、食や健康・栄養に関するコンテンツを発信する、株式会社リンクアンドコミュニケーション(渡辺敏成社長、東京都千代田区)の協力のもと、生活者アンケートを実施し、調査レポートを公開した。
 国分グループ本社は、2015年より毎年アンケートを実施しており、本年で9年目となる。本調査は、国民が健康や食事、栄養、調理に関してどのようなことを考え、注目し、行動しているかを調べることにより、「食のマーケティングカンパニー」として、食に関わるサービスを提供している自社の新規サービスの検討や新たな情報提供手法の摸索など、様々な形で活用することを目的としている。今年の調査は主にインターネットにより、2860名が回答。国民の健康や栄養、調理に関する基礎データとして見ることができる。
 本調査では、全体集計、性年代別集計とあわせて、調理力、健康状態の切り口でも集計を行っている。また、分析の軸として、家族構成別、地域別、職業別、BMI別など、多角的に分析。特に今回は、減塩志向・食物繊維摂取志向・たんぱく質摂取志向など注目度の高い栄養素の摂取について、取組状況、きっかけ、具体的な実施事項などを掘り下げて聞いている。
 【調査概要】
 ▼調査名:健康と食、栄養に関する調査
 ▼調査時期:2023年7月7日~7月16日
 ▼調査方法:インターネット アンケート調査
 ▼調査対象者:ネット調査会員、ぐるっぱ会員
 ▼有効回収数:2860サンプル
 ▼設問数:全30問
 ▼調査主体:株式会社リンクアンドコミュニケーション
 ▼調査協力:国分グループ本社株式会社
 【回答者の基本属性】
 アンケートの有効回答者数は2860名。男女比は男性31%、女性69%。男性は50~70代、女性は30~60代が満遍なく回答している。また、年代別集計で使用している男女の20歳未満、80代以上はn数が極端に少ないため、参考データとしての使用を推奨。
 本調査の集計にあたっては全体集計・性年代別集計とあわせ、異なる指標を設定するなど別の切り口でも集計を行っている。全体集計だけでは見えなかった特徴を見つけ出す切り口として、それぞれの指標を用いたクロス集計も行っている。
 食の章、健康の章、栄養の章に分けて行った今回の調査結果より、同社が注目したポイントは次の3つ。
 ①食:食材の購入場所に大きな変化が!
 ②健康:普段の生活習慣でやりやすいこと/やりにくいこと
 ③栄養:減塩よりも食物繊維やたんぱく質摂取に励む。
【2024(令和6)年1月1日第5149号7面】

国分グループ本社株式会社
https://www.kokubu.co.jp/news/2023/detail/1218100000.html

<Shufoo!> 年末年始の意識調査 出費は「おせち」がトップ

「購入する予定」前年比増
 株式会社ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は、全国の男女6016名に、年末年始に関する意識調査を実施した。
 昨今の値上げが年末年始の出費に影響すると答えた人が8割に上った。その中で、年末年始の出費は「おせち料理」「お年玉」が上位を占め、続いて「帰省の交通費」という結果になった。
 出費のトップ「おせち」は、「一部を作り、一部を購入する予定」(34・4%)が最多、「全て購入する予定」(20・8%)を合わせて55・2%が購入する予定と答え、昨年より約6・9ポイント増加している。
«年末年始に関する意識調査»
■年末年始の印象、6割がポジティブ 昨年比微増も値上げラッシュ前まで回復せず
■年末年始の出費額は「1万円未満」が過去最多の36.3% 値上げが年末年始の出費に影響8割以上
■最も高い出費は「おせち料理」手作りと購入のハイブリッドが人気 食べない派は39.0%
■福袋を購入したい人は15.5% 買いたい派と買わない派の福袋に対するイメージが大きく乖離
■お雑煮の食べ方は東西で差「手軽にレンジで作る」も人気
■好きなお餅の食べ方は1位 醤油、2位 砂糖醤油、3位 きなこが僅差で上位を占める
【2024(令和6)年1月1日第5149号12面】

ONE COMPATHサイト
https://onecompath.com/news/release/14439/

株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
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・書籍の出版
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