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Web展示会 山田酒造食品「なめらか味付酒粕」

なめらか生酒粕
なめらか味付酒粕
個包装、洋風味付の酒粕
 酒粕流通大手の山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、兵庫県加東市高岡)は「なめらか味付酒粕」を9月より発売した。
 「なめらか味付酒粕」はペースト状の酒粕をトマト、レモン、カレーの3種類の風味に味付けし、30gずつの個包装とした商品。好みの具材を加えるだけで、手軽に酒粕スープができる。洋風の味付であるため、誰でも食べやすく様々な料理の下味や味変にも利用しやすい。
 地元加東市の兵庫県立社(やしろ)高等学校生活科学科の生徒とのコラボレーションで、幅広い世代へ酒粕に親しんでもらうために開発した商品だ。酒米の王者「山田錦」の特産地であるだけに、発酵食品であり健康や美容に良い酒粕の有効活用へ向け、熱意を持って取り組んできた。
 地元では社高校生のイラスト入で、3月から先行発売していた。9月からの全国版発売では、さっそく導入店も決まり順調な滑り出しとなっている。
 「なめらか味付酒粕」のベースとなったのは、昨年発売した「なめらか生酒粕」だ。使い切りで扱いやすく、酒粕のイメージを一新する商品として注目を集めてきた。酒粕加工に長年従事してきた同社の技術を活かして、酒粕をゆっくりと熟成させ、なめらかなペースト状に仕立てている。
 スティック状の包装から簡単に絞り出すことができ、様々な料理の隠し味に使える。また卓上で味噌汁やスープに入れる”ちょい足し”にも利用できる。もちろん、甘酒や粕汁にも使える。従来の酒粕はお湯に溶かす作業が必要で面倒なイメージがあったが、本品はすぐに使えるのがポイントだ。
 「なめらか味付酒粕」、「なめらか生酒粕」とも賞味期限は常温保存で120日。調味料売場や、粕床用として肉・魚売場での販売も可能だ。
 山田社長は「酒粕は健康的な発酵食品だが、調理の面倒なイメージが弱点だった。手軽さを追求し、酒粕独特の風味も抑えてあるので、初心者に使っていただきたい」と話す。
 今後はSNSやHPを通じて使い方を紹介し、新たな調味料として広めていく方針だ。
 同社はこの他にも、酒粕と米こうじを組み合わせた「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズも好評だ。酒粕の芳醇な香りと、米こうじの自然な甘み、そしてダブル発酵食品による健康イメージで好評を得ている。
【2022(令和4)年10月1日第5107号4面】





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