<日本チェーンドラッグストア協会> 業界研究レポート報告会
現状把握と将来予測で発展期す
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(=JACDS、池野隆光会長)は10日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で2023年後期ドラッグストア業界研究レポート報告会を開催した。
報告会に先立ち、池野会長が挨拶。「先日、ベトナムを訪問したが、ベトナムでは若い男性が美容に関心を持ち始めている。日本でもそうした流れは起きてきており、ドラッグストアは若い人のスピード感に遅れないよう運営していくことが肝要だ。それがお客様に支持される要因となってくるだろう」と語った。
続く報告会では、次の項目について発表が行われた。
①「JACDSの取組とドラッグストア業界の展望」
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(=JACDS、池野隆光会長)は10日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で2023年後期ドラッグストア業界研究レポート報告会を開催した。
報告会に先立ち、池野会長が挨拶。「先日、ベトナムを訪問したが、ベトナムでは若い男性が美容に関心を持ち始めている。日本でもそうした流れは起きてきており、ドラッグストアは若い人のスピード感に遅れないよう運営していくことが肝要だ。それがお客様に支持される要因となってくるだろう」と語った。
続く報告会では、次の項目について発表が行われた。
①「JACDSの取組とドラッグストア業界の展望」
事務総長 田中浩幸氏=市町村の人口規模とサービス施設の立地条件の具体例を挙げ、その中でドラッグストアがどの商圏で、どう立地していくかを分析。ドラッグストア運営と価値向上の方向性として、人口減少社会への対応(地域維持支援モデルの確立)などを掲げた。地域維持支援モデルについては、地域生活者と医療機関をつなぐ〝受診勧奨プラットフォーム〟構築の重要性を語った。
②「ドラッグストアを取り巻く制度の動向と課題」
専務理事 中澤一隆氏=現在、厚生労働省が設置している〝医薬品の販売制度に関する検討会〟で、コンビニからの要請で議論されている、医薬品販売有資格者不在店舗での販売方法について、デジタルを活用したリモート販売の是非について説明した。
また、処方箋を必要としない医療用医薬品の販売「零売」や、10代を中心に大量購入、濫用の恐れのある「濫用薬」の規制強化などについても説明した。
③「日本の消費動向」
株式会社インテージヘルスケア 石田卓也氏、山根瑞貴氏=2023年度販売動向で、スーパーからドラッグストアへシフトした食品は「食パン」「インスタント麺」「豆乳」と報告。また、朝食メニューでは、白飯やご飯のお供が減少し、菓子・デザート(ナッツ・チョコ)などが増加しているという現状を報告した。また、睡眠市場の分析では、年代別の不満や悩みに沿った提案で、市場の拡大が見込めると報告した。
④「委員会活動報告」
学術・調査研究委員会 委員長 櫻井清氏=協会のテーマである「健活ステーション」(健康生活拠点)機能確立への環境整備について役割を担う、同委員会の活動について説明。医師の監修を受けた「受診勧奨ガイドライン」の進捗状況と、今後のシステム確立(健康台帳)など、課題解決に向けた取組について説明した。
【2023(令和5)年11月11日第5145号3面】
専務理事 中澤一隆氏=現在、厚生労働省が設置している〝医薬品の販売制度に関する検討会〟で、コンビニからの要請で議論されている、医薬品販売有資格者不在店舗での販売方法について、デジタルを活用したリモート販売の是非について説明した。
また、処方箋を必要としない医療用医薬品の販売「零売」や、10代を中心に大量購入、濫用の恐れのある「濫用薬」の規制強化などについても説明した。
③「日本の消費動向」
株式会社インテージヘルスケア 石田卓也氏、山根瑞貴氏=2023年度販売動向で、スーパーからドラッグストアへシフトした食品は「食パン」「インスタント麺」「豆乳」と報告。また、朝食メニューでは、白飯やご飯のお供が減少し、菓子・デザート(ナッツ・チョコ)などが増加しているという現状を報告した。また、睡眠市場の分析では、年代別の不満や悩みに沿った提案で、市場の拡大が見込めると報告した。
④「委員会活動報告」
学術・調査研究委員会 委員長 櫻井清氏=協会のテーマである「健活ステーション」(健康生活拠点)機能確立への環境整備について役割を担う、同委員会の活動について説明。医師の監修を受けた「受診勧奨ガイドライン」の進捗状況と、今後のシステム確立(健康台帳)など、課題解決に向けた取組について説明した。
【2023(令和5)年11月11日第5145号3面】
3日間で5万8872人来場
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長、以下JACDS)は18日から21日の3日間、東京ビッグサイト(東展示棟3~6ホール)で第23回JAPANドラッグストアショー(後援‥厚生労働省、経済産業省、環境省、文部科学省、東京都、他)を開催。5万8872人(昨年実績‥展示会3日間延べ人数リアル展4万6324人、オンライン展UU数1万5667人)が来場。今回は子供連れの家族をターゲットにドラッグストアが取り組むセルフメディケーションを訴求した。
「新しい生活提案と実践、持続可能社会の実現、課題と向き合うドラッグストア~セルフメディケーションとともに歩むこれからの暮らし~」をテーマに昨年(昨年出展実績‥400社、1159小間)を上回る475社、1310小間が出展。ビジネス会期は8月18日と19日(東3ホール)で、8月19日と20日が一般公開。最多来場者数を記録したのは初日の2万6573名で多くのバイヤー及びビジネス関係者が訪れた。
初日に行われた記者会見で挨拶に立った池野会長は、「このドラッグストアショーが大きな役割を果たす位置になることを願っている。世の中が変わる時は、大きなイベントがきっかけになる。今回のドラッグストアショーは世の中が変わっていくきっかけになると思っている」と期待を寄せた。
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長、以下JACDS)は18日から21日の3日間、東京ビッグサイト(東展示棟3~6ホール)で第23回JAPANドラッグストアショー(後援‥厚生労働省、経済産業省、環境省、文部科学省、東京都、他)を開催。5万8872人(昨年実績‥展示会3日間延べ人数リアル展4万6324人、オンライン展UU数1万5667人)が来場。今回は子供連れの家族をターゲットにドラッグストアが取り組むセルフメディケーションを訴求した。
「新しい生活提案と実践、持続可能社会の実現、課題と向き合うドラッグストア~セルフメディケーションとともに歩むこれからの暮らし~」をテーマに昨年(昨年出展実績‥400社、1159小間)を上回る475社、1310小間が出展。ビジネス会期は8月18日と19日(東3ホール)で、8月19日と20日が一般公開。最多来場者数を記録したのは初日の2万6573名で多くのバイヤー及びビジネス関係者が訪れた。
初日に行われた記者会見で挨拶に立った池野会長は、「このドラッグストアショーが大きな役割を果たす位置になることを願っている。世の中が変わる時は、大きなイベントがきっかけになる。今回のドラッグストアショーは世の中が変わっていくきっかけになると思っている」と期待を寄せた。
消費動向と流通に変化を
ドラッグストアへのニーズについて池野会長は、「先日、海外の飛行機に乗った時のことだが、注意アナウンスの内容が日本とは大きく違っていた。これを見て日本も考え方を変えないといけないと感じた。今までのやり方を続けても何も変わらない。消費動向を変えるのはドラッグストアなんだ、と改めて思った」と役割の重要性を再認識したことを明かした。
今回の展示会については、「会場には若い人向けの商品が多く展示されていて、会場に来る人が流通を変えていく。女性が使うもの、高齢者が使うもの、使うものは年齢や性別でも異なる。いま店舗にある商品は十分ではなく、あんなものがない、こんなものがない、というような観点で会場を見てご意見をいただきたい」と語った。
櫻井寛実行委員長は、「コロナの影響もあり、生活者の健康意識が変わってきた。ドラッグストアには医療サポートやケアマネジメントの分野まで求める声が多くなっていて、セルフメディケーションの理解が高まっている。ドラッグストアショーでは今回も幅広い世代の方にセルフメディケーションに関する情報発信を行い、見て体験する展示会にしたい」と述べ、主な見所としてお祭り広場、フェムケアゾーン、食と健康ゾーンを紹介した。
一般向けのイベントコーナーでは、SDGsをテーマに、家庭で使わなくなったおもちゃ、古着、ペットボトル、シャンプーボトルなどのプラスチック容器を会場に持ってきてもらって回収、リサイクル・リユースを体感。
回収の参加者には夏祭りを楽しむためのコインをプレゼント。そのコインが使用できる「ドラッグストアショ‐お祭り広場」では、多くの家族がスーパーボールすくいや射的などのゲーム、わたがしなどの縁日屋台でお祭り気分を楽しんでいた。
「食と健康ゾーン」では、「食と健康」カテゴリーの創造と健康維持増進を目的に、優れた商品・素材の表彰を行う「食と健康アワード2023」が前回に続いて開催され、キリンホールディングス株式会社の「プラズマ乳酸菌 ブランド各種」が大賞、株式会社おやつカンパニーの「おやつサプリペッパーソルト味」が準大賞を受賞した。
同ゾーンでは、自身の身体の状態を知るためのセルフチェックコーナーを設け、楽しみながら健康の意識を高める取組も行われた。ビューティケアやフェムケアなど、女性を対象としたゾーンが盛況となる中、ヘルスケアやウエルネスといったドラッグストアが担う役割と情報を広く発信した。
今回の展示会については、「会場には若い人向けの商品が多く展示されていて、会場に来る人が流通を変えていく。女性が使うもの、高齢者が使うもの、使うものは年齢や性別でも異なる。いま店舗にある商品は十分ではなく、あんなものがない、こんなものがない、というような観点で会場を見てご意見をいただきたい」と語った。
櫻井寛実行委員長は、「コロナの影響もあり、生活者の健康意識が変わってきた。ドラッグストアには医療サポートやケアマネジメントの分野まで求める声が多くなっていて、セルフメディケーションの理解が高まっている。ドラッグストアショーでは今回も幅広い世代の方にセルフメディケーションに関する情報発信を行い、見て体験する展示会にしたい」と述べ、主な見所としてお祭り広場、フェムケアゾーン、食と健康ゾーンを紹介した。
一般向けのイベントコーナーでは、SDGsをテーマに、家庭で使わなくなったおもちゃ、古着、ペットボトル、シャンプーボトルなどのプラスチック容器を会場に持ってきてもらって回収、リサイクル・リユースを体感。
回収の参加者には夏祭りを楽しむためのコインをプレゼント。そのコインが使用できる「ドラッグストアショ‐お祭り広場」では、多くの家族がスーパーボールすくいや射的などのゲーム、わたがしなどの縁日屋台でお祭り気分を楽しんでいた。
「食と健康ゾーン」では、「食と健康」カテゴリーの創造と健康維持増進を目的に、優れた商品・素材の表彰を行う「食と健康アワード2023」が前回に続いて開催され、キリンホールディングス株式会社の「プラズマ乳酸菌 ブランド各種」が大賞、株式会社おやつカンパニーの「おやつサプリペッパーソルト味」が準大賞を受賞した。
同ゾーンでは、自身の身体の状態を知るためのセルフチェックコーナーを設け、楽しみながら健康の意識を高める取組も行われた。ビューティケアやフェムケアなど、女性を対象としたゾーンが盛況となる中、ヘルスケアやウエルネスといったドラッグストアが担う役割と情報を広く発信した。
JACDS 第23回JAPANドラッグストアショー
8月18日からビッグサイトで
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長、以下JACDS)は7月21日、東京都千代田区の日本チェーンドラッグストア協会で第23回JAPANドラッグストアショーの開催記者会見を行った。
リモートで挨拶を行った櫻井寛実行委員長は、「会場は昨年に続いて東京ビッグサイト。テーマは新しい生活提案と実践、持続可能社会の実現、課題と向き合うドラッグストア~セルフメディケーションとともに歩むこれからの暮らし~。開催規模としては前回より増えていて、海外からの出展と特別企画のフェムケアゾーンの小間数が増えた」と述べ、概要を発表した。
会期は8月18日~20日の3日間で、ビジネス会期は8月18日と19日(東3ホール)。8月19日と20日が一般公開となる。会場は東京ビッグサイト東3~6ホール。規模(7月3日現在)は406社、1177小間(昨年実績:400社、1159小間)。想定来場数は7万人(昨年実績:展示会3日間延べ人数リアル展4万6324人、オンライン展UU数1万5667人)。入場料は無料。
JACDSテーマブースでは、協会活動や会員紹介を始め、地域の健康情報拠点づくりに不可欠な薬事関連制度や健康関連制度の動向、また、地域と生活者にセルフメディケーションを推進する活動として、健康生活拠点(健活ステーション)化への取組等を多角的に紹介する。
出展ゾーンは、ヘルスケアゾーン、ビューティケアゾーン、フェムケアゾーン、SDGsゾーン、食と健康ゾーン、フーズ&ドリンクゾーン、ライフケアゾーン、ホームケアゾーン、ペットケアゾーン、エンジョイライフゾーン、ストア&ファーマシーソリューションゾーン、中国パビリオン、その他。
食と健康ゾーンでは、ドラッグストアが推奨する保健機能食品、健康食品、一般食品などの商品を揃え、食と健康へのアプローチを紹介する。また、今年も「食と健康」カテゴリーの創造と健康維持増進を目的に、優れた商品・素材の表彰を行う「食と健康アワード2023」を開催する。
リサイクル・リユースゾーンでは、家庭で使わなくなったおもちゃ、古着、ペットボトル、シャンプーボトルなどのプラスチック容器を会場に持ってきてもらって回収、リサイクル・リユースを体感してもらう。回収の参加者には夏祭りを楽しむためのチケットをプレゼントする。
夏祭りゾーンは、チケットを使ってスーパーボールすくいや射的などのゲーム、わたがしなどの縁日屋台でお祭り気分を楽しめる。
会期を前回と同じ夏休みにすることで、家族で楽しみながらドラッグストアや健康への意識を高める内容となっている。
【2023(令和5)年8月1日第5136号13面】
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長、以下JACDS)は7月21日、東京都千代田区の日本チェーンドラッグストア協会で第23回JAPANドラッグストアショーの開催記者会見を行った。
リモートで挨拶を行った櫻井寛実行委員長は、「会場は昨年に続いて東京ビッグサイト。テーマは新しい生活提案と実践、持続可能社会の実現、課題と向き合うドラッグストア~セルフメディケーションとともに歩むこれからの暮らし~。開催規模としては前回より増えていて、海外からの出展と特別企画のフェムケアゾーンの小間数が増えた」と述べ、概要を発表した。
会期は8月18日~20日の3日間で、ビジネス会期は8月18日と19日(東3ホール)。8月19日と20日が一般公開となる。会場は東京ビッグサイト東3~6ホール。規模(7月3日現在)は406社、1177小間(昨年実績:400社、1159小間)。想定来場数は7万人(昨年実績:展示会3日間延べ人数リアル展4万6324人、オンライン展UU数1万5667人)。入場料は無料。
JACDSテーマブースでは、協会活動や会員紹介を始め、地域の健康情報拠点づくりに不可欠な薬事関連制度や健康関連制度の動向、また、地域と生活者にセルフメディケーションを推進する活動として、健康生活拠点(健活ステーション)化への取組等を多角的に紹介する。
出展ゾーンは、ヘルスケアゾーン、ビューティケアゾーン、フェムケアゾーン、SDGsゾーン、食と健康ゾーン、フーズ&ドリンクゾーン、ライフケアゾーン、ホームケアゾーン、ペットケアゾーン、エンジョイライフゾーン、ストア&ファーマシーソリューションゾーン、中国パビリオン、その他。
食と健康ゾーンでは、ドラッグストアが推奨する保健機能食品、健康食品、一般食品などの商品を揃え、食と健康へのアプローチを紹介する。また、今年も「食と健康」カテゴリーの創造と健康維持増進を目的に、優れた商品・素材の表彰を行う「食と健康アワード2023」を開催する。
リサイクル・リユースゾーンでは、家庭で使わなくなったおもちゃ、古着、ペットボトル、シャンプーボトルなどのプラスチック容器を会場に持ってきてもらって回収、リサイクル・リユースを体感してもらう。回収の参加者には夏祭りを楽しむためのチケットをプレゼントする。
夏祭りゾーンは、チケットを使ってスーパーボールすくいや射的などのゲーム、わたがしなどの縁日屋台でお祭り気分を楽しめる。
会期を前回と同じ夏休みにすることで、家族で楽しみながらドラッグストアや健康への意識を高める内容となっている。
【2023(令和5)年8月1日第5136号13面】
日本チェーンドラッグストア協会 第4回通常総会を開催 新たに2名の理事が就任
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(=JACDS、池野隆光会長)は6月16日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷において第4回通常総会を開催。2023年度の事業計画並びに組織人事が満場一致で承認された。
本年は改選期ではないが、理事企業の諸事情により松本南海雄氏(名誉会長)と德廣英之氏が退任し、松本清雄氏と角谷真司氏が新理事に就任した。組織については、「勤務薬剤師委員会」と「調剤推進委員会」を統合し、薬剤師と調剤に関する全ての内容を網羅した活動を行う。存続名称は「勤務薬剤師委員会」。また、調剤報酬専門委員会を指定委員会とする。
【2023年度事業計画】
▼基本テーマ:①尊敬される企業集団」としての協会活動の推進②予防・治療・介護の拠点たるドラッグストアづくり③健康生活拠点「健活ステーション」機能確立への環境整備④業界全体でのSDGsの取り組み推進⑤調剤、介護、食と健康の普及拡大、健康寿命延伸の研究⑥薬剤師の資質向上と医薬品登録販売者の社会的地位の確立と向上⑦JAPANドラッグストアショーを通じた業界の重要性啓発を推進⑧地方自治体との連携強化活動⑨業種を超えた業界団体連携による情報共有⑩方針を共有する団体等と協働したドラッグストアの価値向上
▼重点施策:協会運営基盤の強化と業界環境変化に速やかに対応する組織の構築②健康生活拠点「健活ステーション」確立へ向けた次世代型店舗の検討③脱炭素化社会の実現に向けた持続的事業活動の推進④医薬品登録販売者による相談応需と受診勧奨機能の拡充⑤スイッチOTC、スイッチ検査薬、セルメ税制の拡大活動強化⑥食と健康マーケット拡大への店舗環境整備と相談応需等スタッフ育成支援⑦ビッグサイトでの夏JAPANドラッグストアショー定番化と一般来場促進⑧ドラッグストアとしての薬剤師資質向上に向けた企画実施⑨調剤併設の推進によるドラッグストアの店舗機能向上⑩自治体、他団体との連携強化と防犯・防災等での協力拡大⑪生産性向上、返品率削減、物流効率化など流通課題解決へ取組継続⑫そらぷちキッズキャンプ支援等の社会貢献活動推進
【2023(令和5)年7月1日第5133号3面】
日本チェーンドラッグストア協会 HP
JACDS 5月9日より事務所を移転
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(=JACDS、池野隆光会長)は、5月9日より事務所を移転し、メールアドレスも変更した。
【新事務所】※すべて変更
▼〒101‐0062 東京都千代田区神田駿河台2丁目9番地 KDX御茶ノ水ビル2階
▼TEL:03‐6273‐7351
▼FAX:03‐6273‐7353
▼Mail:jstaff@jacds.gr.jp
※迷惑メール防止のため、すべて全角で記載しています
【2023(令和5)年6月16日第5131号9面】
日本チェーンドラッグストア協会 HP
https://jacds.gr.jp/
【新事務所】※すべて変更
▼〒101‐0062 東京都千代田区神田駿河台2丁目9番地 KDX御茶ノ水ビル2階
▼TEL:03‐6273‐7351
▼FAX:03‐6273‐7353
▼Mail:jstaff@jacds.gr.jp
※迷惑メール防止のため、すべて全角で記載しています
【2023(令和5)年6月16日第5131号9面】
日本チェーンドラッグストア協会 HP
https://jacds.gr.jp/
日本チェーンドラッグストア協会 薬業定例合同記者会見を開催
DSでの食品購入が習慣化
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長)を含む薬業4団体は14日、東京都港区の日本薬業共同事務所にて定例合同記者会を開催した。
チェーンドラッグストア協会はドラッグストアにおける調剤の動向として、2022年度のドラックストア調剤額は1兆2811億円で、ドラッグストア売上高8兆7134億円の14・7%。同じく「ヘルスケア・調剤」2兆8463億円の45・0%。前年度より1073億円の増加で、伸び率は9・1%。調査を開始した2015年度以来、毎年度10%程度の伸び率を維持している。
また、食品などの値上げが続いている影響について池野会長は、「先月の動きを見ると買い上げ点数が減って客単価が上がっている」と消費者の商品を見る目が厳しくなっていることを示唆。「売上構成比を見ても食品の売上が下がっているということはない。アフターコロナで構成比が変わらないということは、身近なドラッグストアで食品を購入することが習慣化していることがうかがえる」と食品を購入する店舗としてドラッグストアが定着してきていることを示した。
【2023(令和5)年4月21日第5126号3面】
日本チェーンドラッグストア協会
http://www.jacds.gr.jp/
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長)を含む薬業4団体は14日、東京都港区の日本薬業共同事務所にて定例合同記者会を開催した。
チェーンドラッグストア協会はドラッグストアにおける調剤の動向として、2022年度のドラックストア調剤額は1兆2811億円で、ドラッグストア売上高8兆7134億円の14・7%。同じく「ヘルスケア・調剤」2兆8463億円の45・0%。前年度より1073億円の増加で、伸び率は9・1%。調査を開始した2015年度以来、毎年度10%程度の伸び率を維持している。
また、食品などの値上げが続いている影響について池野会長は、「先月の動きを見ると買い上げ点数が減って客単価が上がっている」と消費者の商品を見る目が厳しくなっていることを示唆。「売上構成比を見ても食品の売上が下がっているということはない。アフターコロナで構成比が変わらないということは、身近なドラッグストアで食品を購入することが習慣化していることがうかがえる」と食品を購入する店舗としてドラッグストアが定着してきていることを示した。
【2023(令和5)年4月21日第5126号3面】
日本チェーンドラッグストア協会
http://www.jacds.gr.jp/
新春を迎えて 2023年1月11日号
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会 会長 池野隆光
年頭所感
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
新型コロナウイルスの感染や今もなお後遺症で苦しんでおられる多くの皆さまにお見舞い申し上げます。
昨年も1日の新規感染者が過去最高の26万人を記録した第7波があり、そして今現在もインフルエンザとのダブル流行が懸念される第8波が言われています。4回目接種、さらに5回目のオミクロン株対応ワクチンの接種が推奨されていますが、以前ほどの深刻さはないように見えます。医療の非常事態などは都道府県知事に委ねられ、国は全国旅行支援で外出を奨励するように経済活動を優先しています。抗原検査キットのスイッチOTC化が実現し今後の私達の役割も変化してきています。この様な大きな変化の中でJACDSが果たす役割は大きく、商品供給から地域支援まで幅広い領域で活動する事となりました。2023年私達は以下に示す事柄について積極的に活動してまいります。
①環境に配慮したリサイクル社会への取り組み
JACDSでは、SDGs推進委員会等を通じ、プラスチックごみの削減や食品ロス削減に向けた環境に配慮した持続的な事業活動に向けて取り組んでおります。そして、多くの生活必需品を取り扱う事業者としての責任を認識し、使い終わった日用品の空き容器の回収などの実証実験を行い実効性の確認をいたします。
②ドラッグストア薬剤師の育成への取り組み
ドラッグストアの調剤比率は年々高まっています。調剤は薬剤師の専権業務ではありますが、OTC医薬品や健康食品、サプリメントとの飲み合わせの知識が欠かせません。2025年から進行する後期高齢者は1500万人から2200万人に膨張する事で医療問題は大きく変わらざるを得ないのです。そのような観点からこれからのドラッグストア薬剤師の在り方に焦点をあてた「薬剤師フォーラム」の開催を予定しています。
③医薬品登録販売者の資質向上への取り組み
医薬品登録販売者はドラッグストア業界発展のキーマンと言っても過言ではありません。その役割は、大きく、資質向上への取り組みが欠かせません。それが地域生活者への大きなメリットになります。JACDSでは、学術・調査研究委員会が医薬品登録販売者による活動を想定し「JACDS版受診勧奨ガイドライン」を作成しました。いまはまだ4症状についてのみとなっておりますが各社の活用状況によっては、さらに症状を増やしていきたいと思います。
④「食と健康」をドラッグストアの柱とする取り組み
食と健康は切っても切れない関係にあることは誰もが認めるところです。しかし、食の機能性をお客様にきちんとアピールすることはむずかしい課題です。JACDSでは、ドラッグストア店舗において、実証実験を重ね、その報告書を公開しました。特に、店舗における表現においては、消費者庁と何度も意見交換し、健康に資する「食」についての「考え方・扱い方」について取りまとめております。現在は、「食と健康アドバイザー制度」の構築を目指して、街の健康ハブステーション推進委員会⇒健活ステーション推進委員会が活動中です。
⑤行政書式統一等の行政改革要望の取り組み
各自治体で異なる行政手続書類の統一を要望しています。チェーンストアにおいては、都道府県、市区町村における申請書類の書式の違いが効率化の大きなネックです。DXが声高に言われていても、地方自治の名のもとにメスの入れられていない実態があります。デジタルの遅れは国や企業の生産性低下の原因でもあり改善提案を行ってまいります。
⑥JACDS顧問会によるロビー活動の強化
昨年、協会内に顧問会を設置しました。これはシニア経営層の皆さまによる任意の会員組織であり、主に、JACDS政治連盟とも連動し、中長期の政策提言を行ないます。これまでの規制を緩和し、地域生活者の健康に寄与するため、医療用医薬品や検査薬、検査キットのスイッチOTC化をはじめとする多くの課題に対し、顧問会を通じたロビー活動を展開してまいります。
⑦他団体と連携し、ともに発展する
JACDSは、日本薬剤師会、日本保険薬局協会とともに、薬業三団体として、連携をより密にして、国民の健康・医療問題に取り組んでまいります。また、製薬団体や製薬卸団体とも意見交換をし、医薬業界全体の発展を目指していきます。
さらに、流通小売団体とは深刻な物流問題などについて、効率的な共同配送等への取り組みを研究し進めていきたいと考えます。
いまやドラッグストアは地域になくてはならない存在となり、業界自体も10兆円産業に手の届く位置まで近づきました。社会的責任の重さを感じないわけにはいきません。それと合わせて、一般生活者の健康に関して、医療や環境の問題などにも積極的に発言してまいります。
会長就任と同時に唱えました「尊敬される企業集団を目指す」活動を、本年はさらに加速したいと思います。
本年が皆さまにとって良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
【2023(令和5)年1月11日第6117号15面】
日本チェーンドラッグストア協会 HP
http://www.jacds.gr.jp/
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
新型コロナウイルスの感染や今もなお後遺症で苦しんでおられる多くの皆さまにお見舞い申し上げます。
昨年も1日の新規感染者が過去最高の26万人を記録した第7波があり、そして今現在もインフルエンザとのダブル流行が懸念される第8波が言われています。4回目接種、さらに5回目のオミクロン株対応ワクチンの接種が推奨されていますが、以前ほどの深刻さはないように見えます。医療の非常事態などは都道府県知事に委ねられ、国は全国旅行支援で外出を奨励するように経済活動を優先しています。抗原検査キットのスイッチOTC化が実現し今後の私達の役割も変化してきています。この様な大きな変化の中でJACDSが果たす役割は大きく、商品供給から地域支援まで幅広い領域で活動する事となりました。2023年私達は以下に示す事柄について積極的に活動してまいります。
①環境に配慮したリサイクル社会への取り組み
JACDSでは、SDGs推進委員会等を通じ、プラスチックごみの削減や食品ロス削減に向けた環境に配慮した持続的な事業活動に向けて取り組んでおります。そして、多くの生活必需品を取り扱う事業者としての責任を認識し、使い終わった日用品の空き容器の回収などの実証実験を行い実効性の確認をいたします。
②ドラッグストア薬剤師の育成への取り組み
ドラッグストアの調剤比率は年々高まっています。調剤は薬剤師の専権業務ではありますが、OTC医薬品や健康食品、サプリメントとの飲み合わせの知識が欠かせません。2025年から進行する後期高齢者は1500万人から2200万人に膨張する事で医療問題は大きく変わらざるを得ないのです。そのような観点からこれからのドラッグストア薬剤師の在り方に焦点をあてた「薬剤師フォーラム」の開催を予定しています。
③医薬品登録販売者の資質向上への取り組み
医薬品登録販売者はドラッグストア業界発展のキーマンと言っても過言ではありません。その役割は、大きく、資質向上への取り組みが欠かせません。それが地域生活者への大きなメリットになります。JACDSでは、学術・調査研究委員会が医薬品登録販売者による活動を想定し「JACDS版受診勧奨ガイドライン」を作成しました。いまはまだ4症状についてのみとなっておりますが各社の活用状況によっては、さらに症状を増やしていきたいと思います。
④「食と健康」をドラッグストアの柱とする取り組み
食と健康は切っても切れない関係にあることは誰もが認めるところです。しかし、食の機能性をお客様にきちんとアピールすることはむずかしい課題です。JACDSでは、ドラッグストア店舗において、実証実験を重ね、その報告書を公開しました。特に、店舗における表現においては、消費者庁と何度も意見交換し、健康に資する「食」についての「考え方・扱い方」について取りまとめております。現在は、「食と健康アドバイザー制度」の構築を目指して、街の健康ハブステーション推進委員会⇒健活ステーション推進委員会が活動中です。
⑤行政書式統一等の行政改革要望の取り組み
各自治体で異なる行政手続書類の統一を要望しています。チェーンストアにおいては、都道府県、市区町村における申請書類の書式の違いが効率化の大きなネックです。DXが声高に言われていても、地方自治の名のもとにメスの入れられていない実態があります。デジタルの遅れは国や企業の生産性低下の原因でもあり改善提案を行ってまいります。
⑥JACDS顧問会によるロビー活動の強化
昨年、協会内に顧問会を設置しました。これはシニア経営層の皆さまによる任意の会員組織であり、主に、JACDS政治連盟とも連動し、中長期の政策提言を行ないます。これまでの規制を緩和し、地域生活者の健康に寄与するため、医療用医薬品や検査薬、検査キットのスイッチOTC化をはじめとする多くの課題に対し、顧問会を通じたロビー活動を展開してまいります。
⑦他団体と連携し、ともに発展する
JACDSは、日本薬剤師会、日本保険薬局協会とともに、薬業三団体として、連携をより密にして、国民の健康・医療問題に取り組んでまいります。また、製薬団体や製薬卸団体とも意見交換をし、医薬業界全体の発展を目指していきます。
さらに、流通小売団体とは深刻な物流問題などについて、効率的な共同配送等への取り組みを研究し進めていきたいと考えます。
いまやドラッグストアは地域になくてはならない存在となり、業界自体も10兆円産業に手の届く位置まで近づきました。社会的責任の重さを感じないわけにはいきません。それと合わせて、一般生活者の健康に関して、医療や環境の問題などにも積極的に発言してまいります。
会長就任と同時に唱えました「尊敬される企業集団を目指す」活動を、本年はさらに加速したいと思います。
本年が皆さまにとって良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
【2023(令和5)年1月11日第6117号15面】
日本チェーンドラッグストア協会 HP
http://www.jacds.gr.jp/