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九州新進株式会社 鹿児島県

土作りからお客様の食卓まで ~安心で美味しい商品を提供する会社~
九州新進 本社社屋

<企業紹介>九州新進株式会社

 九州新進株式会社(新納一基社長、鹿児島県姶良市加治木町)は、株式会社新進(籠島正雄社長、東京都千代田区)のグループ企業として、「土作りからお客様の食卓まで ~安心で美味しい商品を提供する会社~」を企業コンセプトに、大根、高菜、きゅうりを原料とするつぼ漬・福神漬・高菜漬・大根刻み漬・きゅうり漬など、家庭用・業務用製品を製造している。
 2011年に竣工した現本社工場は、敷地面積1万8680㎡(5660坪)、建物面積3810㎡(1155坪)、延べ床面積4220㎡(1280坪)。自社考案・開発の加工設備で、小ロット生産(少量多品種)を基本とする。主原料の残留農薬の全量検査(通知法による248項目)体制を敷いている。
 工場は、原料受け入れから、加工エリア(洗浄、切断、選別、脱塩、圧搾、漬込・混合)→冷蔵庫(熟成)→包装エリア(充填、殺菌冷却、箱詰)→製品倉庫の流れがワンウェイで、効率良いレイアウトとなっている。
 2022年7月にFSSC22000の認証を取得しており、JAS認定工場である。
 国産原料については「国産大根高菜協議会」、「九州加工用国産野菜推進協議会」(いずれも鹿児島県・宮崎県)の2つの協議会組織を結成。その他、鹿児島県内の契約農家からも仕入れ、原料トレーサビリティシステムも構築済みである。
また、敷地内には約1反(約100㎡)の自家農園を設けており、高菜など野菜の試験栽培を行い、品種改良等のデータ採取にも活用している。
見学通路からの工場内観
契約栽培の高菜畑

<オススメ商品> 「国産野菜つぼ漬 減塩」

国産野菜つぼ漬 減塩
九州産干し大根に枕崎産かつお節をまぶしたおいしいつぼ漬
国産野菜からし高菜 減塩
 同社で生産するつぼ漬や高菜製品は、新進ブランド商品として、顧客に長年親しまれ評価も高い。
 つぼ漬のお勧めは国産野菜シリーズの「国産野菜つぼ漬 減塩」。歯切れの良い九州産の干しだいこんを使用し、甘さと醤油の香ばしさが際立つ。
 また、昨年のリニューアル後は従来品より塩分を25%抑えている。内容量は90g、賞味期限は常温150日。
 つぼ漬では他にも「漬物グランプリ2020」において、金賞を受賞した「九州産干し大根に枕崎産かつお節をまぶしたおいしいつぼ漬」も人気の商品。九州の特産品である干し大根とかつお節を掛け合わせた九州らしさ溢れる漬物だ。内容量は150g、賞味期限は常温150日。
 「国産野菜からし高菜 減塩」は、国産の高菜にとうがらしを加えた奥深い味わいがご飯やラーメンなどに抜群の相性。さらに肉や魚料理、茹でたてパスタに和えた高菜パスタ、そのままおにぎりの具材としてもおいしい。いろいろな料理にアレンジすることが可能な商品だ。この商品も減塩に取り組み、従来品比で塩分を30%カットしている。内容量は80g、賞味期限は常温120日。

<企業情報>

会 社九州新進株式会社
代 表代表取締役社長 新納一基
創 立昭和52(1977)年12月1日
取扱商品漬物、惣菜の製造販売
家庭用、業務用製品(つぼ漬・高菜漬・福神漬・きゅうり漬)
住 所〒899-5241 鹿児島県姶良市加治木町木田1391-15
電 話0995-64-3131
FAX0995-64-3040
HP
https://www.shin-shin.co.jp/ (株式会社新進)
 

紙面アーカイブ 鹿児島特集(2024年9月11日号4面)

うまか つぼ漬
うまか かつおつぼ漬
うまか 葉唐きゅうり
「うまかシリーズ」新発売
 新進グループの九州新進株式会社(新納一基社長、鹿児島県姶良市加治木町)は、九州産の食材を使用したこだわりの商品づくりを行っている。JAS認定工場であり、2022年7月にはFSSC22000の認証も取得している。
 9月1日より、国産原料を用いて昔ながらの味わいを突き詰めたプレミアムなシリーズとして「うまか つぼ漬」、「うまか かつおつぼ漬」「うまか 葉唐きゅうり」を発売開始した。
 「うまか つぼ漬」は九州産干し大根を使用した沢庵を、薄口醤油で風味豊かに仕上げている。大根を寒風で干しあげることで生まれるパリパリとした歯ごたえある食感や凝集された旨味を最大限引き出した、こだわりの味わいだ。
 「うまか かつおつぼ漬」は、同じく鹿児島特産で力強い旨味の枕崎産かつお節をまぶしている。かつお節が食感も感じられるほどたっぷりと入っており、漬物でありながら惣菜を食べたような満足感が得られる。
 「うまか 葉唐きゅうり」は国産きゅうりに青唐辛子、葉唐辛子を加えて丸大豆しょうゆで漬け込んだ。辛みと甘み、旨みのバランスが絶妙で白いご飯をかきこみたくなる味だ。
 既存商品「食彩ぷらすつぼ漬」や「食彩ぷらす葉唐きゅうり」などが好調に推移している中、素材・製法ともにさらなる高みを目指した製品を開発し、ファンの定着を図っていく。
 きゅうり、大根、高菜をはじめとした国産原料の確保については宮崎県、鹿児島県での契約栽培を強化。生産者の技術向上や収入安定にも力を注ぐ。
 今年6月に新社長へ就任した新納氏は「生産者とのコミュニケーションを密にできることがこの土地の強み。関わる人全員に対して誠実で、ともに発展していける会社を作っていきたい」と話している。
【2024(令和6)年9月11日第5173号4面】

紙面アーカイブ 鹿児島特集(2023年9月21日号)

国産野菜つぼ漬 減塩
食彩ぷらす つぼ漬
九州産干し大根に枕崎産かつお節をまぶしたおいしいつぼ漬
国産野菜からし高菜 減塩
九州産食材使用こだわり商品
 九州新進株式会社(髙橋宏輔社長、鹿児島県姶良市加治木町)は、新進グループとして九州産の食材を使用したこだわりの商品づくりに努めている。
 同社で生産するつぼ漬や高菜製品は、新進ブランド商品として顧客に長年親しまれ評価も高い。つぼ漬のお勧めは国産野菜シリーズの「国産野菜つぼ漬 減塩」。歯切れの良い九州産の干し大根を使用し、甘さと醤油の香ばしさが際立つ。一昨年のリニューアル後は従来品より塩分を25%抑えている。内容量は90g、賞味期限は常温150日。また、この9月より新発売の「食彩ぷらす つぼ漬」も加わり、小売店の刻み漬コーナーを充実させるアイテムが増えた。内容量は80g、賞味期限は常温120日。
 つぼ漬では他にも「漬物グランプリ2020」において、金賞を受賞した「九州産干し大根に枕崎産かつお節をまぶしたおいしいつぼ漬」も人気の商品。九州の特産品である干し大根とかつお節を掛け合わせた九州らしさ溢れる漬物だ。内容量は150g、賞味期限は常温150日。
 「国産野菜からし高菜 減塩」は、国産の高菜にとうがらしを加えた奥深い味わいがご飯やラーメンなどに抜群の相性。さらに肉や魚料理、茹でたてパスタに和えた高菜パスタ、そのままおにぎりの具材としてもおいしい。いろいろな料理にアレンジすることが可能な商品だ。この商品も減塩に取り組み、従来品比で塩分を30%カットしている。内容量は80g、賞味期限は常温120日。
【2023(令和5)年9月21日第5140号5面】

紙面アーカイブ 東漬青年部会 鹿児島で研修会実施

籠島部会長(左)と髙橋社長
研修会参加者、九州新進幹部と記念撮影
九州新進や原料産地を見学
 東京都漬物事業協同組合青年部会(籠島正雄部長)は9~10日、2022年度研修会を鹿児島県で実施した。同研修には7名が参加し、新進グループの九州新進株式会社(髙橋宏輔社長、鹿児島県姶良市加治木町)の工場見学をメーンに実施。コロナの影響で2019年以来4年ぶりの開催となった同研修は関連施設、原料産地の見学などに加え、会員同士の親睦を図る上でも充実した内容となった。
 9日午前11時半に鹿児島空港で集合した一行はレンタカーに分乗し、麹と焼酎とビールのテーマパーク「バレルバレープラハ&GEN」(鹿児島県霧島市溝辺町)に移動。焼酎工場・麹資料館・ビール工場を見学後、同施設内の麹レストラン「麹蔵GEN」で昼食をとった。
 同施設へ出迎えた九州新進の髙橋社長、森一幸製造部次長兼製造課課長の先導で高菜原料を栽培している畑に移動。同社が取り扱う高菜の栽培面積、今期の生育状況などについて説明を受けた。
 九州新進本社に移動した一行は、会議室において髙橋社長から同社の概要説明を受けた。「土作りからお客様の食卓まで、安心で美味しい漬物を提供する」という同社のコンセプトに触れた一行からは、質疑応答で熱心な質問が飛び交った。見学通路から包装工場内部を見学した際も多くの質疑が交わされ、関心の高さをうかがわせた。
 鹿児島市内のホテルに移動してチェックインを済ませた後、17時半より新進グループとも関連のあるJA鹿児島経済連直営の料理店「華蓮」で懇親会を開催、親睦を深めた。翌10日は観光組とゴルフコンペ組に分かれて行動した後、夜の航空便で東京に戻り、充実した2日間の研修を終えた。
【2023(令和5)年3月11日第5122号1面】

紙面アーカイブ 2月2日「つぼ漬の日」 つぼ漬を学校給食へ提供

つぼ漬贈呈式での湯元敏浩姶良市長(左)と髙橋社長
学校給食で子供たちに提供される「つぼ漬ごはん」
記念日登録証
 九州新進株式会社(髙橋宏輔社長,鹿児島県姶良市)では、2012年に2月2日が「つぼ漬の日」として日本記念日協会に登録されて以後、この九州地方の伝統食品であるつぼ漬の普及、並びに次世代の消費者である子どもたちへの食育に寄与すべく、毎年この時期につぼ漬を地元の学校給食に提供しており、今年で12回目となる。
 今年は1月25日に同社が所在している姶良市への贈呈式が執り行われ、合計212㎏のつぼ漬を地元の給食センターや小中学校へ提供した。
 このつぼ漬は、2月2日前後の姶良市内の小中学校給食で〝つぼ漬ごはん〟として子どもたちに提供され、毎年リクエストがあるほどの人気メニューになっている。
 九州新進では、お漬物の製造を通じて、これからも地産地消の推進や地域への貢献に取り組んでいく。
 【つぼ漬の日】
 「つぼ漬(ツーぼツーけ)」と読む語呂合わせと鹿児島ではこの時期に「つぼ漬」の原材料の大根の新物が出回ることに因み、2012年に九州新進株式会社が日本記念日協会に申請し登録された。南九州伝統食の継承に貢献することが期待される。
【2023(令和5)年2月11日第5119号19面】

紙面アーカイブ 2020年9月11日号 新社長に聞く

九州新進株式会社 代表取締役社長 髙橋宏輔氏

風通しの良い会社目指す  製品歩留まり向上に取組み
新進グループの九州新進株式会社(鹿児島県姶良市)は今年6月、北海道新進アグリフーズより髙橋宏輔氏が新社長に就任した。髙橋新社長に現在の製品動向、今後の抱負などについて、リモート取材にてお話を伺った。(菰田隆行)
◇   ◇
‐コロナ禍の製品動向。
現在、コロナウイルス感染防止で在宅勤務が増え、外食を控えていることもあり、業務用製品は落ち込みが大きい。反面、家庭用の一般商品は伸びが良い。商品は約60アイテム、売上比率は業務用が35%、一般商品が65%。4~7月期の重量ベース前年比は105%、売上の前年比は110%となっている。業務用だけに絞ると、昨対80%となっている。製造品目は干し大根が40%、大根刻みおよび福神漬が35%、高菜漬が25%。福神漬は親会社の新進利根川工場でも生産しているが、リスク分散と運賃コストのメリットを考えて、西日本向けに供給している。
 
‐今後の計画。
既存のカテゴリーに固執せず、いろいろな商品に取り組んでいきたいと思っている。新商品開発について、本社と相談しながら進めているところだ。あとは、初のケースとして大手ネット通販サイトに外部委託し、通販の取組みを進めている。また、ふるさと納税の返礼品にも、地元の姶良市にご協力を頂いて取り組んでいるところだ。
 
‐現在の原料状況。
原料在庫に関しては、以前に比べると少なめに管理している。予測が難しい時期となっているので、実績をよく勘案しながら仕入れを細かく対応している。あとは社内での改善活動を実施し、製品の歩留まり向上をテーマに取り組んでいる。原材料に対する出来高は以前より確実に増えており、必然的に原料の仕入れも少なくなっているという状況だ。
 
‐農家との取組み。
高菜では、農家と「高菜栽培検討会」を毎年実施している。契約生産者に集まっていただき、コミュニケーションを取りながら情報収集して、栽培から漬け込みまでの指導を行っている。ただ今年はコロナの影響で、個別面談という形で実施した。近年、農業では後継者不足が表面化しているが、高菜や大根では若い人が頑張っているところもある。労力が少ない中で効率化を目指し、機械化などを進めて力を入れている。また、大根品種の選定についても、これまで沢庵用大根は下ぶくれの形が多かったが、機械で抜きやすいストレート形状のものが増えてきているようだ。
 
‐外国人技能実習生の取組み。
当社でもベトナム、ミャンマーから計20名の技能実習生を受け入れている。全日本漬物協同組合連合会の2号試験の受検で、期間延長にも取り組んでいる。次年度も切らさずに受け入れ、しっかりと勉強して本国に帰ってもらいたいと考えている。
 
‐グループ企業の「北海道新進アグリフーズ」からの転任だが、北海道と九州の連携計画など。
北海道も九州も地理的に不利で、運賃や消耗品の価格が高い。しかし、どちらも本州には真似できないこだわった農産物は多いと感じている。北と南でなかなか連携は難しいだろうが、両方の工場に携わっているのでノウハウは共有できればと思っている。北海道はじゃがいも加工が中心だったが惣菜も製造していたので、九州の顧客からの問い合わせに対し、北海道に相談しやすくなった。私がこちらに来たことで、北海道と九州に太いパイプができたと感じている。
 
‐今後の抱負。
利益の追求はもちろんだが、風通しの良い会社にしたい。現在は社員とのコミュニケーションをとるため、面談やミーティングを進めている最中だ。食品会社ではマスクと帽子が必須で普段は顔が見えないので、まずは顔と名前を覚えたいと思っている。北海道と九州では人柄も違うが、上司も部下も関係なくものが言える会社にしていきたい。
 
【髙橋宏輔(たかはし・ひろすけ)氏の略歴】
昭和38(1963)年9月24日生まれ、群馬県前橋市出身。東京農業大学卒で管理栄養士の資格を持つ。食品製造の仕事に就きたいと、地元で伝統のある新進に入社した。趣味はオートバイで、いずれ九州をゆっくり一回りしたいそうだ。
【2020(令和2)年9月11日第5033号4面】
 
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