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大阪府漬物事業協同組合 2023

大阪漬協 三役会で事業詳細議論

長谷川理事長
環農水研が減塩製品の調査報告 
 【大阪支社】大阪府漬物事業協同組合(長谷川豊光理事長)は11月22日、「はり重 道頓堀本店」にて三役会並びに忘年会を実施した。三役会に先立って大阪府立環境農林水産綜合研究所(環農水研)による減塩食品に関する調査報告も行われた。
 環農水研は民間企業における減塩食品への取組の現状を調査しており、同組合は先般よりアンケート調査に協力していた。
 環農水研食品グループ主任研究員の高井雄一郎氏がその結果を報告。大阪漬協においても回答企業の過半数が減塩製品を扱っていること、特に小売用製品が増加しているとの回答が紹介された。
 一方、塩分に関する漬物メーカーの課題意識としては、漬物は低塩化が進んでいることの周知(高塩分のイメージ払拭)、カリウムや乳酸菌が豊富なことを考慮に入れた総合的な健康性の評価などが必要、などの回答が示された。
 高井氏は「環農水研は技術支援として、技術セミナー開催や、共同研究など行っている。健康をテーマとする大阪・関西万博に向けた発信にもなると思う」と活用を呼びかけた。
環農水研が減塩製品について調査報告
 三役会へ移ると、災害救助用漬物保管事業の件、大阪府流通対策室訪問の件、来年の新年会の件、全漬連及び関西漬協の事業報告の件、天満菜事業の件、会計報告・決算見通しの件について、それぞれ報告。
 天満菜事業については、組合としては数年間休止していたが今年から再開し5社が参加し、1000~2000㎏の収穫を計画している。農家からの買い取り価格は資材や肥料高騰のため値上げすることを決定した。
 その後は長谷川理事長が「漬物業界としては塩分のことを含め、健康イメージの発信が重要だと思う。課題は山積しているが組合としても一つずつ取り組んでいこう」と呼びかけて忘年会へと移り、残り1カ月を乗り越えていく英気を養った。
【2023(令和5)年12月1日第5147号12面】

大阪漬協 三役会で事業詳細議論

長谷川理事長
青年部交えた意見交換も 
 【大阪支社】大阪府漬物事業協同組合(長谷川豊光理事長)は10日、大阪産業創造館(中央区)にて三役会を実施。今後の事業について話し合った。
 議題は①会計報告②組合ゴルフコンペ③褒章・叙勲申請の件④全漬連・関西漬協報告⑤青年部意見交換、の5点。
 ②のゴルフコンペは9月13日、伏尾ゴルフ倶楽部(大阪府池田市)で20名参加で実施予定。参加者名簿や当日の流れが確認された。
三役会の様子
 ③褒章・叙勲申請については申請条件該当者が出揃っており、今後の申請スケジュール等を確認した。
 ④全漬連事業については、大阪漬協特別顧問で全漬連副会長の林野雅史氏が、令和5・6年度の全漬連委員会構成案とその事業内容を説明。また漬物の塩分が過剰に問題視されていることについて全漬連で対応を検討している旨、報告した。関西漬協事業については9月11日に堺市の南宋寺へ訪問する予定。
 ⑤青年部との意見交換は松下雄哉副部長、藤原年宏副部長が出席。他県において青年部が次々と解散・休止している中、青年部の運営方法や親組織との役割分担等、意見が交わされた。
【2023(令和5)年8月21日第5138号2面】

勝僖梅(和歌山県)

飛鳥 上福島小で奈良漬の食育  伝統野菜「玉造黒門越瓜」

田中社長が奈良漬を解説
 【大阪支社】株式会社飛鳥(田中浩一社長、大阪市福島区)は7日、本社近くにある大阪市立上福島小学校での食育授業を実施した。
 参加したのは同校の「上福なかよし畑」にてなにわの伝統野菜「玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)」を育てた小学4年生の児童たち。地域の伝統野菜と、1000年以上の歴史を有する奈良漬を五感で感じる食育の機会となっている。
 田中社長は「昨年皆さんが育てて、種取りや塩漬をしてくれた瓜を預かり、一年間掛けて奈良漬にしました。今日はこれにシールを貼って、商品を完成させてください」と挨拶して授業を開始した。
児童がシールを貼り商品を完成させた
 初めに瓜や奈良漬に関する座学を実施。奈良漬は冷蔵庫がない時代、野菜を保存するために生まれたと説明。塩と酒粕が野菜に浸透することで菌の増殖を抑えるとともに、美味しくなっていくと説明した。
 また奈良漬はご飯のお供だけでなく、チャーハンなどの料理で風味と食感を加える具材に、またヨーグルトなどデザートの甘み付けにアレンジしても良いと紹介した。
 続いて、玉造黒門越瓜の奈良漬に「神福なかよし畑産 玉造黒門白瓜味醂奈良漬」のシール貼付を児童が行い、商品を完成させた。
 これらは児童らに贈呈し、各家庭で味わってもらうほか、地域住民にも配られる予定。
 なお本食育事業は、子どもに伝統食品への関心を持ってもらおうと大阪府漬物事業協同組合(林野雅史理事長)が行う食育活動の一つとして、飛鳥が実行を務めるものである。
【2023(令和5)年7月11日第5134号3面】

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