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2024新店・催事・キャンペーン・セミナー・イベント・コラボ・注目商品

<東海漬物(愛知県)> 期間限定「旬のかぶ白菜」

旬のかぶ白菜
6種類の野菜たっぷりナムル
ねぎ塩だれきゃべつ
カクテキこくうま
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、昨年の冬に発売して好評だった「旬のかぶ白菜」をリニューアルし、11月から来年1月の期間限定で発売する。
 全て国産野菜を使用した同商品は、冬が旬のかぶと白菜を使用した浅漬。かつおの風味が効いたうす塩味に刻み昆布を加えることで、さらにだしの旨味と素材の味を引き立てた味わいとなっている。塩味のカドを丸め、食べやすくリニューアル。雪のイラストを使用したパッケージで、冬らしさを感じられる一品だ。内容量は130gで賞味期間は8日。
 また、同社ではそのまま食べても、料理にしても美味しく食べられる惣菜感覚の新しい浅漬「野菜そうざい」シリーズの提案に力を入れている。
 9月より発売した「6種類の野菜たっぷりナムル」は、白菜・大根・人参・にら・豆もやし・ゼンマイの6種類の野菜を使用したナムル。6種類の野菜と大豆ミートを使用し、鶏ガラ風味の塩味と旨み、コチュジャンの辛さが特徴のタレを絡めた。仕上げにごま油を混ぜ込み、ごま油の香りで食欲をそそる味わいになっている。
 野菜にしっかりとタレが絡んでいるので、面倒な液切は不要。そのまま浅漬の1品として食べられるのはもちろん、惣菜やおかずへの様々なアレンジでも美味しく食べられる。内容量は180gで賞味期間は16日。
 「野菜そうざい」シリーズのリニューアル商品「ねぎ塩だれきゃべつ」は、4月に開催された漬物日本一を決める「漬物グランプリ2024法人の部」(主催:全日本漬物協同組合連合会)において、準グランプリに輝いた一品。ねぎの使用量を増やすことで、さらに香り豊かに美味しくリニューアルした。
 きゃべつ・ねぎ・人参・にら・大豆ミートに旨みたっぷりのタレを絡めた新感覚の浅漬で、きゃべつと相性の良い香味野菜である、ねぎやにらの香りと旨みがアクセントになっている。
 仕上げにごま油を混ぜ込み、ごま油の香りで食欲そそる味わい。野菜にしっかりとタレが絡んでいるので、面倒な液切は不要。そのまま浅漬の1品として食べられるのはもちろん、豚肉などと一緒に炒めることで、ご飯に合うおかずとして美味しく食べられる。また、焼きそばなど様々な料理にもアレンジできる一品だ。
 内容量は180gで賞味期間は16日。同商品の販売エリアは関東限定で、10月からSNSを活用した販促企画を実施する予定。
 9月よりリニューアルして好評発売中の「カクテキこくうま」は、こくうまの本質的価値である「ご飯に合う」を追求するために醤油と魚介エキスで先味の旨味を強化しつつ唐辛子の比率を見直し、やみつき感のある味に仕上げた。
 子供や女性でも一口で食べられるように、大根はさいの目風カットにしている。下漬・本漬・キムチ漬の3段階仕込みの「こくうま製法」を踏襲し、大根の内部まで味がしっかり浸透。漬け込み日数と漬け込み液を見直すことで、よりシャキシャキ食感に仕上げた。簡単開封、再封可能な蓋に変更し、冷蔵庫で保管しやすくなった。内容量は160gで賞味期間は25日。
【2024(令和6)年10月11日第5176号2面】

東海漬物
https://www.kyuchan.co.jp/

<やまう>「下北沢カレーフェス」に協賛 フォトコンテストも同時開催

国産カレー専用福神漬100g
やさしい福神漬100g
 やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)は、地元応援の一環として、13回目となる「下北沢カレーフェスティバル2024」(以下「下北沢カレーフェス」)に今年も協賛する。
 毎年10万人以上のカレー好きが集まる下北沢カレーフェスは、専用マップを見ながらカレーの食べ歩きを楽しむ、街歩き型のイベント。
 今年は下北沢駅周辺の126店舗(カレー提供109店、スイーツ提供17店)が参加し、10月10日から10月27日までの18日間、街全体がカレーのテーマパークに変貌する。
 なお、参加カレー店を利用するごとに獲得できるスタンプを集めると、オリジナルグッズがもらえる恒例のスタンプラリーでは、同社から2種類の福神漬2000個を協賛。
 さらに今年は下北沢カレーフェスと同社のコラボ企画として、参加カレー店15店舗にて、同社の福神漬を直接お客様に提供し味わってもらうと共にInstagramフォトコンテストも同時開催。
 「やまう 国産カレー専用福神漬」を提供しているお店のメニュー写真を投稿すると、厳正なる審査により10名に「やまう オリジナルタンブラー」をプレゼントする。
【イベントの概要】
 名称:下北沢カレーフェスティバル2024
 日時:2024年10月10日(木)~27日(日)※時間は参加店舗の営業時間に準ずる
 場所:下北沢駅周辺の109のカレー提供店、17のスイーツ提供店、下北沢駅周辺の広場
 内容:下北沢の参加カレー提供店にて、テイクアウトメニューや、食べ歩きに適したミニカレー、限定メニューの提供など、さまざまな種類をいっぺんに楽しみながら、お気に入りが見つけられるフェスティバル。
 共催:下北沢カレーフェスティバル2024実行委員会(下北沢商店連合会、I LOVE下北沢<スパイラル株式会社>)
 後援:世田谷区、公益財団法人世田谷区産業振興公社、世田谷まちなか観光交流協会
【スタンプラリー協賛賞品】 
▼国産カレー専用福神漬100g(提供数1000個):カレーの旨みを引き立てる国産野菜100%の福神漬
▼やさしい福神漬100g(提供数1000個):野菜の産地、食物アレルギー、塩分、添加物に配慮した家族全員が安心できる福神漬
【フォトコンテスト応募方法】
 ①Instagram(@yamau_tsukemono)をフォローする
 ②「下北沢カレーフェス2024」の参加店舗のうち15店舗で「やまうの福神漬」を提供している。その店舗で提供している限定カレーメニューを注文して限定カレーと福神漬の写真を撮る
 ③ハッシュタグ「#やまうの福神漬」「#下北沢カレーフェスティバル2024」をつけ写真を投稿
【応募期間】
 2024年10月10日(木)~2024年10月27日(日)※下北沢カレーフェス開催期間中
【選定方法・賞品】
 ハッシュタグをつけて投稿された写真の中から、やまう株式会社にて厳正な審査を行い10作品を決定。10名に「やまう オリジナルタンブラー(KINTO TRAVEL TUMBLER 350ml)」をプレゼントする。
【2024(令和6)年10月11日第5176号5面】

やまうHP

<貝新物産>「はまぐり祭り」第二弾 多彩なはまぐりグルメ並ぶ

本部店前で宣伝する水谷社長
本部店ではまぐりを焼く
 【大阪支社】貝新物産株式会社(水谷誠志社長、三重県桑名市)の水谷社長がリーダー役を担う「桑名うまいもん横丁実行委員会」は9月29日、「桑名はまぐり秋祭り」を桑名シティホテル前、アピタ桑名店西口入口で開催した。
 桑名の赤須賀港は、はまぐりの産地として知られている。「桑名はまぐり秋祭り」は、3月に初めて開催された「春のはまぐり祭り」に続く第二弾で、今回もはまぐりを使った多彩なグルメが集結。やきそば、サンドウィッチ、クレープ、餃子、たまご焼きせんべい、クラムチャウダーなどに活用された。
 貝新物産も運営する本部ブースの焼きはまぐりは特に盛況で、朝11時30分、14時の二部制で焼き立てを販売開始し、開始からわずか1時間以内には予定数量が完売するほどだった。焼きはまぐりを買い求める来場者は長蛇の列に並び、購入した人は焼き立てで熱々の焼きはまぐりを口に運んだ。
 はまぐり祭りの宣伝は、インスタグラムを中心に行い、開催前は各ブースの紹介がインスタ上で行われた。SNSを見た来場者は、朝11時のはまぐり祭の開始前からイベントブースに到着し、開始を待ちわびた。
主催者の桑名うまいもん横丁実行委員会に加え、後援は桑名市観光協会、協力は赤須賀漁業協同組合と、地元桑名の関係者がPR、設営など一丸となって、祭りを盛り上げた。
 主催者委員長を務めた貝新物産の水谷社長は「特に若い方に地元桑名では、はまぐりが名物であることを知ってほしく、また食べてほしいと思っていた。今春に続き、うまいもん横丁の仲間に協力していただき、見た目も味も素晴らしいはまぐりのアレンジ料理を販売することができてうれしい」と語った。
 また、「お客さんに期待して来場してもらい、感慨深い。来春にも、春のはまぐり祭りを実施する予定だ」と自信を見せた。
【2024(令和6)年10月1日第5175号6面】

<三里浜特産農協> 唯一の「三年子花らっきょ」

三年子らっきょう(ピリ辛)
 三里浜特産農業協同組合 は「三年子花らっきょ」の栽培・加工で知られる。
 通常のらっきょうは8~9月に植え付けし、翌年の5~6月に収穫される。だが、福井県坂井市三国町から福井市棗地区にかけての三里浜砂丘地で育てられるらっきょうは全国で唯一、植え付けから収穫まで3年もの年月をかけ栽培され、「三年子花らっきょ」と呼ばれている。通常のらっきょうと比べ、小粒で繊維が細かく、身が引き締まり、食感は歯切れが良い。
 酢漬は、塩漬して乳酸発酵させ、添加物は使用せずに砂糖、醸造酢、塩をベースに味付けを行う。すっきりとした甘みで昔ながらの味にこだわっている。
 甘酢漬に加え、唐辛子入りの「ピリ辛」も製造する。そのまま食べても、料理の具材としても、シャキシャキとした食感が活きる。甘酢漬は、福井県坂井市へのふるさと納税返礼品にも選ばれている。
二十日大根浅漬
 今年産の収穫は6月12日からスタートし、8月30日に終了した。組合管理の圃場を年々拡大させていることで、収量は昨年の145tから今年は155tにまで増やすことができた。来年産は230tの収量を見込む。農家の高齢化が進んでいるものの、同組合が機械の導入を推進しているため、収穫の生産性は向上しており、反収量は増加傾向にある。
 同組合の村上代表理事組合長は、「福井県は観光スポットとして東尋坊がある。国内観光客はかなり戻ってきており、らっきょうの土産需要が回復してきた。二十日大根の浅漬も好評だ。引き続き、良いものを届けていきたい」とコメントしている。
【2024(令和6)年10月1日第5175号2面】

三里浜特産農業協同組合 https://sanrihamatokusan.com/

<豊洲年末展示会> 2025おせち商戦幕開け 値ごろ感演出し節約志向に対応

豊洲年末商品7社合同展示会
 丸千千代田水産株式会社(石橋秀子社長、東京都江東区豊洲)ら豊洲水産卸売会社7社は10日、豊洲市場内水産売場棟で「豊洲年末商品7社合同展示会」を開催した。
 今年の展示会は当初9月3日に行われる予定だったが、台風10号の影響により1週間延期されての開催となった。会場は年末商材を求める大勢の来場者で賑わい、年末商戦の幕開けを感じさせる展示会場となった。
 今年のトピックは昨年に続き値上げ。原材料価格や物流費の高騰など、様々なコストアップにより、今年もほぼ全てのアイテムで値上げが実施される。栗きんとん、黒豆、昆布巻きといった佃煮おせちの値上げ幅は5~15%程になる見込みで、近年の値上げトレンドが継続する。
 各メーカーでは節約志向が高まる中、どのように値ごろ感を演出するか、知恵を絞っている。栗きんとんでは、同一商品で異なる3種類の規格を展開、内容量や価格帯の選択肢の幅を広げる取組や、内容量を減らす代わりに芋餡のグレードをアップさせるといった提案が見られた。
 また今年の特徴となっているのがセット物の拡充。セット物は年々売上が伸長していることに加え、値ごろ感の演出にも効果的であることから各メーカーはラインナップを増やし対応する。
 栗きんとん、黒豆、たづくり、昆布巻きといった定番の4点セットの他、2点セット、3点セット、またおつまみ用佃煮セット、くるみ製品のみのセットなど多彩な商品が揃う。
 またハレの日需要を喚起する付加価値提案にも力が注がれた。産地限定食材の使用など正月の食卓を彩る特別感のある商材が並んだ。
 丸千千代田水産(株)加工品部加工品課課長代理の横山拓氏は「今年も原料状況の厳しい商材が多く、価格改定の話も多いが、お客様に商品の価値をしっかりと伝えて販売していきたい」と話した。
 <主な出展者と注目商品>【菊池食品工業】3サイズから選べる「栗いっぱい栗きんとん」、重詰めおせち新発売【佐々商店】大き目の割れ栗を使った種子島産安納芋あん使用「栗たっぷり栗きんとん」【勝木食品工業】くるみ4点盛り(メープル、かつお、クランベリー、くるみ小女子)【カネハツ食品】「石川県産五郎島金時栗きんとん」【水上食品】こだわりの極軟食感に炊き上げた新商品「やわらかお多福豆」【佃食品】「壺屋のかぶら寿し」「くるみ入田作」【濱金商店】「栗きんとん」「チーズの佃煮」「トマトとくるみの黒糖飴煮」【石井食品】「千葉県銚子沖産つりきんめの醤油煮」【オオタニ】「北海道産たらこ昆布」「くるみオレンジ」【三和漬物食品】新商品「ぶっかけ海鮮旨辛いか」【竹内農産】保存料、着色料、増粘剤、化学調味料不使用の「野沢菜昆布」【カメヤ食品】「わさび粗おろし」「静岡メロンと伊豆わさび漬」【ヤマモト食品】新商品「にしんの旨煮」「ほたての浜焼き」【三幸】「数の子わさび」「数の子松前」【東北いちば】天然ふかひれ100%使用「ふかひれ松前」【福利物産】昆布巻き、黒豆、たづくりなどのおせちセット【北洋本多フーズ】レンジで簡単に調理できる炊き込みごはんシリーズ【新屋食品】昆布三食巻(たらこ、さけ、にしん)
【2024(令和6)年9月11日第5173号1面】

「日本橋べったら市」10月19、20日に開催

江戸中期から続くべったら市
 「日本橋べったら市」(べったら市保存会)が昨年に引き続き開催される。
 毎年10月19、20日に日本橋大伝馬町の宝田恵比寿神社界隈で開かれている「べったら市」は、東京の秋を彩る、庶民の祭りとしてつとに知られている。
 コロナの影響で2020年と2021年は中止となっていた「べったら市」は一昨年10月、3年ぶりに復活。昨年10月には4年ぶりの本格開催となり、かつての賑わいを取り戻した。
 この市の始まりは、江戸時代中期に、百姓が飴と麹で漬けた大根を浅漬として売り始めたのが起源といわれている。戦後一時期、中断されていたが、にいたか屋が「べったら市保存会」とともにこの70年余り復興、そして継続開催に尽力し、今日の人気と共に、人出を導引するに至った。
 来場者は期間10万人以上(前回実績)。露店は約500軒。大方、株式会社東京にいたか屋(中川英雄社長、東京都中央区日本橋)が商品供給をしている。今年もメディアへの露出も十分期待できる。
 べったら漬の出荷金額は約50億円(本紙調べ)。今から25年前のべったら漬の市場規模は、秋冬の一季節商材として約5億円規模(本紙推定)であったことから、「べったら市」がこれまで果たしてきた販促・PR効果は大きい。
 昨今ではその需要の高まりから定番アイテムとしてハーフサイズ商品、さらには販売好調のカップ詰めのスライスタイプを品揃えする小売店が多い。
 べったら漬は、秋冬の代表的な季節商材であると同時に商圏も広がり、全国区、通年商材としての存在感が増している。

「おいしい新聞」でご紹介↓
<フェイスブック>
https://www.facebook.com/syokuryou/posts/pfbid0ghNGzLdWpqR2iA44uttvMtrgEUQaA5ugcAKNzSV77ZUdF5gtYZ5oKhHbVxFarDZxl?
<インスタグラム>
https://www.instagram.com/p/DAp63t9zOG8/
<X(旧ツイッター)>

<ピックルスコーポレーション>「キムチクッパの素」新発売 ご飯がススムシリーズから

ご飯がススムキムチクッパの素
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社ピックルスコーポレーション(影山直司社長、埼玉県所沢市)は、電子レンジの簡単調理でキムチクッパが食べられる「ご飯がススムキムチクッパの素」を9月1日に新発売した。
 同商品はご飯がススムキムチの特長である魚介のうま味と甘辛な味わいが楽しめる、4種の野菜(白菜、緑豆もやし、にら、ねぎ)が入ったキムチクッパの素。ご飯がススムキムチらしく、辛さ控えめで子供と一緒に家族みんなで楽しめる。
 電子レンジで温めるだけの簡単調理のため、間食や夜食にもおすすめの一品。パッケージの裏面に作り方を記載している。内容量は185gで賞味期限は8カ月。※本商品にご飯は入っていない。
 ご飯がススムブランドサイトでは、ご飯がススムシリーズの紹介やスペシャルコンテンツを掲載している。
【2024(令和6)年9月21日第5174号7面】

ご飯がススムブランドサイト
https://www.gohangasusumu.jp/

<ピックルスコーポレーション札幌>酪農学園大監修「沼る浅漬」 店頭での試食販売も実施

酪農学園大学監修 沼る浅漬
店頭での試食販売
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社ピックルスコーポレーション札幌(華輪雄司社長、北海道札幌市)は、「酪農学園大学監修 沼る浅漬」を8月16日から8月31日までの期間限定商品として、北海道地区で販売した。また、販売に合わせて、酪農学園大学の学生、ながぬま農業協同組合(以下、JAながぬま)と協力し、店頭での試食販売を実施した。
 「酪農学園大学監修 沼る浅漬」は、酪農学園大学、JAながぬま、ピックルスコーポレーション札幌の三者連携で実現した商品。
 酪農学園大学の学生がレシピ、商品名を考案。若年層にも購入してもらいたいという想いから、若者言葉の「沼る」(意味:熱中すること)を使用。白菜の産地である長沼町の「沼」とも掛けた。
 JAながぬまの長沼町産白菜を使用し、味の決め手には生姜を使用。さっぱりとした印象ながらもパンチのある味わいで、どんな食シーンにも合う。商品デザインについても、学生の意見を取り入れた可愛らしいデザインとした。牛のイラストは学生の絵が原案となっている。内容量は125gで賞味期限は製造日+6日。
【2024(令和6)年9月21日第5174号7面】

酪農学園大学
https://www.rakuno.ac.jp/archives/34014.html

<ピックルスコーポレーション>「桃屋のきざみにんにく使用 おつまみキャベツ」

 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社ピックルスコーポレーション(影山直司社長、埼玉県所沢市)は、株式会社桃屋(小出雄二社長、東京都中央区)の「桃屋のきざみにんにく」を使用した「桃屋のきざみにんにく使用 おつまみキャベツ」を8月下旬より発売した。
 同商品はピックルスコーポレーションと桃屋の初コラボレーション商品で、「桃屋のきざみにんにく」が持つ香ばしさや旨みを活かして、後を引く、やみつきになる味わいに仕上げた。
 しっかりと効いたにんにくの風味が食欲をそそる、おかずにもおつまみにもおすすめの一品。8月下旬から11月までの期間限定商品となっている。内容量は100gで賞味期限は製造日+6日。
 「桃屋のきざみにんにく」は、生のにんにくを刻んだだけでは味わえない、にんにくの旨みと香ばしさを併せ持った「食べる調味料」。1ビンの中に小粒サイズの生にんにくが約30粒分入っており、鶏や野菜の旨みで程よく味付けし、さらに黒こしょうなどを加えることにより、にんにくの旨みに深みを与えている。
【2024(令和6)年9月1日第5172号3面】

ピックルスコーポレーション
https://www.pickles.co.jp/products/genki/momoya-kyabetsu/

<やまう> 吉祥寺カレーフェスに協賛 カレー引き立たてる福神漬PR

「国産カレー専用福神漬100g」㊨と「やさしい福神漬100g」
駅前に設置された商品交換所
 やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)では、8月23日~9月1日に吉祥寺駅周辺の25店舗で開催されている「吉祥寺カレーフェスティバル2024」(主催‥株式会社ビデオインフォメーションセンター(吉祥寺イベント実行委員会))に今年も協賛。2種から選べる福神漬(「国産カレー専用福神漬100g」と「やさしい福神漬100g」)を計500個提供し、カレーを引き立てる福神漬の魅力をPRしている。
 「吉祥寺カレーフェスティバル2024」は、吉祥寺のディープな飲食店を探索しながら限定カレーの食べ歩きができる街ぐるみのイベント。
 参加店で無料配布されるマップを片手に各店舗で提供されるカレーメニューを食べると獲得できるスタンプを集めて賞品がもらえる(福神漬は2スタンプで獲得)。
 運営を行うスパイラル株式会社では「今回で6回目の開催となり、おかげ様でイベントが浸透してきた。今回は台風の影響を受けたものの、それでも多くの方にご参加いただくことができた。是非、家カレーで福神漬とカレーの相性の良さを楽しんでほしい」とコメントしている。
【2024(令和6)年9月1日第5172号6面】

やまうHP

<東京家政大学(東京都)>9月11日にオンライン講座 チルド食品の品質・安全確保

 東京家政大学の地域連携推進センター(久篠奈苗所長)は、9月11日にオンライン講座「Tokyo Kasei塾 2024」(食品編 オンライン専門講座)を開催する。
 講師は同大学大学院客員教授の藤井建夫氏で、テーマは「チルド食品の品質・安全確保に必須の低温微生物の基礎知識」。
 藤井氏は本講座について「細菌の中には常温よりも10℃以下の方がよく増殖できる低温菌がいる。主にチルド食品の腐敗菌の他、リステリアは0℃でも増殖可能な食中毒菌であり、米国では本菌による食中毒の死者が年間約500人といわれている。チルド食品を扱う食品事業者にとってはその品質・安全確保が喫緊の課題となるが、多くの場合、その対策に必要な低温微生物についての知識は不十分。このような背景から、私はこれまで民間のセミナーで9年間低温微生物について講義してきたが、関心が高く毎回満員御礼状態(定員40~50名)だった。受講者からは『目から鱗が落ちた』との感想をいただいたこともある。しかし残念ながらこのセミナーは主催者の都合で開催されなくなったため、その内容をこのTokyo Kasei塾でお話ししたいと考えている」と説明している。
 【Tokyo Kasei塾 2024(食品編 オンライン専門講座)概要】
 ▼開催方法:Zoomによるオンライン開催
 ▼定員:30名
 ▼時間:13時30分~15時40分
 ▼受講料:各回《一般》3000円《東京家政大学学生》1500円 ※申込み受付後、払込用紙を郵送(別途、事務手数料として300円負担)
 ▼対象:食品関係の企業に従事されている方、及びこのテーマに関心のある方
 ▼申込締切:8月28日
 ▼問い合わせ先:04‐2955‐6959
【2024(令和6)年8月21日第5171号2面】

東京家政大学

<やまう>「吉祥寺カレーフェス」に協賛  ”やさしい福神漬”など500個提供

国産カレー専用福神漬100g
やさしい福神漬100g
 やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)は、「吉祥寺カレーフェスティバル2024」に今年も協賛する。
 今年度は下北沢カレーフェスティバル(2024年10月10日~10月27日)に先立って開催される「吉祥寺カレーフェスティバル2024」は今年で6回目を迎え、吉祥寺のディープな飲食店を探索しながら限定カレーの食べ歩きができる、街ぐるみのイベント。
 参加店で無料配布されるマップを片手に各店舗で提供されるカレーメニューを食べると獲得できるスタンプを集めて賞品がもらえる恒例のスタンプラリーでは、同社から「2種から選べる福神漬 先着500個」を提供(2スタンプで獲得)。カレーを引き立てる福神漬の魅力を多くの人へ伝える。
【イベント概要】
 名称:吉祥寺カレーフェスティバル2024、日時:2024年8月23日(金)~9月1日(日)の10日間※時間は参加店舗の営業時間に準ずる
 場所:吉祥寺駅周辺の参加店舗
 内容:参加店舗で無料配布される、カレーメニューが掲載されたマップを片手に、個性的な店舗や知る人ぞ知る名店、特別メニューなどを楽しみながら、お気に入りを見つけられるフェスティバル。カレーを食べたらマップにスタンプを押してもらい、集めたスタンプの数に応じたプレゼントと交換できる。
【スタンプラリー協賛賞品】
 ▼国産カレー専用福神漬100g(提供数250個):カレーの旨みを引き立てる国産野菜100%の福神漬
 ▼やさしい福神漬100g(提供数250個):野菜の産地や、食物アレルギー、塩分、添加物に配慮した家族全員が安心できる福神漬
【2024(令和6)年8月21日第5171号4面】

やまうHP

<群馬県漬物メーカー3社>ブラジル展示会へ出展 梅製品などPR

右から遠山社長、武井専務、小山社長
梅製品などをPRした
 武井漬物製造株式会社(武井真優花社長、群馬県太田市)、赤城フーズ株式会社(遠山昌子社長、群馬県前橋市)、株式会社コマックス(小山勝宏社長、群馬県前橋市)では、7月12日~14日にブラジル・サンパウロ市のサンパウロエキスポセンターで開催された「第25回サンパウロ日本祭り/第1回ふるさと”いいもの”展」(主催:ブラジル日本都道府県人連合会)に出展した。
 期間中は群馬県コーナー内に3社がブースを構え、武井漬物製造の武井麻由美専務、赤城フーズの遠山社長、コマックスの小山社長が漬物を始めとした各種商品をPRした。
 赤城フーズでは、「国産梅のしろっぷ」「国産梅のじゃむ」を中心に、「ぐんまの甘梅」「刻んだカリカリ梅」などを展開。甘梅やシロップの評価が特に高く、日系人だけでなく、現地のブラジルなど幅広い来場者から好評を博した。
 遠山社長は、「梅がブラジルの方にも美味しく召し上がっていただけたことは新発見だった。地球の裏側であるブラジルの人たちと日本の繋がりを深く感じられる貴重な機会になった」と感想を語った。
【2024(令和6)年8月21日第5171号4面】

<吉岡屋>夏期インターンシップ アレンジレシピ試作で漬物身近に

試作したアレンジレシピを前に吉川社長(右)とインターン生
 株式会社吉岡屋(吉川絵美子社長、東京都中央区)では、漬物研究同志会女子会の取組としてスタートした東京家政大学学生を対象としたインターンシップを今夏も8月5日~29日の日程で実施している。
 2024年夏期インターンシップには栄養学部管理栄養学科2年生の建石愛佳さん、同1年生の家光春菜さん、栄養学部栄養学科2年生の髙石夏樹さんの3名が参加。
 全7回の実習は、豊洲や築地の同社店舗の他、リモート形式で行われ、市場見学や漬物アレンジレシピ作成、POP制作、SNSでの情報発信、店舗における接客など様々なプログラムが実施されている。
 8月9日には、築地総本店にて漬物アレンジレシピの試作会が行われた。インターン生は、手軽に作れることを最大のテーマとして、夏場でも食べやすいメニューや、子どもでも食べやすいメニューなどをそれぞれ2品ずつ考案し、実際に調理した。
 奈良漬を使用したタルタルカナッペやいんげんのおひたし、べったら漬を使用した酢の物やハワイアンピザ、広島菜漬を使用したつくねなど、今回もインターン生の柔軟なアイデアにより魅力的なアレンジレシピが生み出された。
 建石さんは「漬物はご飯と一緒に食べる機会が多かったが、食材として手軽に使用できることが分かった」。家光さんは「漬物は塩分が高いイメージがあったが、塩分は意外に少なく、生の野菜より栄養価が高いことを学び、健康に良いイメージに変わった」。石さんは「漬物は食物繊維がとても豊富で様々な健康機能性があることを知って、今後さらに食べたいと感じた」とそれぞれ感想を語った。
 吉川社長は、「今回も漬物を知ってもらうため、食べる・使う・売るの3ステップでインターン研修を実施している。アレンジレシピを試作してもらうことにより、漬物を使用することで簡単に美味しい料理が作れることを体験してもらえたのではないか。インターンシップを通して、漬物を少しでも身近に感じてもらうことができたら嬉しい」と話している。
【2024(令和6)年8月21日第5171号4面】

吉岡屋HP

<立教大学×日の丸自動車> 納涼バスツアー産学共創

オープントップバス
アペタイザーセット(イメージ)
 立教大学観光学部(松村公明学部長、埼玉県新座市)は、日の丸自動車興業株式会社(富田哲史社長、東京都文京区)及びスカイホップバスマーケティングジャパン株式会社(株式会社JTB・京阪バス株式会社・日の丸自動車興業の3社共同事業会社)と、昨年大きな反響を呼び約900名が参加したバスツアーの第2弾を8月1日に発売開始した。
 訪日外国人旅行者や夜の東京を納涼・絶景で楽しみたい層をターゲットとしたナイトタイムエコノミーに貢献するオープントップでのバスツアー「TOKYOサマーナイトブリーズ」を産学共創で商品化した。
 本ツアーは、立教大学観光学部の2年次生が「旅行産業演習1」(担当:風間欣人観光学部特任教授)の中で、東京の夜のエンターテインメントが少ないという課題を解決し、日差しが強く暑い昼間から夜間へ観光回遊をシフトすることで、ナイトタイムエコノミーに貢献することを目的として企画した。日の丸自動車興業とスカイホップバスマーケティングジャパンはその学生の着眼点に共感し、企画に至った構想を生かす形で商品の開発を進めた。
 本ツアーで使用するホームページと音声ガイダンスは、学生が作成したオリジナルシナリオによる4言語(日本語、英語、繁体中文、簡体中文)で聞けるようにしたものとなる。これを、乗客のスマートフォンとイヤホンで聞いてもらうことで、従来使用していた使い捨てイヤホンを廃止するなど、SDGsに向けた取組を推進している。
 ツアーは「納涼」と「絶景・夜景」がテーマで、タイトルの「涼夜景!(りょうやけい)」は学生が考えた造語で、屋根のないオープントップバスで涼しく気持ちの良い風を感じ、東京の夜景を見ながら疾走するイメージ。SNS映えする美しい東京臨海地区の夜景を見ながらレインボーブリッジを渡り、東京タワーを背景に絶景ポイントを散策するツアー。終点の有楽町では帝国ホテル東京へ案内する(1ドリンク+アペタイザーセット付き)。また、ツアーをより楽しむために浴衣を着用すると、割引料金が適用される。
 【商品概要】
 ▼商品名:スカイバス「TOKYOサマーナイトブリーズ」▼設定日:8月8日~9月29日(一部除外日あり)▼旅行代金:一人 大人6000円、学割5500円(25歳以下で学生証を提示)、子ども5000円(6歳から11歳、但し小学生は含む)、浴衣割は右記旅行代金より▲1500円
【2024(令和6)年8月21日第5171号4面】

立教大学
https://www.rikkyo.ac.jp/news/2024/08/mknpps000002vll9.html
日の丸自動車興業
https://www.hinomaru-bus.co.jp/

<東海漬物(愛知県)>夏休み親子ぬか漬教室 5組12名の親子が体験

夏休み親子ぬか漬教室
「熟ぬか床」でぬか漬体験
梅谷主任
 【大阪支社】東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は7月25日、愛知県豊橋市の「こども未来館ここにこ キッチン工房」で「夏休み親子ぬか漬教室」を開催し、5組12名の親子が参加した。講師は、営業企画部情報解析課の梅谷靖子主任が務めた。
 初めに梅谷氏が挨拶とともに「みなさんぬか漬を知っていますか、食べたことはありますか」と子どもたちに質問すると、数人の手が挙がり、また他の種類の漬物でキムチ、特に同社のこくうまキムチが好きという声も出た。
 次に、梅谷氏は用意した
7年もののぬか床で漬けたきゅうり漬を試食提供し、参加者は「うまみがある、おいしい」と語り合いながら、じっくり味わった。ぬか漬には、きゅうりのほか、大根やズッキーニ、長芋も合うと説明が付け加えられた。
 続いてぬか漬体験に移り、同社の「熟ぬか床」を親子で底からしっかりかき混ぜた。「触るとひんやりしている」「粘土遊びみたい」と楽しく取り組んだ。
 一同、きゅうりを半分に折ってから、よくかき混ぜられたぬか床に入れて漬け込んだ。自宅に持ち帰り、半日ほど経てば、きゅうりのぬか漬ができ上がる。
 梅谷氏は、ぬか床をかき混ぜるのは、上方の酵母と下方の乳酸菌のバランスを整えるためで、かき混ぜないと酵母が増えすぎてしまい、風味が劣化したり嫌な臭いが発生したりすると解説した。
 ぬかは、玄米を白米にする時に取れるもので、ビタミンB群やミネラルが豊富。土用の丑の日によく食べられるうなぎと同じビタミンB1も含まれ、夏バテしやすい時期に、ぜひぬか漬を食べて欲しい、と紹介した。
 体験教室が終わって参加者に感想を聞くと、子どもたちからは「ぬか床に野菜を入れるだけで簡単にできる。夏休みにぬか床を毎日育てたい」と話した。
 梅谷氏は「ぬか漬教室の参加をきっかけに、少しでも家庭で漬物と親しんでほしいと願っている。自分で漬けるとよりおいしく感じ、マイぬか床に愛着が湧くはず」とコメントした。
【2024(令和6)年8月11日第5170号9面】

東海漬物
https://www.kyuchan.co.jp/

<丸越(愛知県)> 10月から「りんごとはちみつのキムチ」などユニークな新商品

りんごとはちみつのキムチ
のりしお白菜漬
セロリミックス 青しそ風味
 株式会社丸越(野田明孝社長、愛知県名古屋市)はスーパー向け商品を展開する香味小夜子ブランドから、日々の野菜摂取を応援する漬物の開発を強化中。10月1日から新たにユニークな新商品3品を発売予定だ。
 「りんごとはちみつのキムチ」は、家族みんなで笑顔を分かち合う食卓を目指して開発した。唐辛子の辛さを抑えながら、りんごの優しい甘みとはちみつのコクを効かせてキムチ本来の旨味をしっかりと引き出した奥深い味わいが特徴だ。
 「りんごとはちみつ」を強調したラベルで、一目でフルーティーな味を想像させる。内容量は180gで賞味期限はD+20日。
 「のりしお白菜漬」は青のりとホタテエキス、かどやのごま油を使用した斬新な白菜漬。青のりの豊かな磯の香りと旨味は、ザクザクとした歯ごたえに仕上げた白菜漬がベストマッチ。「今まで何故なかったのだろう」と思わせるほどの相性の良さだ。
 のりしお味と言えばポテトチップスでも定番の味。黄色と緑のラベルは誰もが知る人気商品をリスペクトしたもので、目指している味が想像しやすく、興味を引くこと間違いなしだ。内容量は180gで、賞味期限はD+9日。
 「セロリミックス 青しそ風味」はシャキシャキ食感のセロリとみずみずしい大根の塩漬けに、しその爽やかな香りをプラスした。素材本来の味を生かした優しい味つけなので、野菜スティックやサラダのような感覚でポリポリと手軽に野菜を摂取できる。洋食にも合わせやすい。内容量は90g、賞味期限はD+7日。
 また同社は6月1日より、三好工場内に新オフィスを増設し丸越の本社勤務だった営業部門、サポート部門などの社員が三好オフィス勤務となった。合わせて物流拠点も本社から、三好工場隣接の施設へと変更した。これにより部署間の連携が円滑になり、商品開発のサイクルや顧客サポートがこれまで以上にスピーディとなる。
 野田豊嗣専務は「長年積み上げてきたやり方をリセットすることになるので不安もあったが、企業としてレベルアップを目指していくには必須だった。引越作業もひと段落したので、ここから成果を上げていきたい」と期待を込めて話している。
【2024(令和6)年8月11日第5170号9面】

丸越

<東海漬物(愛知県)>秋のほっこりキャンペーン 抽選でキューちゃん腹巻き当たる

キャンペーンマーク
キューちゃんオリジナル腹巻き「はらまQ」
きゅうりのキューちゃん(秋季CPパッケージ)
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、9月2日より2024年秋季キューちゃんプロモーションを展開する。
 「きゅうりのキューちゃん」以下キューちゃんシリーズとその姉妹品合計6品を対象に、9月2日から11月1日まで、「秋のほっこりキャンペーン」を実施する。プレミアム賞品には、秋冬に向け身も心も温まるオリジナルグッズとして、キューちゃんオリジナル腹巻き「はらまQ」を用意。パッケージや販促物で消費者にアピールする。
 【キャンペーンの概要】
 ◆実施期間:2024年9月2日~11月1日
 ◆実施地域:全国
 ◆生産期間:2024年8月上旬~9月下旬(予定)(対象商品の販売計画数量を達成次第生産終了)
 ◆対象商品:「きゅうりのキューちゃん」以下キューちゃん姉妹品等を含む合計6品
 ◆応募形式:各対象商品の裏面にあるバーコードを必要枚数ハガキに貼って応募するクローズドキャンペーン
 ◆応募条件:対象商品を購入し、裏面のバーコード2枚を1口としてハガキに貼って応募
 ◆抽選方法:1回の抽選方式
 ◆応募締切:2024年11月1日 ※各当日消印有効
 ◆当選者発表:賞品の発送をもって発表に代える
 ◆応募先:〒550‐8799 大阪西郵便局留 秋のほっこりキャンペーン係
 ◆プレミアム賞品:キューちゃんオリジナル腹巻き「はらまQ」(1500名に当選)
【2024(令和6)年8月11日第5170号14面】

東海漬物

<東海漬物(愛知県)> 「カクテキこくうま」など7品リニューアル

カクテキこくうま
赤から監修白菜キムチ
ゆず白菜
ぷち!浅漬 白菜漬
ぷち!浅漬 きゅうり漬
ぷち!浅漬 ゆず大根
ぷち!浅漬 ゆず白菜
 東海漬物は、9月(一部8月より)より7品のリニューアル製品を発売する。
 「カクテキこくうま」は、こくうまの本質的価値である「ご飯に合う」を追求するために醤油と魚介エキスで先味の旨味を強化しつつ唐辛子の比率を見直し、やみつき感のある味に仕上げた。
 子供や女性でも一口で食べられるように、大根はさいの目風カットにしている。下漬・本漬・キムチ漬の3段階仕込みの「こくうま製法」を踏襲し、大根の内部まで味がしっかり浸透。漬け込み日数と漬け込み液を見直すことで、よりシャキシャキ食感に仕上げた。簡単開封、再封可能な蓋に変更し、冷蔵庫で保管しやすくなった。内容量は160gで賞味期間は25日。
 昨年も販売している名古屋名物で有名な赤からの監修を受け、赤から鍋のおいしさを再現した「赤から監修白菜キムチ」は、簡単開封・再封可能な蓋に変更し、冷蔵庫で保管しやすくなった。八丁味噌とコチュジャンを使用した濃厚な甘みとうま味が特徴。赤から鍋で人気の3番の辛さに仕上げ、濃厚なコク・うま味・甘さと後ひく辛さが癖になる一品だ。内容量は160gで賞味期間は25日。
 全4品をリニューアル発売する「ぷち!浅漬シリーズ」は、レシピ・デザインを刷新し、さらにおいしく、より分かりやすく、目に留まるようになった。「ぷち!浅漬 白菜漬」は、塩味のカドを丸め、食べやすさをアップ。シンプルな味付けで野菜のおいしさを引き立てている。内容量は80gで賞味期間は8日。
 「ぷち!浅漬 きゅうり漬」は、塩味のカドを抑えて食べやすくし、魚介の満足感ある旨みをアップした。内容量は70gで賞味期間は8日。
 「ぷち!浅漬 ゆず大根」は、国産のゆず果汁、ゆず皮を増量し、ゆずの風味をアップ。さわやかですっきり甘い味付けに仕上げ、賞味期間を21日に延長した。内容量は80gで賞味期間は21日。
 西日本地域限定発売品の「ぷち!浅漬 ゆず白菜」は、国産のゆず果汁、ゆず皮を増量し、ゆずの風味をアップ。甘すぎずさっぱりと食べやすい味付けに仕上げ、賞味期間を10日に延長した。内容量は80gで賞味期間は10日。
 8月よりリニューアル発売した「ゆず白菜」は、ゆずのさわやかな風味を感じられる白菜漬の定番フレーバー。ゆず皮及びゆず果汁の使用量を増量し、ゆずの風味をアップさせた。甘さと酸味のバランスを調整し、より食べやすくさっぱりとした味に仕上げた。レシピ配合を見直すことで賞味期間を2日延長し、廃棄ロス低減に貢献する。内容量は160gで賞味期間は11日。
【2024(令和6)年8月11日第5170号14面】

東海漬物
https://www.kyuchan.co.jp/

<内藤醸造(山形県)> 第28回梵天丸茄子供養祭 生産者の減少や高齢化が課題

神事を執り行う内藤社長(中央)
梵天丸茄子の漬け込み式
 「第28回梵天丸(ぼんてんまる)茄子供養祭」が7月4日、内藤醸造株式会社(内藤徳和社長、山形県米沢市窪田町)の敷地内にて開催された。
 供養祭は茄子の種を守り続けてくれた先人の遺徳に感謝し、地域の食文化の発展や豊作祈願、茄子の恵みに感謝を捧げることを目的に平成9年より毎年開催している。今年もJA山形おきたま、行政、生産者、同社社員ら約30名が出席した。
 主催者挨拶を行った内藤社長は、「暑くなったら丸茄子を食べるという文化はこれからも守り、育てていかなければいけない。厳しい時代だが、皆さんの力を借りてこの地域の文化を継承していきたい」と改めて食文化を守っていく決意を語った。
 続いて神事が執り行われ、祝詞奏上、玉串奉奠が行われ、豊作を祈願。最後に梵天丸茄子の漬け込み式が行われた。
 今年の収穫量は昨年並みの11tを見込んでいる。現在、置賜地方の梵天丸茄子生産者は6名で、4年前から半減している。生産者の減少や高齢化は大きな課題となっており、今後は生産者を増やす取組が求められている。
 梵天丸茄子の名前は、戦国大名・伊達政宗が米沢に住んでいた幼少の時の名前(梵天丸)が由来で、その名の通り病気に強く、品質が良いといわれている。戦国武将の直江兼続が当時の同地区の武士に作らせた窪田茄子と仙台長茄子を交配し、歯ざわりの良さや色彩の良さなどそれぞれの特徴を取り入れた梵天丸茄子が完成した。
 収穫時期は毎年6月末から10月中旬までで、茄子もぎは暑い夏の間に行われる。毎日の作業のため、専業農家でなければ生産が難しく、高齢化が進む生産者は減少傾向にある。
 梵天丸茄子は同社が浅漬などに加工、出荷。米沢を代表する夏の味覚の一つとなっている。同社は平成元年に登録商標「梵天丸茄子」として製品化し、昔ながらの醸造の技を駆使して梵天丸茄子の製品化に励んでいる。
【2024(令和6)年8月11日第5170号15面】

内藤醸造
https://marumago.jp/

備後漬物 吉野家キャンペーン 「牛丼の具」などプレゼント

吉野家白菜キムチ キャンペーンバージョン
 備後漬物株式会社(佐藤豊太郎社長、広島県福山市)は7月1日から9月30日の期間「吉野家キャンペーン」を実施している。
 対象商品いずれか一つを購入したレシートでWebまたはハガキから応募すると、抽選で1200名に吉野家冷凍食品「牛丼の具」や選べるデジタルポイントをプレゼントする。
【対象商品】▼「吉野家白菜キムチ」180g・200g・380gの各商品
▼「吉野家お新香カップ」の140g・210gの各商品
【賞品】▼冷凍牛丼賞=吉野家冷凍食品「牛丼の具」8食(500名様)
▼選べるデジタルポイント賞=PayPayマネーライトやAmazonギフトカードなど選べるデジタルポイント2000円分 (700名様)
※ハガキ応募は冷凍牛丼賞のみ応募可能。
【応募方法】
<WEBでの応募>次のRLよりサイトにアクセスし、応募。
https://www.cp-lp.jp/2024yoshinoya/
<ハガキでの応募>ハガキ応募は、冷凍牛丼賞のみ応募可能。対象商品を購入したレシートを郵便はがきに貼り、郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入のうえ、応募。レシート1枚につき1口の応募となる。
 応募先=〒720-2413 広島県福山市駅家町大字法成寺1613-47 備後漬物㈱「吉野家キャンペーン」プレゼント係
【キャンペーン期間】
 ▼7月1日(月)~2024年9月30日(月)23時59分まで ※ハガキは当日消印有効
※応募対象となるレシートは、2024年6月28日(金)~2024年9月30日(月)の期間内に発行されたものに限る
【2024(令和6)年8月1日第5169号15面】
 
備後漬物
 

<茨城県> 7月10日「納豆の日」イベント アンテナショップでフェア開催

“粘り強さ”で表彰されたダンディ坂野さん(左)とスギちゃん
茨城名物「わら納豆」
 7月10日の「納豆の日」にちなみ、東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」では、7月10日~15日に『IBARAKI sense 納豆フェア』を開催した。
 初日の10日には、お笑い芸人のダンディ坂野さんとスギちゃんが、同店内「BARA dining」ステージに登壇し、納豆にまつわるトークを展開。また芸能界で“粘り”強く活躍している2人を「粘り強さ・オブ・ザ・イヤー2024」として表彰した。
 その後は、2人が1分間で納豆を混ぜた回数を競う「納豆まぜまぜ対決」や、それぞれの推し納豆を紹介して試食を行った。
 『IBARAKI sense 納豆フェア』では、ショップで40種類以上の納豆商品を取り揃え、フェア期間中はダンディ坂野さんとスギちゃんがセレクトした推し納豆セット(ダンディセット、ワイルドセットとも710円税込)を限定販売。さらに、豪華な納豆セットが当たる納豆ガチャなど、盛りだくさんの内容で実施された。
 「納豆ガチャ」は、500円でガチャを引くと、人気の納豆商品満載の豪華食べ比べセットの他、納豆のお菓子セットなどを進呈。14日には、茨城県日立市の菊水食品・菊池啓司社長とマンマカフェ・田野島万由子氏を講師に迎え、納豆を使用したスイーツやデザートを楽しめるスペシャルイベントを実施した。
 納豆を食べ比べ、味の違いを当てる「利き納豆」チャレンジは、13日と15日に先着15名で開催。見事正解した人にはプレゼントが贈られた。
 納豆の日限定で10日に開催された「納豆のまち・水戸特集」では、わら納豆職人のように、感覚を頼りにわら納豆の重さである70gぴったりの大豆を量れるか挑戦する「わら納豆職人チャレンジ」(参加費無料)を実施。加えて、通常はセット販売していない水戸市4事業者のわら納豆を集めた「水戸わら納豆4本セット」を販売した。
 その他、「BARA cafe」では、ミルクソフトの上に、黒豆納豆「黒豊(こくほう)」をのせた「黒豊納豆ソフトクリーム」(750円税込)を7月6日から16日まで限定販売。好みで醤油をかけて食べることができ、納豆臭さがなく、納豆が苦手な方でも食べられると評判だった。
【2024(令和6)年7月21日第5168号13面】

茨城県 納豆の日特集
https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/syun/20240720.html

<ウエルシアホールディングス> 夏の2大キャンペーン

夏の2大キャンペーン
WAONポイントやグッズが当たる
 ウエルシアホールディングス株式会社(桐澤英明社長、東京都千代田区)は、7月1日よりウエルシアグループの店舗で買い物した人を対象に最大でWAON POINTが10万ポイント当たるキャンペーン「ウエルシア×メーカー合同企画WAON POINT還元祭」と限定コラボグッズが当たる「うえたん×シナモロール ハッピーサマーキャンペーン」の2つのキャンペーンを期間限定で同時開催している。
 ウエルシアは、5月1日よりイオンのグループ会社としてイオンの共通ポイントであるWAON POINTを中心に、買物客の利便性向上につながるポイントサービスを提供。この度、「WAON POINT還元祭」を開始することで、買物客に毎日の買い物をいっそう楽しんでもらいたいと考えている。
 同時開催の「ハッピーサマーキャンペーン」は、ウエルシアグループの公式キャラクター「うえたん」と株式会社サンリオのキャラクター「シナモロール」のコラボ限定デザイングッズが賞品で、キャラクターファンに必見のキャンペーンとなっている。
【キャンペーンの概要】
1.実施期間:2024年7月1日~9月1日 応募締切9月4日
2.キャンペーンの対象:ウエルシアグループの下記での買い物。ウエルシア薬局(HAC・金光薬品含)、シミズ薬品、丸大サクラヰ薬局、よどやクスリのマルエ、コクミン、ふく薬品、ププレひまわり、とをしや薬局、NARCIS、MASAYA、ウエルシアプラスの店舗、ウエルシアドットコム
3.応募コースと特典
「ウエルシア×メーカー合同企画 WAON POINT還元祭」
①5000円コース:対象メーカー商品を3点以上含む、税込5000円以上の買い物をしたレシートで
(金)抽選で20名にWAON POINTを10万ポイント進呈
(銀)抽選で300名にWAON POINTを1万ポイント進呈
②1000円コース:対象メーカー商品を3点以上含む、税込1000円以上の買い物をしたレシートで抽選6000名にWAON POINTを500ポイント進呈
「うえたん×シナモロール ハッピーサマーキャンペーン」
②1000円コース:税込1000円以上の買い物をしたレシートで
(A)抽選で150名にぬいぐるみペアセットを進呈
(B)抽選で500名にジオラマアクリルスタンドを進呈
(C)抽選で3000名にステッカーセットを進呈
※キャンペーンの買い物の対象外 となる商品等
処方箋、公共料金支払い(収納代行)、たばこ、POSAカード、配送料金(宅急便等)
4.応募方法
応募条件を満たすレシートの写真画像を専用Webサイトにアップロードし、WAONカードの番号、賞品送付先住所を入力する。
※詳細はキャンペーンの専用ウェブサイトを参照
・1枚のレシートで両キャンペーンに応募可能。
・1枚のレシートで応募できるコースは、各キャンペーンで1コースのみ。
・1枚のレシートで同一コースへ複数口応募可能。
(例)メーカー対象品10点含む1万円の場合
1000円コースなら3口、5000円コースなら2口応募可能。
・1枚のレシートが①、②の基準の金額に満たない複数レシートを合算して応募することはできない。
・ウエルシアグループアプリから応募した場合当選は確率が2倍になる。
【2024(令和6)年7月21日第5168号13面】

ウエルシアホールディングス
https://www.welcia.co.jp/ja/index.html

<岩下食品> 9月1日まで夏イベント 岩下の新生姜ミュージアムで

NEW GINGER SUMMER 2024
 岩下食品株式会社(岩下和了社長、栃木県栃木市)が運営する岩下の新生姜ミュージアムでは、7月3日から9月1日まで、夏イベント「NEW GINGER SUMMER 2024」を開催している。
 館内20箇所に設置された岩下の新生姜やミュージアムにまつわるクイズに答え、クロスワードパズルを完成させてナゾの答えを導き出す参加型ゲーム「イワシカ探検隊」が今夏初登場。イベントステージをはじめ館内随所には、海・花火・夏祭りなど夏の風物詩とピンクにこだわったフォトスポットが充実。展示エリアには、土用丑の日に向けて「うなぎに岩下の新生姜」を提案する“ピンクのうなぎ”が出現する。
 プロジェクションマッピングやお絵かき水槽「ピンクの海のなかまたち~NEW GINGER AQUARIUM~」など、夏イベントの人気コンテンツは今夏も楽しめる。
 館内カフェ「CAFE NEW GINGER(カフェニュージンジャー)」では、一正蒲鉾「うな次郎」、サントリー「翠ジンソーダ」、イラストレーター・はしあさこさんによるピンク色のエゾシカのキャラクター「またぎのもみじちゃん」とのコラボメニューを期間限定で提供。
 公式キャラクター「イワシカⓇ」ちゃんのグリーティングは土日祝に加え、7月20日から9月1日まで平日も毎日開催(休館日除く)。バカンスをイメージした衣装で夏気分を盛り上げる。
7月7日は「またぎのもみじちゃん」、7月20日は一正蒲鉾「うな次郎くん」が来館し、イワシカちゃんとのコラボステージ&記念撮影会を行う(いずれも参加無料)。
【2024(令和6)年7月21日第5168号13面】

岩下食品
https://shinshoga-museum.com/news/new-ginger-summer-2024

<アキモ> 5年ぶりに「あじさい祭り」開催 「うまいもん市」でレシピ提案

盛況な漬物&野菜市
飲食ブース「うまいもん市」
 株式会社アキモ(秋本薫社長、栃木県宇都宮市)は6月23日、同社敷地内にて「第19回アキモあじさい祭り」を開催。「美味しく食べて楽しくお買い物のマルシェスタイル」をテーマに、5年ぶりとなった「あじさい祭り」には地元を中心に多くの来場者が訪れ、大盛況となった。
 同社の浅漬商品を中心とした漬物や生鮮野菜を取り揃えた「漬物&野菜市」では、100セット準備した限定セット(1000円)がオープンから30分以内に完売となった他、同社の浅漬を使ったアレンジレシピで調理した飲食物を提供する「うまいもん市」では、午後13時の時点で『ザーサイ豚キムチ丼』(アキモ「ザーサイキムチ」を使用)192食も完売。
 イベント終了までに、『ジューシー焼き餃子』(「白菜餃子の具」を使用)は387食、『塩だれ焼きそば』(「塩だれキャベツ」を使用)は403食が完売し、料理素材としての魅力を発信した。
 その他、LRT飛山城跡(アキモ前)停留所利用客への漬物プレゼント&シャトルバス運行のサービスを実施し、174名が利用した。
 オンライン抽選会は、会場でQRコードを読み込んでアンケートに答えてくれた人から抽選で50名に漬物セットをプレゼントする来場者限定のプレゼントキャンペーンも行い、好評を博した。
 「あじさい祭り」は2002年からあじさいが咲く6月下旬に毎年開催。2020年~2023年はコロナ禍のため中止となったが、日頃からお世話になっている地域の人に感謝の気持ちを込めて実施。同社従業員が100%企画・運営するオリジナルのイベントとして、毎回地元の住民を中心に多くの来場者で賑わいを見せている。
【2024(令和6)年7月21日第5168号23面】

アキモ
https://www.akimo.co.jp/

東海漬物 食育活動でぬか漬教室 発酵や健康効果を講義

講義を行う梅谷主任
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は6月10日、豊橋商工会議所主催の地域の職業人による訪問授業「春のビジネスパーク 2024」に参加し、豊橋市立南部中学校にて、「ぬか漬教室」を実施した。
 「ビジネスパーク」は、地域の子どもたちに地域の職業人が仕事について伝える場であり、豊橋市教育委員会のキャリア教育と進路指導を合わせた「生き方教育」の中核事業として位置付けられている。2008年度から毎年行われている事業で、同社は2014年より参加している。
 「ぬか漬教室」の授業は、同社営業企画部情報解析課の梅谷靖子主任が講師となり、2年生の受講希望者36名に対して行った。授業内容は、仕事について伝える場でもあるため、梅谷主任は今の職業におけるやりがいなどについて語った。
 「ぬか漬」講義に移り、発酵食品とはどういったものなのか、乳酸菌や酵母などの微生物による発酵がもたらす健康効果などを説明。
 その後、生徒ごとに小分けした「熟ぬか床」を利用して、実際にきゅうりを漬ける作業を行った。最初は、ぬか床の独特な香りに戸惑っている生徒もいたが、全員が楽しみながらきゅうりを漬けていた。
 漬けたきゅうりは各自「きゅうりのキューちゃん」とともにお土産として持ち帰った。「ぬか漬」のことを全く知らない生徒もいるなど、「ぬか漬教室」を通じて「発酵」や「ぬか漬」について少しでも身近に感じてもらう機会となった。
【2024(令和6)年7月1日第5167号1面】 

フジッコ 「小鉢」2シリーズCM

 ごはんづくりおたすけ隊
 手間なくバランスの良い食事が摂れると訴求
手間なく栄養バランスを訴求 
 フジッコ株式会社(福井正一社長、神戸市中央区)は「おまめさん豆小鉢」「おかず畑 おばんざい小鉢」の新TVCMを5月20日より放映開始した。
 封を開けるだけで手間をかけずに副菜を1品増やすことができる両シリーズが、栄養バランスの摂れた食卓を簡単に実現できる商品であることを訴求していく。
 ■新TVCM概要
 ▼放映開始日=2024年5月20日(月)
 ▼タイトル=「ごはんづくりおたすけ隊」豆小鉢篇(15秒)、「ごはんづくりおたすけ隊」おばんざい小鉢篇(15秒)
 ▼放映エリア=北海道、東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)、首都圏、信越(長野、新潟)、北陸(石川、福井、富山)、中京圏、静岡、近畿圏、徳島、中四国(広島、岡山、香川、愛媛、山口)、福岡、佐賀
 ※北海道、東北、首都圏、信越以外のエリアは2024年6月11日(火)放映開始
【2024(令和6)年6月21日第5166号9面】 

フジッコ 

<東海漬物>夏季限定特別パッケージ

こくうまキムチ300g
こくうまキムチ200g
東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、7月中旬から8月下旬にかけて、「2024年夏季こくうまキムチプロモーション」を実施する。この夏は「夏季限定特別パッケージ」で展開する。
 夏白菜の主要産地である長野県の白菜を100%使用した夏ならではのこくうまの美味しさを期間限定、数量限定にて全国に届ける。また、「夏季限定特別パッケージ」を告知した店頭販促ツールで店頭を盛り上げ、キムチ売場の活性化を図っていく。
 【企画の概要】
 ◆実施期間:2024年7月中旬‐8月下旬
 ◆実施形式:夏季限定特別パッケージ
 ◆実施地域:全国
 ◆対象商品:こくうまキムチ300g、こくうまキムチ200gの合計2品
 ◆生産期間:2024年7月15日~8月下旬(予定) ※販売計画数量を達成次第生産終了、天候不順などの原料事情により生産期間の調整を行う場合がある
【2024(令和6)年6月21日第5166号6面】 

<東海漬物>「夏の塩レモンきゃべつ」 7月~8月の期間限定

東海漬物は、昨年の夏に発売して好評だった「夏の塩レモンきゃべつ」を7月~8月の期間限定で発売する。
 同商品はきゃべつと相性の良いレモンの風味を楽しめる浅漬。レモン果汁に加えて、レモンの旨みと香りが強いことが特徴の「発酵塩レモンエキス」を使用している。
 スライスレモンをトッピングすることで、レモンのフレッシュさをより味わうことができる。花火のイラストを使用したパッケージで、夏らしさを感じられる。内容量は120gで賞味期間は8日。
【2024(令和6)年6月21日第5166号6面】 


<フードレーベル> 「牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ」キャンペーン

牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社フードレーベル(鈴木五生社長、埼玉県所沢市)は、人気焼肉店牛角監修「牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ」を対象としたプレゼントキャンペーンを6月1日より実施した。
 【商品・キャンペーン概要】
 ●商品概要
 オクラを昆布と共に漬け込んでおり、食卓の一品やおつまみとしてぴったりな、やみつきになる商品。内容量は90g(固形量)で賞味期限は製造日+8日。
 ●キャンペーンタイトル
 『夏を涼しく過ごそう#okuradecoolキャンペーン』
 ●対象商品
 牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ
フードレーベル公式インスタグラム
 ●応募期間
 2024年6月1日~6月30日
 ●応募方法
 お気軽コース:(1)フードレーベル公式Instagramをフォロー。(2)夏バテ対策で実施していることを対象投稿へコメント
 撮影コース:(1)フードレーベル公式Instagramをフォロー。(2)対象商品を使用した夏バテ対策料理を商品パッケージと共に撮影。(3)『#okuradecoolキャンペーン』を付けて(2)の写真を投稿
 ●賞品
 お気軽コース:牛角監修商品詰合せ 10名
 撮影コース:IRISOHYAMAヨーグルトメーカー 3名
 ※キャンペーン詳細は、フードレーベル公式Instagramを確認。
【2024(令和6)年6月21日第5166号6面】

フードレーベル
https://foodlabel.co.jp/

<伯方塩業> “塩仕事”キャンペーン 塩を使った手仕事を身近に

#塩仕事には伯方の塩! プレゼントキャンペーン   
 【大阪支社】伯方塩業株式会社(石丸一三社長、愛媛県松山市)は21日から、「#塩仕事には伯方の塩!プレゼントキャンペーン」を開催する(募集締切は6月27日)。
 同社公式SNS(X・Instagram)から応募すると、抽選で合計50名にプレゼントが当選する。
 商品内容は、食材に馴染みやすくしっとりとした「伯方の塩 スタンドパック 200g」(2個)と、冷蔵庫のドアポケットに納まるスリム形状で使いやすい「漬物グラス スリム」(HARIO株式会社/幅102×奥行102×高135㎜、口径 91㎜)がセット。
 ▼“塩仕事”って?
 伯方塩業では、塩を使った手仕事=“塩仕事”をより身近に感じて欲しいと、漬物や塩を使った自家製調味料など楽しく始められる塩仕事をHPやSNSで発信。これからの季節なら「梅干し」や「らっきょう漬け」、初めての人は万能調味料「塩こうじ」や夏らしい「塩トマト」もおすすめだ。
【2024(令和6)年6月21日第5166号7面】

伯方塩業
https://www.hakatanoshio.co.jp/

泉万醸造 即席!奈良漬けのたれ

 即席!奈良漬けのたれ
 大正10年創業の泉万醸造株式会社(吉田英一郎社長、愛知県知多郡武豊町)が1月に新発売した「即席!奈良漬けのたれ」が注目されている。
 本奈良漬けのタレは、「白鹿 辰馬本家酒造」の酒粕、コク深さのある三温糖、本みりんを使用しており、きゅうりや生姜などの野菜を一晩漬けこむだけで、奈良漬けのような味わいを楽しむことができる。
 奈良漬は、何度も酒粕を替えて作るほど手間がかかるが、このタレを用いると、家庭で〝即席〟の奈良漬を手作りすることができる。タレは甘味で、酒粕の味が苦手な人でも食べやすい。
 野菜だけでなく、肉や魚を漬け込んで、粕漬にするのも良し、漬ける具材でバリエーションは無限大だ。
北海道産真昆布のだし仕立て 浅漬のたれ
 さらに同社定番の「北海道産真昆布のだし仕立て 浅漬のたれ」の売れ行きも好調。北海道(白口浜産)の真昆布を原料とした、うま味と風味たっぷりのこんぶだしに、本醸造濃口しょうゆとかつおエキスを合わせている。うまみの強い、きゅうりや白菜の浅漬が作れるほか、塩やきそばや炊き込みご飯の調味料としても活用できる。
【2024(令和6)年6月21日第5166号10面】

泉万醸造

泉万醸造オンラインショップ

<岩下食品> 開館9周年イベントを開催 犬吠駅が「岩下の新生姜犬吠駅」に

 岩下食品株式会社(岩下和了社長、栃木県栃木市)が運営する岩下の新生姜ミュージアムでは、開館9周年記念イベントを5月29日から6月30日まで開催している。
 9周年イベント期間限定で、イワシカちゃんデザインのネームステッカー機が新登場。好きなデザインを選び、名前などの好きな文字をプリントして持ち帰られる。
 さらに、9周年ロゴをあしらった「ピンクのペンライトケーキ」や「世界一大きな岩下の新生姜ヘッド」、「岩下の新生姜ウイング」などのフォトスポット、季節ごとのプロジェクションマッピングを1日5作品の一挙上映、「イワシカあつめタッチdeキャッチ」の無限∞Ver.なども楽しめる。
 カフェの期間限定メニューは、フードからスイーツまで、9種類の岩下の新生姜メニューを盛り合わせた『9周年スペシャルプレート』。9周年記念デザインの紙製コースターが付いた、お得なドリンクセットも用意している。
 6月15日には、ピンク色の開襟シャツ衣装が印象的な、お笑いコンビ・天才ピアニストのふたりをスペシャルゲストとして迎え、スペシャルイベントを開催。記念セレモニーで一日館長に就任する他、館内巡回、記念撮影会、お笑いライブなど、いずれも無料で観覧・参加できる。
 また、同社は日本一のエンタメ鉄道を目指す銚子電気鉄道株式会社(竹本勝紀社長、千葉県銚子市)のネーミングライツ事業に参加、2024年5月26日から銚子電鉄犬吠駅の愛称を「NEWGINGER“BOWWOW”STATION岩下の新生姜 犬吠駅」とした。
 合わせて、「岩下の新生姜ミュージアム」特別コラボ展示、もえのあずきさんによる車内アナウンスもスタート。これらを記念して、5月26日に犬吠駅前広場でオープニングセレモニーを開催した。
【2024(令和6)年6月11日第5165号5面】

岩下食品
https://iwashita.co.jp/

丸越チェーン会 第54回定時総会開く

加藤会長
 野田社長
進化を続けて結束強める
 株式会社丸越(野田明孝社長、愛知県名古屋市天白区)のFC部門である丸越チェーン会(加藤典行会長)は5月23日、名古屋市のANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋にて第54回定時総会を開催。役員改選では加藤会長以下、役員全員が留任となった。
 野田社長は6月1日より物流拠点を本社(愛知県名古屋市天白区)からグループ会社、株式会社香味小夜子の三好工場(愛知県みよし市)の直結施設に変更することについて改めて言及。3PL(サードパーティーロジスティクス)を専門とする株式会社ハマキョウレックスに業務委託することで物流の効率化はもとより、生産する商品をより美味しく安全かつ安定的に届けられるようになることを説明。また、同社は今年で創業110周年を迎えることから、販促企画として3カ月に1品のペースで復刻版の記念商品を発売する。
 昨年は17品の新商品を発売し、27品をリニューアルするなど、商品開発及び品質向上を強化。特に「甘口塩糀大根」、「キムレモン」、「ねぎ塩胡瓜」、「白菜わさび風味」、「オクラの白だし漬」、「金のごま大根」、「ぱりっチョ!」などの新商品が好評のため定番になるなど、味、素材、アイデアは現在のニーズにマッチして支持されている。
 伝統を継承しながら進化を続ける丸越は、チェーン会との結束を強めて新たな一歩を踏み出した。
丸越チェーン会の総会
6月から物流拠点が稼働 意見汲み取り商品開発を
  総会は木野伸夫監査役が司会進行を務めて進行し、開会の挨拶に立った加藤会長は、昨今の経済や原料の状況、コロナ禍での対応などについて説明した上で、「お客様との会話を大事にしてお客様に一歩近づいて商売をすることが大事。丸越の商品は美味しいものばかりだが、それをお客様に理解していただくためには昔からの接客方法に新たな工夫を加えないといけない。チェーン会の店舗数は年々減ってきており、会員数も減少している。チェーン会では年会費を半分にするなど、改めて内容を考えていきたい」と変化の必要性を訴えた。
 議案審議に移り、加藤会長が議長を務めて議事を進行した。第1号議案の2023年度事業報告及び決算報告、第2号議案の2023年度監査報告、第3号議案の役員改選、第4号議案の2024年度事業計画案及び予算案は、いずれも原案通り承認された。役員改選では加藤会長以下、役員全員が留任となった。
 新会員の伊予鉄高島屋の長野史朗氏、丸越の出席役員並びに社員が紹介された後、挨拶に立った野田社長は専門店の売れ行きについて言及し、「日頃より丸越の漬物を心を込めて販売していただき、感謝している。昨年度の専門店のチェーン会の売上は、本社エリアが91%、関東が95%、関西が98%、静岡が101%、全体では95%となった。春のつけものデーは96・3%となった。これは3連休の中日がつけものデーとなり、行楽などに出かける人が多かったため、入店数が厳しい状況だった。昨年末は東京が106%、関西が102・6%と好調で、全体でも103・3%と師走らしい動きとなった」と説明した。
 今後の取組については、「当社は開発と営業が一体となって皆さんの意見を汲み取りながら商品開発を進め、販売の援護射撃を行っていく。6月1日から稼働する新しい物流拠点については、色々と準備を進めているものの、慣れていない部分もあるのでトラブルが発生する可能性もある。もしかしたら皆さんに迷惑をかけることがあるかもしれないが、会社が変わろうとしているタイミングなので温かい目で見守っていただきたい」と協力と理解を求めた。
 【丸越チェーン会役員】
 ▼会長:加藤典行
 ▼副会長:安藤成三、熊澤登巳朗
 ▼理事(書記):永田雅人
 ▼理事(会計):加藤文仁
 ▼監査役:木野伸夫
 ▼監事:戸祭圭司
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】

<吉岡屋> 築地本願寺イベント「おさけとマルシェ」に出店

吉川社長(左)とご息女
同社自慢の漬物を取り揃え
限定で復活した「梅チューハイ」
 株式会社吉岡屋(吉川絵美子社長、東京都中央区)は5月18日、地元の築地本願寺で行われた「プロジェクションマッピングin築地本願寺」のイベントで開催された「おさけとマルシェ」に出店した。
 このマルシェは今年初めて実施されたもので、飲食・物販・ワークショップなど約20店舗が出店した。プロジェクションマッピングが行われるのは夕刻からなので、昼間に訪れた来場者にも気軽に楽しんでもらいたいというコンセプトで開催された。
 吉岡屋は、創業1929年に築地で創業した老舗の漬物店。マルシェでは吉川社長のご息女も店頭に立ち、以前に豊洲の江戸前場下町で好評だった梅ジュース、梅チューハイ等を販売した。
 梅と砂糖だけで作ったシロップを使用しており、「余計なものが入っていない素朴な美味しさが、場下町では好評だった」(吉川社長)とこのマルシェ限定での復活を決めた。
 おつまみには、きゅうりの一本漬やべったら、キムチ、梅干しなど、同社自慢の漬物を取り揃えた。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】

吉岡屋 http://yoshiokaya.net/

<築地場外市場銘店>「明治屋広尾」で催事 自慢の一品集まる目玉企画

吉岡屋の平野さん
江戸一飯田のブース
築地場外市場の銘店が集う
 5月17日~19日の3日間、明治屋ストア広尾店(東京都渋谷区)プラザ内センターコートにおいて、築地場外市場の銘店が集う「築地場外in広尾」が開催された。
 このイベントは同店で定期的に行われているイベントで、毎回20店舗ほどが集まる明治屋の目玉企画となっている。
 本紙関連では、吉岡屋(漬物)、吹田商店(昆布)、江戸一飯田(佃煮・惣菜)などが出店。吉岡屋では、同社自慢の奈良漬の他、粕漬、梅干など、バラエティ溢れる漬物を取り揃えた。同社の平野益美さんは「今はこの時期だけの“たけのこ粕漬”が好評。また、“トマト梅”も問い合わせが多く、人気のある商品」と売れ筋商品を紹介した。
 江戸一飯田は、昆布やほたての佃煮の他、ご飯に混ぜるだけで手軽に食べられる、しらす・桜えび・ほたてバターの混ぜご飯の素などを取り揃えた。
 同社営業部の寺浦健司係長は、「広尾は高級住宅街なので、“本物”を求める人が多い。そのお客様に合わせた、厳選した商品が集まっている」と同イベントの趣旨を語った。
 吹田商店では、羅臼・日高・利尻など北海道本場の高級昆布を取り揃えた。
 その他、三栄商会(豆類ほか)の、宮崎から直送された、そのまま食べられる「奇跡の切干大根」も人気を集めていた。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】

築地場外市場 https://www.tsukiji.or.jp/

三井会 漬物業界の更なる地位向上へ 増収増益で創業100年迎える

野﨑会長
岩田社長
岩田会長
籠島副会長
上西副会長
三井食品工業と三井会の役員
100年ロゴマーク
 【大阪支社】三井食品工業株式会社 (岩田浩行社長、愛知県一宮市)の取引先で構成する三井会(野﨑伸一会長=野崎漬物会長)の定時総会が9日、名古屋市の木曽路瓦町店で開催された。三井食品工業は大正14年(1925)創業であり、翌日の5月10日をもって創業100年を迎える。三井会役員の世代交代も発表され、共存共栄への思いを新たにする一日となった。
 岩田社長は「ここまで続けて来れたのは皆様のおかげ」と感謝の意を示した上で、創業100年を記念して、大空へ羽ばたく鳥の姿を新鮮な野菜で表現したロゴマークを発表。このロゴマークは今後、商品ラベルに印刷して活用していく。
 次に同社のこれまでの歩みについて「戦前に創業した当社だが、戦争や取引先の不渡り、自然災害など幾度も困難に見舞われた。その度に、取引先の多角化や、主力商品を本漬から浅漬へ転換するなど、時代に合わせて業態や商品を見直し商売を続けてきた。私も岩田世起夫相談役や岩田孝逸会長から時代への対応力が大切だと幼い頃から言われた」と語り、今後も柔軟な企業活動を続けることを強調した。
 本年度(7月決算)の進捗については「新規取引先の増加、野菜加工部門の拡大で売上高は前期比105%で推移し、利益は大きく改善。2期連続の増収増益となりそうだ。自己資本比率は80%を超えて行く。安心してお取引きしてください、と胸を張って言える。ただし円安、物価高、人件費高騰などの課題もあるので気を引き締めて、適正価格を追求していく。皆様の商品も、値上げに苦労しているものもあると思うが、業界全体の収益を改善できるよう解決していきたい」と力強く宣言した。

共存共栄へ結束強める 新役員体制で次の100年へ
 三井会の総会では初めに野﨑会長が挨拶に立った。「三井食品工業様は我々の商品を購買され、東海地域での販売に尽力いただいている。食品業界を取り巻く環境は厳しさを増し続けているが、そんな中で100年という歴史を刻んできたことは尊敬に値する。当社との取引について言えば、昭和34年に伊勢湾台風で東海地域の大根が不足したことがきっかけでお声がけ頂いた。非常に長いお付き合いができていることがありがたく嬉しく思う。これからもともに三井食品工業様を支え、ともに発展していけるよう頑張ろう」と更なる結束を呼びかけた。
 議事へ移ると、前年度事業報告、本年度計画案は原案通り承認された。
 役員改選では、世代交代が進んだ。籠島正雄氏(新進社長)が籠島正直副会長(同会長)の任を引き継ぐ。上西宗市副会長(やまじょう社長)は退任し、上西宗太氏(同専務)が理事に就任、代わって中田吉昭理事が副会長となる。相談役には岩田孝逸会長に代わり岩田浩行社長が就く。
 籠島副会長は「三井食品工業様の創業100年に立ち会い、今日は久しぶりに世起夫相談役にも会えて嬉しい」と話し、永年の付き合いとなっている同社へ改めて祝福の言葉を贈った。
 上西副会長は「自己資本率80%超は健康経営の見本。岩田社長は値上げの推進、漬物業界の地位改善にも積極的に言及していて、納入メーカーとしてこんなに心強いことはない」と称賛。自社内での社長交代も予定していることを明かし、共存共栄を願った。
 総会後の講演会ではフードライターとして活躍した経験から、食をテーマに地域活性化へ取り組む永谷正樹氏が、漬物は地域に根ざした存在として街おこしに貢献できると語った。
 懇親会では、三井食品工業の歴代テレビCM映像の視聴や、直売店「三井宮蔵」の漬物に舌鼓を打つなど、和やかな時間を過ごした。最後は岩田孝逸会長が、三井会のさらなる発展を祈願する万歳三唱の音頭を取り、幕を閉じた。
【2024(令和6)年5月21日第5163号1,12面】

第44回「全国漬物・惣菜展示見本市」

 秋本食品は6月11日と12日に東京都大田区の東京流通センターにて第44回「全国漬物・惣菜展示見本市」を開催する。テーマは「漬物からワクワクする食卓を」。
 今回も全国から有力メーカー約60社が参集し、秋冬に販売する商品を中心に商品の展示と提案を行う。出展企業各社の新商品をはじめ、旬と季節を演出する季節商材などが一堂に会する。
 【開催概要】
 ◆開催日時:6月11日(火)14時~18時、12日(水)11時~17時
 ◆会場・東京流通センター第二展示場Eホール(1F)
【2024(令和6)年5月21日第5163号4面】

正栄食品工業 創業120周年記念商品展示会

本多社長
創業120周年記念商品展示会
ナッツコーナーには幅広いクルミ製品が並んだ
 正栄食品工業株式会社(本多秀光社長、東京都台東区)は4月23日と24日、東京都文京区の東京ドームシティプリズムホールにて、「創業120周年記念商品展示会」を開催、2日間で約3800名が来場した。
 展示会テーマは「おいしいうれしいあたらしい」。創業から120周年を機に、同社のこれまでの成長を支えてきた顧客の視点に立ち返り、美味しくて便利で、喜んでもらえる商品の展示を通じ、新しい価値の創造に貢献しようという想いが込められている。
 同社は食材専門商社として様々な原料の輸入や自社工場での生産加工を行い、幅広い顧客に原料を提供、その扱い品目は1万種類以上になる。会場内ではその中からより新しく、強化された部分をニーズに合わせた形で提案、新商品も積極的にPRした。
 ナッツコーナーでは、世界中から厳選輸入したナッツ類を幅広く紹介。糖液で煮詰めてからフライした後、表面をキャンディングコートし、風味を高めた「キャンディングナッツ製品」、専用ラインで蒸煮殺菌した「殺菌クルミ」などの新商品もお披露目した。産地であるカリフォルニアに自社農園や現地工場を有するクルミ製品のラインナップも豊富。スナック、佃煮、製パン向けといった従来のニーズに加え、アイスクリームや食用オイルなど幅広い食品向けにクルミ製品の提案を行った。
 栗・さつま芋加工品コーナーでは、イタリア・中国・韓国といった世界各国の栗を展開。近年は、おせち商材として、従来の中国、韓国産の栗だけでなく、洋風おせち向けに、イタリア製の栗の需要も広がっている。さつま芋製品としては、新商品〝栗かぐや〟のさつま芋ペーストを紹介。定番の紅はるかがねっとりとした食感を持つの対し、栗かぐやはほっくりとした食感が特徴となっている。
 ドライフルーツコーナーでは、レーズンを水分調整することで、パンの材料などに手軽に使用することができる「モイストレーズン」や、加熱殺菌したドライフルーツ「殺菌モイストドライフルーツ」などの新商品を展示。新製法マイクロドライ製法で鮮度ある風味や色あいを保持したフルーツや野菜類も提案され、新食材として注目を集めた。
 また会場内「Food Trends Street」コーナーには、世界各国のサプライヤーや、同社社員からの情報をもとにエリアごとの食のトレンド情報を写真と共に展示。トルコ伝統のデザート「アシュレ」やカナダの郷土料理「メープルダンプリング」などを紹介した。
 本多社長は創業120周年記念商品展示会の開催に際し、「創業120周年を契機に新しい価値観に向けた挑戦と企業体質の強化を図りながら、これまで以上に皆様のお役に立てる企業を目指していく」と今後への抱負を語った。
【2024(令和6)年5月11日第5162号4面】

「さきたま火祭り」開催 行田市の行田邦子市長ら出席

さきたま火祭り出席者で
松明行列が行われた
 「さきたま火祭り」が4日、埼玉県行田市の前玉神社(さきたまじんじゃ)にて、昨年同様に規模を縮小して、地元参加者のみで実施された。 
 当日は行田市長の行田邦子氏や地元議員を始めとした来賓、地元自治会長らが出席した。
 今年は、忍城おもてなし甲冑隊や埼玉小学校6年生の児童も参加、地元芸能の手踊りやお囃子が行われた他、初参加の吉福社中による仮面芸能御神楽などの演目も披露された。またメインイベントとして、地元高校生の男女がニニギノ命、コノハナサクヤ姫に扮し、天孫降臨などを演出した。
 金錯銘鉄剣に名を記されたヲワケの臣の御託宣読み上げや、松明行列なども行われ、参加者を古代ロマンの世界に誘った。実行委員長を務めた小山桂一氏は「参加された皆様には、幻想の世界を感じて頂けたと思う」と話した。 
 「さきたま火祭り」は“埼玉県名発祥の地”として知られる行田市埼玉(さきたま)地区の地元住民による手作りのお祭りとしてスタート。埼玉古墳群の稲荷山古墳から出土された金錯銘鉄剣が国宝に指定されたことを記念に地元振興として、昭和60年に第一回が開催された。
 同地区に本社を構える山本食品工業株式会社(山本正憲社長、埼玉県行田市)のバックアップもあり、県内外から10万人以上が来場する埼玉県を代表するイベントとして発展してきた。
【2024(令和6)年5月11日第5162号2面】

一般社団法人微生物制御技術機構 設立記念講演会を開催

一般社団法人微生物制御技術機構では、下記の通り設立記念講演会を開催いたします。ぜひ、奮ってご参加ください。

【一般社団法人微生物制御技術機構 設立記念講演会】
◎日時:2024年5月23日(木)13時~16時
◎実施形式:オンライン(zoom)
◎参加費:無料

【プログラム】
・代表理事 中山 素一 ご挨拶

・基調講演「食品の微生物学的安全性に関する未来展望、課題とアプローチ」
 九州大学大学院 特任教授(九州大学名誉教授) 宮本 敬久 先生

・MALDI-TOF MS 活用事例 紹介
 演題1「清涼飲料製造におけるMALDI-TOF-MSを利用した微生物迅速同定について」
  アサヒ飲料株式会社 研究開発本部 技術研究所
  品質技術グループ チーフプロデュ―サー 青山 冬樹 様
 演題2「MALDI-TOF MSによる微生物毒素の迅速検出
  ~セレウス菌嘔吐毒直接検出法の活用~」
  株式会社 明治 研究本部
  衛生微生物研究ユニット 専任課長 高橋 尚美 様

・技術部会のご紹介(微生物制御部会、カビ部会、微生物検査部会)
・連絡事項など

【申し込み】下記のURLから申し込みをお願い致します。
https://www.microbialcontrol.org/news

【締 切】
募集の締め切り日は特に定めておりませんが、前日までに配信URLを送付いたしますので、2日前までにご連絡ください。

【お問合せ】e-mail:support(アット)microbialcontrol.org
お手数ですが(アット)を@に変更してご連絡ください

【主 催】 一般社団法人微生物制御技術機構
      Microbial Control Tech Organization(MCTO)
【協 力】 MALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム

<フードレーベル>牛角キムチ新生活応援キャンペーン

牛角韓国直送キムチ330g
両名屋 匠の一本 きまぐれカット
フードレーベルの公式インスタグラム
株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社フードレーベル(鈴木五生社長、埼玉県所沢市)は、人気焼肉店牛角監修「牛角韓国直送キムチ330g」を対象としたプレゼントキャンペーンを4月1日から実施している。
【商品・キャンペーン概要】
 ▼商品概要:キムチの本場、韓国から直輸入しており、辛さと酸味の中にも甘味のある濃厚な味に仕上げている。
 0℃以下の凍らない氷温域で貯蔵熟成することで鮮度を保ったまま素材の美味しさを引き出した。
 ▼キャンペーンタイトル=『#牛角キムチでハピネス 新生活応援キャンペーン』
 ▼対象商品=牛角韓国直送キムチ330g
 ▼応募期間=2024年4月1日~4月30日
 ▼応募方法=お気軽コース:(1)フードレーベル公式インスタグラムをフォロー、(2)対象商品についてコメントを記載して投稿
 撮影コース:(1)フードレーベル公式インスタグラムをフォロー、(2)対象商品(商品パッケージ)と料理や人物を撮影、(3)『♯牛角キムチでハピネス』を付けて投稿
 ▼賞品=お気軽コース:牛角監修商品詰合せ10名 撮影コース:BRUNOブレンダーセット3名
 ※キャンペーン詳細は、フードレーベル公式インスタグラムを確認。
 また、同社では「両名屋 匠の一本 きまぐれカット」を4月1日より発売。同商品は、一本一本丁寧に皮をむいて漬け込んだ糖絞り大根を食感の良い乱切り状にカットした。
 長時間漬け込んだ甘みと、歯切れの良い食感が楽しめる。ご飯のお供やお茶請けにオススメの一品だ。内容量は330gで賞味期限は製造日+29日。
【2024(令和6)年4月11日第5159号2面】

<味の素> 出張!極麻辣麻婆豆腐飯店 限定のワンコイン麻婆豆腐定食

極麻辣麻婆豆腐飯店
極麻辣麻婆豆腐定食
 味の素株式会社(藤江太郎社長、東京都中央区)は3月14~20日、JR大阪駅前のヨドバシ梅田店入口で「極麻辣麻婆豆腐飯店」を1週間限定でオープンさせ、多くの来店者で賑わった。昨年、東京・新宿で実施したイベントが好評で、大阪でも開催されることになった。
 味の素が昨年8月に発売した「Cook DoⓇ<極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐>」を使用した定食メニューをワンコイン(税込500円)で提供するイベントで、麻婆豆腐に加え、ライス、ザーサイも付いてくる。極麻辣麻婆豆腐を口に入れると、ピリッと刺激的なラー油の辛さと、複雑なスパイスの味(花椒油など)を楽しむことができる。ひき肉は今回、東大阪の「なにわポーク」を使用し、良質な脂の甘味と柔らかい肉質にこだわった。
 極麻辣麻婆豆腐は、Cook DoⓇシリーズの麻婆豆腐より約2倍の価格でありながら、発売から6週間で累計100万食&発売初月までの累積出荷金額が過去5年間のCook DoⓇ新品種の中で、№1を記録するヒットを遂げた実績を持つ。シリーズ中最も辛い「レベル7」で、まさに「極」の名にふさわしい麻婆豆腐である。
 開催期間のランチタイムは、SNSで本イベントを知った人で、長蛇の列ができた。1日10食限定(来店して抽選)で、同麻婆豆腐に金箔をまぶし、金の有田焼の器に盛りつけたバージョンの提供も行ったほか、来店後の感想をSNSに投稿すると大阪名物・千成屋珈琲が監修のミックスジュースがプレゼントされた。
【2024(令和6)年4月1日第5158号5面】

味の素 HP
www.ajinomoto.co.jp

東海漬物 春休み親子ぬか漬教室

春休み親子ぬか漬教室
「熟ぬか床」をかき混ぜる子ども
梅谷主任
4組10名の親子が体験
 【大阪支社】東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は3月26日、愛知県豊橋市の「こども未来館ここにこキッチン工房」で「春休み親子ぬか漬教室」を開催した。講師は、営業企画部情報解析課の梅谷靖子主任が務めた。
 初めに梅谷氏が「皆さんぬか漬を知っていますか、食べたことはありますか?」と子どもたちに質問すると、数人の手が挙がり、また他の種類の漬物の名前も出て、自社商品のきゅうりのキューちゃんを知っている人もいた。
 次に、梅谷氏が用意した玄米、乾いたぬかに、親子で鼻を近づけてから触ると、子どもたちからは「ちょっと臭う」「砂みたいな手触り」と感想が聞こえた。梅谷氏は、ぬかとは玄米を白米にする時に取れるもので、ビタミンB群やミネラルが豊富で、摂取すると元気になれると説明した。
 続いてぬか漬体験に移り、同社の「熟成ぬか床」を親子でかき混ぜた。「触るとひんやりしている」「粘土遊びみたい」と笑顔で楽しく取り組んだ。
 梅谷氏は、ぬか床をかき混ぜるのは、上方の酵母と下方の乳酸菌のバランスを整えるためで、かき混ぜないと酵母が増えすぎてしまい、風味が劣化したり嫌な臭いが発生したりすると説明した。
 一同、きゅうりを半分に折ってから、かき混ぜたぬか床に入れ、漬け込んだ。自宅に持ち帰り、半日ほど経れば、きゅうりのぬか漬けが完成する。最後に、梅谷氏が事前に用意していたきゅうりのぬか漬が振舞われ、ぬか漬の味を楽しんだ。
 体験教室が終わって参加者に感想を聞くと、子どもたちは「ぬか床に野菜を入れるだけで簡単にできる。明日からいろんな野菜を漬けたい」と話した。保護者は「この体験教室は人気と評判で、参加を楽しみにしていた。良い春休みの体験になってくれて良かった。今後アボカドを漬けてみたい」と語った。
 梅谷氏は「ぬか漬教室の参加をきっかけに、少しでも家庭で漬物と親しんでほしいと願っている。自分で漬けるとよりおいしく感じ、マイぬか床に愛着が湧くはず」とコメントした。
【2024(令和6)年4月1日第5158号6面】

東海漬物

東海漬物 「塩きゃべつ」期間限定発売

くらこんとのコラボ商品「塩きゃべつ」
くらこんとコラボ
東海漬物は、昨年発売して大好評だった株式会社くらこんとのコラボレーション商品「塩きゃべつ」をリニューアルし、5月~6月の期間限定で発売する。
 同商品は株式会社くらこんの昆布を使用したきゃべつの浅漬。きゃべつと相性の良い昆布の旨味と程よい塩味が特徴になっている。
 昆布の使用量を増やすことで、より旨味たっぷり食欲そそる味わいにリニューアル。国産きゃべつ、国産人参、国産昆布を使用。パッケージにはくらこんの「塩こん部長」を使用している。内容量は120gで賞味期限は8日。
【2024(令和6)年4月1日第5158号6面】  

片山食品 新商品「葉唐きゅうり」

葉唐きゅうり
 片山食品株式会社(杉林正木社長、新潟県新発田市藤塚浜)は、全国トップシェアのにんにく漬を主力に、農産物と海産物を組み合わせた惣菜漬物など、数々のヒット商品を生み出している有力メーカーとして知られている。
 同社では4月1日より新商品として「75gDC葉唐きゅうり」を発売する。同商品はきゅうり、青とうがらし、葉とうがらしを醤油ベースの調味液にじっくりと漬け込んだ。青とうがらしと葉とうがらしの辛味がアクセントになっている。
ご飯との相性が良く、お茶漬や弁当の付け合わせにオススメ。また、お酒のおつまみとしても良く合う。内容量は75gで賞味期限はD+44。
【2024(令和6)年3月21日第5157号7面】 

片山食品

備後漬物 もずく入りキムチ新発売

もずく入りキムチ
和風キムチ
プレミアム和風キムチ
めかぶとこんぶ入り白菜漬
中華くらげ入りキムチ
旨さやみつきキムチ80g
 備後漬物株式会社(佐藤豊太郎社長、広島県福山市)は3月1日より、つるっとしたもずくと辛さ控えめなキムチがマッチした、新食感『もずく入りキムチ』を全国にて発売した。
 また、3月より順次『和風キムチ』、『めかぶとこんぶ入り白菜漬』、『中華くらげ入りキムチ』、『旨さやみつきキムチ80g』、『プレミアム和風キムチ』の5品をリニューアル発売する。
【新商品】
 『もずく入りキムチ』
 新発売の本商品は、健康志向のニーズに応えるため、キムチに腸内環境の改善や保湿・美肌・美髪効果が期待できるもずくと、程良い酸味が特徴の黒酢を加えた。辛さ控えめでさっぱりとした味わいを楽しめる。
 内容量は180g、賞味期限は製造日+35日、希望小売価格は248円(税抜)。
【リニューアル】
 『和風キムチ』
 生姜やにんにくの配合量を減らし、まろやかなかつお節と昆布の旨みを感じられるキムチに仕上げた。また、北海道産のカット昆布を配合することで、だしの風味と食感も楽しめる。さらに商品の特徴がよりわかりやすいようパッケージデザインも変更する。
 『めかぶとこんぶ入り白菜漬』
 「旨とろ浅漬」を、商品の特徴がよりわかりやすいよう、商品名を「めかぶとこんぶ入り白菜漬」へ変更し、デザインも変更する。三陸産の細切りめかぶと、粘りが特徴の北海道産あつばこんぶを白菜漬に加えており海藻の粘り気ある食感と、白菜漬のシャキシャキ感が楽しめる。広島県産かきエキスを使用した「かきだし醤油」を配合し、食欲をそそる味付けになっている。
 『中華くらげ入りキムチ』
 「ぷるコリ旨キムチ 中華クラゲ」は、商品の特徴がよりわかりやすいよう、商品名を「中華くらげ入りキムチ」へ変更する。中華くらげの特徴的な食感と香ばしいごま油の風味で、お酒の進むやみつきな味。発売開始と同時に+20g増量キャンペーンを実施する(終了時期未定)。
 『旨さやみつきキムチ80g』
 パッケージ一面にキムチの画像を大きくあしらい、シズル感をアップさせることで視覚的に美味しさを感じられるようデザインを刷新。3種類の唐辛子の辛みと、3種魚介(えび・かに・かつお)の旨味のバランスが取れた、ご飯がやみつきになるキムチ。
 『プレミアム和風キムチ』
 容器形態を丸型から四角型に変更する。かつお節から抽出したかつおだしと昆布・シイタケから抽出した和風だし、広島県産かきエキスを使用した「かきだし醤油」の旨みが効いた、上品でまろやかな味わいのキムチ。
【2024(令和6)年3月21日第5157号7面】

備後漬物

<日本アクセス> 「新商品GP2024」を開催

グランプリを受賞した真誠の冨田社長(右)と佐々木会長
冷蔵食品部門2位に入賞した新進の千本木部長(中)
服部社長
新進が冷蔵食品部門の2位入賞
 株式会社日本アクセス(服部真也社長、東京都品川区)は12日、「新商品グランプリ」2024年春夏発表会を同社本社にて開催した。
 本グランプリは、同社が年2回開催する展示会で新商品を紹介し、購買につなげる販促企画。2024年春夏に発売される新商品69商品を一般消費者が試食し、価格帯や味はもちろん、使い勝手の良さ、トレンドなど多角的な視点から採点して決定した。
 開会にあたり挨拶した服部社長は「当グランプリは今年で30回目という長い歴史がある。現在はコロナ収束後、人流回復という追い風は吹いているが、コスト上昇、高齢化、人口減少という環境の中で若年者の開拓、高齢者への提案という商品開発が不可欠となっている」と説明。
 その上で、「当グランプリは、メーカーが開発した商品を小売りに提案し、消費者に届けるために実施している。今回は販促強化策としてウェブやTikTok動画、LINEを使ったPRが功を奏した。業界をリードする当社の企画としてこれからもご支援いただきたい」と語った。
 当グランプリの概要と食品市場のトレンドについて、同社マーケティング部の今津達也部長が説明した後、表彰式に移った。
 部門別に①加工食品(10品)②冷蔵食品(5品)③冷凍食品(5品)④アイス(5品)と、トレンド賞(各部門から1品)が発表された。
【各部門1位】
 ①加工食品=「無添加ふりかける胡麻おかか味」(真誠)②冷蔵食品=「ソイーネ 豆腐サラダの素 柚子醤油味」(ハウス食品)③冷凍食品=「大阪王将 羽付き円盤餃子 PREMIUM」(イートアンドフーズ)④アイス=「クーリッシュ Green ストロベリー」(ロッテ)
【トレンド賞】
 ①加工食品=「『ブレンディⓇ』マイボトルスティック 華やかに香るジャスミンティー6本」(味の素AGF)②冷蔵食品=「睡眠ラボ」(ファーマーズ)③冷凍食品=「完全メシ ぶたいか玉お好み焼き」(日清食品冷凍)④アイス=「Soyマルチ バニラ」(クラシエフーズ)
 各部門1位から選出されるグランプリには、加工食品部門から真誠(冨田博之社長、愛知県北名古屋市)の「無添加ふりかける胡麻おかか味」が選ばれた。同品は甘辛おかか味を付けた味ごま。優しい味わいなので子どもにもオススメで、カルシウムたっぷりの商品。プレゼンターの佐々木淳一代表取締役会長から、冨田社長へ賞状とトロフィーが贈呈された。
 なお、本紙関連では冷蔵食品部門の2位に、新進の「まるでカレーになる漬物 カレー甘辛漬[CoCo壱番屋監修]」が入賞。同社を代表して、上席執行役員家庭用営業本部副本部長兼食品部部長の千本木秀道氏が賞状を受け取った。
 「日本アクセス新商品グランプリ」の模様は、3月13日に放送された「ノンストップ!」(フジテレビ系列)でも紹介、番組内では新進のカレー甘辛漬[CoCo壱番屋監修]など受賞商品の試食が行われ、その味わいが好評を博した。
【2024(令和6)年3月21日第5157号11面】

日本アクセス 新商品グランプリ
https://newgp.nippon-access.co.jp/

<荒井商事> 「チョル麺ソース」新発売

「まぜそば用」辛旨ソース3種
韓国で大人気「まぜそば用」辛旨ソース
 荒井商事株式会社(荒井亮三社長、神奈川県平塚市)の子会社である輸入食材やPB商品を取扱うオンガネジャパン株式会社(宮崎恵美社長、山口県下関市)は、韓国で大人気の「まぜそば用」辛旨ソースである「チョル麺ソース」「チョル麺激辛ソース」「ジャジャンソース」3種を15日に新発売した。
【商品概要】
 本場韓国の味を家庭でも手軽に楽しめる万能麺ソースシリーズ3種。茹でた韓国サリ麺、ラーメン、うどん、そうめん等と和えて楽しめる。
▼チョル麺ソース
 コチュジャンベースの甘酸っぱさのあるピリ辛「チョル麺」。きゅうりやゆで卵を添えて食べるのがオススメ。 
https://ongane.co.jp/product/16998
▼チョル麺激辛ソース
 ガツンとした辛みと甘酸っぱさも感じられる「激辛チョル麺」コチュジャンベースの辛酸ソース(激辛)。 
https://ongane.co.jp/product/17001
▼ジャジャンソース 
 味噌風味でコクのある「ジャジャン麺」用。野菜の旨みと甘みがギュッと詰まった濃厚ソース。
https://ongane.co.jp/product/17051
【2024(令和6)年3月21日第5157号11面】

オンガネジャパン HP
https://ongane.co.jp/

<フードレーベル> 両名屋 匠の一本 技ものキムチ

手作業でヤンニョム塗り込む
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社フードレーベル(鈴木五生社長、埼玉県所沢市)は、「両名屋 匠の一本 技ものキムチ」を3月1日より発売した。
 同商品はしっかりとした辛みと旨みの中に、りんご果汁の甘味も効いた濃厚な味わいが楽しめるキムチ。白菜の下漬けを2回行うことにより、味の深みを増した。
 白菜の葉一枚一枚に手作業でヤンニョム(キムチのたれ)を塗り込んだ本格仕立て。
 独自の加熱殺菌仕上げにより、キムチの一番美味しい瞬間を閉じ込めている。
 内容量は300gで賞味期限は製造日+75日。
【2024(令和6)年3月11日第5156号10面】

フードレーベル
https://foodlabel.co.jp/

<山形県漬物協同組合> 漬物オリンピックで伝統継承 第15回山形県漬物展示品評会

農水大臣賞を受賞した三奥屋の近社長
三奥屋「晩菊」が農水大臣賞
 山形県漬物協同組合(鈴木尚彦理事長)は2月24日、山形県山形市のホテルメトロポリタン山形にて4年に一度開催する「第15回山形県漬物展示品評会」の表彰式及びレセプションを開催。コロナで2年延期となっていたため、実に6年ぶりの開催となった。
 総出品数は154品(おき漬・あさ漬)で、東京家政大学大学院客員教授の宮尾茂雄氏を審査委員長、高崎健康福祉大学農学部生物生産学科教授の松岡寛樹氏を副審査委員長に計5人の審査委員が2月22日に山形市の山形県観光物産会館「ぐっと山形」にて審査会を行った結果、株式会社三奥屋(近清剛社長、山形県東置賜郡高畠町)の「晩菊」が農林水産大臣賞を受賞。その他、農林水産省大臣官房長賞、東北農政局長賞、山形県知事賞、山形県議会議長賞、全日本漬物協同組合連合会会長賞、東北漬物協会会長賞、株式会社山形県観光物産会館社長賞、山形県中小企業団体中央会長賞、山形県食品産業協議会長賞、株式会社食料新聞社社長賞の各受賞者も発表された。
晩菊(中央)を中心に上位入賞作品が並ぶ
 昭和40年(1965年)にスタートした同品評会は、県内漬物業者が県産漬物の品質の向上と流通、消費拡大を意図し、同県漬物業振興発展に寄与することを目指すべく、組合員が総力を挙げて開催。4年に一度の開催で「漬物オリンピック」とも呼ばれている。
 6年ぶりの開催となった山形県漬物展示品評会は着実に進化していた。準備期間も長かったこともあり、昨年5月から毎月集まって打合せを行った。昨年10月25日と26日には長野県漬物品評会の審査会を視察し、長野県漬物協同組合の古越三幸理事長らと情報交換を行った。
 これまでの審査会ではテレビや新聞各社の取材を断っていたが、今回は取材をOKにしたことで審査会の模様がテレビなどのメディアで紹介されるなど、高いPR効果があった。
 今回は以前に行っていたテレビCMでの告知を止めて近隣の4市を対象に、新聞の折り込みを40万部入れて即売会の情報を発信。また、山形市立商業高等学校の産業調査部がインスタグラムで品評会及び即売会のチラシを紹介した。
 即売会の会場は山形市の大沼デパートから同市の山形県観光物産会館「ぐっと山形」に移し、2月24日と25日に販売を行った。
 販売価格は同品評会で各賞を受賞した商品、参加商品の全商品が200円均一の大特価で販売。収益性よりも山形県漬物協同組合の取組や漬物の魅力を業界外へ広く発信する意味を込めた価格設定とした。
 もともと集客力のある売場ではあるものの、反響は予想以上となり、2日間とも早い時間帯で完売した。鈴木理事長が先導する山形漬協は、伝統を継承しながら時代に合わせて少しずつ変化している。
佐藤実行委員長
河田副理事長
佐藤課長
庄司大石田町長
厳粛な雰囲気の中で行われた表彰式
安全で美味しい山形の漬物を全国に
 各賞受賞者に表彰状授与
「第15回山形県漬物展示品評会」の表彰式及びレセプションは、渡辺真一専務理事の司会進行で、佐藤裕宣実行委員長が開会の辞を述べてスタート。鈴木理事長が挨拶(挨拶と祝辞は別掲)を行い、来賓をはじめ業界各位、出席者に謝意を表して品評会の意義や今後の活動について抱負を語った。
 続いて表彰状伝達式に移り、農林水産大臣賞をはじめとする各賞受賞者に、行政関係各位、関連業界の代表から表彰状が授与された。食料新聞社社長賞は、本紙編集部部長の千葉友寛が授与した。
 受賞者謝辞は、農林水産大臣賞を受賞した山形漬協前理事長で三奥屋の近清剛社長が「晩菊」や山形の風土で培われた漬物の魅力を語り、感謝の意を示した。
 来賓祝辞では、山形県知事の吉村美栄子氏、東北農政局地方参事官の佐々木春幸氏、衆議院議員の遠藤利明氏(横澤直美氏代理出席)、衆議院議員の鈴木憲和氏(東井上明氏代理出席)、山形議会議長の森田廣氏より、お祝いの賛辞と激励の言葉が贈られた。
 来賓紹介に続いて高崎健康福祉大学農学部生物生産学科教授で副審査委員長の松岡寛樹氏が講評を行った。その後、表彰式は河田吉助副理事長による閉会の言葉にて終了となった。
 会場設営でしばし休憩となった後、本間光太郎青年会会長が司会を務めてレセプションがスタート。佐藤実行委員長による開会の言葉に続いて挨拶を行った鈴木理事長は、「本日は第15回山形県漬物展示品評会の祝賀会に出席いただき、厚く御礼を申し上げる。来賓の方々をはじめ、2月22日に開催した審査会で154品の漬物を一品一品丁寧に審査していただいた審査委員の皆様にも厚く御礼を申し上げる。この祝賀会は農林水産大臣賞を受賞した三奥屋様を祝福する会でもあり、また出席された皆様の交流や情報交換、会社と自分の研鑽の場でもある。多くの方との会話の中から次の一歩のヒントや気づきを得られる場となれば幸いだ」と述べた。
 山形県議会議員の奥山誠司氏が来賓祝辞を述べた後、山形県農林水産部の地主徹部長の代理で出席した同部県産米・農産物ブランド推進課の佐藤真二課長が挨拶を行い、「漬物は私たちの文化遺産だと思っている。その価値を次世代に伝えていくことが私たちの責務でもある。本日は漬物の文化や技術を守り、発展させていくことの重要性を再認識した。受賞された皆様、ご出席された皆様のご健勝とご多幸を祈念して乾杯したい」と乾杯の音頭を取って、開宴となった。
 各テーブルに提供された上位7賞の受賞品を賞味しながら、6年ぶりの開催となった品評会の歴史や今後の在り方、新しい需要の創造など将来について意見交換を行った。歓談の時間を過ごした後、大石田町長の庄司中氏による中締め、本間青年会会長による閉会挨拶にてお開きとなった。
【審査方法】
 審査方法は5名の審査員が企業名と商品名が分からない出品財を実食で審査。1次審査(各1~5点)は食風味と商品性を評価。1次審査を通過した出品財は2次審査(各1~5点)に進み、食風味と商品性に加えて色沢と肉質も審査され、上位から順位が決定する。
【審査委員】
 ▼審査委員長:宮尾茂雄氏(東京家政大学大学院客員教授)▼副審査委員長:松岡寛樹氏(高崎健康福祉大学農学部生物生産学科教授)▼審査委員:齋藤寛子氏(山形県立米沢栄養大学健康栄養学部)、眞島彰子氏(株式会社清川屋商品開発部兼商品管理部部長)、半田周平氏(リンベル株式会社執行役員商品本部長)
山形県漬物展示品評会の審査委員と組合員
全154品を審査する審査委員

山形県漬物協同組合 理事長 鈴木尚彦氏

時代に合わせて変化していく
 第15回山形県漬物展示品評会の表彰式並びに祝賀会に出席いただき、組合員一同心より感謝を申し上げる。本日、お忙しい中ご出席を賜った当組合の名誉顧問で漬物をこよなく愛されている吉村美栄子様、東北農政局地方参事官の佐々木春幸様をはじめ、多くの来賓の方にお越しいただき、感謝している。
 コロナ禍で2年の延期を余儀なくされたが、2月22日に品評会の審査会を開催し、本日の表彰式並びに祝賀会を迎えることができた。また、昨年まで当組合を22年の長きに亘って守り、また私たちに山形県の漬物の伝統と文化を教えていただき、組合活動を活性化された近前理事長様、渡辺前専務理事様、諸先輩の皆様には心より感謝している。
 品評会は先輩たちから伝統を受け継ぎ、60年続いている。受け継いで初めて会を運営する私たちは、日々組合を支えてくれている事務局と力を合わせ、運営のやり方も時代に合うように変化していかなければならない。これからも意見を出し合い、前に進んでいきたいと思っている。祖父の代も父の代も山形県の漬物文化への愛、情熱、探求心は変わらない。安全で美味しい漬物を山形の県民、東北、日本中に届けていきたい。
 そのための漬物製造の技術の研鑽の場として品評会は60年続いてきた。組合員同士の切磋琢磨の場でもあり、これからも必要な取組。昨年5月から毎月実行委員会を重ね、自由な発言とそれをお互いに受け入れる心、とても大切な仲間ができた時間となった。
 私たちは漬物を通して山形の文化、四季、観光、おもてなしの心を県民、東北、日本中の皆様、外国人の皆様に自信を持って発信し続けていきたいと思っている。本日ご臨席を賜った来賓の方々、当組合賛助会員の皆様、当品評会に協賛いただいた各企業の皆様、心から御礼を申し上げる。
 今回、農林水産大臣賞を受賞された三奥屋様の晩菊は発売から67年目を迎えた商品と聞き、改めて漬物の伝統や文化の継承が大切だということを教えていただいた。
 結びに元日の能登半島地震で亡くなられた方々に哀悼の念といまも避難されている多くの方々への思いを忘れず、また長年に亘り品評会の審査委員を務めていただき昨年12月にご逝去された前田安彦先生への感謝も忘れてはなりません。
 普段の生活、日々の漬物製造、商売ができることへの感謝の気持ちを大切にして、これからも組合員一同励んでいく。

[講評] 副審査委員長 松岡寛樹氏

松岡副審査委員長
山形の食文化は安泰
 私がいる高崎健康福祉大学では、恐らく日本で唯一の漬物の研究室がある。昨年逝去されたが、宇都宮大学名誉教授の前田安彦先生から漬物を研究するようにずっと言われていて、立場が人を作るという言葉にあるように、色々な場で話す機会を作っていただき、徐々に漬物業界に入り込むようになっていった。
 私は大学生を教育している立場で、先ほどからも指摘されているように若い人にどのようにして漬物を受け入れてもらうか、影響力を持たせられるのか、ということはいつも考えているのだが、なかなか決め手がない、というのが正直なところだ。
 そんな中でもメディアの力は大きく、山形で開催されている国民スポーツ大会で沢庵を食べるシーンが流れると影響が出てくると思っている。本日は欠席となった宮尾審査委員長より預かっている講評を代読させていただく。
 6年ぶりに開催された品評会は、全体的に見てレベルの高さがうかがえた。山形県らしく山形青菜、外内島きゅうり、あつみかぶ、晩菊と地元の特産伝統野菜をふんだんに使った漬物が多く出品され、山形らしさが色濃く表れた品評会だったと思う。
 新開発された漬物が出されるのも、山形の品評会の楽しみでもある。さくらんぼの漬物の他、牛肉や豚肉を加えた漬物など、魅力的な漬物も多く出品されていた。
 山形のだしもダイスカットのような工夫が見られ、和風洋食や介護食など様々な食シーンに対応できるような製品開発がされていてこれからの動きが期待される。
 また、塩度が高いものなども散見されたが、漬物王国である山形の食文化は今後も安泰だと確信している。
三奥屋「晩菊」 農林水産大臣賞
 農林水産大臣賞を受賞した株式会社三奥屋(近清剛社長、山形県東置賜郡高畠町)の「晩菊」は、昭和36年に発売を開始。同社の看板商品として広く知られている。
 東北の漬物を代表する逸品として長く愛されている「晩菊」は、10種類にのぼる山形の代表的な山菜と野菜を刻んで漬込み、およそ2年の歳月をかけて仕上げている。
 春の山菜から晩秋の香り高い菊、野菜を素材別に丁寧に下漬け。熟成させた素材を合わせ、梅酢を用いて独自の本漬に仕上げた。
 晩菊の落ち着いたべっ甲色は漬け込んだ歳月の証。落ち着いた彩りで食卓に花を添える。
 規格は100gで賞味期限はD+179。
本長「外内島きゅうり味噌漬」 農林水産省大臣官房長賞(おき漬部門)
 農林水産省大臣官房長賞(おき漬部門)受賞の株式会社本長(本間光太郎社長、山形県鶴岡市)の「外内島きゅうり味噌漬」は、山形県鶴岡市外内島地区で栽培されている在来野菜の外内島きゅうりを使用。文献には170年前より栽培されているとの記載があり、歴史や風土を感じさせる逸品だ。
 希少な原料である外内島きゅうりを同社独自の味噌床に数回の漬け替えを行った特製の味噌漬で、コクのある旨味、ほど良い甘さと塩味、奥深い風味がご飯と良く合う。手間を惜しまない熟成した深い味わいが楽しめる。内容量は140gで賞味期限は120日。
マルハチ「焼畑あつみかぶ」 農林水産省大臣官房長賞(あさ漬部門)
 農林水産省大臣官房長賞(あさ漬部門)を受賞した株式会社マルハチ(阿部武秀社長、山形県東田川郡)の「焼畑あつみかぶ」は、400年の歴史がある山形県の特産品として愛されている。
 あつみかぶ発祥の地である山形県鶴岡市温海地区に伝わる昔ながらの焼畑農法は真夏に山の急斜面を焼き、焼き終わった後、まだ熱い灰の中に種を蒔く栽培方法。あつみかぶの表皮は濃紫色だが中は真っ白な果肉で、甘酢漬にすることで鮮やかなピンク色に漬け上がる。また、キュッと締まった果肉のカリッとした食感も楽しめる。内容量は150gで賞味期限は30日。

[謝辞] 三奥屋 代表取締役社長 近清剛氏

近社長
山形の漬物を全国に伝える
 本日はこのような栄えある賞をいただき、厚く御礼を申し上げる。三奥屋を創業した父は、全国の漬物を知っていて加工された和食の分析については私たち子供も恐れを感じる程だった。そのような父に育てられたので、味覚をはじめ、行儀作法は徹底して厳しく教えられた。本当に良い両親に育てていただいたと思っている。本日、皆様の前でこのような話をすることができて感謝するとともに、帰宅したら仏壇の前で父に報告させていただきたいと思っている。
 私たちは山形の漬物にどのように価値を付けていくのか、また日本全国に山形の漬物は素晴らしいものである、ということを伝えていく方法を考えていきたいと思っている。「西の京都、東の山形」と評されるように山形の漬物のポジションをもっと高めていきながら、山形の食は質が高い、ということをしっかりと伝えて価値作りを行っていきたいと考えている。今後も賞に甘えることなく、さらに研鑽を積んでいきたい。

[祝辞] 山形県知事 吉村美栄子氏

吉村知事
食料供給源山形として発展
 本日出席されている皆様には日頃より、本県の農林水産業はもちろん、県の取組に対してご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げる。第15回山形県漬物展示品評会の各賞受賞者の方には心からお祝いを申し上げる。
 高い製造技術や素材を生かした商品開発が評価されたものであり、これまでの努力に対し深く敬意を表する。貴組合の皆様には日頃より県産農産物の活用の他、本県の伝統野菜を原料とした漬物の開発を行うなど、守るべき伝統を継承しつつ、時代の変化を的確にとらえながら商品を開発され、山形の食と農の魅力を国内外に発信されている。
 さらに、沢庵禅師の遺徳を偲び長年に亘って香の物祭を開催して食文化の継承にも取り組まれるなど、改めて敬意を表する。沢庵漬を知らない人はほとんどいないと思うが、沢庵漬は山形が発祥だと話をすると多くの人がびっくりする。
 品評会はコロナの影響で2年延期され、6年ぶりの開催となる。品評会は品質向上に向けて組合員同士が切磋琢磨する意義深いもの。西の京都、東の山形と評されるなど、本県の漬物が全国から高く評価されているのは、偏に貴組合と組合員の皆様のご尽力の賜物。改めて感謝を申し上げる。
 さて、農業は本県の地域経済の活力の源となる基盤産業。この農業を将来に亘って発展させていくため、県では気候変動に対応した足腰の強い産地作りや県産農林水産物を起点とした食産業の振興など、様々な施策を展開している。
 特にこの4月には優れた技術と経営力、国際競争力を身に付け、農林業のリーダーとなる人材の育成する東北農林専門職大学が開学する。この開学を機に県民や国民の命をつなぐ食料供給源山形の更なる発展を目指していくので、引き続き格別のご理解とご協力を賜りたい。
 若い人に漬物の美味しさや良さをどのようにして伝えていくかということは大きな課題。ご飯のお供はもちろん、酒のつまみとしても食べられる。
 誇るべき食文化を次世代につないでいっていただきたいと思っている。何かお手伝いできることがあれば県に案を出していただきたい

[祝辞] 東北農政局長 前島明成氏

代読の佐々木氏
和食文化を未来につなぐ
 本品評会を主催されている山形県漬物協同組合は長きに亘り、山形県の漬物産業の発展に大きく貢献されてきた。その功績に謝意を表する。この度、農林水産大臣賞をはじめ各賞を受賞された皆様には、心からお祝いを申し上げる。これらの受賞は年々と受け継がれた伝統と技を生かしつつ、漬物の品質向上や新製品の開発等に真摯に取り組んできた成果が結実したものと考えている。今後ますますの活躍を期待している。
 漬物は古くから日本人に愛されてきた和食文化を象徴する食品の一つ。また山形県は全国でも有数の漬物産地で、山形県の多種多様な漬物は地域農産物の消費拡大、地域食品産業の発展、そして私たちの豊かな食生活の実現に貢献している。
 和食は日本人の伝統的な食文化として、平成25年にユネスコの無形文化遺産に登録され、昨年10周年を迎えた。また和食文化は日本食とともに農業、食、地域の食産業を支える基盤であり、多用な価値を国内外で創造する可能性を持っている。我が国の食文化をめぐる社会情勢や消費者の志向は大きく変化している。次世代へ和食文化を発信していくことが重要な課題だと受け止めている。農林水産省では食育の推進、日本食文化の海外発信、国産農産物の需要拡大等の施策を一体的に推進し、和食文化を未来につないでいく。そして和食文化を守る、つなぐ、広めることが漬物業界の更なる発展の一助になると考えている。今後もご支援とご協力をお願い申し上げる。
(代読:東北農政局地方参事官の佐々木春幸氏)

[祝辞] 衆議院議員 遠藤利明氏

代読の横澤氏
現代人の志向をとらえる
 第15回山形県漬物展示品評会表彰式の開催、お慶び申し上げる。
 本日、栄えある賞を受賞された皆様には心よりお祝いを申し上げる。山形が誇る漬物文化を支え、更なる発展に向けて尽力されている皆様に心より敬意を表する。
 漬物の素材の豊富さや研究を重ねた経験により、4年に一度、60年続けてこられた品評会を契機として、山形から全国へ漬物の新しい魅力が発信されることを期待している。
 若い方からインバウンドまで現代人の志向をとらえ、今後ますます発展されることをご期待申し上げ、お祝いの言葉とさせていただく。
 (代読:秘書の横澤直美氏)

[祝辞] 山形県議会議長 森田廣氏

森田議長
漬物は重要な食文化
 現在、第78回国民スポーツ大会冬季大会が山形で開催されているが、スキージャンプで有名な高梨沙羅選手は、朝はいつもおにぎりと漬物を食べて会場に行くそうだ。またお昼用におにぎりを作ってもらって漬物も食べながら競技に臨んでいると聞いている。非常にありがたいことだと感じている。
 協賛企業各社の協力があって開催される第15回山形県漬物展示品評会表彰式において、県議会を代表してお祝いの言葉を申し上げる。
 山形県漬物協同組合の皆様には本県漬物産業の振興、発展に多大なるご尽力を賜り、深く敬意を表するとともに感謝を申し上げる。また、本日農林水産大臣賞をはじめ各賞を受賞された皆様にお祝いを申し上げる。皆様の漬物作りに対する熱意と優れた技術、アイデアが高く評価されたものであり、心からお祝いを申し上げる。
 県内では古くから保存食や副食として、各地域の特色のある食材を用いた数多くの種類の漬物が作られてきている。これらは地域の食文化として大切に育まれ、また受け継がれてきており、西の京都、東の山形と評される漬物処として、全国から高い評価を得ている。
 近年、食育や地産地消を通した地域の伝統的な食文化を守る取組が広がりを見せているが、本県の漬物は大切に守り、受け継いでいくべき重要な食文化の一つであると認識している。県議会においても山形県の伝統的な食文化の継承と発展、食産業の振興に向けて引き続き力を注いでいく所存だ。皆様方におかれても更なるご尽力とご協力を賜りたく、お願い申し上げる。

[祝辞] 山形県議会議員 奥山誠治氏

奥山議員
漬物王国山形をPR
 品評会は6年ぶりの開催ということで、本日は楽しみにしていた。この度は三奥屋様をはじめ各賞を受賞された各企業の皆様にお祝いの言葉を申し上げる。引き続き研鑽を積まれ、更に飛躍されることを祈念している。山形の漬物は西の京都、東の山形と評されているが、山形では王国という言葉を用いることが多く、果樹王国、ラーメン県そば王国などと呼ばれている。そのような流れで『漬物王国山形』と呼び、何とかPRできないかと思っている。
 山形県はようやくコロナ前の来県者数に戻ってきて、今後はそれ以上に増えると予想されている。来県者は食べ物が美味しいということで来られる方が多く、初めて来た方も美味しいものを食べてリピーターになっている。漬物組合の皆様方には、更なる研鑽を積んで山形の美味しい漬物を国内外に発信していただきたいと思っている。

[祝辞] 衆議院議員 鈴木憲和氏

代読の東井上氏
食卓を彩る地域の宝
 日本の食文化は世界で注目を浴びており、特に今年オリンピックが開催されるパリでは日本食がブームになっている。
 農林水産省のデータによると、世界で日本食を提供する店舗は10数年前の3万店舗と比べると、現在は20万店舗まで増えている。日本食はご飯、漬物、汁物、おかずで構成され、漬物があって完結すると言われている。諸説はあるが、それだけ日本食には漬物が大事だということだ。
 パリではおにぎりがブームとなっていて、おにぎりの店舗がある。最初は日本人が現地で普及させたのだが、ヨーロッパの人が色々とアレンジして漬物などを入れるおにぎりの文化が広がっており、逆輸入されるとも言われている。
 日頃より県産漬物の需要拡大と技術の向上に尽力されている皆様に深く敬意を表する。4年に一度開催される品評会を機に古くからの伝統食品である漬物という食文化が食卓を彩る地域の宝として継承され、山形県の漬物の名声が全国にさらに広まり、消費拡大につながるよう期待している。
 (代読:代理秘書の東井上明氏)
三奥屋
本長
マルハチ
渡辺近七商店
三和漬物食品
ジェイエイあぐりんやまがた
後藤商店
河田醤油醸造場
菅野行雄副会長(左)から全漬連会長賞を授与される佐徳
内藤醸造
壽屋漬物道場
大石田漬物組合

ぐっと山形で販売会 大好評のうちに完売、終了

 第15回山形県漬物展示品評会受賞商品の販売会「山形漬けもの市」が2月24、25日の2日間、山形県観光物産会館「ぐっと山形」で開催された。
 受賞商品の農林水産大臣賞(1本)、農林水産大臣官房長賞(2本)、東北農政局長賞(同)、山形県知事賞(同)、山形県議会議長賞(10本)、全漬連会長賞(同)、東北漬物協会長賞(同)の計37本は金ラベルで表示。
 山形県物産会館社長賞、山形県中小企業団体中央会長賞、山形県食品産業協議会長賞、食料新聞社長賞(各5本)の計20本は銀ラベルの表示、その他はラベルなしで約150アイテム、計約3000パックを一律200円で販売した。
「山形漬けもの市」の会場
多くの来場者が詰めかけた
歴代農林水産大臣賞受賞作品

表彰式・レセプション 盛大かつ華やかに挙行

 鈴木理事長は「とにかく漬物を食べて、美味しさを知ってもらうため、一律200円で販売する」と語り、その効果もあってか午前9時のオープン時から多くの客が詰めかけた。
 来場者数を予測し、農林水産大臣賞から県知事賞までの各商品は一人2個までの購入制限を設けたが、中には1時間ほどで売り切れる商品もあるほどの人気ぶり。2日間でも早々に用意した商品を完売し、大好評のうちに終了した。
【2024(令和6)年3月11日第5156号1~4面】

<山形漬協> 三奥屋「晩菊」が農水大臣賞 6年ぶり漬物展示品評会

鈴木理事長
 山形県漬物協同組合(鈴木尚彦理事長)は2月24日、山形県山形市のホテルメトロポリタン山形にて4年に一度開催する「第15回山形県漬物展示品評会」の表彰式及びレセプションを開催。コロナで2年延期となっていたため、実に6年ぶりの開催となった。
 後援は山形県、全日本漬物協同組合連合会、東北漬物協会、山形県中小企業団体中央会、山形県食品産業協議会、やまがた食産業クラスター協議会、山形県観光物産協会など。
 昭和40年(1965年)にスタートした同品評会は、県内漬物業者が県産漬物の品質の向上と流通、消費拡大を意図し、同県漬物業振興発展に寄与することを目指すべく、組合員が総力を挙げて開催している。
 総出品数は154品で、東京家政大学大学院客員教授の宮尾茂雄氏を審査委員長、高崎健康福祉大学農学部生物生産学科教授の松岡寛樹氏を副審査委員長に、計5人の審査委員が2月22日に山形市の山形県観光物産会館「ぐっと山形」にて審査会を実施。1次と2次を分けて厳正な審査を行った結果、株式会社三奥屋(近清剛社長、山形県東置賜郡高畠町)の「晩菊」が農林水産大臣賞を受賞した。
華やかに開催された表彰式及びレセプション
 続いて株式会社本長(本間光太郎社長、山形県鶴岡市)の「外内島きゅうり味噌漬」(おき漬部門)と株式会社マルハチ(阿部武秀社長、山形県東田川郡)の「焼畑あつみかぶ」(あさ漬部門)が農林水産省大臣官房長賞、株式会社渡辺近七商店(渡辺勉社長、山形県山形市大字常明寺)の「蔵王胡瓜」(おき漬部門)と三和漬物食品株式会社(鈴木尚彦社長、山形県東置賜郡高畠町)の「わさび昆布」(あさ漬部門)が東北農政局長賞、株式会社ジェイエイあぐりんやまがた(奥山浩幸社長、山形県山形市)の「青菜漬」(おき漬部門)と有限会社後藤商店(後藤喜彦社長、山形県米沢市窪田町窪田)の「さっぱり柚子だいこん」(あさ漬部門)が山形県知事賞を受賞。その他、山形県議会議長賞、全日本漬物協同組合連合会会長賞、東北漬物協会会長賞、株式会社山形県観光物産会館社長賞、山形県中小企業団体中央会長賞、山形県食品産業協議会長賞、株式会社食料新聞社社長賞の各受賞者も発表された。
 表彰式及びレセプションには同組合名誉顧問でもある吉村美栄子山形県知事や東北農政局地方参事官の佐々木春幸氏、東北漬物協会の菅野行雄会長ら多数の来賓が出席。鈴木理事長は「三奥屋様の晩菊は発売から67年目という伝統と歴史のある商品で、文化の大切さを教えていただいた。心よりお祝いを申し上げる。私たちは商売ができることに感謝し、これからも事業に励んでいきたいと思っているので引き続きご理解とご協力をお願いしたい」と述べた。
 各賞を受賞した商品や参加商品を販売する即売会が2月24日と25日に「ぐっと山形」で開催され、「収益性よりも、まず食べて興味を持ってもらうこと」(鈴木理事長)を目的に200円均一で販売したところ、2日間ともすぐに完売。予想を上回る盛況ぶりとなった。
【詳細次号】
【2024(令和6)年3月1日第5155号1面】

山形県漬物協同組合
https://www.tsukemono-japan.org/yamagata/kumiai/index.htm

<ピックルスHD>「OH!!!」敷地内にベーカリー 自家製酵母や発酵技術にこだわり

影山社長と並ぶ新井市長(中央)武井社長(右)
飯能ベーカリー POCO‐POCO
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社OH(武井秀樹社長)は3月1日、埼玉県飯能市にある発酵の複合施設「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」の敷地内に「飯能ベーカリー POCO‐POCO」をオープンする。
 オープンに先駆け、2月24日にプレオープンイベントが行われ、飯能市の新井重治市長を始めとした関係者ら約100名が来店した。
 同店のコンセプトは「日常の食卓にささやかな贅沢と華やかさを」。発酵の複合施設に相応しく、低温長時間発酵などの発酵技術を生かしたパン作りを行う。 ルヴァン種・レーズン種・ヨーグルト種など数種類の自家製酵母や糀、小麦粉も商品ごとの独自ブレンドを施し、地元野菜など四季が織りなす厳選された旬の食材を使用。今後はグループ会社である株式会社ピックルスファームが栽培した小麦や野菜を使用することも計画している。
 店名の「POCO‐POCO」は、パン生地の発酵により気泡が浮かび上がる音などをイメージして名付けられた。
 パンの種類は60種類前後になる予定。店名を冠した看板商品「POCO‐POCOクリームパン」は、くちどけの良いブリオッシュ生地に自家製パティシエールをたっぷり包んだ自信の一品となっている。
 プレオープンイベントで、ピックルスホールディングスの影山社長は「職人が自家製酵母など食材にこだわり抜いて作ったパン、食べて頂ければその美味しさが分かって頂けると思う。うまくいけば、今後の他店舗展開も検討していきたい」とコメント。
 OHの武井社長は「発酵技術を使った食品として、ベーカリーを通して発酵文化を広めていきたい。自家製酵母を使うことで、発酵した旨味をしっかり打ち出しいく。ベーカリー事業をグループの柱にできるよう育てていきたい」と今後の展望を語った。
【2024(令和6)年3月1日第5155号6面】

OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~
https://oh-hanno.jp/

<東海漬物>2月12日からキューちゃん新TVCM

きゅうりのキューちゃん新TVCMのポスター
東海漬物株式会社は、2月12日より清野菜名さんを起用した「きゅうりのキューちゃん」の新TVCM「キューちゃん日和ごはん」篇「キューちゃん日和しらすおにぎり」篇を放映している。
 【広告放映計画の概要】
 ◆実施期間:2024年2月12日~
 ◆実施地域:全国
 ◆CMタイトル:「キューちゃん日和ごはん」篇 「キューちゃん日和しらすおにぎり」篇
 【CMのみどころ】
 ■幸せを噛み締める清野さんのほっこりした表情にも注目!
 古民家の温かな雰囲気とほかほかご飯にのせられたキューちゃんが食欲をそそる新TVCM。
 今回の「きゅうりのキューちゃん」の新TVCMは、風情ある古民家での調理風景を通じて、おうちでほっこりとご飯が食べたくなるようなCMとなっている。
 「キューちゃん日和ごはん」篇では、白いほかほかご飯にキューちゃんをのせ、みそ汁や焼き魚と食べる〝キューちゃん定食〟と心地よい古民家で流れる時間を通じて視聴者の食欲を刺激。
 ご飯の準備をする清野さんがキューちゃんを手に取り嬉しそうな表情を浮かべ、キューちゃんをつまみ食いする、表情に注目。
 「キューちゃん日和しらすおにぎり」篇では、鼻歌を口ずさみながら楽しそうに「しらすとキューちゃんの混ぜまぜおにぎり」を握る清野さんの姿と、美味しさとぬくもり溢れる空気感が楽しめる。
 鼻歌を口ずさみながら、楽しそうにキューちゃんおにぎりを握る清野さんに注目。
 【清野菜名さんインタビュー】
 Q:今回の撮影では、しらすとキューちゃん混ぜまぜおにぎりを食べていただきましたが、いかがでしたか?
 A:しらすとキューちゃん混ぜまぜおにぎりは、しらすの香りと、キューちゃんの歯ごたえの相性が抜群で、すごく美味しかったです。食感も香りも楽しめるので、いろんな楽しみがありました。
 Q:昨年に引き続き、キューちゃんを〝幸せ〟いっぱいの表情で食べていただきましたが、清野さんが最近〝幸せ〟を感じた瞬間を教えてください。
 A:最近、韓国のアイドルの方の動画を観ることが多いのですが、キラキラ輝きながら一生懸命パフォーマンスをしている姿を見て、なんかいいなって(笑)すごく元気とパワーと幸せをもらっています。
【2024(令和6)年2月21日第5154号4面】  

<練馬漬物事業組合> ねりま漬物物産展開催 金額ベースで過去最高の売上

ねりま漬物物産展
大人気のねりま本干沢庵
 練馬漬物事業組合(小澤優貴組合長)は「第36回ねりま漬物物産展」を9~10日の2日間、練馬区立区民・産業プラザ(ココネリ)の「産業イベントコーナー」で開催した。
 会場には、毎年行列ができるほど人気の看板商品「ねりま本干沢庵」を始め、べったら漬、白菜、大根、長芋の浅漬、キムチなど、加盟企業のうち8社が製造する自慢の漬物が売場に勢揃いした。
 コロナ禍中ではオンラインのみで販売したこともあったが、今年も無事にリアル販売とオンライン販売(1月13日~31日まで)を同時開催することができた。
 小澤組合長は「昨年は練馬大根が不作だったが、今年のねりま本干沢庵は昨年より数量を確保できた。全体的に客数は例年と変わらないが、各社製品の値上げが進行したこともあり、客単価が上がっている。物産展の金額ベースでは、過去最高の売上を記録した」と語った。
 会場には10時開始前から入口に多くの客が集まり、オープン後もレジ待ちの行列が途切れなかった。
 2日目は、開始からわずか1時間ほどで「ねりま本干沢庵の購入は一人1本まで」の購入制限が実施されるなど、終始賑わいを見せた。
【2024(令和6)年2月21日第5154号3面】

小学館 「めしのせ食堂」

めしのせ食堂
山口恵以子、長船クニヒコ共著
 食堂と酒をテーマにした「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」シリーズが累計で100万部を突破した小説家の山口恵以子氏が、このたび「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げた。
 また、小説に登場する「ご飯のおとも」は、ご飯のお供専門家である長船クニヒコ氏(おかわりJAPAN株式会社代表取締役、福岡県福岡市)が監修し、共著として出版した。
 著書の内容は、山口氏による「ご飯のおとも」をキーワードにした10編の小説を収録。それぞれのストーリーに登場する「ご飯のおとも」は全て実在する商品で、長船氏がセレクトした40品の「めしのせ案内」を8つのカテゴリに分け、取り寄せ方法も明記して紹介している。
 登場する40品は、▼大西食品(香川県)「しょうゆ豆」▼佃食品(石川県)「磯くるみ」▼小倉屋山本(大阪府)「えびすめ」▼丸越(愛知県)「ピリ辛大豆ミンチ」▼ハコショウ食品工業(岩手県)「呑んべえ漬」▼伊勢岩尾食品(三重県)「伊勢たくあん」▼安藤醸造(秋田県)「いぶり麹たくあん」▼マルハチ(山形県)「山形のだし」▼丸長食品(滋賀県)「まぜちゃい菜」▼ヤマモト食品(青森県)「ねぶた漬」―など。
 長船氏は出版にあたって「念願だった“ご飯のお供本”をこうして出版することができたのは、皆様の支えがあったおかげ」とコメントしている。
 【2024(令和6)年2月11日第5153号2面】
 
めしのせ食堂

おにぎりサミット 中田食品「バレンタインおにぎり」提案

「バレンタインおにぎり」を試食する本間日陽さん(右)と中田執行役(中央)、竹内氏
武井壮さん(右)と餅田コシヒカリさん(左)が中村祐介代表とおにぎりの魅力を語った
おにぎりサミットでおにぎりの魅力と可能性を語り合った
みなべ町など7自治体参加
 一般社団法人おにぎり協会(中村祐介代表、神奈川県鎌倉市)は2日、都内でおにぎりと関わりが深い具材等を持つ新潟県村上市、新潟県南魚沼市、富山県魚津市、埼玉県深谷市、和歌山県みなべ町、愛媛県今治市、福岡県柳川市の7自治体と共に「おにぎりサミット」を開催した。
 世界初の開催となるサミットでは、2024年のおにぎりのトレンド予測や各自治体が持ち寄った珠玉の食材を使用して作った究極のおにぎりを発表。その他、女性セッション、グリーンセッション、スポーツ・教育セッションなど、各ジャンルの視点からおにぎりについて語るイベントを実施し、おにぎりと社会の繋がりについて議論を行った。
 メーンイベントにはタレントの武井壮さん、お笑い芸人の餅田コシヒカリさんがスペシャルゲストとして登場し、究極のおにぎりを試食しながらおにぎりの魅力と可能性を語った。
 本紙関連では、和歌山県みなべ町が梅干し、愛媛県今治市が「伯方の塩」をPRした他、梅干しのトップメーカーである中田食品株式会社(中田吉昭社長、和歌山県田辺市)と「立ち喰い梅干し屋」などを運営する株式会社バンブーカット(竹内順平社長、東京都台東区)がおにぎりサミットコラボ企画として新しい発想の「バレンタインおにぎり」を発表。
 新潟県村上市のスペシャルアンバサダーとして参加していたアイドルグループ・NGT48の本間日陽さんに「バレンタインおにぎり」の試食をお願いしたところ快く了承してもらい、アイドルと梅干しという異色のコラボが実現して会場を盛り上げた。(関連記事4面)
【2024(令和6年)2月11日第5153号1、4面】

フジッコ ‟黒”福豆まきイベント

「‟黒” 福豆まき」の会場
豆まきを行う宇賀神アナ
 黒豆奉納実行委員会(主催:小田垣商店、丹波篠山市観光協会、フジッコ)は3日、上野東照宮・神楽殿(東京都台東区)において、「令和六年 上野東照宮 節分祭 “黒”福豆まき」を開催した。
 同委員会では昨年12月13日、江戸幕府に献上していた黒豆を将軍家と縁の深い上野東照宮にて、「黒豆奉納式」として160年ぶりに復活。今回は節分を通して黒豆を啓発するべく、黄色い大豆の代わりに黒豆を福豆として、「黒福豆まき」イベントを実施した。
 イベントでは、TBSテレビの宇賀神メグアナウンサーが巫女姿で登壇。地元の小中学生と共に「黒豆つかみゲーム」に挑戦し、つかんだ黒豆に願いを込めて豆まきを行った。イベントには100人超の一般参加者が来場し、ふるまいセットとして丹波黒の煮豆と黒豆お守りが配られた。
 なお、フジッコは「デリカテッセン・トレードショー2024」に出展し、日本の食生活で不足しがちなタンパク質や食物繊維を「豆のチカラ」で向き合い、朝昼晩に豆を食べられる商品やそのアレンジレシピを紹介する。
 「丹波黒黒豆」は黒豆ココアや、同社の「SOYヨーグルト」にトッピングして提供。おせち料理の一品や、和食の添え物といった立ち位置だけでなく、和風スイーツとしての食シーンを提案する。また大豆をお米感覚で食べられる次世代食品「ダイズライス」も試食提供する予定だ。
【2024(令和6)年2月11日第5153号4面】

フジッコ

丸越 3月催事情報

◆星ヶ丘三越 (愛知県名古屋市)
【販売ブランド】 ピクレッドサラダ
【販売期間】 3月15日(金) ~3月19日(火)

丸越チェーン会 年末売上は103%に

加藤会長
創業110年で記念企画発表 
 【大阪支社】株式会社丸越(野田明孝社長、愛知県名古屋市)のフランチャイズ部門で組織する丸越チェーン会(加藤典行会長)は1月25日、名古屋市のANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋にて新年会を開催。FCオーナー、丸越社員ら38名が出席し、更なる繁栄を誓い合った。
 加藤会長は冒頭、能登半島地震、日航機事故、そして新年会前日から全国で災害レベルの大雪となったことに言及し「被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げる。こうして例年通り会を開催できるのは有り難いことと実感する」と話し、出席者の無事に安堵した表情を見せた。
 また「物価が高くなり、モノを売る難しさを改めて感じている。皆様は丁寧に接客されているからこそ肌で感じる部分も多いと思う。大変な時代だが生活に運動を取り入れて、元気に笑顔で過ごしましょう」と日頃の苦労を労い挨拶とした。
野田社長
 次に来賓として出席した野田社長は「当社が丹精込めて作った漬物を売っていただき感謝している。おかげで当社は創業110年を迎えることができた」と感謝の言葉を述べた。
 昨年の市場動向については「コロナが5類に移行して年配者の来店が増えたが、夏は原料不足に悩まされた。10月には第二次値上げを実施したが、皆様の尽力のおかげでFC部門の販売数量は落ちず、年末商戦の売上は関東が106・1%、中京が101・1%、関西が102・3%、静岡が99・0%、合計103%と伸長した。当社の商品は嗜好性が強く、決して安くはないと思うが、美味しさで選んでもらえると自負している。これからも販売にお力添えいただきたい」と振り返った。
 創業110周年を記念した企画としては①過去の人気商品を復刻して再発売②110周年記念プリント入の前掛けを各店に配布、③110周年ロゴラベルを発行‐を実施する。
丸越チェーン会の新年会
 また昨年から毎月、月替り商品を発売しており、その中で特に好評だった『七味大根』を4月から定番化するなどヒット商品が生まれていることも報告した。
 新年会を終え懇親会へ移ると、安藤成三副会長は「先日、丸越の工場見学をして商品にかける情熱を目の当たりにした。我々はその良さを伝えていけるように頑張ろう」と乾杯の音頭を取った。
 懇親会中は歓談、情報交換が行われ、途中にはビンゴゲーム大会が開かれるなど和やかな時間を過ごした。最後は熊澤登巳朗副会長による中締めで、盛会裏に幕を閉じた。
【2024(令和6)年2月1日第5152号3面】

丸越
 

<東海漬物>「どん辛」などリニューアル 「ごはんに逸品シリーズ」に

どん辛
旨辛きゅうり
青しその実
 東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、3月より順次、30年以上のロングセラー商品である、「どん辛」、「旨辛きゅうり(元商品名:男の味)」、「青しその実」の3品を、「ごはんに逸品シリーズ」としてリニューアル発売する。
 「ごはんに逸品シリーズ」とは、消費者に愛され続けて30年以上。やみつきになる素材でごはんをもっと美味しくする、漬物シリーズ。おいしさの特徴を分かりやすく伝えられる商品名とパッケージにリニューアルした。
 「どん辛」は、6種類の細かく刻んだ野菜を旨辛く漬け込んだ、ごはんによく合う漬物。コク深い味噌と青唐辛子の辛さ、青しその香りがやみつきになる味わいとなっている。
 内容量は90gで賞味期間は120日。
 「旨辛きゅうり」は、歯ざわりの良い胡瓜を、しそと一緒に旨辛く漬け込んだごはんによく合う一品。ガツンとくる旨味と青唐辛子の辛さ、赤しそと青しその爽やかな香りがやみつきになる味わい。内容量は90gで賞味期間は120日。
 「青しその実」は、食感の良いしその実、刻んだ大根、胡瓜、生姜を漬け込んだ、ごはんによく合う漬物。プチッとした食感と香りの良いしその実、生姜の後味がやみつきになる味わいが楽しめる。
 内容量は80gで賞味期限は120日。
【2024(令和6)年2月1日第5152号6面】

東海漬物
https://www.kyuchan.co.jp/index.html

<ピックルス> 「ご飯がススム」キャンペーン 増量とLINEマイレージ企画

ご飯がススムキムチ
ご飯がススム辛口キムチ
ご飯がススムカクテキ
 株式会社ピックルスホールディングス(影山直司社長、埼玉県所沢市)の連結子会社である株式会社ピックルスコーポレーション(影山直司社長、埼玉県所沢市)は、「ご飯がススムキムチ」シリーズ3品について「20g増量」及び「デジタルギフトが当たるLINEを活用したマイレージ企画」の2つのキャンペーンを開催する。
【①「ご飯がススムキムチ」シリーズ3品20g増量キャンペーン】
 日頃からのご愛顧に感謝し、生活応援の意味を込めて本キャンペーンを開催。増量パッケージでは、ススムファミリーが鉢巻き姿で消費者の生活を応援する。「ご飯がススムキムチ」シリーズ3品の20g増量キャンペーンで、さらに多くの消費者に満足してもらうことを願っている。
 甘っ辛っうまっ!!な「ご飯がススムキムチ」シリーズの美味しさそのままで、20g増量。「ご飯がススムキムチ」は、かつお節などの魚介のうま味が、具沢山ヤンニョムによってご飯とよく絡み、ついついおかわりしたくなるこってりとした味わい。
 一般的なキムチに比べ辛さ控えめなので、辛いものが苦手な子供もおいしく食べられる。また、独自の植物性乳酸菌Pne‐12(ピーネ12)を配合している。
 そのままはもちろんのこと、料理に使ってもおいしいと評判のキムチで、ピックルスコーポレーションのホームページでは本商品を使用したレシピを紹介している(下記参照)。
 「ご飯がススムキムチ」と「ご飯がススム辛口キムチ」の内容量は220g(200g+20g、※一部エリアでは異なる仕様の場合がある)で、「ご飯がススムカクテキ」は170g(150g+20g)。賞味期限は全て製造日+20日。販売期間は2024年2月5日~2024年3月17日(※天候不順などによる原料不良などやむを得ない事由により、販売期間を変更する可能性がある)。
【②デジタルギフトが当たるLINEを活用したマイレージ企画】
 対象商品の購入レシートをLINEで読込み、獲得したポイントに応じてデジタルギフトが当たるキャンペーンを実施する。商品パッケージのQRコードを読込み、LINEから購入レシートをアップロードし、ポイントをためて応募、その場で当たりがわかるキャンペーン。合計で2260名にプレゼント。
【キャンペーン概要】
 ●キャンペーンタイトル:「ご飯がススムキムチ LINEを活用したマイレージキャンペーン」
 ●応募期間:2024年1月29日~2024年3月24日23時59分
 ●賞品:5ptコース=5000円分のデジタルギフト 226名。3ptコース=2000円分のデジタルギフト 600名。1ptコース=500円分のデジタルギフト 1434名。合計2260名にプレゼント
 ●応募方法(お一人で何口でも応募可能)
 ①LINEの友だち追加:ご飯がススムの【ピックルス公式】LINE 公式アカウントを友だち追加。
 ②LINEの「応募はこちら」ボタンをタップ:トークルームのリッチメニューで「応募はこちら」を選択
 ③ポイントをためる:「ポイントをためる」ボタンを選択。初回応募時に限り、アンケート画面に遷移するので、アンケートに回答。撮影した対象商品の購入レシート画像をアップロードすると、ポイントが貯まる。
 ④ポイントで応募:「ポイントで応募」を選択し、賞品に応募。
 ⑤その場で当たる:当選された方には、当選画面が表示される。「ギフトを受け取る」を選択して賞品を受け取る。
 ●対象商品:ご飯がススムキムチ、ご飯がススム辛口キムチ、ご飯がススムカクテキ。どの商品でも1pt 獲得できる。
 ※通常パッケージ、20g 増量キャンペーン、いずれも対象となる。詳細は、キャンペーンサイト(下記参照)を確認。
 キャンペーンに関する問い合わせ先:キャンペーン事務局 TEL:0120‐234‐868(平日10時~17時/土日祝日除く)
【2024(令和6)年2月1日第5152号6面】

レシピ:https://www.pickles.co.jp/recipe/

<ピックルス> 「ご飯がススム辛口キムチ」リニューアル

ご飯がススム辛口キムチ(リニューアルパッケージ)
 ピックルスコーポレーションは、「ご飯がススムキムチ辛口」を1月下旬よりリニューアル発売した。
 好評となっている濃厚さはそのままに、しっかりとした辛さと程よい酸味、奥深い魚介のうま味のバランスが絶妙な辛口タイプのキムチに仕上げた。バランスの良い味わいなので、ご飯のおかずやお酒のおつまみとしてはもちろん、料理に使用しても美味しく食べられる。また、独自の植物性乳酸菌Pne‐12(ピーネ12)を配合している。
 内容量は200g(一部エリアでは異なる仕様の場合がある)で賞味期限は製造日+20日。
 ※3月末まではリニューアルパッケージでの販売となる。(2月4日~3月16日を除く)
【2024(令和6)年2月1日第5152号6面】

ピックルスコーポレーション

<片山食品> 「お!得だね」シリーズ発売 大容量サイズの茄子・胡瓜製品

240gお!得だねピリ辛茄子
230gお!得だねピリ辛胡瓜
230gお!得だね赤しば胡瓜
 片山食品株式会社(杉林正木社長、新潟県新発田市藤塚浜)は、全国トップシェアのにんにく漬を主力に、農産物と海産物を組み合わせた惣菜漬物など、数々のヒット商品を生み出している有力メーカーとして知られている。
 同社では2月26日(出荷)より期間限定で「お!得だね」シリーズ3品を発売する。同シリーズはレギュラー商品よりもお買い得でボリューム感のある特別大容量サイズの茄子・胡瓜製品で、売場で存在感を発揮するトレー形態品。縦横兼用ラベルで、売場に適した陳列が可能となっている。販売期間は5月31日(出荷)まで。
 「240gお!得だねピリ辛茄子」は、姿物の茄子をピリッと辛味の効いた醤油ベースの調味液に漬け込み、食べ応えのあるジューシーな味に仕上げた。旨味に「焼あごエキス」を使用して、食べやすさにこだわった。酒のつまみやごはんの友としてオススメだ。内容量は240gで賞味期間はD+44。
 「230gお!得だねピリ辛胡瓜」は、大ぶりにカットした胡瓜を、辛味とにんにくの効いた醤油ベースの調味液にじっくり漬込み、食べ応えのあるジューシーな味に仕上げている。こちらも旨味に「焼あごエキス」を使用して、食べやすさにこだわった。内容量は230gで賞味期間はD+44。
 「230gお!得だね赤しば胡瓜」は、大ぶりにカットした胡瓜を、黒酢のさっぱりとした酸味の効いた醤油ベースの調味液にじっくり漬込み、食べ応えのあるジューシーな味に仕上げた。
 トッピングに大ぶりの生姜を使用し、見た目にも鮮やかな商品となっている。ごはんはもちろん、お茶漬やおかゆ、お酒のおつまみにも利用できる。内容量は230gで賞味期間はD+44。
【2024(令和6)年2月1日第5152号7面】

片山食品 HP
http://www.powerkun.co.jp/

西利 かっぱ寿司とコラボ 『京漬物を使った寿司』販売

千枚漬の京漬物寿司
あさりの京漬物和え包み
~西利 山里の香り使用~
とろ〆鯖と京漬物の特製押し寿司
~西利 山里の香り使用~
“ゆかりむらさき”の特製いなり
活〆真鯛の食べ比べ
“ゆかりむらさき”仕立て
 京漬物二種盛り(千枚漬・ゆかりむらさき)
京漬物二種盛り(千枚漬・山里の香り)
かっぱ寿司と西利がコラボ
【大阪支社】コロワイドグループのかっぱ寿司(カッパ・クリエイト株式会社、山角豪社長、横浜市)は、1月11日~2月7日の期間、京都漬物の老舗・京つけもの 西利(株式会社西利、平井誠一社長、京都市下京区)監修『京漬物を使った寿司』5品他を販売する。
 かっぱ寿司では、寿司の名店とされる鮨職人などに監修を受けた「名店レシピ」をはじめ、さまざまなコラボ商品を期間限定で提供してきた。
 今回は、昭和15(1940)年に創業した京都漬物の老舗「京つけもの 西利」の協力を得た。“旬 おいしく、やさしく。”のテーマのもと、京の風土に育まれた自然の恵みのおいしさをそのまま届ける伝統の漬物と、かっぱ寿司の舎利とネタで織りなす寿司全5品と、京漬物二種盛りを販売する。
 かっぱ寿司が漬物に焦点を当てたコラボ商品を展開するのは今回が初めて。老舗の伝統を守りつつ、常に新しいものを提案する西利とコラボすることにより、新たな美味しさを提供できると考え、2023年夏頃から試作を重ね、この度の企画に至った。
 【京漬物を使った寿司概要(税込)】
 ▼『千枚漬の京漬物寿司』一貫187円=かっぱ寿司こだわりの舎利を、きめ細かな食感とみずみずしい風味の千枚漬(1/2枚)でくるみ、柚子をあしらった。
 ▼『あさりの京漬物和え包み~西利 山里の香り使用~』一貫110円=刻んだ山ごぼう、胡瓜などを醤油床で漬けあげた西利の漬物“山里の香り”を、ボイルしたあさりと和えて、いりごまをトッピングした。
 ▼『とろ〆鯖と京漬物の特製押し寿司~西利 山里の香り使用~』二貫363円=かっぱ寿司の人気ネタである脂ののったとろ〆鯖を使った店舗で仕込む押し寿司に、京都の伝統漬物“山里の香り”を掛け合わせて作り上げた押し寿司。
 ▼『“ゆかりむらさき”の特製いなり』一貫110円=刻んだ胡瓜を赤しそ、生姜、茗荷と共に漬け込んだ西利の漬物“ゆかりむらさき”を使用した特製いなり。
▼活〆真鯛の食べ比べ“ゆかりむらさき”仕立て 二貫297円=かっぱ寿司の人気ネタ「活〆真鯛」と西利の漬物“ゆかりむらさき”を使用した食べ比べの商品。
 【京漬物二種盛り概要(税込)】
 ▼『京つけもの西利 京漬物二種盛り(千枚漬・山里の香り)』297円
 ▼『京つけもの西利 京漬物二種盛り(千枚漬・ゆかりむらさき)』297円
【2024(令和6)年2月1日第5152号7面】

かっぱ寿司(キャンペーン詳細)https://www.kappasushi.jp/cp/2024/nishiri

<東海漬物(愛知県)>春季キューちゃんプロモーション

きゅうりのキューちゃん90g+10g
胡瓜のキューちゃん140g+10g
旬の春きゃべつ
東海漬物株式会社(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、3月より2024年春季キューちゃんプロモーションを展開する。
 「きゅうりのキューちゃん」、「きゅうりのキューちゃん内容量1・5倍」を対象に、「+10g増量セール」を期間限定、数量限定にて実施し、店頭の活性化を図り、キューちゃんの魅力を広く発信する。
 【+10g増量セールの概要】
 ◆実施期間:2024年3月‐4月下旬
 ◆実施地域:全国
 ◆生産期間:2024年2月上旬~3月下旬(予定)(対象商品の販売計画数量を達成次第生産終了)
 ◆対象商品:「きゅうりのキューちゃん」、「きゅうりのキューちゃん内容量1・5倍」(計2品)
 ◆セール内容+10gの内容量増量
 また、同社では2月~4月の期間限定で「旬の春きゃべつ」をリニューアル発売する。同商品は柔らかい春きゃべつと生姜を使用した浅漬。生姜の使用量を増やすことで、より食べやすく食欲そそる味わいにリニューアルした。
 国産きゃべつ、国産人参、国産生姜を使用。桜の花びらを使用したピンク色を基調としたパッケージで、春らしさを感じられる一品となっている。内容量は130gで賞味期間は8日。
【2024(令和6)年1月21日第5151号3面】 

東海漬物

<岩下食品(栃木県)> バレンタインイベント開催 Love & New Ginger2024

 岩下食品株式会社(岩下和了社長、栃木県栃木市)は岩下の新生姜のスライス2枚でハート形を表現した「岩下の新生姜ハート」やハートのバルーン、ピンク色のモチーフがいっぱいのバレンタインイベント「Love & New Ginger 2024」を17日から2月12日まで開催する。
 「岩下の新生姜ハート」やハートのバルーンでデコレーションした館内はフォトスポットも充実。人気のプロジェクションマッピングや「イワシカちゃんグリーティング(土日祝開催)」もバレンタイン仕様になる。
 館内のカフェでは、期間限定メニューと定番メニューに「岩下の新生姜ハート」をトッピング。イベント期間中は、カフェメニューの注文で「ピンクジンジャーチョコファウンテン」が無料サービスとなる。
 さらに、単日のスペシャルイベントも決定。1月20日にイワシカちゃんが4人登場するスペシャルグリーティングのアンコール開催、1月28日には大食い女王として多彩に活躍中の「もえのあずき」さんによるソロ2ndシングル『にゃんにゃんにゃん』リリースイベント&コラボカフェを開催する。
【2024(令和6)年1月21日第5151号3面】

岩下食品
https://shinshoga-museum.com/news/love-new-ginger2024

加藤産業 春夏の新製品発表会 トレンドは食感・マイルド・旨味

中村専務
 【大阪支社】加藤産業株式会社(加藤和弥社長、兵庫県西宮市)は、18~19日の2日間にわたり「第49回2024春&夏の新製品発表会」を神戸国際展示場にて開催した。
 出展メーカー数は「常温・菓子」が378、「チルド日配冷凍食品」が73、「酒類」が135で、新商品の出品数は合計1700品。
 アフターコロナとなったことで出展意欲が高まり、前回よりも約50社、新商品約300品増となった。事前登録者数は、全国の主要得意先を中心に、約4200名。
新製品のトレンドを発表
今回の出品物の傾向や市場動向から割り出した新製品トレンドは次の3点。
 ①ザクザク、もちもちなど食感を楽しむ製品
 ②力強さよりもまろやかな味や、微炭酸、微カフェインなどのマイルド系製品
 ③昆布、鰹節など複数素材の旨味に着目した製品ーとしている。
 また酒類で大阪もん酒提案コーナーを設けるなど、2025年の大阪・関西万博を見据えた提案も行った。
 記者会見では、中村考直専務らが登壇した。中村専務は自社の直近の動向について「値上げは落ち着いたが、販売点数が減っており売上の伸びが鈍化している。物流の2024年問題などでコストは上がり続けるため危機感を持っている」と報告した。
 こうした厳しい商環境に対し、自社ブランド「カンピー」でプレミアムラインの商品を強化していくことなどに触れながら「低価格商品と高価格の二極化が進んでいる。嗜好品価値が理解されている、付加価値ある商品は顕著に伸びている。商品価値を伝えて、何故その商品を置くべきなのか理解してもらう努力を続けていく」と提案力による差別化を図っていく方針を示した。
【2024(令和6)年1月21日第5151号4面】

<SM・中外食> 各社の「恵方巻」商戦 季節イベントへニーズ高まる

イオン「船盛セット」
京樽「幸運巻」
サミット「活〆穴子とふっくら玉子の和風巻」
平禄寿司「いわし梅煮ハーフ巻」
イトーヨーカドー「よくばり五種の恵方巻」
 2月3日の節分に合わせたスーパー、中外食の「恵方巻」商戦が今年も活発だ。
 今年の節分は5年ぶりに週末にあたることから、家族や友人と集まり、豆まきや恵方巻とともに、節分パーティーを楽しむ消費者が増えると予想される。
 また、恵方巻市場は年々拡大しており、恵方に向かって丸ごとかぶりついて縁起を担ぐ本来の食べ方だけでなく、様々な食材が使われた豪華な太巻や、バラエティーあふれるセット商品を楽しむ傾向が高まり、季節イベントとしてのニーズが高まっている。
 イオンでは、食べやすくカットした巻き寿司や、蟹やいくらなどの贅沢食材を縦48㎝×横20㎝の特大容器に盛り付けた大迫力の“船盛”など、大人数での節分パーティーに最適なファミリーセットを2品目、初展開する。▼みんなで楽しむバラエティー船盛セット(予約限定)、価格:本体1万800円(税込、以下同じ)▼こだわりの食べ方でかにを楽しむ太巻セット(予約限定)価格:本体1万800円
 セブン&アイ・ホールディングスのイトーヨーカドー(123店舗)では昨年、食べきり1/3サイズのセット商品が好評で、過去最高の売上を達成。今年も、「よくばり五種の恵方巻セット」「海鮮三種ベストセレクト」など、セットメニューの予約商品を前年よりも増やして展開する。▼よくばり五種の恵方巻セット、価格:2268円▼海鮮三種ベストセレクト、価格:1922円
 持ち帰り鮨専門店・京樽では、伝統の「幸運巻」を複数展開。“幸せを運ぶ”という願いを込めて20年以上販売されている人気商品。定番の「幸運巻」はおぼろ、高野豆腐、かんぴょうなどを用いたオーソドックスな味に定評。「特上海鮮幸運巻」は、こだわりの海鮮をふんだんに使った味も見た目も“特上”な一品だ。▼幸運巻、価格:720円▼特上海鮮幸運巻、価格:1980円、小1050円
 サミットでは、定番の「太巻」だけでなく、要望の多い「中巻」や「セット商品」の品揃えを充実させた。「活〆穴子とふっくら玉子の和風巻」は、脂がのり、ふっくらと仕上げた「活〆穴子」を1本まるごと盛り込み、「高野豆腐」や優しい味わいの「厚焼玉子」、食感と風味にこだわった「椎茸」等を盛り込んだ、優しい味付けの和風巻。▼活〆穴子とふっくら玉子の和風巻、価格:1166円、ハーフ602円▼6色開運中巻セット、価格:1パック1382円
 仙台発祥の平禄寿司では、東北の食材や名物を一度に味わえる「東北恵方ハーフ巻」や、宮城県で獲れたいわしを使用した「いわし梅煮ハーフ巻」などを取り揃えている。▼東北恵方ハーフ巻(数量限定)、予約特別価格:745円▼いわし梅煮ハーフ巻、約特別価格:410円
【2024(令和6)年1月21日第5151号5面】

<すが野(栃木県)>漬物を使用したレシピを募集

ごはんにかけるごぼうと昆布
ごぼうと昆布のうまみたっぷり巾着煮
用途と需要の拡大目指す
国産楽京漬のトップメーカーとして知られている株式会社すが野(菅野弘社長、栃木県下都賀郡壬生町)は、漬物の用途と需要の拡大を目指し、楽京、生姜、ごぼうを主力とする同社商品を素材として使用したレシピを消費者から募集している。
 採用されたレシピは同社のオリジナルレシピとともに同社ホームページに掲載。また、レシピの投稿者の中から毎月1名に抽選で同社商品詰め合わせセットがプレゼントされる。同じ投稿者でも応募は何度でも可能で、同社のお問い合わせフォームより必要事項を入力して応募することができる。
 消費者より投稿され当選したレシピは、和食だけではなく洋食や中華のメニューも掲載されている。漬物は生野菜よりも日持ちが長く、常備菜として、また下処理の必要もなく刻むだけで野菜のちょい足しにも使用できる。そのまま食べる、という従来の食べ方以外にも幅広く利用できることをホームページやインスタグラムなどを活用してPRしている。
 ▼【2023年3月のご当選レシピ:あさごぼうおむすび】(使用商品=あさごぼう)
 ▼【2023年5月のご当選レシピ:塩らっきょうでピザトースト】(使用商品=国内産塩らっきょう)
 ▼【2023年6月のご当選レシピ:ごぼうと昆布のうまみたっぷり巾着煮】(使用商品=ごはんにかけるごぼうと昆布)
【2024(令和6)年1月21日第5151号6面】 

すが野

丸越 2月催事情報

小田急百貨店町田店 (東京都町田市)
【販売ブランド】 ベジリエ
【販売期間】 215(220() 

<林原> 3月19日にセミナー開催 アンチエイジングがテーマ

 【大阪支社】株式会社林原(安場直樹社長、岡山市北区)は、3月19日に「林原ライフセミナー」を岡山で開催する。6回目となる今回は、「アンチエイジング医学と老化時計」をテーマに、近畿大学アンチエイジングセンター教授の山田秀和氏が講演する。
 講演タイトルは『「老化」も予防と治療が可能になる時代がやってくる! 老化時計を遅らせて健康長寿を目指す!!』。「健康寿命延伸」と、生物学的年齢を計測する「DNA年齢」、さらには老化を治療して“若返り”が可能になるという、最新の研究に基づいた画期的な取組を紹介する。
【講演概要】
 ▼日時 3月19日13:30~15:20▼場所/定員 岡山・山陽新聞社「さん太ホール」/250名(先着)▼締切 3月12日(定員になり次第締め切り)▼対象 一般、医療関係者、管理栄養士・栄養士、企業の製品担当の方など▼聴講料 無料
【参加申込み方法】
 ▼会場参加の申込方法:申込専用サイト(下記参照)にアクセスし、必要事項を記入の上、申込む。なお、講演内容は録画編集し、YouTubeの林原公式チャンネルにて後日配信する。会場参加者にも、登録メールアドレスに後日オンライン配信のURLを連絡する
 ▼問合せ先:TEL086‐224‐4315(平日10時~17時)
 ▼申込専用サイト
 https://48auto.biz/hayashibara/registp/entryform44.htm
【2024(令和6)年1月11日第5150号12面】

林原 HP

<行田市> 「三方領知替」講演会 山本食品工業が特別協力

三方領知替200年記念講演会・トークショー
左から行田市長、山本社長、春風亭昇太氏、千田嘉博氏、山本会長
 埼玉県行田市では昨年、「三方領知替」から200年を迎えるにあたり記念事業を実施。昨年12月24日には、三方領知替200年記念講演会・トークショー(主催:行田市、行田市教育委員会、特別協力:山本食品工業株式会社、株式会社ファイブイズホーム)が、行田市の行田市産業文化会館ホールにて開催された。
 当日は、行田市郷土博物館館長の鈴木紀三雄氏の基調講演、落語家の春風亭昇太氏、城郭考古学者・博士の千田嘉博氏によるトークショーが行われ、会場が満席となる約1000名が来場するなど盛況を博した。
 冒頭、行田市の行田邦子市長が挨拶。「三方領知替200年を機に、行田の歴史を市民の皆様と再認識していきたい。行田の未来を考える時に、まず行田の歴史を学ぶことが大切。過去、現在、未来へと行田を一つの線で結び、皆様と一緒に、未来に希望が持てる新しい行田を作っていけると考えている」と述べた。
 続いて、同講演会・トークショーを始めとした三方領知替200年記念事業に対して寄付を行った山本食品工業株式会社(山本正憲社長、行田市埼玉)の山本正幸会長、株式会社ファイブイズホーム(行田市持田)の細井保雄社長が紹介され、記念事業への協力に御礼が述べられた。
 講演会では鈴木館長が「文政6年の三方領地替について」というテーマで三方領知替について説明した。三方領知替とは、江戸時代に幕府の命令で三つの大名家が同時に玉突き状態でお互いの領地を同時に交換させる(転封する)こと。文政6年(1823年)、忍藩主阿部正権が白河へ、白河藩主松平定永が桑名へ、桑名藩主松平忠堯が忍へ転封となる三方領知替が行われた。鈴木氏はその経緯や各藩の事情、転封の結果などについて解説した。
 続いて春風亭昇太氏と千田嘉博氏によるトークショー「忍城・桑名城・小峰城~三方領知替の城~」が行われた。トークショーでは、三方領知替の舞台となった忍城、桑名城、小峰城の特徴を春風亭昇太氏と千田嘉博氏が軽快なトークを交えて紹介。石田三成の水攻めに耐え、映画「のぼうの城」のモデルにもなった〝浮き城〟として知られる行田市の忍城について、「湿地帯である地域の地形を生かした素晴らしいお城。鉄壁の防御力を誇っている」とその魅力を伝えた。
 なお同事業に寄付を行った山本食品工業では、行田市社会福祉協議会へのらっきょう製品の継続的な寄贈や、昨年11月に150周年を迎えた地元の埼玉(さきたま)小学校への寄付など、地元企業として様々な地域貢献事業を行っている。
【2024(令和6)年1月11日第5150号14面】

行田市 特設サイトは→こちら「行田市三方領知替200年記念事業」

<片山食品> 「2月29日にんにくの日」キャンペーン

190gお!得だねみそかつおにんにく
190gお!得だねしそかつおにんにく
2月29日にんにくの日キャンペーン
受験生応援パッケージも
 片山食品株式会社(杉林正木社長、新潟県新発田市藤塚浜)は、全国トップシェアのにんにく漬を主力に、農産物と海産物を組み合わせた惣菜漬物など、数々のヒット商品を生み出している有力メーカーとして知られている。
 同社では、昨年12月18日(出荷)より、「お!得だねにんにくシリーズ」を今年2月29日(出荷)の期間限定で発売。
 同期間内の1月22日~2月20日の包装・出荷分の製品ラベルをキャンペーンラベルに置き換え、4年に一度しかない「2月29日にんにくの日」に合わせた消費者プレゼントキャンペーンを実施する。
 ▼対象商品:「190gお!得だねみそかつおにんにく」、「190gお!得だねしそかつおにんにく」
 ▼応募期間:2024年2月1日~2024年4月15日 ※当日消印有効
 ▼賞品:新潟産新之助5kg
 ▼当選者数:229名
 ▼応募方法:ラベルの「2月29日にんにくの日」を切り取り、2枚一口として、郵便ハガキに貼り付け郵便番号、住所、氏名、電話番号、性別、購入店名を明記の上、「〒957‐0293 新潟県新発田市藤塚浜3310‐3 片山食品株式会社」まで送る。※応募専用はがきはない。
 「お!得だね」シリーズは、下段・平台展開で見栄えが良く、ボリューム感とお得感のあるトレー形態商品。縦横兼用ラベルで売場に適した陳列が可能となっている。また、今回のお得だね期間は厳選した大粒のにんにくを使用し、歯ざわりの良い食感に仕上げて提供する。
 「190gお!得だねみそかつおにんにく」は、越後味噌のまろやかな味わいと、かつお節をふんだんに使用した自然で上品な旨味の強さが自慢の一品。賞味期間はD+44。
 「190gお!得だねしそかつおにんにく」は、しその葉の自然な風味と、かつお節をふんだんに使用した自然で上品な旨味の強さが特徴。「みそかつおにんにく」と同様に、ご飯やおにぎりのおかず、お茶漬け、酒の肴としてオススメだ。賞味期間はD+44。
 また、受験シーズン本番となる1月、2月の受験生応援企画として期間限定で受験生応援パッケージのにんにく製品を販売する。「みそかつお」と「しそかつお」の『かつ』と、受験に『勝つ』をかけた受験生応援パッケージで、販売期間は12月18日包装出荷~1月31日包装出荷。健康イメージのあるにんにく漬で、「受験生の夜食に」、「風邪の季節に」、「インフルエンザ対策」等の企画に適した商品となっている。
 「頑張れ受験生!75gDCみそかつおにんにく」、と「頑張れ受験生!75gDCしそかつおにんにく」は、小サイズのデリカ容器形態商品。「頑張れ受験生!105gトレーみそかつおにんにく」と「頑張れ受験生!105gトレーしそかつおにんにく」は、売場で存在感を発揮するトレー形態商品。賞味期間は全てD+44。
【2024(令和6)年1月11日第5150号14面】

片山食品
http://www.powerkun.co.jp/

<練馬漬物事業組合> 第36回「ねりま漬物物産展」 2月9日、10日に産業プラザで

「ねりま漬物物産展」告知のチラシ
 練馬漬物事業組合(小澤優貴組合長)は、第36回「ねりま漬物物産展」(後援:練馬区、一般社団法人練馬区産業振興公社、一般社団法人練馬産業連合会)を2月9日と10日に、練馬区立区民・産業プラザ「産業イベントコーナー」(Coconeri3階)にて開催する。
 また昨年同様にオンライン開催も実施。1月13日~1月31日まで、同組合HP「ねり漬.com」からリンクするオンラインサイトでねりま本干沢庵など、区内事業者の自慢の漬物を購入することができる。
 注文はFAX・郵送でも受け付け、送り先1件につき、送料1000円分を同組合が負担する。発送日は2月16日前後を予定している。
 同組合HP「ねり漬.com」は、通年で情報発信できる仕様となっており、物産展の告知はもちろん、練馬大根の収穫や干し風景の動画、練馬漬物の歴史、練馬大根と漬物を使った料理レシピなどを掲載している。
【2024(令和6)年1月11日第5150号14面】

ねり漬.com
https://neritsuke.com/

やまう SDGsコーナー開設 公式HPで5つの取組紹介

太陽光発電システムを導入
子ども食堂への寄贈を実施
摘果桃を使用した漬物
堆肥化された残渣
商品の包装を小型・軽量化
 やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)は、『「食卓に、もっと漬物を」明日への取り組み』と題し、公式ホームページ上にSDGsコーナーを開設した。同コーナーでは、同社のSDGsの取組を5項目に分けて紹介している。
【①太陽光発電システム導入によるCO2削減】
 ▽やまうグループ各工場(群馬、岡山、中国天津)に太陽光パネルを順次設置。これによりグループ各工場で使用する電力の約15%を再生可能エネルギーに代替し、CO2排出量の約10%に相当する年間約375tのCO2削減を見込んでいる。
【②ワーク・ライフ・バランスの実現と、社員ひとりひとりの職務・職場環境の改善に努める】
 ▽厚労省の調査では2021年の国内企業の有休取得率は58・3%。やまうグループでは年次有給休暇取得率70%を目指している。
【③フードバンクへの寄贈や規格外野菜の有効活用でフードロスの問題に取り組んでいる】
 ▽品質にまったく問題がないにもかかわらず、出荷許容日数を超えるなどして一般流通されない製品を社内販売やフードバンク団体に寄贈することで食品ロスをほぼゼロにしている。これまで、東京都目黒区、群馬県館林市、岡山県総社市のフードバンクや子ども食堂に寄贈している。
 ▽味や品質に問題がないにもかかわらず、スーパーなどで販売できない野菜が数多くある。そのような野菜を加工し漬物とすることで有効利用している。高級果実の清水白桃は、良質の桃を収穫するために幼いうちに間引く摘果作業がある。これまで廃棄処分されていた摘果桃を上質な漬物に作り変えて銀座やまうで販売している。またサイズや形状が規格外のためスーパーなどで販売できない野菜を漬物として有効利用している。
 ▽「野菜供養塔」を建立し、社員ひとりひとりが自然の恵みに感謝しつつ日々生産を続けている。
【④工場からの排水を浄化し、廃棄物はほぼすべてリサイクル処理している】
 ▽工場から排出される野菜の切れかすや塩分を含んだ水は、排水処理施設を通して有機物を取り除き、残った残渣は堆肥に変えてすべてリサイクルしている。
 ▽原料輸送などに使用された木箱やプラスチック容器のうち、木箱は破砕して燃料チップに、廃棄が難しい廃プラスチック類は焼却排熱を発電に利用するサーマルリサイクルを行っている。
【⑤プラスチックの削減とバイオマスインキの使用でCO2削減に取り組んでいる】
 ▽商品の包装を小型・軽量化してプラスチックの使用量と廃棄量を削減している。2023年9月以降、一部商品のパッケージを約13%小型化。これにより年間約12tのCO2排出削減が見込まれる。
 ▽パッケージの印刷に使用するインキには、植物由来原料を一部使用したバイオマスインキを使用することで、従来のインキに比べて年間5%~10%のCO2排出削減が見込まれる。
 また同コーナーにおいては、「漬物の可能性を広げる」「漬物の魅力を伝える」「漬物を極める」という3つのテーマで、同社の近年の取組について掲載している。
 ライフスタイルの変化に合わせた商品開発や株式会社新進と共同制作した小学生向けの家庭科用副教材「日本の伝統的な食について」、日本各地の優れた漬物を作り手の物語と共に提供する「銀座やまう」の取組などについて紹介している。
【2024(令和6)年1月1日第5149号14面】

やまうHP

農林水産省 野菜を食べようプロジェクト『漬物で野菜を食べよう!』

野菜摂取量の評価と改善策の説明を受ける武村副大臣(左)
農水省職員も野菜摂取量を測定(左)
昨年4月に農水省が作成した「漬物で野菜を食べよう!」のチラシ
野菜摂取量見える化の取組
武村副大臣が漬物を推奨

 農林水産省は昨年12月21日、同省正面玄関にて武村展英農林水産副大臣が野菜摂取量を見える化する測定機器(ベジメータ)を使用し、野菜摂取状況を測定。健康維持のための野菜摂取の必要性などを説明した他、野菜摂取の手段として同省が取り組んでいる漬物による摂取を推奨した。
 ベジメータで測定した武村副大臣の数値は319(0~1200)。AからEまでの5段階判定でC判定となり、「日本人の平均値だが、まだ少し不足気味」という評価となった。今後の改善策としては、小鉢やサラダなど野菜料理をもう一品、緑黄色野菜を今食べている量の2倍摂ることが推奨された。
 武村副大臣は、「これまであまり野菜摂取を心がけていなかったが、数値になると分かりやすいのでもっと野菜を食べようという気持ちになる。議員の中にもA判定が出る方がいるのだが、そのような方は日頃から意識して野菜を摂っている。農水省としては健康維持のために1日350gの野菜摂取を強く推奨している。私もクリアできるように頑張りたい」と前向きな姿勢を示した。
 農水省が全日本漬物協同組合連合会(中園雅治会長)の協力でチラシを作成した「漬物で野菜を食べよう!」の取組については、「野菜摂取を補う手段として漬物は発酵食品でもあるので非常に良い。乳酸菌も摂取できるので免疫力も上がる。私は滋賀県出身ということもあり、京都のしば漬や千枚漬が好きで高菜も好んで食べる。農水省としても漬物を推していきたい」と力強く語った。
 野菜の摂取目標量は、第4次食育推進基本計画において、健康寿命の延伸を目指す「健康日本21(第二次)」の趣旨を踏まえ、2025年度までに1日当たりの野菜摂取量の平均値を350g以上としている。
 しかし、現状は平均280g程度となっており、約7割の人が目標量に達していない。これは健康維持のために1日350gの野菜摂取が必要なことが認知されていないことや、日頃の食生活において、自分自身が摂取している野菜の量や不足している野菜の量を正しく把握できていないことが原因と考えられている。
 そこで、同省では日頃の野菜摂取状況が把握できる測定機器を省内に設置し、主に同省職員を対象に野菜摂取量を見える化する取組を行うことで、日頃の食生活に適量の野菜を取り入れることが習慣となるような機会を作った。
 同省では一昨年8月~9月にも正面玄関にベジメータを設置し、同省職員が測定。1回目は8月18日~9月2日、2回目は9月5日~9月30日の期間で実施され、1回目の測定を行った1200名の内、約280名が2回目の測定を行った。1回目と2回目のスコアを見ると平均約40ポイント(野菜35gに相当)上昇し、「野菜摂取量の見える化」によって行動変容が起こったものと推察されている。本年度は規模が拡大し、約2800名が1回目の測定を行っており、今後データを集計・分析の上、3月頃に取組結果を公表する予定。
 ベジメータは、人の体内で合成できず、野菜と果物からの摂取が多いカロテノイドに着目してLED白色を指先に照射し、皮膚カロテノイドのみを測定する装置。2016年に米国LLC社から発売され、全世界で80以上の研究機関において、主に栄養・疫学、公衆衛生学、医学などの分野で利用されている。
 2019年から日本でも発売され、国立健康・栄養研究所、医療機関、健診機関、自治体、健康経営企業、生命保険、飲料・食品・サプリメント・製薬企業、スーパーマーケット、青果企業、ドラッグストア、調剤薬局等で利用されている。
 結果は「ベジスコア」と呼ばれる0~1200の数値で野菜摂取状況が表示される。測定方法は中指に光を当てるだけで、測定時間は10秒。野菜不足とその改善を数値化することで「見える化」し、食事に対する行動変容を促すことができる。
 スーパーマーケットなどの小売店では、ベジメータを導入した店舗において野菜の売上が2倍に増えた実績もある。漬物企業では東海漬物株式会社が導入し、本社玄関に設置している。
野菜摂取量の平均値(20歳以上、性・年齢階級別)
資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(令和元年)
昨年8月に開催されたWebシンポジウム
農水省 Webシンポジウムも開催 漬物の魅力を広く深く発信
 農林水産省は「野菜を食べようプロジェクト」の一環で、野菜の目標摂取量を補う一つの手段として、「漬物で野菜を食べよう!」の取組をスタート。昨年4月26日に同省HPで概要を発表し、チラシ(別掲)を作成した。
 また、「野菜の日」である同年8月31日には、『~「漬物」から野菜の消費拡大を考える~』をテーマとしたWebシンポジウムを開催し、一般の生活者も合わせて約350名が参加した。
 一般社団法人全国漬物検査協会会長で東京家政大学大学院客員教授の宮尾茂雄氏が「つけもの‐その魅力と健康力‐」の演題で基調講演を行うとともに、『野菜の日に、改めて「漬物」から野菜の消費拡大を考える』をテーマにしたパネルディスカッションでは、栃木県漬物工業協同組合理事長で株式会社アキモ社長の秋本薫氏、日本漬物産業同友会副会長で赤城フーズ株式会社社長の遠山昌子氏らが登壇。それぞれの活動や取組などを紹介するなど、漬物の魅力を広く深く発信した。
【2024(令和6)年1月1日第5149号15面】
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