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ドラッグストア 団体活動 2024

<日本チェーンドラッグストア協会> 第24回JAPANドラッグストアショー開催

塚本会長
佐藤実行委員長
林官房長官
齋藤経産大臣
濱地厚労副大臣
(左から)米原まき副実行委員長、佐藤実行委員長、塚本会長、川端克宜アース製薬社長
第24回JAPANドラッグストアショー実行委員
多様性社会への対応と挑戦
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(塚本厚志会長)は8月30日から3日間、東京ビッグサイト東展示棟3~6ホールで「第24回JAPANドラッグストアショー」(佐藤文則実行委員長)を開催(8月30日~9月1日は商談日、8月31日・9月1日は一般公開日)。出展数は385社、1280小間で、来場者は昨年を約4万人上回る9万7944人。
 「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦~自分にあったセルフメディケーションを探して~」をテーマに、少子高齢化などの社会問題への対応など、これからの時代に向けたドラッグストアの方向性を示した。
 台風10号の影響が心配される中で開催されたオープニングセレモニーで挨拶に立った塚本会長は、「何とか無事にスタートを切ることができて良かった。ドラッグストアショーはBtoBはもとより、メーカーやバイヤーが一般消費者の声を直に聞くことができる展示会。そういったことも利用して多くの情報を発信しながら、ビジネスチャンスを生かしていただきたい」と展示会への意気込みを語った。
 続けて「日本チェーンドラッグストア協会は今年、25周年を迎え、これまで健全で順調に成長してきた。総店舗数は2万3000店舗で総売上高は9兆円を超え、10兆円に届くまでの産業に成長した。街の健康生活拠点としてセルフケア、セルフメディケーションをテーマに、次の25年に向けてお客様に喜びを提供し続け、成長を続けていきたい」と抱負を述べた。
 佐藤実行委員長は、「今の時代、SDGsやLGBTQ、女性活躍、リスキリングなど、一人一人の生き方や働き方が多岐に渡って尊重されるようになってきており、新しい価値観を加えていく必要がある。多様性のある社会に向けたドラッグストアのスタートの年になるように盛り上げていきたい」と意欲を語った。
多くの来場者で賑わう会場
 今回のドラッグストアショーでは、前回の展示会情報をSNSで知った人が前々年比の3倍だったことから、インフルエンサーを起用してSNSによる情報発信を行うなど、一般来場者を増やす取組も実施。また、業界の課題や今後の取組に関する情報発信の他、出展商品の注目をより高める施策や来場者へセルフメディケーションを効果的に推進すべく「セルフチェック体験・ドラッグストア管理栄養士アドバイスコーナー」で血管年齢測定、尿糖・尿たん白検査、野菜摂取度測定、脳年齢・脳健康年齢測定、疲労ストレス計など、セルフで健康状態を確認できるコーナーも設けられた。
 食と健康ゾーンは、ドラッグストアでも市場拡大が進んでいる「食」にスポットを当て、出展社による商品展示や試飲・試食が積極的に行われた。
 毎年実施している「食と健康アワード2024」では、出品エントリー企業の「食と健康に関わる全ての食品」の中からグランプリ・ダイヤモンド受賞候補に4商品が選出され、プラチナ賞(15商品)、ゴールド賞(16商品)の受賞商品も展示された。
 その他、フェムケアゾーン、ヘルスケアゾーン、ビューティーケアゾーン、SDGsゾーンなど、注目の出展ゾーンが展開。また、一般来場者向けのイベントコーナー「お祭り広場」や薬剤師、メイクアップアーティストのお仕事体験コーナーも多くの来場者で賑わった。
 8月30日の展示会終了後に開催されたレセプションパーティーには、来賓として林芳正官房長官(自民党ヘルスケア議員懇話会会長)、齋藤健経済産業大臣、濱地雅一厚生労働副大臣(公明党チェーンドラッグストア振興議員懇話会顧問)、衆議院議員の松島みどり氏が出席してそれぞれ祝辞を述べ、林官房長官は、「ここに来ると今から流行りそうな商品が揃っており、消費者のニーズをしっかりとつかんで取組んでいる、ということを感じる。日本チェーンドラッグストアの皆さんが街の健康ステーションとして、ますます発展され、素晴らしい商品の提供を続けられることを祈念している」と語った。
 齋藤経済産業大臣は、「新型コロナウイルスの影響で多くの産業が大きな打撃を受け、私たちの生活様式も変化した。ドラッグストア業界はこのような状況下でも重要な役割を果たしてきた。医薬品、化粧品、日用品に加え、昨今は生鮮食品も含めて幅広い商品を提供し、国民の健康的な生活に欠かせない存在になっている。年初の能登半島地震においても非常時のライフラインとして暮らしを支えていただいている、と改めて実感した。生活者の健康を支えるドラッグストア業界の更なる発展を祈念している」と期待を込めた。
 濱地厚生労働副大臣は、「若者を中心にオーバードーズという問題が増えている。これに対して規制をかけていくという動きもあるが、私としてはしっかりと対策しなければいけないと思うと同時に、過度に一般用薬品の販売が目的以上に規制をされることについては注意喚起したいと思っている。適切に一般用薬品を利用される方に対して過度な制限にならないようバランスの良い規制を考えていきたい。今後も皆さんの意見をお聞きしながら、より良いセルフメディケーションを推進できるように尽力する」と力強く語った。
【2024(令和6)年9月1日第5172号4面】

第24回JAPANドラッグストアショー
https://www.drugstoreshow.jp/

日本チェーンドラッグストア協会 JAPANドラッグストアショー 8月30日から3日間開催

塚本会長
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(塚本厚志会長)は6日、「第24回JAPANドラッグストアショー」の開催会見をオンラインで行った。
 会期は8月30日~9月1日で会場は東京ビッグサイト東展示棟3~6ホール。テーマは「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦~自分にあったセルフメディケーションを探して~」。
 佐藤文則実行委員長は、「今の時代、SDGsやLGBTQ、女性活躍、リスキリングなど、一人一人の生き方や働き方が多岐に渡って尊重されるようになってきている。最近の新商品を見てもSDGsやLGBTQ、フェムケアなどを意識した商品をよく目にするようになり、これまでとは違った売場作りや接客環境、エコ意識が求められている。ドラッグストアという赤ちゃんから高齢者まで様々な人が来店するこの業界ではこれらの課題は避けて通れない」と現在の環境に考慮したテーマを設定したことについて説明を行った。
第24回JAPANドラッグストアショー
 続けて「ドラッグストアは医薬品や化粧品、雑貨、食品など生活に関わる全てのものを取り扱っており、是非会場にお越しいただいてこんな商品があるんだ、こんな商品の提案があるんだ、と知っていただき、ドラッグストアをより身近に感じていただきたい」と来場を呼びかけた。
 今回のドラッグストアショーではインフルエンサーを起用してSNSによる情報発信を行うなど、一般来場者を増やす取組も実施する。8月1日時点の出展社数は363社、小間数は1310小間。一般公開日は8月31日と9月1日の2日間。「forビジネス」の会期は8月30日と31日の2日間で、会場は東展示棟3ホール(※forビジネス開催出展社との商談は8月30日と31日の2日間のみ)。
 業界の課題や今後の取り組みに関する紹介の他、出展商品の注目をより高める施策や来場者へセルフメディケーションを効果的に推進していくイベントを企画している。
 食と健康ゾーンは、ドラッグストアでも市場拡大が進んでいる「食」にスポットを当て、出展社による商品展示や試飲・試食の他、セルフチェック測定体験や管理栄養士相談コーナーを設け、新しい商品を探すヒントを提案する。その他、ヘルスケアゾーン、SDGsゾーン、フーズ&ドリンクゾーンなど、注目の出展ゾーンが展開される。
【2024(令和6)年8月11日第5170号14面】

第24回JAPANドラッグストアショー
https://www.drugstoreshow.jp/

日本チェーンドラッグストア協会 塚本厚志氏が新会長

塚本新会長
池野隆光氏は名誉会長に
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会は6月12日、東京都千代田区のホテルニューオータニにて第5回通常総会を開催。2024年度の組織人事並びに事業計画が満場一致で承認された。
 本年は改選期となっており、5年間会長を務めた池野隆光会長(ウエルシアホールディングス会長)をはじめ10名の理事が退任し、新たに10名の理事が就任。総会後の新理事会において、塚本厚志氏(マツキヨココカラ&カンパニー副社長)の新会長就任が決定した。会長を退任した池野隆光氏は名誉会長に就任した。
 その他、副会長(業務執行理事)は根津孝一氏(ぱぱす取締役会長)を除く全5名が退任し、亀ヶ谷博之氏(カメガヤ社長)、貞方宏司氏(サンドラッグ社長)、関伸治氏(セキ薬品会長)、関口周吉氏(龍生堂本店社長)、平野健二氏(サンキュードラッグ社長)、森信氏(ドラッグストアモリ会長)、横山英昭氏(コスモス薬品社長)の7名が新たに就任。若返りを図り、組織体制を一新する形となった。
 組織についてはガバメントリレーションズ(通称‥GR)を新設し、政府や行政との関係を通じてロビー活動を行う。また、指定委員会だった調剤報酬専門委員会を常設の「調剤報酬委員会」とし、「薬局機能向上委員会」を新設した。
 また、「健活ステーション委員会」と「学術・調査研究委員会」を統合し、「ドラッグストア機能向上委員会」とした。ドラッグストアとしての機能強化について議論し、既存の推進活動とともに協会内外にドラッグストアの未来像を提言する。
 その他、指定委員会として、「医薬品販売制度特別対策委員会」を位置付けた。
 2024年度事業計画では、予防・治療・介護の拠点たるドラッグストアづくり、健康生活拠点「健活ステーション」機能確立への環境整備促進、調剤、介護、食と健康の普及拡大、健康寿命延伸の研究などを基本テーマに掲げた。また、健康生活拠点「健活ステーション」確立へ向けた次世代型店舗の検討、食と健康マーケット拡大への店舗環境整備と相談応需等スタッフ育成促進、生産性向上、返品率削減、物流効率化など流通課題解決へ取組継続などを重点施策とした。
【2024(令和6)年7月1日第5167号7面】

日本チェーンドラッグストア協会

第24回JAPANドラッグストアショー 8月30日から3日間、東京ビッグサイト

第24回JAPANドラッグストアショー
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(塚本厚志会長)は、生活者のセルフメディケーションを支える様々な商品・情報・システムが一堂に集結する展示会「第24回JAPANドラッグストアショー」を8月30日~9月1日に開催する。
 会場は東京ビッグサイト東展示棟3~6ホール。出展規模は358社1161小間(6月24日時点)。一般公開日は8月31日と9月1日の2日間。「forビジネス」の会期は8月30日と31日の2日間で、会場は東展示棟3ホール(※forビジネス開催出展社との商談は8月30日と31日の2日間のみ)。
 後援は厚生労働省、経済産業省、環境省、文部科学省、東京都、他。
 今年のテーマは「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦~自分にあったセルフメディケーションを探して~」。SDGs、女性活躍、リスキリングなど一人一人の生き方や働き方が多岐にわたって尊重される時代になってきており、ドラッグストアの最近の新商品でもSDGs、フェムケアなどを意識した商品が増え、今までとは違った売り場作りや接客環境、エコ意識が求められている。
 ドラッグストアの店頭では、赤ちゃんから高齢者までの多様な商品を取り扱っていることなどから、今回のテーマとなった。業界の課題や今後の取り組みに関する紹介の他、出展商品の注目をより高める施策や来場者へセルフメディケーションを効果的に推進していくイベントを企画している。
 食と健康ゾーンは、ドラッグストアでも市場拡大が進んでいる「食」にスポットを当て、出展社による商品展示や試飲・試食の他、セルフチェック測定体験や管理栄養士相談コーナーを設け、新しい商品を探すヒントを提案する。その他、ヘルスケアゾーン、ビューティーケアゾーン、SDGsゾーン、フーズ&ドリンクゾーンなど、注目の出展ゾーンが展開される。
 また、SGGsをテーマに「学びと遊び」を取り混ぜた楽しい夏祭りを今年も開催する。家族をメインターゲットに、遊びながら学べる体験型学習コーナーを設置。古着やペットボトル、プラスチック容器などを会場に持参することでリサイクルを体験して学び、ご褒美にチケットをゲットすることができる。
 チケットは会場内の「ドラックストアショーお祭り広場」で使用でき、かき氷、綿菓子、射的、スーパーボールすくいなど人気の屋台がずらりと揃う。夏にふさわしく親子で楽しめるイベントコーナーとなっている。子ども向けのお仕事体験として「薬剤師体験」「メイクアップ体験」も実施予定。
【2024(令和6)年7月1日第5167号7面】

日本チェーンドラッグストア協会

<ウエルシアHD共栄会>総会で荒川新会長が就任 飛躍への決断を支える決意表明

池野会長
荒川新会長
石坂社長
ウエルシアHD共栄会の総会
ウエルシアホールディングス(HD)の取引企業組織である「ウエルシアホールディングス共栄会」(畑中伸介会長)は5月10日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で総会・講演会・懇親会を開催した。
 任期満了に伴う役員改選では畑中会長に代わり、荒川隆治氏(アルフレッサホールディングス株式会社代表取締役社長)が新会長に就任した。
 開会にあたり、グループ代表で挨拶した池野隆光氏(ウエルシアホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長)は、ツルハとの経営統合について「現在、統合に向けた話し合いを行っている。2027年末までに統合する予定だが、私個人としては早く進めたいと考えている」と述べた。グループの今後については「地域になくてはならない、高齢化社会を支える企業でありたい」とそのあるべき姿の理想像を語った。
 続いて挨拶に立った畑中会長(株式会社あらた取締役会長)は、「時代の大きな流れの中で、企業は変化しながら成長することが大切。ウエルシアグループは改めて大きな変化を遂げ、流通業界に大きな衝撃を与えた」とグループの存在感を強調。また、「共栄会会長に就任して8年。その間、支えていただいたウエルシア、共栄会の会員の皆様、あらた(自社)の社員に感謝したい」と謝意を表した。
 続いて畑中会長が議長に就き、報告事項で2024年2月期事業報告・年次会計報告が行われた。会員数報告では前年度末会員数448社、新規入会8社、退会0で総会員数は452社(2月29日現在)となった。会計報告では、木村茂監事(興和株式会社代表取締役副社長執行役員)が適正である旨の監査報告を行った。
 議案審議では、①2025年2月期事業計画・予算②2会則の変更③任期満了に伴う役員改選‐の各議案が提案された。役員改選では、畑中会長に代わって荒川新会長の就任が発表された。
 荒川新会長は「ウエルシアHDは今年、蛇の脱皮とも言える大きな決断をされた。混とんとした時代の中で、大きな飛躍を遂げるためのこの決断を、どうか共栄会会員の皆様に支援して頂けるようお願いしたい。私も微力ながら、本会を支えていきたいと思う」と決意を表明した。
 総会終了後は講演会が行われ、石坂産業株式会社の石坂典子代表取締役が「Sustainability(持続可能)からRegeneration(再生)へ」のテーマで講演した。
 同社は産業廃棄物中間処理業を営み、天然資源を消費する社会に警鐘を鳴らし、創業者が抱いた「ごみをごみにしない社会を創る」をビジョンに掲げている。
 石坂社長は、自社の経緯を時代ごとに振り返り、総工費40億円をかけた全天候型処理プラントの建設や、里山保全活動の「三富今昔村」、農業保全の「石坂オーガニックファーム」の取組などを紹介した。
 今後、企業が向き合うべき課題としては「サーキュラーエコノミー(CE)」を掲げ、廃棄物発生の最小化につながる経済活動の重要性を訴えた。講演後は懇親会が行われ、会員相互の親睦を図った。
【2024(令和6)年6月1日第5164号7面】

ウエルシアHD

<JACDS>25周年記念セレモニー 岸田総理からビデオメッセージ

池野会長
協会活動開始25周年記念セレモニー
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長)は7日、東京都千代田区のホテルニューオータニにて日本チェーンドラッグストア協会活動開始25周年記念セレモニー(皆川友範実行委員長)を開催した。
 映像で「25年のあゆみ」を振り返った後、主催者挨拶に立った池野会長は、「ドラッグストアは1999年から右肩上がりに成長してきた。初期は人口が増えているのでプラスとなった部分もあるが、コロナが発生した後は医療用の商品、予防用の商品、食品といった多様なものを取り込んできて今日がある」と多様化するニーズへの対応が成長につながったと指摘。
林官房長官
 「ドラッグストアの2023年度の実態調査では、売上高が9兆2022億円、前年比105・6%、総店舗数は2万3041店舗とまだまだ成長している。次回話をする機会があれば、その時は10兆円を超えているだろう。成長している理由は地域を支えているビジネスだから。これからますます高齢化社会に向かっていくが、ドラッグストアがあるから安心だ、と言われるような業態を作り上げていくことを誓い申し上げる。次の時代を作っていくのは私たちの仕事。心を新たにして進んでいきたい」と抱負を述べた。


記念セレモニーで協会活動開始25周年を祝う
 続いて岸田文雄内閣総理大臣(ビデオメッセージ)、ヘルスケア議員懇話会会長でもある林芳正内閣官房長官、衆議院議員でチェーンドラッグストア振興議員懇話会会長の城克文氏、厚生労働省医薬局局長の南亮氏、日本医師会常任理事の宮川政昭氏、日本薬剤師会会長の山本信夫氏、日本保険薬局協会会長の三木田慎也氏、日本OTC医薬品協会会長の杉本雅史氏が来賓挨拶を行い、岸田総理は「ドラッグストア経営者の皆さんが国民の健康に寄与するため大同団結してから25年の歳月が流れ、今や9兆円を超える規模にまで成長されたと聞いている。これは一重に協会の強い牽引力があったからであろうと推察する。日本は少子高齢化が進行する中、健康寿命延伸がキーワードとなる。民間パワーでセルフケア、セルフメディケーションの推進をお願いしたい。一層のご発展、成長を心より祈念している」と期待を込めた。
JACDSの25周年記念セレモニーの記者会見
 林官房長官は「ドラッグストアの売上高は9兆円を超え、目標とする10兆円が見えてきた。日本のGGPを500兆円とすると、ドラッグストアはその約2%を占める、ということになる。ドラッグストアは経済の中の役割だけに留まらず、街の健康ステーションということで、健康寿命の延伸につながる活動をしていることが現在の成長につながっている。今後も国民の健康寿命の延伸に力を発揮していただきたいと思っている。貴協会におかれては25周年を契機に30周年、40周年とさらに勢いを増していただき、皆さんの業界がますます発展し、国民の健康生活が延伸されることを祈念申し上げ、挨拶とさせていただく」と更なる発展を願った。
 第二部の正餐では日本医薬品卸売業連合会大衆薬卸協議会前会長の松井秀夫氏が乾杯の音頭を取って開宴。業界として躍進を遂げてきたこの25年を振り返りながら未来について語り合った後、閉会となった。第三部ではタレントの堀内孝雄氏によるライブトークショ‐が開催され、記念セレモニーを盛り上げた。
【2024(令和6)年3月11日第5156号1、10面】

日本チェーンドラッグストア協会

<JACDS> 能登地震被災地支援を実施 1月4日から募金スタート

池野会長
 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(池野隆光会長、以下JACDS)を含む薬業5団体は12日、東京都千代田区の同協会本部にて定例合同記者会を開催した。
 開会の挨拶に立った池野会長は、「新年から地震や日航機の事故が発生しているが、このような年はあまりなかった。地震の影響を見ていると、改めて商業は社会における一番大切なインフラだと思っている。能登へ移動するのに相当の時間がかかるが、それでも物が届くことが希望になる、ということを考えると、商業がいかに重要なものであるかということが分かる」と改めてインフラの重要性を強調した。
 続けて「その商業もさらに発展していかなければ高齢化社会を支える力にならない。商業の仕組みそのものも変わっていかなければならないと感じている。山間部や島のインフラについても商業の立場からも考える必要がある。ドラッグストア協会は全国に多くの店舗を持っているが、ただ収益を上げればいい、ということからもう一歩踏み込んだ施策が必要だ」と物販供給だけではなく、「街の健康ハブステーション」やインフラとして社会貢献を果たしていく方針を示した。
 同協会では能登半島地震被災地支援活動として、1月4日~同月31日まで被災地支援募金を実施。集まった浄財は日本赤十字社を通じて被災地へ送る。
 また、1月5日に経産省から物資支援依頼が届き、マウスウオッシュ、ボディシート、消毒薬を各6000個を用意。その他、個別の企業でも抗原検査キット1万個などの物資を送っている。1月9日には厚生労働省からの物資支援要請に対応し、金沢市で364カ所の避難所への配送仕分け作業を完了した。
 その他、被災地人的支援として薬剤師、医薬品登録販売車の派遣支援準備を行い、364カ所の避難所に届ける役割を担っている。
【2024(令和6)年1月21日第5151号2面】

日本チェーンドラッグストア協会


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