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こんにゃく 業界活動2024

<全こん連> 第2回こんにゃくサミット 業界発展へ三団体集結

白井理事長
第2回こんにゃくサミット
 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は9月28日と29日に、日本一のこんにゃく産地である群馬県の高崎市で「第2回全国こんにゃくサミット」を開催した。
 会場となった高崎市のホテルグランビュー高崎には、昨年の第1回大会に続き、全国からこんにゃく三団体(蒟蒻製造者、原料業者、生産者)が集結。農林水産省農産局地域対策官果樹・茶グループ長の羽石洋平氏、一般財団法人日本こんにゃく協会理事長の清水秀樹氏を始めとした来賓を合わせ、総勢145名が出席し、業界の未来を展望する貴重な機会となった。
 当日は三団体の代表者である全国こんにゃく協同組合連合会の白井理事長、全国蒟蒻原料協同組合の岡野則行理事長、群馬県こんにゃく研究会の後藤功也会長が業界発展を祈念して挨拶。会場では「美味しいこんにゃくとは」をテーマとしたパネルディスカッションやグループディスカッションが行われ、出席者全員が参加し、こんにゃく消費拡大のための意見を交わした。
 また、株式会社矢野経済研究所主任研究員の大篭麻奈氏が、日本こんにゃく協会が実施した「こんにゃく加工品の輸出実態調査」の結果報告を行った他、宇都宮大学農学部・農業経済学科准教授の神代英昭氏が〝美味しさ〟をテーマに講演した。【詳細別号】
【2024(令和6)年10月1日第5175号1面】 

<全こん連> 第2回全国こんにゃくサミット 9月28~29日に群馬県高崎市で

 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は9月28日と29日に、群馬県高崎市で「第2回全国こんにゃくサミット」を開催する。
 「全国こんにゃくサミット」は、”こんにゃく業界の未来予想図”をテーマに、三団体(生産者、製粉業者、製造業者)の相互理解と消費・生産拡大、業界発展を目的として開催されるイベント。二回目の開催となる今回は、”消費者が求めているこんにゃくを届ける”をサブテーマとして加え、消費者の視点を中心に添え展開する。
 サミットでは、”美味しいこんにゃくとは”をテーマとしたパネルディスカッションや講演会の他、三団体の参加者が業界の現状や課題について幅広いテーマでグループディスカッションを行い、その結果を発表する。また翌日には産地視察も実施される。
 【開催概要】
 <サミット会議>
 日時:9月28日午後1時(開催時刻)、場所:ホテルグランビュー高崎
 <懇親会>
 日時:午後6時開宴、場所:ホテルグランビュー高崎
 <生産地見学の案内>
 日時:9月29日午前8時30分 1階ホテル玄関集合、場所:群馬県県内産地農場等 JR高崎駅解散
【2024(令和6)年8月21日第5171号1面】

<全国こんにゃく協同組合連合会>白井宏一理事長 暑中ご挨拶文

「第2回こんにゃくサミット」開催
 暑中お見舞い申し上げます。平素より弊会の運営につきまして格別のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 全国こんにゃく協同組合連合会では、今年9月28日~29日に、日本一のこんにゃく産地である群馬県高崎市にて「第2回全国こんにゃくサミット」を開催します。
 昨年、「こんにゃく業界の未来予想図」をテーマに開催された「第1回全国こんにゃくサミット」は、生産者、製粉業者、製造業者の三業態170名が一堂に会し、蒟蒻の消費拡大へ向けたディスカッションや講演会などを実施しました。ディスカッションでは、三業態の参加者が忌憚のない意見交換を行い、未来に通ずるこんにゃく産業の発展の礎を築く場になったのではないかと考えています。 
 今秋開催される「第2回全国こんにゃくサミット」では、”おいしいこんにゃくとは”という新たなサブテーマを設定し、パネルディスカッションなどを実施する予定です。
 今よりもっとたくさんこんにゃくを食べてもらい消費拡大につなげるためには、おいしいこんにゃく作りが不可欠です。では一体、おいしいこんにゃくとは何なのか。消費者の好みによって、それは固かったり、柔らかかったり様々だと思いますが、もう一度原点に立ち返り、おいしいこんにゃくとは何かを参加者全員で意見を交わし合い、考える場にしていきたいと思います。  
 三業態がウインウインにならなければ、今後のこんにゃく業界の発展はありません。「全国こんにゃくサミット」の開催を軸に、こんにゃくの消費拡大に引き続き取り組んで参ります。こんにゃくは、食生活の多様化や家庭での調理機会の減少、少子高齢化の進展等により、近年、販売量の減少が続いているものの、コロナ禍の巣ごもり需要を経て、そのおいしさや健康性が改めて認知されるようになっていることも事実です。 
 今後は蒟蒻を素材として提供するだけでなく、手軽さが求められる現在の消費者ニーズに合わせて、すぐに食べられる即食性の高い商品の開発を行っていくことも需要創出の鍵になると考えています。
 また夏場は、刺身こんにゃくやところてんに底堅い需要がありますが、メーン商材であるこんにゃくが本格的に売れ始めるのは9月中旬以降の少し涼しくなってきた頃からで、夏場の需要創出のため、こんにゃくの新しい食べ方提案にも力を注いで参ります。
 最後になりますが、皆様の益々のご発展とご多幸を祈念いたしまして、暑中のご挨拶とさせて頂きます。
【2024(令和6)年8月1日第5169号10面】

<長野県こんにゃく組合> 総会を松本市で開催 児童養護施設へ蒟蒻寄贈

細萱理事長
 長野県こんにゃく組合(細萱聖理事長)は6月14日、長野県松本市の割烹仙岳にて総会を開催した。
 開会挨拶で、細萱理事長は「先日、東京で開催された“FOOMA JAPAN”を訪れたが多くの来場者で賑わっており、コロナ前の状況に戻りつつあると感じた。日本では少子高齢化や食品ロス、物流2024年問題など様々な課題がある中、労働賃金の見直しが本格化している一方で、物価上昇はそれを上回っていると感じる消費者も多く、景気の先行きに不安が拭えていないのが実情だ。本日参加されている皆様においても、様々な経営努力とアイデアを持って事業を行われていると思う。長野県こんにゃく組合員5社が、生き残り、発展していけるよう、組合の活動にも協力をお願いしたい」と述べた。
 議事では、①今期活動計画、②全国こんにゃく協同組合連合会事業、③会計報告といった3つの議題について、審議が行われた。  
 今期活動計画については、毎年恒例となっている秋のこんにゃく祭りのイベントとして、長野市の児童養護施設「三帰寮」へ組合員5社のこんにゃく製品を今年も寄贈する予定が示された。例年9月下旬に実施しているが、今年は「第2回全国こんにゃくサミット」が9月28日、29日で開催されるため、今年は10月上旬に実施を予定している。
 新年総会については、1月18日、19日を候補日として、今後調整していく。全こん連事業では、昨年開催された「第1回全国こんにゃくサミット」の開催報告に続いて、「第2回全国こんにゃくサミット」の開催について説明が行われ、細萱理事長が「今年は昨年以上のサミットにしたいということで全こん連で協議を行っているので、是非ご出席頂きたい」と参加を呼びかけた。 
 会計報告では、会計の荻原加奈子氏より報告があり、満場一致で承認され、総会は終了となった。
【2024(令和6)年7月21日第5168号17面】

<全こん連総会>白井宏一理事長が再選 第2回こんにゃくサミット9月開催

白井理事長
三村氏
飯田氏
岡野氏
新役員(専務理事以上)
第68期通常総会
 全国こんにゃく協同組合連合会(白井宏一理事長)は5月23日、東京都豊島区のホテルメトロポリタン池袋にて第68期通常総会を開催した。
 開会挨拶で白井宏一理事長は組合事業への協力に謝意を示した上で、「おかげ様で昨年9月に第1回全国こんにゃくサミットを開催することができた。こんにゃく業界の未来予想図と題して、生産者、製粉業者、製造業者の三業態が一堂に会してこんにゃくの未来について話し合う貴重な場となった。三業態がウインウインにならなければ、今後のこんにゃく業界の発展はない。今年9月には第2回こんにゃくサミットを開催する予定となっており、消費拡大に向けて引き続き取り組んでいきたい」と話した。 
 続いて農林水産省農産局果樹・茶グループ地域作物第2班課長補佐の三村真梨子氏が来賓挨拶、一般財団法人日本こんにゃく協会の清水秀樹理事長の祝辞を同事務局長の飯田健雄氏が代読、全国蒟蒻原料協同組合理事長の岡野則行氏が祝辞を述べた。
 京都府蒟蒻工業協同組合の矢野政幸氏が議長に就き執り行われた議事では、令和5年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、令和6年度事業計画及び収支予算承認の件、令和6年度経費の賦課及び徴収方法決定の件、役員改選の件といった9つの議案について各議案が上程され、全て原案通り承認された。
 前期は9月2日、3日に群馬県高崎市において、業界初のイベントである「第1回全国こんにゃくサミット」を開催。生産者、製粉業者、製造業者の三業態170名が一堂に会し、蒟蒻の消費拡大へ向けたディスカッションなどを実施。業界発展のため、三業態が一致団結して踏み出す記念すべき一歩となった。 
 今期は「第2回こんにゃくサミット」を9月28日、29日に高崎市で開催する予定。昨年同様「こんにゃく業界の未来予想図」をメーンテーマに、「おいしいこんにゃくとは」という新たなサブテーマを設定し、パネルディスカッションなどを実施、三業態一丸となってこんにゃくの消費拡大に向け取り組んでいく。 
 役員改選では白井理事長の再選が決議された。就任挨拶では、専務理事以上の新役員が登壇し抱負を述べ、「こんにゃくサミット」の開催を軸に、消費拡大へ力を入れていく意気込みを示した。 
 懇親会は白井理事長の開会挨拶に続き、市川豊行前理事長の乾杯発声にて開宴。宴たけなわの中、粉川隆市副理事長の中締めで閉会となった。
【新役員】
 理事長:白井宏一、副理事長:平野隆、粉川隆市、専務理事:木原智司、小金澤定夫、高水一人、理事:月田裕和、田村明人、佐合智尚、矢野政幸、塚田義弘、市川英久、柳澤知文、監事:猪貝克浩、植野隆三※敬称略
【2024(令和6)年6月1日第5164号6面】

群馬こんにゃく特集 国内外で注目の存在

群馬県が全国一の生産量を誇るこんにゃく芋
健康性と手軽さにニーズ
 こんにゃく芋生産量で全国の90%以上を占める群馬県。県内のこんにゃく関連メーカーでは、伝統的なこんにゃく、しらたきの製造を行うとともに、新たな商品開発に力を入れている。
 こんにゃくの食シーンと言えば、おでんや煮物が一般的だが、新商品の顔ぶれは、プラントベースのハンバーグ、こんにゃく麺、くずきりなど様々で、時代のニーズに沿った商品が開発され、人気を呼んでいる。
 また、こんにゃくやしらたきを作る際の原料となる、こんにゃく粉も著しい進化を遂げている。近年話題を集めているのが、こんにゃくの特性を生かした新しいこんにゃく粉「マジックマンナン」。凝固剤不要で、水や各種溶媒を加えて練るだけで固まり、加熱調理しても溶けないため、こんにゃく以外の様々な食品に活躍の場が広がっている。
 こんにゃくは日本の伝統食品でありながら、海外においてはサステナブルで健康性の高い最先端フードの一つとして受け入れられている。群馬県のこんにゃく加工品輸出額は、この10年間で5倍に拡大。世界的な日本食ブームやヴィーガン・ベジタリアン人口の増加を背景に、さらなる輸出額の伸長が見込まれる。
 国内市場においても、即食性の高い商品開発が進み、手軽さと健康性を兼ね備えた食品としてこんにゃくは注目の存在だ。生産者減少や異常気象により原料確保が困難を極める中、こんにゃくは国産原料で国内需要が100%まかなえる食品でもある。不透明な国際情勢が続く中、食料安全保障の観点からも、こんにゃくへの期待は高まっている。(藤井大碁)
【2024(令和6)年4月1日第5158号1面】

<こんにゃく健康効果>

様々な健康効果が期待できるこんにゃく
肥満防止や便秘解消など幅広く
 こんにゃくは、ヒトの消化酵素で消化されない食物繊維のグルコマンナンが多量の水分を取り込んで凝固した水分97%の食品なので、カロリーがほとんどなく食物繊維が豊富なことから、昔から知られている整腸作用、便秘解消だけでなく、現代人の悩みである肥満や生活習慣病の予防・改善などメタボリックシンドロームに役立つことが明らかになっている。
 メタボに悩む人は美味しい料理は食べたいけれど糖質や脂質が気になる。料理にこんにゃくを取り込めば同じ分量の料理を食べても、こんにゃく分だけ糖質や脂質が減ってダイエットになる。食べる量を減らさず罪悪感なく食べられるこんにゃくは救世主のような食材だ。
 無味無臭で形も自在な固形食品なので様々な料理に取り入れることが出来る。料理に使うことでかさを増し、品数を増やし、独特の食感が料理にアクセントを加えるが、料理の栄養バランスが保たれ食べた分だけカロリーオフになる理想的なダイエット食品。また血糖値を上げるブドウ糖を含んでおらず、かつ、低カロリーで食べ応えがあることから、糖尿病のリスクファクターである過食によるカロリーの摂り過ぎや肥満を未然に防ぐ効果もある。
 さらに、こんにゃくは、グルコマンナンが水分を多量に取り込んで凝固した不溶性食物繊維で、小腸で消化されず固形物のまま大腸に達し、カサを増してやんわりと大腸を刺激して、排便反射を高め、便秘を解消し、おなかをすっきりさせる。食物繊維が腸内細菌のエサとなって短鎖脂肪酸に分解され、腸内環境が弱酸性に整えられて有用菌が優勢になり腐敗菌による有害物質の生成を抑制、排便を促す腸のぜん動運動も活発になって大腸内環境の健全性が保たれる。
 その他、こんにゃくには、牛乳の半分のカルシウムが含まれており、かつ、胃の中で溶出し吸収されやすいと言われている。カロリーの摂取量が増えることを心配せずに、サツマイモ並みの食物繊維と牛乳の半分ものカルシウムが補給できる食品だ。
【2024(令和6)年4月1日第5158号3面】

一般財団法人日本こんにゃく協会ホームページより
https://www.konnyaku.or.jp/health/

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