SNS活用で需要拡大図る
全国味噌工業協同組合連合会(満田盛護会長)は5月23日、令和6年度の通常総会を開催。翌24日に同連合会の清水悟専務理事が記者会見を行い、味噌業界を取り巻く情勢や今後の取組を発表した。
現況としては、外食産業は回復基調であり、味噌においても業務用の販売が戻りつつある一方、家庭での需要は価格改定の影響もあり前年を下回る状況。輸出については前年比で6・5%、1400tの減少。味噌の全体出荷量についても36万5229tで、前年比97・6%と2・4ポイント減少している。
総務省家計調査でも、支出金額はほぼ前年並みだが、購入数量は95・2%と減少し、平均価格は105・0%と上昇。物価高による消費抑制傾向と、製品価格改定の影響が見られる。
原料については、シカゴ大豆の高騰が継続しており、コメについても外食等の業務用米需要の回復と令和5年産の不作によって、国産原料米は不足の状況となっている。
PR事業については、新しい時代に対応する需要拡大のための事業戦略を推進。オンラインサイトの改訂、インスタなどSNSで料理研究家とのコラボなど、インバウンド需要を意識しながらICT活用での展開を図っている。
輸出事業については、輸出EXPOへの中小企業の出店を募り、味噌生産量に対する輸出割合を現在の5%から10%に増やしたいという意向を示した。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】
全国味噌工業協同組合連合会
https://zenmi.jp/
全国味噌工業協同組合連合会(満田盛護会長)は5月23日、令和6年度の通常総会を開催。翌24日に同連合会の清水悟専務理事が記者会見を行い、味噌業界を取り巻く情勢や今後の取組を発表した。
現況としては、外食産業は回復基調であり、味噌においても業務用の販売が戻りつつある一方、家庭での需要は価格改定の影響もあり前年を下回る状況。輸出については前年比で6・5%、1400tの減少。味噌の全体出荷量についても36万5229tで、前年比97・6%と2・4ポイント減少している。
総務省家計調査でも、支出金額はほぼ前年並みだが、購入数量は95・2%と減少し、平均価格は105・0%と上昇。物価高による消費抑制傾向と、製品価格改定の影響が見られる。
原料については、シカゴ大豆の高騰が継続しており、コメについても外食等の業務用米需要の回復と令和5年産の不作によって、国産原料米は不足の状況となっている。
PR事業については、新しい時代に対応する需要拡大のための事業戦略を推進。オンラインサイトの改訂、インスタなどSNSで料理研究家とのコラボなど、インバウンド需要を意識しながらICT活用での展開を図っている。
輸出事業については、輸出EXPOへの中小企業の出店を募り、味噌生産量に対する輸出割合を現在の5%から10%に増やしたいという意向を示した。
【2024(令和6)年6月1日第5164号5面】
全国味噌工業協同組合連合会
https://zenmi.jp/