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日本惣菜協会 2025

<日本惣菜協会> 賀詞交歓会で730名集う 約50社・団体が新入会員に

平井会長
林官房長官
庄子政務官
齋藤議員
中田副大臣
髙宮氏
初瀬氏
 一般社団法人日本惣菜協会(平井浩一郎会長)は1月23日、賀詞交歓会を東京都千代田区の東京會舘で開催、会員企業を中心に約730名が出席した。賀詞交歓会には、来賓として内閣官房長官の林芳正氏、農林水産大臣政務官の庄子賢一氏、衆議院議員の齋藤健氏、環境副大臣の中田宏氏が駆けつけ、惣菜業界へエールを贈った。
 開会挨拶で平井会長は「昨年は元旦から能登半島で大地震が起き、その後も国内外で様々な事件が起こり、まさに混迷の一年となった。昨今、食料品の値上がり、特にお米の値上がりが大変なことになっている。お米が贅沢品になるようなことはあってはならないことで、それにどう対処していくかも協会の仕事の一つではないか。幸いなことに日本を代表する政治家の先生たちも我々のことを心配していただいているので、お力、お知恵をお借りして色々な難問を一つずつ解決していきたい。会員の皆様方も是非、協会活動に力を貸していただきたい」と話した。
 続いて来賓として林内閣官房長官が挨拶。「今後はコストカット形の経済から付加価値を付けて良い物をお値打ちでという流れになっていくと言われている。まさにそれを現場でリードしていただいているのが、中食業界の皆様。巳年である今年が皆様にとって大きな脱皮の年になるよう心よりご祈念申し上げる」と述べた。
 また、庄子農林水産大臣政務官は「4月13日から大阪関西万博が始まり、さらなるインバウンド需要の増加が見込まれる。我が国が誇る食文化、農林水産物の魅力を伝える絶好の機会で、皆様の事業の発展に有益な機会となることをご期待申し上げる」と語った。
 齋藤衆議院議員は「日頃から日常生活でも惣菜に大変お世話になっている。様々な課題があり大変な状況ではあるが、協会の皆様の課題を解決できるよう力になっていきたい」。中田環境副大臣は「フードロス削減やプラスチック規制などに皆様と一緒に取り組んでいきたい。日本の惣菜業界がますます発展できるよう協力していきたい」とそれぞれ挨拶した。
登壇する新入社員
日本惣菜協会の賀詞交歓会
新春セミナーが開催された
 新入会員紹介では、昨年5月の定時総会から12月末日までに、正会員14社、賛助会員34社・団体、協力会員1団体の計49社・団体が新規入会したことが報告され、出席した新会員が登壇。新会員代表として(株)アオヤマ代表取締役社長の青山和之氏が挨拶した。本紙関連では、山豊、カカシ食研、関越物産、クレオ、ナガセヴィータが新たに協会に加入した。
 惣菜管理士資格試験成績優秀者表彰式では、「惣菜管理士資格試験」において全6科目で満点を取った(株)ニップンの西川友貴氏に記念品が授与され、西川氏が御礼を述べた。
 キユーピー(株)代表取締役社長執行役員の髙宮満氏が業界代表挨拶及び乾杯発声を務め、「現在の厳しい市場の中で伸び続けているのは惣菜。本日紹介された新規会員企業様の多さがそれを物語っており、このような業界は他にはない。惣菜は便利で様々な方の役に立っているが、さらに憧れや感動、情緒的価値を付与すれば無限の可能性があるのではないか」と話し、杯を挙げた。賀詞交歓会は宴たけなわの中、栗田美和子副会長の中締めで閉会した。
 賀詞交歓会に先駆けて開催された新春セミナーでは、(株)ユニバーサルスタイル代表取締役で日本パラリンピック委員会運営委員の初瀬勇輔氏が「パラスポーツから考える共生社会」というテーマで講演。初瀬氏は視覚障害者柔道の日本代表として北京パラリンピックに出場、現在は企業の代表として障害者雇用の促進などに取り組んでいる。講演会ではパラリンピックの裏側や障害者雇用を成功させるためのポイントなどについて紹介。「いろいろな障害のある方と働くことにより、職場で様々な気づきが出てくる。障害者雇用を通じて、日本が元気になるようにこれからも取り組んでいきたい」と語った。
【2025(令和7)年2月11日第5186号15面】

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