同社は2019年4月に食品製造業界のあらゆる組織に向けた国際基準の食品安全システム規格「FSSC22000」を取得。県内の漬物企業としては初の取得となり、安全安心で美味しい商品の供給をテーマに日々努力を続けている。
看板商品「山形のだし」は、山形で昔から食べられている新鮮な野菜を細かく刻んだ郷土の漬物。みょうが、大葉、ねぎの風味がきゅうりの味を引き立たせる役割をしており、昆布の旨味ととろみが食欲をそそる。温かいご飯にのせたり、麺類や豆腐料理の薬味などに利用できる。手軽に野菜を摂取できる商品で、全国の量販店で定番となっている。内容量は115gで賞味期限はD+9。
「ねぎからし」は根強く支持されている薬味漬物の〝王者〟。国産ねぎと赤唐辛子を合わせた風味豊かな薬味だれ。本醸造しょうゆ仕込みで、さらに香り豊かに美味しくなった。温かいご飯、麺類、豆腐料理、鍋などの薬味の他、唐揚げや天ぷらなど油を使った料理など、幅広いメニューに利用できる。内容量は115gで賞味期限はD+14。
「だし入りとろろ」は、すりおろしが面倒な長いもを手間をかけずに必要な分だけ使うことができる簡便性の高い商品。すりおろした国産の長いもにかつおと昆布がきいた「だし」を合わせ、家庭ですりおろした長いもに近い食感を再現した。「だし」がきいているので、ご飯や刺身、そばにそのままかけるだけ。年末向けとして、年越しそばや刺身へのトッピングなど、活躍の場が多い一品として提案している。内容量は120gで賞味期限はD+8。
また、同社では山形特産の青菜を使ったおふくろの味「おみ漬」を主軸に、「おみ漬」のバリエーション商品を展開。おみ漬に使用される山形特産の青菜は、食欲を刺激する独特の辛味があり、シャキシャキとした食感が特徴。新米シーズンに向けて、ご飯と相性が良い「おみ漬」の美味しさを広く発信している。
定番品の「おみ漬」は、青菜を刻み、大根、人参、しその実と合わせた。醤油ベースで昔懐かしい母の味を再現している。ご飯にのせて、納豆に混ぜて、お茶請けやお酒のお供にもオススメだ。内容量は160gで賞味期限はD+9。
同社の「FSSC22000」認証は、非加熱の漬物と非加熱の惣菜にて取得しており、毎年の更新審査も通過。近年は漬物業界以外の惣菜分野からの引き合いが増えており、業容を拡大している。
現在の食の志向は、「健康」、「簡便化」、「経済性」の3つだが、特に健康志向が最も高い傾向となっている。「海藻類」は健康に良いというイメージがあり、男性・女性ともに海藻類を健康のために意識的に摂取している。同社では『「海藻+野菜」で美味しく、健康に!』をコンセプトに商品提案を行っている。
三和漬物食品(山形県) まるごと青じそ大根
「ねぎからし」や「山形のだし」で広く認知されている薬味漬物のパイオニア三和漬物食品株式会社(鈴木尚彦社長、東置賜郡高畠町)は、春夏向け商品をラインナップ。新商品として「まるごと青じそ大根」、「レモン玉ねぎ」、「ぶっかけねぎ塩めかぶ」を発売する他、薬味漬物として幅広く利用できる定番アイテムを取り揃えている。
「まるごと青じそ大根」は、刻んだ大葉と大葉ペーストを混ぜ合わせ、生ふりかけ風に仕上げた。角切り大根の食感と大葉の豊かで爽やかな風味が楽しめる。ご飯によく合う味となっているが、パスタソースなど幅広く利用できる。清涼感のある一品で、夏場にオススメだ。内容量は140g。
「かけるレモン玉ねぎ」は、レモンと玉ねぎを細かく刻み、塩味で味付けした。レモンの酸味と玉ねぎのシャキシャキ感が特徴で、すっきり、爽やか、リフレッシュといった新感覚の薬味として利用できる。揚げ物や刺身に良く合う味に仕上がっている。内容量は120g。
「ぶっかけねぎ塩めかぶ」は、細かく刻んだねぎをめかぶと和え、塩だれ風に味付けした。ごまの風味と塩辛さがクセになる味となっており、納豆や豆腐はもちろん、肉や魚料理にもぴったりの一品だ。内容量は120g。
売場に定着している「山形のだし」は、山形で昔から食べられている新鮮な野菜を細かく刻んだ漬物の漬物。みょうが、大葉、ねぎの風味がきゅうりの味を引き立たせる役割をしており、温かいご飯にかけたり、また麺類や豆腐料理の薬味として好まれている。昆布のとろみがあり、6種類の野菜も摂れてご飯が進む味となっている。内容量は130gで賞味期限はD+9。
「わさび昆布」は、歯ざわりの良い野沢菜にわさび茎、胡瓜、大根を合わせ、細切り昆布で旨みを加えた。わさびの爽やかな辛みがくせになる大人の味で、惣菜風漬物として人気となっている。内容量は130gで賞味期限はD+14。
「ねぎからし」は、国産ねぎと赤唐辛子を合わせた風味豊かな薬味だれ。本醸造しょうゆ仕込みでさらに香り豊かに仕上がっている。豆腐との相性が抜群で、豆腐にのせるだけで一品料理ができあがる。鍋の薬味や魚料理のアクセント、付け合わせなど、幅広く活躍できるアイテムだ。内容量は130gで賞味期限はD+14。
「FSSC22000」を取得
同社は2019年4月に食品製造業界のあらゆる組織に向けた国際基準の食品安全システム規格「FSSC22000」を取得。県内の漬物企業としては初の取得となった。人手不足が課題となっている中、50人以上の従業員を抱え、平均年齢は38歳と若い力も魅力だ。商品企画開発担当と品質管理担当はそれぞれ4人ずつおり、新商品開発と品質向上を目指し、日々努力を続けている。
企業情報
商号 | 三和漬物食品株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 鈴木尚彦 |
設立 | 1965年9月1日 |
資本金 | 1千15万円 |
年商 | 11億円 |
事業内容 | 漬物の製造・加工 |
所在地 | 〒999-2174 山形県東置賜郡高畠町大字福沢1464 |
電話番号 | 0238-57-2317 |
FAX | 0238-57-2412 |
HP | http://www.nappaya.jp/ |
登録日 | 2019年4月1日 |