群馬県農政部技術支援課は令和元年度コンニャク作況ほ中間成績(2019年10月2日現在)を発表した。
【気象経過と生育状況】(前橋地方気象台データ)
9月の気象条件について、月平均気温(前橋)は、24・6度(平年差+2・2度)と平年並みだった。
月積算日照時間は、156・7時間(平年比124%)と平年より長く、晴天の日が多かった。
月積算降水量は、77・5㎜(平年比34%)とかなり少なかった。
7月の日照不足の影響で、地上部の大きさは各品種・年生とも小柄だったが、葉色や球茎(芋)の形成の遅れは、かなり回復した。 成熟期は、平年並みの見込みであるが、今後も気温の高い日が続くと遅れる可能性もある。
【諸障害の発生状況と対策】
気温の低下に伴い「腐敗病」と「根腐病」の拡大は鈍化したが、平年より発生は多い。特に6月、7月に大雨による土砂や種芋の流出入被害を受けたほ場で、発生がかなり多かった。
「アブラムシ」は、これまで被害が少なかった地域やほ場でも発生し、平年よりかなり多い。
【球茎の肥大】
前月に続き、「あかぎおおだま」の1年生は、作況指数が平年を上回り、他の品種・年生は平年を下回った。
平年より、病害の発生によるほ場間差は大きいが、病害の少ないほ場は、球茎の肥大が回復してきた。
以上を総合した作況指数の平年比加重平均は99であり、前回に比べ4ポイント上昇した。
【2019(令和元)年10月21日第4996号10面】
貯蔵量ほぼ前年並み
群馬県農政部技術支援課は令和元年度コンニャク作況ほ中間成績(2019[令和元]年8月2日現在)を発表した。
【種球の資質と植付】
種芋の大きさは、生子、球茎ともにやや小玉傾向であった。貯蔵量は、ほぼ前年並みであった。貯蔵中の不良球の発生は並みだった。作付面積は微減で「みやままさり」が全域で増加したと推定される。裁植密度は概ね平年並みであった。植付は、土壌消毒期の低温による被覆期間延長や6月の降雨の影響により、作業は平年並み~やや遅れた。
【気象経過と生育状況】(前橋地方気象台データ)
5~7月の気象条件について、平均気温は、22・0度(平年差+0・5度)と平年よりやや高かった。積算降水量は、548㎜(平年比123%)と平年より多かった。積算日照時間は、480h(平年比104%)と平年並みだった。
6月21日~22日、昭和村、沼田市、渋川市赤城町を中心に大雨による、土砂及び種芋の流出入被害が発生した。7月24日~25日、富岡市、安中市で大雨による、表土の流出被害が発生した。7月の積算日照時間が73h(平年比52%)と平年よりかなり短く、出芽・開葉が遅れた。
地上部は小柄で、葉色が淡く、生育が不揃いなほ場が目立った。ただし、西部地域では梅雨明け後、葉色が徐々に濃くなり、揃いも良くなってきた。
【諸障害の発生状況と対策】
「えそ萎縮病」「モザイク病」の発生はやや多かった。「日焼け症」の発生は少ない。梅雨明け後、気温が上昇し「腐敗病」の発生が増加している。発病ほ場では発病株を切り取り、ほ場の外に持ち出すと共に、薬剤防除を徹底する。
「根腐病」が発生しており、拡大傾向である。管理作業時にトラクターや靴等に付着した土壌は十分に洗い落とし、根腐病菌の他ほ場への持ち込みを防ぐ。
【球茎の肥大】
「あかぎおおだま」の1年生は平年を上回ったが、2年生並びに「みやままさり」の各年生は平年をやや下回る肥大である。
日照不足や大雨被害の影響により、ほ場間のバラツキが非常に大きい。特に昭和(橡久保)ほ場は生育がかなり遅れ、1年生では新芽がほとんど形成されておらず、開葉していない株も見られた。以上を総合した作況指数の平年比加重平均は97である。
【2019(令和元)年8月19日第4989号1面】
群馬県農政部技術支援課は令和元年度コンニャク作況ほ中間成績(2019[令和元]年8月2日現在)を発表した。
【種球の資質と植付】
種芋の大きさは、生子、球茎ともにやや小玉傾向であった。貯蔵量は、ほぼ前年並みであった。貯蔵中の不良球の発生は並みだった。作付面積は微減で「みやままさり」が全域で増加したと推定される。裁植密度は概ね平年並みであった。植付は、土壌消毒期の低温による被覆期間延長や6月の降雨の影響により、作業は平年並み~やや遅れた。
【気象経過と生育状況】(前橋地方気象台データ)
5~7月の気象条件について、平均気温は、22・0度(平年差+0・5度)と平年よりやや高かった。積算降水量は、548㎜(平年比123%)と平年より多かった。積算日照時間は、480h(平年比104%)と平年並みだった。
6月21日~22日、昭和村、沼田市、渋川市赤城町を中心に大雨による、土砂及び種芋の流出入被害が発生した。7月24日~25日、富岡市、安中市で大雨による、表土の流出被害が発生した。7月の積算日照時間が73h(平年比52%)と平年よりかなり短く、出芽・開葉が遅れた。
地上部は小柄で、葉色が淡く、生育が不揃いなほ場が目立った。ただし、西部地域では梅雨明け後、葉色が徐々に濃くなり、揃いも良くなってきた。
【諸障害の発生状況と対策】
「えそ萎縮病」「モザイク病」の発生はやや多かった。「日焼け症」の発生は少ない。梅雨明け後、気温が上昇し「腐敗病」の発生が増加している。発病ほ場では発病株を切り取り、ほ場の外に持ち出すと共に、薬剤防除を徹底する。
「根腐病」が発生しており、拡大傾向である。管理作業時にトラクターや靴等に付着した土壌は十分に洗い落とし、根腐病菌の他ほ場への持ち込みを防ぐ。
【球茎の肥大】
「あかぎおおだま」の1年生は平年を上回ったが、2年生並びに「みやままさり」の各年生は平年をやや下回る肥大である。
日照不足や大雨被害の影響により、ほ場間のバラツキが非常に大きい。特に昭和(橡久保)ほ場は生育がかなり遅れ、1年生では新芽がほとんど形成されておらず、開葉していない株も見られた。以上を総合した作況指数の平年比加重平均は97である。
【2019(令和元)年8月19日第4989号1面】