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記者のオススメ!2022

2022年12月21日号・第5115号

カラフルらっきょう[三味セット]
目と舌で楽しむらっきょう 
 泊綜合食品株式会社(岸田隆志社長、鳥取市安長)は、らっきょう漬の製造、漬物のベンダー業を行っている。
 自社通販サイト「らっきょう専門店とまりのつけもの」では、「カラフルらっきょう[三味]セット」がインスタ映えすると話題を集めている。鳥取県産の砂丘らっきょうを赤大根やパプリカ、にんじんなど自然由来の色素で色付けしており、見た目は鮮やか、食べても美味しい商品である。
 ①国産柚子の千切りと漬けた「柚子味」②桜の花の塩漬が入った「さくら味」③ピリッとした辛さがクセになる「唐辛子味」の3種が入ったセット。まるでスイーツのような瓶詰めらっきょうで、プレゼントにも最適だ。
甘酢らっきょう五産地食べくらべセット
 卸売としての強みを活かした商品が「甘酢らっきょう五産地食べくらべセット」。らっきょうは、①鳥取県福部町(リンゴ酢)②鳥取市③鳥取県北栄町④福井県三里浜⑤宮崎県の5カ所からセレクトしている。県内の3種は、粒の大きさと食感がそれぞれ異なり、その違いは食べてみてのお楽しみ。
 宮崎県産は粒が大きく歯ごたえが良い。福井県三里浜産は2年冬を越して生産する三年子らっきょうを使用し、分球が進んだ小粒で、歯切れの良さが特徴。
 同社では2016年に自社農場にてらっきょうの栽培を開始した。岸田いずみ取締役を中心とした女性社員らで、土作りから収穫、根切まで全ての工程を自社で行っている。農業従事者の高齢化に伴う離農の問題や、天候リスクが高まる中、将来的には自社農場の割合を高め安定出荷を目指す方針だ。
 岸田取締役は、昨年9月にnoteで「つけもの屋3代目のひとりごと」を開設。日々のらっきょう栽培での苦労や、不作の現状について綴っている他、おすすめの食べ方も紹介し、らっきょうへの愛が伝わってくる。
【2022(令和4)年12月21日第5115号4面】

泊綜合食品

2022年12月11日号・第5114号

国産白きくらげ入り食べるラー油
やぎミルク塩プリン
なると金時大学芋風
なると金時甘露煮
四国産こだわり加工食品 
 株式会社マレグリーンは、徳島県を始めとした四国産の厳選食材を主に使用した加工食品を取り扱う地域商社。同社では、現在、「国産白きくらげ入り食べるラー油」、「なると金時大学芋風」、「なると金時甘露煮」、「やぎミルク塩プリン」といった4つの商品を重点的に販売しており、内藤社長は「四国特産のこだわりの味わいを是非味わってほしい」と全国への拡売を目指している。
 「国産白きくらげ入り食べるラー油」は、栽培数が少なく稀少性が高い白いきくらげを使用した贅沢な食べるラー油。コリコリとした白きくらげと共に、鶏肉、玉ねぎ、クルミ、長ネギ、生姜、ニンニクといった様々な具材を加え、一味唐辛子でピリ辛な味わいに仕上げている。そのままご飯や豆腐に乗せて食べるのもオススメだが、パスタや納豆などの具材にしても美味しい。なお、今後「食べるラー油」から「おかずラー油」への改称を予定している。
 「なると金時大学芋風」と「なると金時甘露煮」は、徳島県産鳴門金時を100%使用した惣菜。鳴門金時は徳島を代表するブランド野菜として知られており、ホクホクとした食感と上品な甘みが特長のさつまいもだ。「なると金時大学芋風」は、角切りにした鳴門金時に、胡麻を加え、大学芋風に仕上げた。鳴門金時の甘さがしっかりと感じられる。「なると金時甘露煮」は輪切りにした鳴門金時を砂糖と蜂蜜で甘めの味わいに仕上げた。両品共におかずやお弁当の一品の他、スイーツやお菓子作りの素材としても楽しめる。
 「やぎミルク塩プリン」は、高知県南国市の「川添ヤギ牧場」で、特製の自家飼料により味に変化をもたらした「山羊ミルク」を使用したプリン。山羊乳独特のクセが少なく、食べやすく仕上げている。昔懐かしいプルンとした弾力のある食感と、素材を生かした優しい塩味で後引く美味しさに仕上がっている。
【2022(令和4)年12月11日第5114号4面】

マレグリーン  

2022年12月1日号・第5113号

「ゆずすこ」関連商品新発売
 株式会社高橋商店(高橋努武社長、福岡県柳川市)は、同社の代表商品「ゆずすこ」を使った関連商品「ゆずすこなめ茸」と「ゆずすこグリーンカレー」を11月1日より新発売した。食欲の秋にぴったりのご飯がすすむ2品。
 「ゆずすこ」は、九州名産のゆずこしょうから生まれた新感覚の液体ゆずこしょうで、同社が開発した。原料は「ゆず皮」「酢」「こしょう(唐辛子)」「食塩」のみ。余計なものを一切入れていない安心安全の調味料だ。
 品名の由来は、ゆず皮の「ゆず」、お酢の「す」、こしょうの「こ」から取って商品名とした。液体なので量の調整が簡単、料理にも使いやすい。一度かけるともう手放せない、やみつきになる1本だ。
 その「ゆずすこ」を使った関連商品としてこのほど発売したのが「ゆずすこなめ茸」と「ゆずすこグリーンカレー」だ。それぞれの商品のポイントと概要は次の通り。
「ゆずすこなめ茸」
 ▼商品のポイント
①「ゆずすこ」を使用した爽やかな辛味のなめ茸
②えのき茸たっぷりでシャキシャキとした食感が楽しめる
③ごはんのお供やパスタ、温かいうどん、卵焼き等様々な料理のアクセントとして使える
 ▼商品概要
◎販売エリア:全国、高橋商店オンラインショップ等
◎価格:594円(税込)
◎容量:140g(瓶入)
◎賞味期限:545日
「ゆずすこグリーンカレー」
 ▼商品のポイント
①青唐辛子とゆずすこが効いた、大人向けの本格的な辛さと旨み。青唐辛子の辛みとココナッツミルクの甘い香りがベストマッチ!
②パウチごとお湯で温めるか、容器に移してレンジで温めるだけの簡単調理
③ごはんだけでなく、うどん等にかけるのもおすすめ
 ▼商品概要
◎販売エリア:全国、高橋商店オンラインショップ等
◎価格:648円(税込)
◎容量:180g
◎賞味期限:2年
【2022(令和4)年12月1日第5113号6面】

高橋商店 HP

2022年11月21日号・第5112号

「秩父きゅうりピクルス(白)」㊧と「秩父きゅうりピクルス(赤)」のカップ製品
恋する梅の実

マルツ食品(埼玉県深谷市)

贅沢はちみつりんご
「秩父きゅうりピクルス」が話題
 マルツ食品株式会社(鶴田健次社長、埼玉県深谷市)では埼玉県産ブランド「秩父きゅうり」を使用した「秩父きゅうりピクルス」が人気を集めている。
 「秩父きゅうり」は栽培に適さない山の上という不利な条件の中、地元のウイスキー粕や害虫を食べる虫などを活用する特別な栽培法により作られるきゅうり。歯切れの良さと甘みの強さが特長で、〝日本一値段が高く、日本一美味しい胡瓜〟を目指し、日々品質改善が行われている。
 同社では「秩父きゅうり」の生産者と県内の展示会で出会い、そのこだわりに共感。若年層をターゲットにしたピクルスの開発を手掛けることになった。
 「秩父きゅうりピクルス」は、白と赤の2種類。白はりんご酢と十種のハーブ、赤は赤ワインとプルーンの酢を使用して無添加で漬け上げている。
 「秩父きゅうり」の豊かな食感と甘みを生かしたピクルスは秩父エリアを中心に人気を集め、県外からも問合せがくる話題の製品となった。
 従来のスタンドパックや瓶詰めに加え、今回新発売するのがカップ製品。つまようじ付でいつでもどこでも食べられる簡便性の高い仕上がりとなっている。
 同社ではカップ製品を駅回りや空港など県外へも販売していく予定で、「ウイスキーやワインと抜群の相性を持つ『秩父きゅうりピクルス』を是非味わってほしい」としている。
 また新発売となるのが「恋する梅の実」と「贅沢はちみつりんご」の2品。「恋する梅の実」は国産白加賀梅をハチミツや赤ワインで漬け込んだ製品。「贅沢はちみつりんご」は国産りんごをハチミツと黒酢で漬け込み、隠し味としてゆず果汁や日本酒を加えた。どちらもヨーグルトなどに加えて楽しめるスイーツ漬物となっている。【2022(令和4)年11月21日第5112号9面】

マルツ食品 HP

2022年11月11日号・第5111号

梅コーディアルシロップ
ドライジンジャーや乾燥シナモンリーフを加えてオリジナルの梅シロップに

梅屋(和歌山県)

贈り物に「梅コーディアルシロップ」
 大正15年創業の株式会社梅屋(西林要社長、和歌山県田辺市文里)は、梅干しを中心に梅酒、梅エキス、梅シロップ、梅ジャム、梅ゼリーなど、幅広い梅製品を製造、販売している。
 新型コロナウイルス感染症の拡大以降、社会環境も大きく変化。食品を買い求める消費者の意識や行動も変わり、巣ごもりや家飲みといった新しいニーズに対応した商品も定着している。
 同社では、家庭でオリジナルの梅シロップを楽しむことができる「梅コーディアルシロップ」を発売。和歌山県産の梅を使用した3種類(RED、CLASSIC、WHITE)の梅シロップに、別添の和歌山県産の「ドライジンジャー」と「乾燥シナモンリーフ」をセットにした。
 フルーティーな味わいの梅シロップに、ドライジンジャー、乾燥シナモンリーフをそのまま瓶の中に入れるだけでオリジナルの梅コーディアルが完成する。梅シロップはそのままでも、「ドライジンジャー」や「乾燥シナモンリーフ」を加えて風味の変化も楽しめる。
 3種類の梅シロップはそれぞれに彩りの良い色合いで、オシャレな贈り物としても利用できる。水や炭酸水などで5倍に薄めて梅ジュースに、お酒の割材としても美味しく飲むことができる。
 「RED」は、「紀州梅果汁」と赤シソエキスを合わせ、色鮮やかに仕上げた。
 【オススメ】REDには、お好みで“乾燥シナモンリーフ”を入れると、乾燥シナモンリーフの甘い香りと梅、赤シソの爽やかな風味が楽しめる。
 ※乾燥シナモンリーフ:かんじゃ山椒園(和歌山県有田川町)で収穫、乾燥されたもの。
 「CLASSIC」は、“青いダイヤ”と称される、希少な梅の品種「紀州古城梅」の果汁を使用。昔懐かしい甘酸っぱい梅の風味が味わえる。
 【オススメ】そのまま薄めて梅シロップに、お酒の割材に。
 「WHITE」は、「紀州南高梅」の果汁を使用し、すっきりクリアに仕上げた。
 【オススメ】WHITEには、お好みで“ドライジンジャー”を入れると、ドライジンジャーの辛味と梅の爽やかな酸味・甘みが楽しめる。
 ※ドライジンジャー:vegelike安田農園(和歌山県那智勝浦町)で収穫、乾燥されたもの。
 内容量は235g×3本入り(別添:ドライジンジャー1片、乾燥シナモンリーフ1枚)で、賞味期限は270日。
 ※ドライジンジャーと乾燥シナモンリーフは、瓶の中に入れてから二晩以上で飲める。
【2022(令和4)年11月11日第5111号12面】

梅屋 HP

2022年11月1日号・第5110号

ふかひれ松前200g
仙台松前150g

東北いちば(宮城県)

宮城県気仙沼産「ふかひれ松前」
 「鉄板焼きしそ巻」の元祖専門メーカー・有限会社東北いちば(柴田敏雄社長、宮城県仙台市)では、「ふかひれ松前200g」を新発売し、年末向けに提案している。
 「ふかひれ松前」は、同社の地元である宮城県気仙沼産のふかひれを、ざく切りにしてふんだんに使用した贅沢な松前漬。ふかひれがたっぷりと入ったふかひれ好きにはたまらない商品に仕上がっている。
 気仙沼産のふかひれは品質が良く加工技術に優れていることから高級品として扱われている。手間暇をかけてできあがったこのふかひれに、食感の良いにんじんを加え、昆布やするめの旨味を凝縮させて混ぜ合わせた。
 特製タレに漬け込み甘さを抑えた味付けは同社の定番品しそ巻きと同じようにご飯やお酒のおつまみとして重宝する。年末年始などハレの日にピッタリな特別感のある商品となっている。
 また、「仙台松前150g」も年末に向け需要が高まる商品。同社では原料として、北海道産昆布、国内産するめ、国産人参を使用。全て国産を使用することで、他社製品との差別化を図っている。さらに添加物である増粘剤を使用しないことで、とろみが少なく浅漬けのように口当たりの良い仕上がりとなっている。
 同社では松前漬け専用工場を2021年に稼働。松前漬は通年で販売可能となり、急な発注や量の多いスポット販売にも対応できる体制を整えている。
【2022(令和4)年11月1日第5110号4面】

東北いちば HP

2022年10月26日号・第5109号

黒豆グラッセ
丹波黒と紅はるか甘納豆

志賀商店(愛媛県) 

丹波黒黒豆は産地別、サイズ別、味付け別で品揃え
マツコの知らない「究極の黒豆」
 株式会社志賀商店(原真知社長、愛媛県西条市)は煮豆、甘納豆の専門メーカー。豆の専門メーカーとして原料にこだわるのはもちろん、豆のシワやひび割れ一つ見逃さず選別するなど、美味しさの追求に全力を注ぐ。2020年末には「マツコの知らない世界」(TBS系)で『究極の黒豆』として紹介された高品質メーカーだ。
 年末年始の看板商品とも言える黒豆の煮豆は、じっくりと時間をかけて炊き上げ、上品な味わいに仕上げている。数あるメーカーの中でも同社の独自性を際立たせるのがレトパック入りの丹波黒黒豆。産地別(国内産・丹波篠山産)、粒の大きさ別(L・2L・3L)、味付け別(醤油入り・醤油無し)にした商品ラインナップだ。
 醤油入りは、まったりとしたコクが感じられる昔ながらの味わい。醤油無しはよりあっさりとした味わいで、豆自体の持つ風味をダイレクトに味わうことができる。
 最高級と言われる篠山産丹波黒黒豆は3Lとなると稀少価値が高く、高価格商材となるが、関東・関西の高質スーパーや百貨店などを中心に確かな地位を獲得している。近年では量販品においても同社商品がワンランク上の商品として販売されるケースも増えてきている。
 こだわりの原料を用いた甘納豆作りも得意としており、最近ではお菓子売場への提案を強化している。「丹波黒と紅はるか甘納豆」や、スティック状の包装にした「黒豆グラッセ」など、和のスイーツとして提案。女性から支持を得ている。
 そして、これら商品の美味しさを影から支えているのが、工場の安心安全対策である。2019年3月には国際規格の食品安全管理マネジメントシステムのISO22000を取得。今まで以上に安心安全な商品を提供できるよう日々努力している。
【2022(令和4)年10月26日第5109号8面】

2022年10月11日号・第5108号

鹿児島産オクラと野菜ミックス
田川産こまつ菜と白菜漬
新潟産なめこと白菜漬

小倉協同物産(福岡県)

鹿児島産オクラと野菜ミックス
 小倉協同物産株式会社(江藤智隆社長、福岡県北九州市小倉北区)は、農産物加工品の製造及び販売のほか総合食品の卸売業務も手掛け、九州内の主要スーパーへのベンダー業でもトップクラスである。
 同社の浅漬での売れ筋商材は、「ゆず大根」と姉妹品の「りんご大根」。他社が真似できない浅漬糖絞り製法により、下漬けの食感と味にこだわりを持っている。「ゆず大根」は厳選された大根にゆず皮を加えて香りを引き出し、大根と相性の合う甘酢漬で仕上げた。姉妹品の「りんご大根」は、りんご果汁、りんご酢をベースに飽きのこない味に仕上げ、「ほのかなりんごの味」にこだわった。
 また同社では、「日本の農業を応援します」というコンセプトを盛り込んだシリーズ商品を9月より新発売した。「鹿児島産オクラと野菜ミックス」(100g)、「田川産こまつ菜と白菜漬」(120g)、「新潟産なめこと白菜漬」(120g)の3アイテム。
 「鹿児島産オクラと野菜ミックス」は、国内生産量1位の鹿児島県産オクラを使用。オクラは収穫して2日以内に洗浄、加熱殺菌。その後に急速冷凍した鮮度のあるオクラと、人参・大根など国産野菜の食感を活かし、九州好みの甘辛醤油味に調理した。
 「田川産こまつ菜と白菜漬」は、福岡県内の「JAたがわ小松菜部会」が栽培している、品種と土壌にこだわった小松菜を使用。白菜の甘味と野菜の旨味を感じられる、優しい昆布味に調理している。
 「新潟産なめこと白菜漬」は、新潟県産なめこの食感と白菜の甘味、それにがごめ昆布でトロッとした旨味をプラスした。
【2022(令和4)年10月11日第5108号2面】

2022年10月1日号・第5107号

東洋ライス(和歌山県)

金芽ロウカット玄米4kg
ロウカット玄米が快挙 48ヶ月連続で玄米商品カテゴリー売上No.1
 東洋ライス株式会社(雜賀慶二社長、和歌山市)の「金芽米」「金芽ロウカット玄米」がコメ売場における付加価値商品として脚光を浴びている。特に「金芽ロウカット玄米」は48ヶ月連続で玄米商品カテゴリー売上No.1を達成、白米を含む米カテゴリー全体でも売上10位を達成する快挙を遂げている(KSP‐POS、2022年4月集計)。
 「金芽米」は玄米の表面から糠を少しずつ均等に除去し、薄皮一枚の玄米の皮と実の間の亜糊粉層(あこふんそう)を残す『均圧精米法』という技術により精米したもの。これにより、美味しく亜糊粉層の栄養が摂取できるようになっている。
 また「金芽ロウカット玄米」は食べにくさなどの原因である、玄米表面を覆う防水性の高い「ロウ層」という部分を独自加工技術により均等に除去することにより生まれた玄米商品。玄米の豊富な栄養成分はほぼそのまま、白ごはんのようにおいしく、炊きやすく、消化性にも優れている。また白米と比較して糖質32%オフ、カロリー30%オフとなっている。
 その白米のような食べやすさと好評ぶりから、大手量販店では、「4kg」容量の要請を受け発売を開始。雑穀売場でなく白米売場で販売されるなど、玄米商品では異例ともいえる大ヒット商品となっている。
金芽米5kg
 東京農業大学の客員教授を務める雜賀社長を中心に、健康機能性についても研究を進めている。和歌山県の3企業(T社、A社、B社)を対象とした研究では、職員の多くが「金芽米」「金芽ロウカット玄米」を喫食しているT社において、公的医療費が県平均の68%であった。またA社・B社では金芽米、金芽ロウカット玄米の喫食開始後に公的医療費が60%に低減化したことを示した。
 金芽米や金芽ロウカット玄米に含まれる代表的な成分は食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、マグネシウム、ニコチン酸、パテントン酸、イノシトール、コリン、葉酸などのビタミンB群、さらにはγ‐オリザノール、フェルラ酸、フィチン酸、γ‐アミノ酪酸、リポポリサッカライド(LPS)などが挙げられる。さらに、8月には玄米に特有の未知の成分が存在することを発見(電子版「データ、法令、告示・通知」下記よりリンク)。これらの成分が総合的に作用した結果、医療費削減に繋がったとの推測を示している。
【2022(令和4)年10月1日第5107号6面】

電子版 データ、法令、告示・通知
東洋ライス HP

2022年9月21日号・第5106号

Meets Wasabi バルサミコドレッシング
カプレーゼ風サラダ

田丸屋本店(静岡県)

わさび×バルサミコ酢の新商品
 株式会社田丸屋本店(望月啓行社長、静岡県静岡市)は、ドレッシングシリーズの第4弾として「Meets Wasabi バルサミコドレッシング」を9月19日より新発売した。
 同社ではわさびを使い〝おうちサラダ〟の新メニュー提案をしたい想いから、昨今人気のバルサミコ酢を取り入れた、新しい味わいのドレッシングを作った。
 「Meets Wasabi バルサミコドレッシング」は、芳醇なバルサミコ酢にわさびが効いたNEWフュージョンドレッシング。田丸屋のわさびとイタリアのバルサミコ酢が出会った。バルサミコ酢にオリーブオイルとわさびを合わせ、黒胡椒をアクセントに加えた、甘酸っぱさの中にわさびをピリリと感じるドレッシング。
 イタリア産のバルサミコ酢を使用し、本格的な味わいに仕上げた。肉や魚介、チーズやきのこ類とも相性が良いので、サラダやマリネのドレッシングの他、ローストビーフやパスタのソースとしても使用できる。
【2022(令和4)年9月21日第5106号6面】

田丸屋本店 HP

2022年9月11日号・第5105号

すが野(栃木県)

ちょこっとおつまみ いかごぼう
「ちょこっとおつまみ いかごぼう」
 株式会社すが野(菅野弘社長、栃木県下都賀郡壬生町)は、国産楽京漬のトップメーカーとして知られている。
 酢漬製品は賞味期限が長く、健康的なイメージが浸透していることもあり、同社が主力とする楽京や生姜は堅調な動きを見せている。また、食物繊維が豊富なごぼうも順調に販路を拡大している。
 同社では9月1日より、「ちょこっとおつまみ いかごぼう」を新発売。同商品は福島県の郷土料理である「いかにんじん」をイメージして作った商品で、栃木県の新たな名産品に育てようと開発した。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、店でお酒を飲む機会が減少傾向にあり、家飲み需要が増加。当然、家で食べるおつまみの需要も増えている。「ちょこっとおつまみ いかごぼう」は、シャキシャキとした国産ごぼうの食感と、おつまみとして定番となっているイカの風味が楽しめる。甘辛醤油味がお酒に良く合う。
 共働き世帯が増える中、食事の調理時間を短縮したいというニーズも高まっているが、「ちょこっとおつまみ いかごぼう」はごはんにも合う味付けとなっており、小鉢に盛り付けるだけでおかずを1品増やすことができる。
 コロナ禍では健康志向が高まったが、外出機会が減ったことで運動不足も懸念されている。ごぼうに含まれている食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑制し、糖尿病を予防すると言われている。さらにアルコール摂取時に血中アルコール濃度の急激な上昇を抑制することができ、身体への負担を減らすことができる。細切りで食べやすく、炊き込みご飯やチヂミなど様々なメニューにアレンジ可能。すでに納入が決まっている小売店もあり、多くの関心を寄せられている。内容量は90gで賞味期限は150日。
ごはんにかけるごぼうと昆布
 2015年9月の発売以来、漬物グランプリ2016金賞、「フード・アクション・ニッポンアワード2018」FAN特別賞など、数々の賞を受賞した「ごはんにかけるごぼうと昆布」は、ご飯はもちろん、豆腐にかけるだけで美味しい一品メニューができる。新米シーズンを迎え、注目の一品となっている。内容量は90gで賞味期限は150日。
 「長崎県産若漬け寿司がり」と「長崎県産若漬け紅しょうが」は、産地限定で数量限定のこだわり商品として長崎県産島原ハウス栽培の新鮮な若掘りしょうがを使用。島原ハウス栽培のしょうがは、繊維が柔らかく爽やかな辛味が特徴で、若掘りしたしょうがを低温で漬け込んだ。
 原料の安定供給というリスクを伴う形となるが、産地名を記載することで他社製品との差別化を図り、良質な原料の使用を付加価値として訴求する。
 「長崎県産若漬け寿司がり」は、しょうが本来の辛味を感じられるさっぱりとした味付けとなっている。内容量は45gで賞味期限は90日。「長崎県産若漬け紅しょうが」はりんご酢でまろやかな酸味に仕上げ、シャキッとした食感が楽しめる。内容量は50gで賞味期限は120日。
 生姜の薬味漬物の市場で確固たる地位を確立している「国産ぶっかけおかず生姜」は、みじん切りにした国産生姜を風味豊かなしょうゆ味に仕上げている。ご飯のおかずとしてはもちろん、うどんや刺身などのさっぱりとしたものから揚げ物や肉料理などこってりした料理まで、様々な食シーンで利用できる。内容量は120gで賞味期限は120日。
【2022(令和4)年9月11日第5105号10面】

すが野 HP

2022年9月1日号・第5104号

あごだしみそ
あごだしスープセット

カコイ食品(長崎県)

長崎名産“あごだし”
 カコイ食品株式会社(囲修一郎社長、長崎県長崎市京泊)は、長崎特産の“あご”を使った商品を中心に佃煮や漬物、みそ等を製造・販売している。
 「あごだしみそ」は、長崎で獲れたあごを使用。あごとは「飛魚(トビウオ)」のことで、乾燥させてだしをとる。あごだしは上品でスッキリとした甘味と深みがあり、九州人好みの味わい。
 「あごだしみそ」は“焼きあご”入りで、焼いたあごの香ばしさも加わってさらに美味しい。塩分約10%で、塩分が気になる方にもおすすめだ。
 「あごだしスープ」シリーズも人気の商品。長崎県五島近海で漁れた新鮮なあごを独自製法で焦がすことなく綺麗に焼き上げてだしをとり、粉末のスープに加工した。
 「わかめ」「あおさ」「しいたけ」の3アイテムがあり、お湯を注いで混ぜるだけで本格派の上品なスープが楽しめる。
 「あごだしあおさスープ」は、令和2年に開催された「第58回長崎県水産加工振興祭水産製品品評会」で審査委員長特別賞を受賞しており、長崎を代表する商品として認められた。
【2022(令和4)年9月1日第5104号6面】

2022年8月21日号・第5103号

霧島湧水鰻 肝佃煮
「小えび甘露煮」と「海老くるみ」

小沼水産(茨城県)

「霧島湧水鰻 肝佃煮」を新発売 
 小沼水産株式会社(小沼和幸社長、茨城県かすみがうら市)は、明治37年創業の老舗メーカー。商品ラインナップは、わかさぎ、川えび、小女子、シラウオ、昆布、はぜ、ふな、もろこ、貝類など豊富で、特に淡水魚のエキスパートとして知られる。
 同社がこのほど新発売したのが「霧島湧水鰻 肝佃煮」。鹿児島県で蒲焼き用の鰻をさばく時に出る肝を急速冷凍し、茨城へ運んで佃煮に加工。鮮度の良い肝の血と骨を丁寧に取り除き、佃煮に炊き上げている。
 昨年の暮れから、今年7月の「土用の丑の日」に向け、丸千千代田水産株式会社(東京都江東区)とのタイアップで企画。7月の丑の日に向けて販売を開始すると好評を博した。
 鰻の肝は、鹿児島県志布志市で鰻の養殖・加工を行っている山田水産株式会社(大分県佐伯市)のものを使用。山田水産のブランド「霧島湧水鰻」を商品名に冠している。
 以前は鹿児島の現地で肝を焼く加工まで行っていたが、今回から急速冷凍したものを仕入れ、小沼水産で佃煮に加工する。
 これによりコストが大幅に削減され、リーズナブルな末端販売価格に設定できたことで、好調な販売につながった。今後は、通年商材として販売していく予定だ。
 「小えび甘露煮」と「海老くるみ」も好調。霞ヶ浦では近年、川えびが不漁となっているが、同社では幅広いネットワークを駆使し、様々な産地から霞ヶ浦産川えびに似た味わいの川えびを探求。現在は主に中国産原料を使用し、販売を展開している。
 川えびは、鮮やかな赤い色合と独特の風味・食感が特徴。佃煮製品として使用すると、噛むたびにエビの旨みが溢れ出るジューシーな仕上がりとなる。
 「小えび甘露煮」は川えびの鮮やかな紅色を保つため、白醤油を使用、砂糖を加え甘辛く炊き上げている。サクサクとした歯切れの良い食感と共にエビの風味が口いっぱいに広がる。
 「海老くるみ」は小えび甘露煮にカリフォルニア産クルミを加えた商品。エビとクルミの風味が合わさり、ご飯のおかずやお酒のおつまみとして最高の仕上がりとなっている。
【2022(令和4)年8月21日第5103号4面】


2022年8月11日号・第5102号

山田酒造食品(兵庫県)

なめらか味付酒粕
 酒粕流通大手の山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、兵庫県加東市高岡)は「なめらか味付酒粕」を9月より発売する。
 「なめらか味付酒粕」はペースト状の酒粕をトマト、レモン、カレーの3種類の風味に味付けし、30gずつの個包装とした商品。好みの具材を加えるだけで手軽に酒粕スープができる。酒粕特有のクセを抑えているので誰でも食べやすく、洋風の味付なため様々な料理の下味や味変にも利用しやすい。
 地元加東市の兵庫県立社(やしろ)高等学校生活科学科の生徒とのコラボレーションで、幅広い世代へ酒粕に親しんでもらうために開発した商品だ。酒米の王者「山田錦」の特産地であるだけに、発酵食品であり健康や美容に良い酒粕の有効活用へ向け、熱意を持って取り組んできた。
 「なめらか味付酒粕」のベースとなったのは、昨年9月に発売した「なめらか生酒粕」だ。使い切りで扱いやすく、酒粕のイメージを一新する商品として注目を集めてきた。酒粕加工に長年従事してきた技術を活かして、酒粕をゆっくりと熟成させ、なめらかなペースト状に仕立てている。
なめらか生酒粕
 スティック状の包装から簡単に絞り出すことができ、様々な料理の隠し味に使える。また卓上で味噌汁やスープに入れる“ちょい足し”にも利用できる。もちろん、甘酒や粕汁にも使える。従来の酒粕は料理に使うのに面倒なイメージがあったが、本品はすぐに使える。
 「なめらか味付酒粕」、「なめらか生酒粕」とも賞味期限は常温保存で120日。調味料売場や、粕床用として肉・魚売場での販売も可能だ。
 山田社長は「これまで粕汁や甘酒作りは真冬のイメージが強かったが、個包装で溶かしやすい本商品は春~秋でも使いやすい。味付タイプはより簡便性が高く、気軽に使っていただける」と話す。今後はSNSやHPを通じて使い方を紹介し、新たな調味料として広めていく方針だ。
 同社はこの他にも、酒粕と米こうじを組み合わせた「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズも人気だ。酒粕の芳醇な香りと、米こうじの自然な甘み、そしてダブル発酵食品による健康イメージで好評を得ている。
【2022(令和4)年8月11日第5102号6面】

山田酒造食品 HP

2022年8月1日号・第5101号

刻み野沢菜のキムチ漬
国産野菜使用 野沢菜漬

信濃食品(長野県)

野沢菜チャーハンの素
「刻み野沢菜のキムチ漬」発売
 有限会社信濃食品(伊藤征剛社長、飯田市嶋)は、信州の郷土食である野沢菜漬を幅広く手がけるメーカー。その商品は定番の袋物やプチカップといった市販用・業務用の漬物類に留まらず、近年では野沢菜自体を素材として提案する、総合的な野沢菜メーカーとして存在感を強めている。最近では、自社農場におけるリサイクル堆肥の使用などSDGsへの取組も積極的で、長野県SDGs推進企業にも登録されている。
 同社では昨年「刻み野沢菜のキムチ漬」を新発売した。国産野沢菜の浅漬けを使用、唐辛子や魚醤、オキアミ、リンゴといった食材をたっぷりと加え、熟成した旨みを持つ本格キムチに仕上げている。
 製造工程で、野沢菜をしっかりと圧搾することにより水気を抜き、キムチの旨味を凝縮。シャキシャキとした野沢菜と濃厚なヤンニョムの組合せがクセになる。発売以来、少しずつ認知が広がり、リピーター層が増えてきている。
 食べ切りサイズの人気商品「国産野菜使用 野沢菜漬」は、数あるプチタイプの浅漬類の中でも、野沢菜の美味しさと賞味期限10日という扱いやすさから、安定した売上を築くことが出来る存在。調味液を捨てるための専用口が設けられており、直ぐに食べられる簡便性も追及している。同商品は10月1日店頭到着分より80gから70gへ規格変更を実施する。
 また同じく10月1日店頭到着分より、野沢菜漬ホール商品200gを終売とし、野沢菜漬ホール商品を170gへ集約するほか、小売用商品は8~12%、業務用商品は10%程度の値上げを実施する予定だ。
 「野沢菜チャーハンの素」は、刻んだ野沢菜漬を唐辛子やニンニクが香る味わいに仕上げた商品。使用方法は、ご飯に同商品を加え、ゴマ油・サラダ油・オリーブオイルなどお好みの油を入れて混ぜるだけ。炒める手間無しに、スパイシーで食欲をそそる美味しさの混ぜごはんが出来上がる。 もともと熊本地震の際に、避難所で食べるご飯はあるのにおかずがないという状況を知った伊藤社長が漬物メーカーとして何かできないか考えて開発した商品。常温で長期保存ができるため災害や感染症対策のための備蓄食としても適している。1袋100g入りでお米約2合分の混ぜごはんを作ることが出来る。
 また、野沢菜の冷凍技術の高さも同社の特徴の一つだ。特殊技術により野沢菜漬の冷凍保管が可能となっており、浅漬と同等の味わいを実現している。台風や異常気象により原料不足に陥っても、同社では冷凍備蓄があるため、欠品を防ぐことができる。こうしたリスク管理の側面も取引先から大きな信頼を得ている。
 同社では、自社農場において春と秋の年2回、野沢菜の栽培を行うが、野沢菜の栽培時期ではない夏シーズンに今年から飯田伝統の縞瓜の栽培をスタート。今夏は、関東の漬物メーカーへ縞瓜を納入し、その味わいが好評を集めている。
【2022(令和4)年8月1日第5101号14面】


発酵長寿 信州ふるさと便ページ→こちらから

長野県SDGs推進企業登録証
飯田伝統の縞瓜の栽培をスタートした

2022年7月21日号・第5100号

紀南農業協同組合(=JA紀南、和歌山県田辺市)

大切な人に「至福の玉手箱」
 紀南農業協同組合(本所=和歌山県田辺市)は、高級な梅干しでありながらも手軽に贈答用として利用できる「至福の玉手箱」(8粒・個包装)を新発売。
 同商品は高級感のある小袋に、紀州南高梅A級4Lサイズの大粒を詰めた。梅の風味を活かしながら、甘酸っぱく食べやすい味に仕上げた塩分7%のうす塩味梅干。
 高級な梅干しでありながらも手軽に贈答用として利用してもらうため、2000円代の価格設定商品を目指して開発。手土産や母の日ギフト、自分へのご褒美等、大切な人に贈って欲しい一品だ。
 もちろん、一粒ずつ個包装しているので、友人へのお土産や個別にプレゼントする時には便利に利用できる。素朴なデザインながら高級感のある和紙に包まれている梅干しは上品で、若い女性に好まれる色使いとなっている。発売は4月上旬からで、JA紀南加工部の通販や直売所ファーマーズマーケット紀菜柑(和歌山県田辺市秋津町752‐1)などで販売している。
 また、和歌山県産の原料を使用したドライフルーツも人気となっており、昨年4月より「ドライフルーツみかん」、「ドライフルーツすもも」、「ドライフルーツレモン」の3品が加わって計6種類をラインナップしている。
 同組合の「ドライフルーツ」は、仕事のブレークタイムや電車等の移動中の他、行楽、家庭でのおやつなど食シーンを選ばず、子供や女性にもオススメ。味と手軽さが支持され、順調に販路を拡大している。いずれの商品も和歌山県産の果実を使用しており、生産農家の安定収入や雇用確保などの面でも貢献している。
 ドライフルーツは梅干し、梅酒、梅ジュースといった従来の梅の食べ方に、新たな食シーンを提案するために開発。先行して発売した「紀州南高梅」、「清見オレンジ」、「はっさく」の3品はいずれも人気となっており、スーパーやコンビニエンスストアなど、様々なシーンで販売できる商品を用意している。
 売場もグロッサリーだけではなく、青果や菓子にもマッチしていることもあり、幅広く展開されている。生産体制も万全で、JFS‐Bを取得し、品質、数量とも安心して供給できる体制を整えている。
【2022(令和4)年7月21日第5100号3面】

JA紀南 HP

2022年7月11日号・第5099号

農業生産法人サンアグリフーズ(宮崎県) 

森の牧場 ご褒美カレー
「ご褒美カレー」と「福の神漬」
 農業生産法人サンアグリフーズ株式会社(礒部良太社長、宮崎県児湯郡都農町)は、循環型及び自己完結型農業の確立を経営理念に掲げ、自社栽培の野菜を漬物(浅漬・ふる漬)・カット野菜・惣菜などに加工・販売している。
 同社は、農業生産法人有限会社アグテックを母体とし、県内有数の規模を誇る肉用牛の繁殖から肥育までの一貫経営を実践。それと並行して露地野菜の栽培も行ってきた。露地野菜栽培部門の拡大に伴って食品加工場を建設し、平成23年に同社を設立。25年4月に操業を開始した。
 自社農場での野菜生産から、最新鋭の設備を誇る衛生的な工場で加工するという一貫体制をとることで、生産履歴を明確にし、新鮮で安心・安全な商品を消費者に届けることを信念としている。
福の神漬
 同社の「森の牧場 ご褒美カレー」は、九州山脈の東側に位置する宮崎県新富町の高台に「北原牧」牧場があり、親会社のアグテックが宮崎黒毛和牛を繁殖から肥育の一貫体制で育てている。その大自然の中で育った牛と、選りすぐりの材料を使ったカレーが「ご褒美カレー」である。コクのある中辛で牛肉の旨味を生かした一品。ちょっと贅沢で至福の時間が味わえる。レトルトタイプで内容量=200g。
 カレーの付け合わせには楽京や福神漬が定番だが、同社の宮崎県産原料のみを使った福神漬「福の神漬」も好評。大根・胡瓜・人参・なす・生姜・しその実など、全て宮崎県産を使用しており、独自色を打ち出している。
【2022(令和4)年7月11日第5099号8面】

2022年7月1日号・第5098号

丸越(愛知県) 

 うみゃ~でキムチ
うみゃ~でキムチ
 株式会社丸越(野田明孝社長、愛知県名古屋市天白区)の「塩分25%OFF羅臼昆布白菜」が6月19日、日本高血圧学会及び同減塩・栄養委員会が主催する「JSH減塩推進10年アワード」を受賞した。
 同アワードは、日本高血圧学会減塩委員会(現在は減塩・栄養委員会)が2013年9月より「食塩含有量の少ない食品」をJSH減塩食品リストとして紹介し、今年9月で10年目を迎えるタイミングで、これまでの10年間を振り返り、減塩食品の普及に大きく貢献した企業・分野・製品を表彰するもの。「塩分が気になるけど、おいしい漬物が食べたい!」というニーズに対応して開発した「塩分25%OFF羅臼昆布白菜」を通じた減塩運動の貢献が評価された。
 塩分25%OFF羅臼昆布白菜
 「塩分25%OFF羅臼昆布白菜」は、白菜を少し甘口の淡口醤油で漬け込んだこだわりの白菜漬で、羅臼産の板昆布とかつお節の旨みが白菜に染みわたった逸品。塩分25%OFF(※同社「羅臼昆布白菜」対比)でもおいしい白菜漬となっている。内容量は100g単位量り売りで、店舗及びオンラインショップにて販売。
 同商品は第4回JSH減塩食品アワード(2018年)で金賞を受賞。同アワードは特定非営利活動法人日本高血圧学会の減塩委員会が「減塩化の推進に優れた成果を挙げた製品」を審査・認定するもので、日本高血圧学会減塩委員会の減塩食品リスト(食塩含有量の少ない食品の紹介)にも掲載。おいしさを維持しながら、健康志向に対応した付加価値商品として大きな関心を寄せられている。
 香味小夜子ブランドで人気商品となっている「うみゃ~でキムチ」は、かどや製油とのコラボレーションキムチで、その特徴は何と言っても香り高い「ごま油」。
 かどや製油の純正ごま油を使用することで、風味豊かでまろやかな味わいに仕上がっている。魚醤とスルメエキスでコクのある味わいが楽しめる。辛みと酸味は強くなく、子供から大人まで幅広い年代に好まれる味となっている。内容量は230g。
【2022(令和4)年7月1日第5098号4面】

2022年6月26日号・第5097号

若さぎカリット
ハタハタカリット

野津食品(島根県)

子どもに人気の魚惣菜「カリット」

 野津食品株式会社(野津浩二社長、島根県松江市)は宍道湖と境港で獲れる水産物の加工を主力としている。近年は南蛮漬や揚げ物惣菜「カリット」が都市部量販店で好評を得ており、出荷先は中四国に留まらず全国へ広がっている。

 好調を支えるのが品質の良さ。漁港近くに製造拠点を構えているだけに、熟達した原料選別の目で仕入れ、調理にはしっかりと時間をかけている。
 野津社長は「火入れや南蛮漬の漬込みが甘いと、魚の生臭さや水っぽさが出てくる。水産資源が貴重になっている今、魚料理は安くお腹いっぱいになるものでなく、美味しいから食べるものを目指さなければいけない」と話す。
 惣菜の中でも特に支持を集める一つが「南蛮漬」シリーズである。「南蛮漬」はわかさぎ・あじ・小あじ・いわし・ハタハタ・ししゃもの全6種をラインナップ。新鮮な魚を使っているため、どれも肉厚で食べごたえ十分。酢漬けにしているのでサッパリと食べられ、玉ねぎや唐辛子の香りで食が進む。
 同じく惣菜部門の「カリット」シリーズも好調である。「カリット」はわかさぎ・豆あじ・ハタハタといった魚を、その名の通り油でカリッと揚げており、おやつ感覚で食べられるので子どもからの人気が非常に高い。
 従来からのメイン商品である佃煮・甘露煮等についても、伝統の味を守り最近では地元だけではなく都市部での販売も拡大している。わかさぎ、はぜ等のおせち用甘露煮は業務用での出荷も多い。
 シジミに関しては日本有数の汽水湖・宍道湖の漁業者と太いパイプを持つ。宍道湖産シジミは年間約4千t、全国シェア4割以上を占める。中でも同社は味噌汁用の「大和しじみ殻付」を製造し、トップレベルの製造量を誇っている。
 使用する原料は「殻の傷つかない手掻き漁で、4月から夏場までに獲れたシジミを使っている。暖かい時期のシジミは身がプリッとして大きい。寒い時期より匂いが控えめでクセがない」(野津社長)とこだわりがある。
 この他、現在取り組んでいるのが工場の衛生管理の強化。コンサルタントを招き、HACCPの一歩先を行く管理体制を目指している。
いわし南蛮漬
小あじ南蛮漬
大和しじみ殻付き
【2022(令和)4年6月26日第5097号7面】

2022年6月11日号・第5096号

浜松エシャレットキムチ
シャキシャキとした食感のエシャレット
遠州産メロンキムチ
こだわりのわさび漬け「封印」

共栄商会(静岡県)

浜松エシャレットキムチ
 株式会社共栄商会(金原擴社長、静岡県浜松市)は創業75年の老舗。「菜乃屋」ブランドでわさび漬を中心とした漬物製造を行っている。 
 同社では、地元食材を使用した新商品「浜松エシャレットキムチ」と「遠州産メロンキムチ」を発売した。
 「浜松エシャレットキムチ」は浜松の特産品として知られるエシャレットを同社特製のキムチエキスで漬け込んだ商品。香り高いエシャレットをキムチにすることで、さらにその風味が引き立てられている。シャキシャキとした食感、エシャレットの風味、キムチの辛味・旨味が一体となった味わいは一度食べればヤミツキになる仕上がりで、リピーターが増加中だ。「遠州産メロンキムチ」は、地元遠州産の高級メロンを栽培するために摘果される若いメロンをキムチにした商品。独特の食感と甘い香りにキムチエキスが絡みこちらもクセになる味わい。廃棄される摘果メロンを使用することで食品ロス削減に貢献しており、SDGs対応商品としても注目だ。
 また、同社が誇るこだわりの最高級わさび漬が「封印」。大井川・安倍川といった静岡の清流で育った、柔らかな食感のわさびのみを厳選。茎は新芽のみを使用することで風味の良さに違いが生まれる。根の部分も特別細かくスライスし、酒粕にも新潟県の純米吟醸粕を使用するなど、細部までこだわり抜いた。
 2018年に続いて昨年12月に放送された「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系列)では、林先生のお気に入りのわさび漬としても紹介された。原料から製造過程にまでこだわった菜乃屋職人の自信作となっている。
【2022(令和4)年6月11日第5096号10面】


2022年6月1日・第5095号

京のとうふ天
九条ねぎと紅生姜がアクセントに

はま一(京都府)

農水大臣賞「京のとうふ天」
第73回全国蒲鉾品評会において、株式会社はま一(人羅惇士社長、京都市右京区)の「京のとうふ天」が農林水産大臣賞を受賞した。
 「京のとうふ天」は魚肉(タラ、イトヨリ)のすり身に豆腐、九条ねぎ、紅生姜を練り込み、天ぷらに仕上げた商品。豆腐のようなふんわりした食感と魚肉の旨味、九条ねぎと紅生姜の香りが楽しめる。惣菜感覚でそのまま食べたり、わさび醤油につけて、鍋の具材にして、とアレンジの幅も広い。
 開発したのは約10年前。京都らしさを強調した独自の商品を目指し、豆腐、九条ねぎ、紅生姜の組み合わせに行き着いた。
 ふんわりとした食感の秘訣である豆腐は様々なもので試行錯誤した末、大豆の香りや甘みがあり、柔らかな食感を実現できる市販用パックの豆腐を選び、使用している。人羅社長は「一丁ずつ手作業で開封するので手間は掛かるが、この豆腐以外では理想の味は作れない」と話す。
 地元京都の名産である九条ねぎは甘みと香りがある。湯豆腐にもよく使われる通り、豆腐との相性は抜群。また全国的に知名度が高いため、京都らしさを演出するのに貢献している。そこへ紅生姜の酸味や辛みがアクセントとなり、食べ飽きない美味しさとなっている。
 もちろん製法にもこだわりが込められている。その一つが、魚肉をすり鉢で摺る昔ながらの製法を守っていること。低温下で熱を与えないようじっくり摺ることが、魚肉の風味や食感を損なわない重要なポイントである。豆腐と合わせると非常に柔らかくなるため、手作業でフライヤーに入れ、揚げている。
 発売から10年が経ち、主な販路を全国の百貨店や高質スーパーに広げてきた。現在では同社売上の約1割を占める看板商品となった。惣菜のように食べられるため、1年を通してよく売れるのも特長だ。
 人羅社長は「蒲鉾業界は厳しい環境下にあるが、当社は『京のとうふ天』のおかげで成長できたと言えるほどの人気商品。今回、農水大臣賞を頂戴でき、さらなる販路拡大へ勇気が湧いた」と受賞を喜んだ。  
【2022(令和4)年6月1日第5095号5面】


2022年5月21日・第5094号

マルツ食品(埼玉県)

「野菜バター」シリーズ
「野菜バター」で手軽に野菜を
 マルツ食品株式会社(鶴田健次社長、埼玉県深谷市岡部)は、〝漬ける〟という伝統製法を追求、発酵技術を応用したオンリーワン商品の開発に力を注ぐ。
 新商品「野菜バター」シリーズもこれまでにない商品だ。平日朝食にパンを食べる家庭が増える中、忙しい早朝に野菜サラダなどの野菜メニューを準備することは難しく、野菜を摂りたくても摂れないという家庭は多い。「野菜バター」はこの課題を解決した商品で、パンに塗るだけで手軽に野菜を摂ることができる。
 食材は、地元産を中心とした国産野菜と岩手県産バターのみ(配合割合は野菜81%、バター19%)。早稲田大学と埼玉県などの共同開発による特許製法〝ソフトスチーム加工〟の技術を用いることにより、野菜の栄養価そのままに野菜バターを開発することに成功した。
 ラインナップは、とうもろこし、かぼちゃ、さつまいも、大豆、にんじん、ごぼうの6種類。これまで廃棄されていた規格外の野菜を皮ごと使用することで、食品ロス削減にも繋げている。
 野菜バター専用のHP内では、野菜ソムリエの牧野悦子氏が開発した様々なアレンジレシピを紹介しており、商品ラベル裏面のQRコードから専用HPへ飛ぶことも可能だ。
【2022(令和4)年5月21日第5094号4面】

マルツ食品 HP

2022年5月16日・第5093号

荒井食品(栃木県)

シャキシャキなすの甘辛マーボー味
「シャキシャキなすの甘辛マーボー味」
 株式会社荒井食品(大羽恭史社長、栃木県さくら市上河戸)は、『土づくりからお客様のお手元まで!』をキャッチフレーズにしている茄子を中心とした浅漬メーカー。定評ある品質と味で多様なニーズに応えている。
 旬を訴求する国産製品を積極的に展開し、長茄子、中茄子、小茄子、スライスと豊富なラインナップと規格で多様なニーズに対応している。茄子商品は気温の上昇とともに需要が増加するため、今年も暑くなることが予想されている夏の動きも期待されている。
 同社では新商品として「シャキシャキなすの甘辛マーボー味」を発売。中華料理の定番メニューである「マーボー茄子」をイメージして作られた同商品は、国産なすを刻み大豆ミートと合わせて甘辛マーボー味に仕上げた。アレンジ多彩で、一目でわかる6種のレシピパッケージを展開。温めても美味しく食べられる新しい切り口の商品として提案している。
規格は110gで、賞味期限はD+8。販売期間は7月~9月。
【2022(令和4)年5月16日第5093号10面】

荒井食品 HP

2022年5月6日・第5092号

上進漬物工業(新潟県)

信州みそⓇ仕立て、いぶり風味、茎わさび
「漬物×タルタルソース」発売
 上進漬物工業株式会社(小川克彦社長、新潟県上越市)は、漬物とタルタルソースをコラボさせた「漬物×タルタルソース」3品を発売。子供たちに食べてもらいたい「次世代のお漬物」として展開しており、販売エリアが拡大中だ。
 同社は「野沢菜こんぶ」や「割干大根ハリハリ漬」を主力商品として製造する創業45年の漬物メーカー。近年、食文化の変化に伴って若年層の“漬物離れ”が進む中、「子供に喜ばれるような新しい漬物」をテーマに、日本の食文化を支えてきた「漬物」の良さを伝え続けることを目的に「漬物×タルタルソース」を開発した。
 第一弾は「信州みそ仕立て」、「いぶり風味」、「茎わさび」の3品を商品化。通常のタルタルソースは酢漬のピクルスを使用しているが、同シリーズは大根・きゅうり・玉ねぎをベースに、粗切りされた漬物が入っているのが特徴で、食感、食べ応えのある商品に仕上がっている。
 同シリーズは「和食によく合う」をコンセプトに開発され、和のテイストを感じられることも魅力。洋風メニューはもちろん、和風のメニューまで幅広く合わせることができ、これまでになかった万能型のタルタルソースとなっている。
 開発には子育て中の主婦にも協力してもらい、「和食に合うタルタルソースが欲しかった」、「レシピ付きで楽しく料理に合わせられた」などの声が届いている。(タルタル紹介動画下記参照)
 参考売価は298円(税別)とリーズナブルな価格帯となっており、賞味期限は製造日より45日間(要冷蔵)。同社は今後も若い世代に喜んで食べてもらえる“次世代のお漬物”を開発していく方針で、「漬物×タルタルソース」は他の漬物を使ってシリーズ展開する予定。
【2022(令和4)年5月6日第5092号8面】

タルタル紹介動画 →こちらから
ポテトサラダに
サラダチキン

2022年4月21日・第5091号

丸作(大阪府)

新商品の旨辛水なす漬
にんにくガツン「旨辛水なす漬」
 株式会社丸作(澁谷和則社長、大阪府岸和田市)は水なすの生産地として、まただんじり祭の地として知られる岸和田に根ざす漬物メーカー。水なすは産地立脚の強みを活かして採れたての原料を使用。こだわりの漬物に仕上げる。
 看板商品となっているのが、水なすのぬか漬だ。美味しさの決め手となるのは自家製のぬか床である。塩と昆布を中心とした自然な味付けで、米ぬか本来の香ばしさや乳酸発酵の旨味、酸味の自然な美味しさを引き立たせている。
 美味しさに加えもう一つの特徴がD+9日という賞味期限の長さ。一般的な水なすぬか漬より3~4日ほど長い。通常、発酵食品であるぬか漬は日にちが経つとガスを発して袋が膨らんでしまい、廃棄せざるを得ない。
 しかし同社は、菌数を調整する技術と、収穫後すぐの漬け込みを徹底することで、この問題を解決した。賞味期限の長さは売場でのロスを減らせることに加え、消費者にとっても買い置きをしやすいメリットとなっている。北海道や東北など遠方への出荷実績も増えている。
 液漬(切漬)は平袋と角カップを揃える。平袋は黒いパッケージが印象的。漬物全体で見ても黒いパッケージは少数であるため、売場でよく目立ち、高級感も演出している。
 もちろん品質にもこだわりを注ぐ。ポイントの一つは、水なすのカット幅の大きさ。フカフカとした食感を感じられるよう、6~7切にカットする。味は塩味をできる限り抑えた。これにより、外側にはほんのりと塩味が付き、果肉内側の甘みとのコントラストを楽しむことができる。
 さらに今年は「旨辛水なす漬」を新発売した。ガーリックエキスが強烈に効いていて、ガツンと来る美味しさに仕上がっている。澁谷社長は「強い味付けは素材の良さを殺してしまうかと思ったが、試してみた所水なすの甘みと合い、とにかく美味しかった。家飲みにオススメしたい」と自信を見せる。水なす漬は酒のアテとしての需要が大きいため「旨辛水なす漬」は更なるファン獲得へ繋がる、期待の新商品だ。
 なお、水なす漬は旬のものにこだわるため、春夏限定での販売。冬季は千枚漬など蕪漬に注力している。
【2022(令和4)年4月21日第5091号4面】

丸作 フェイスブック

2022年4月11日・第5090号

燻佃あさり
燻佃まぐろ
燻佃するめ
燻佃ちりめん

濱金商店(愛知県)

ウイスキーに合う佃煮
 株式会社濱金商店(髙坂悠太社長、愛知県豊橋市)は創業1874年の老舗佃煮・惣菜メーカー。伝統の味わいを受け継ぎながら、時代に合わせた商品開発に取り組んでいる。
 同社では、佃煮を燻製にした「燻佃(くんつく)」を新発売した。ラインナップは「燻佃あさり」、「燻佃まぐろ」、「燻佃するめ」、「燻佃ちりめん」の4種。佃煮製造から燻製まで全工程をハンドメイドで仕上げており、燻製にはウイスキー樽のスモークチップを使用するほど味わいにこだわり抜いた。魚介佃煮の深い旨味と燻製の香りが噛み締める度に交差する。「燻佃」は、ウイスキーをこよなく愛し〝食いしん坊”を自負する髙坂社長がウイスキーとの相性を繰り返しチェックし、試行錯誤して作り上げた自信作。家飲みが常態化する中、〝煙の向こうに、美味しさを見た〟というキャッチコピーの下、ウイスキーと佃煮を楽しむ新たな食シーンを創出していく。
 同社では、ウイスキーに合う佃煮として「チーズの佃煮」もラインナップ。サイコロ状のプロセスチーズを炊き上げ、隠し味に鰹節と胡麻を用いた佃煮で、「意外な組み合わがクセになる」と評判だ。
【2022(令和4)年4月11日第5090号4面】

食料新聞電子版 三河佃煮工業協同組合ページ→こちらから



2022年4月1日・第5089号

オギハラ食品(福岡県)

高菜油炒め
「高菜油炒め」
オギハラ食品株式会社(荻原浩幸社長、福岡県大牟田市)は、業界でも先駆的に高菜の油炒めを本格量産化したことで知られる。
その同社が2022年4月より、伝統の製法を受け継いできた「高菜油炒め」を、装いも新たに新発売した。
高菜油炒めは、もともと地元の福岡・大牟田で親しまれてきた家庭の味。仕事で汗をかいた炭鉱夫が味の濃いご飯のお供を求め、家庭で調理されていたものだ。
その高菜油炒めを同社では昭和30年代より製品化し、作り続けてきた。油炒め製品はこれまでにも中国産原料で「直火釜炒め」を製造してきたが、九州産原料調達への取組を強化してきた成果で、十分に確保できる目処がついた。九州産高菜使用を謳って、地元産をアピールする狙いだ。
「高菜油炒め」は、九州の濃口醤油と胡麻油で味付けすることで高菜漬本来の風味とよく合い、しっとりとした食感に仕上げている。
同社営業部サブマネージャーの中川隆博氏は「辛子高菜は、辛味が苦手な人からは敬遠されがちですが、本品は辛味がなく、〝味変〟できるので汎用性があり、期待できます」とコメントしている。
【2022(令和4)年4月1日第5089号8面】


2022年3月21日・第5088号

伯方の塩Ⓡ 抹茶塩
伯方の塩Ⓡ 柚子塩
伯方の塩Ⓡ 梅塩
伯方の塩Ⓡ 生姜塩

伯方塩業(愛媛県)

「味香塩(あじかおるしお)シリーズ」提案
 伯方塩業株式会社(石丸一三社長、愛媛県松山市)は看板商品「伯方の塩Ⓡ」を中心にこだわりの塩を製造・販売している。
 その品質と、圧倒的な知名度によりコンシューマー向けの販売では業界トップを走る。日経POSセレクション2020年の「食塩」カテゴリーでは「伯方の塩Ⓡ」の1kgが昨年に続き、3年連続で売上1位を獲得。さらに巣ごもり消費で家庭内調理が増えたことから、同500gが2位。1、2位を独占した。
 「伯方の塩Ⓡ」は自然塩存続運動から生まれたブランドで、日本の伝統的な製塩技術「流下式枝条架併用塩田」で作られる塩の味を追求している。
 海の恵み=にがりをほどよく残しているため「塩かどのないからさ」で、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴の塩である。
 さらに2010年11月には、その「流下式枝条架併用塩田」を大三島工場内に再現して、「されど塩」、「されど塩 藻塩」を商品化。塩市場のレベル向上、伝統技術の保持に大きく寄与している。
 また中外食向け商品では“厳選素材でつくる贅沢な香りと彩り”をコンセプトとした「味香塩(あじかおるしお)シリーズ」の提案強化を図っている。
 現在、①有機JAS認証宇治抹茶使用の「抹茶塩」②有機JAS認証四国産柚子使用の「柚子塩」③紀州産南高梅使用の「梅塩」、④高知県産黄金(こがね)生姜使用の「生姜塩」の4種類が揃う。
 伯方の塩と素材のベストバランスから生まれる美味しさが料理を引き立てる。テイクアウトやデリバリーの普及とともに、導入企業も増加中だ。
【2022(令和4)年3月21日第5088号9面】

伯方塩業 HP


2022年3月11日・第5087号

えごまドレッシング
えごまのタルタルソース
黒酢生姜えごま入り

尾瀬食品(群馬県)

自社栽培〝群馬産えごま製品〟
株式会社尾瀬食品(千明初雄社長、群馬県利根郡片品村)では、尾瀬の麓に位置する片品村で自社農場と地元生産者50名を構え、地元の〝えごま〟を使用した製品づくりに力を入れている。
多くの加工業者が海外産のえごまを使用する中、同社では手に入りづらい国産えごまの栽培を、標高約850メートルの高冷地にあり栽培に適した片品村で8年前よりスタート、自社管理にすることで安定供給することに成功している。
同社のえごま製品の中で最も人気なのが「えごまドレッシング」。えごまの実をすり潰し、じっくり低温焙煎して仕上げる。えごまの香り高さが楽しめる味わいの評価は高く、年々リピーターが増加している。
「えごまのタルタルソース」も
また、「えごまのタルタルソース」はタルタルソースに自社栽培のえごまと群馬産カリカリ梅を加えた商品。タルタルソースの旨味に、えごまの香ばしさ、梅の甘酸っぱさが加わり奥深い味わい。揚げ物や肉料理との相性が良く、油ものもさっぱりと食べられる。
「黒酢生姜えごま入り」は刻んだ国産生姜にえごまを加え黒酢で味付けした製品。薬味やご飯にそのままかけて楽しめる。
えごまはゴマに似た一年生のシソ科植物で健康機能性にも注目が集まっている。人間が生きていく上で欠かせない油であるアルファ・リノレン酸という日本人に不足がちな要素を多く含んでおり、生活習慣病や成人病、視力障害、アレルギーなどの病気に有効といわれている。
【2022(令和4)年3月11日第5087号7面】

尾瀬食品 公式オンラインショップ

2022年3月1日・第5086号

コダマ(宮崎県)

しいたけ粉
万能だし「しいたけ粉」
株式会社コダマ(児玉富喜夫社長、宮崎県日向市)は、独自技術で精米した発芽玄米「元氣米」で知られる健康米・雑穀米のメーカーである。
胚芽を残した玄米食は、脳の活性化を促すギャバ(γアミノ酪酸)や、美肌効果のあるフィチン酸が豊富に含まれている。「元氣米」は洗米と流水に浸すことによって玄米を発芽させ、さらに同社が特許を出願する「一分皮剥ぎ」という技術により加工。硬い皮がなくなって食べやすくなる上、残留農薬や汚染物質も排除。こうした同社独自の技術によって、発芽玄米として提供されている。
その同社は、かねてより椎茸の加工に挑戦していたが、このたび椎茸を粉にした万能だし製品「しいたけ粉」が完成した。どんこ、こうこ、こうしんの種類別に椎茸を目視確認し、柄、足を切り、カビによる変色、虫食部、埃等を除去した後、粗挽き粉砕加工している。
水炊き鍋、おでん、煮物、味噌汁、スープ、カレー、ラーメン等に適量入れて味付けできる。加熱する食材の万能だしとして、栄養素が豊富でコク、味わい、旨味、香りが引き立ち、調理のお供として使用できる。使った後に閉められるチャック付き袋詰めで、脱酸素剤入り。
同社では「しいたけ粉」をふるさと納税返礼品に提供したところ、使った主婦から大変好評を得たため、宮崎県内の多くの市町村で採用されている。現在は、同社ネットショップでのみ販売している。
原料となる椎茸の産地は、宮崎県諸塚村。同村は世界農業遺産の認定地で、原木椎茸栽培発祥の地である。全国品評大会において数多くの賞を受賞している。「しいたけ粉」は、その中の最高級の椎茸を使用している。また、干し椎茸の箱入り(90g、135g、215g)もある。
【2022(令和4)年3月1日第5086号4面】

コダマ  HP
白どんこの粉
白しいたけ粉
椎茸 紙箱
どんこ椎茸 木箱

2022年2月21日・第5085号

マルコメとコラボ
東海漬物(永井英朗社長、愛知県豊橋市)は、3月から5月の期間限定で「糀のまろやかな旨みで仕上げた彩り野菜」を新発売する。
マルコメ株式会社のプラス糀ブランドの塩糀を使用し、糀の旨みが特徴の浅漬となっている。
トレンドの塩糀を使用することで、まろやかで豊富な旨みが引き立ち、すっきりとした食べやすい浅漬に仕上げた。塩糀はマルコメのプラス糀ブランドのものを使用。使用野菜には白菜・きゃべつ・胡瓜・人参と4種類を採用しており、彩り豊かな春の季節を感じる一品だ。内容量は150gで賞味期限は8日。
【2022(令和4)年2月21日第5085号3面】

東海漬物 HP

2022年2月11日・第5084号

つけもと(奈良県)

大寒仕込ぬか床
ゆっくり熟成「大寒仕込」
漬物の素専門メーカー、つけもと株式会社(松井義明社長、奈良県北葛城郡河合町)は創業90周年を迎えた今年、「大寒仕込ぬか床」を数量限定で発売する。
ぬか床は古来より、寒い時期に仕込むと良いぬか床になると伝承されてきたことから、毎年大寒の日が「ぬか床の日」に制定されている。
松井社長は「気温が低いと雑菌が繁殖しづらく、発酵はゆっくり進むので味に深みが出る。また米や大豆が収穫してから乾燥が終わる時期とも重なることから、ぬか床だけでなく日本酒や味噌といった発酵食品では1~3月の『寒仕込み』が良いとされてきた」と話す。
この度発売する「大寒仕込ぬか床」は、その大寒の日から、同社独自の技術で熟成発酵を開始したもの。届いたその日からすぐにぬか漬けを始めることができる。しっかりと手入れをすれば永いつきあいとなるぬか床を、贈り物やお祝いにぴったりな特別感ある包装で届ける。
「おいしいぬか床」スタンドパックと「熟成ぬか床パック」
量販店では、スタンドパックタイプのぬか床が好評だ。中でも「おいしいぬか床」は、発売から4年で、同社のスタンドバック売上トップに躍り出た注目商品となっている。
かき混ぜを敢えて行わず、パン酵母を用いてじっくりと〝リラックス発酵〟させて作っている。寒仕込みをするのと同様で、時間をかけて熟成させ味に深みを出すための工夫だ。
隠し味にレモン酢と米麹も配合したことで、すっきりした酸味とまろやかな旨みを持つ、他のぬか床とは一線を画す味わいが特徴のぬか床となっている。パッケージデザインもおしゃれで、若年層からの反応も良く、ぬか漬ブームの拡大に一役買っている。足しぬかに便利な粉末タイプもある。

この他ロングセラーとなっているのは「熟成ぬか床パック」で、「おいしいぬか床」と比べて酸味が控えめなことや、パッケージでの訴求ポイントを差別化していることなどから、それぞれにリピーターが付いている。
同社のぬか床でもう一つ特徴的なのが、過熱水蒸気(OSR)で殺菌していること。超高温になった水蒸気により、細かなぬかの一粒ひとつぶまで熱が行き渡りムラなく殺菌、乾燥、焙煎できる。食品基準を満たしているため、これを用いた調味料や菓子の開発を進めるメーカーも出ている。
【2022(令和4)年2月11日第5084号17面】

つけもと HP

2022年2月1日・第5083号

神尾食品工業(神奈川県)

祝い花御膳
桜花製品で春を楽しむ
神尾食品工業株式会社(神尾賢次社長、神奈川県小田原市)は、春の商材として欠かせない桜花漬の最大手としても知られる。
小田原市をはじめ神奈川県西部地区産の八重桜を使用。同社が製造する桜花製品は、長年にわたって安定した需要を保持。近年は桜花漬を使用した加工品の開発を目指す企業から問い合わせが増えている。
新型コロナウイルスの影響で観光土産や外食関係の需要には大きな波が発生しているが、「自宅で春を楽しむ」をコンセプトに巣ごもり消費に合致した小売用製品の提案を強化。食卓を彩る桜花製品を供給する。
同社では地域特産品としての価値向上を目指し、桜花漬の各種加工品を開発。
中でも桜の花びら入りで彩りも良い『桜ジャム』は、女性からの人気が高い一品。紅茶に入れれば中に花びらが舞い、桜の香りが漂う。その他、焼酎やハイボールの割材としても利用できる。また、パン以外にもヨーグルトやホットケーキなど、かけるだけで春が香るオシャレなスイーツになる。通年販売だが、最需要期は春。これからの季節にイチオシのアイテムだ。
定番商品の「さくら花の塩漬」(30g)は、八重桜の塩漬で、桜茶、お湯割のトッピング、まぜごはん、お吸物など、桜の花をそのまま利用できるため、幅広く活用できアレンジもしやすいことが大きな魅力だ。桜の花や香りが楽しめるため、お菓子や飲料の素材またはフレーバーとして利用されるケースが増加している。同商品は春を演出する季節性が強いアイテムだが、その人気ぶりから通年販売する店舗が増えている。
桜小梅干
発売から10年が経過した「祝い花御膳」は、お祝い事の際の定番である赤飯に替わる新しい提案として注目されている。心を込めてお勧めするシーンは、①毎日のお弁当のメニュー。②来客のもてなしや日々のお祝い事。③運動会、ピクニック、行楽。④正月、ひなまつり、端午の節句。⑤誕生日、七五三、成人、長寿の祝い。⑥入学、卒業、就職、昇進、定年退職のお祝い。⑦結納、婚礼などの宴席ーの7つ。
コロナ禍で様々なイベントが中止または延期となっているが、自宅で節目の時を祝う際に最適なアイテムだ。内容量は70g(ごはん又はおこわ2合用)で賞味期限は180日。業務用として300gも用意し、化粧箱もある。
桜花製品の代表格である「さくらごはんの素」は、炊きたてのご飯に混ぜるだけで簡単に桜の花寿司ができる。規格は家庭用(35g)と業務用(450g・一升用)があり、少人数でのお祝い事などに重宝する。賞味期限は180日。化粧箱もある。その他、桜の花入りでほのかな花の香りが漂う梅干「曽我の華」や「桜小梅干」、「桜シロップ」、「桜茶」など、幅広い桜花製品を揃えている。
【2022(令和4)年2月1日第5083号6面】

神尾食品工業 HP
桜ジャム
さくら花の塩漬
さくらごはんの素
曽我の華

2022年1月31日・第5082号

片山食品(新潟県)

アリインリッチにんにく みそかつお味
「アリインリッチにんにく」限定販売
片山食品株式会社(片山吉朗社長、新潟県新発田市藤塚浜)は、全国トップシェアのにんにく漬を主力に、農産物と海産物を組み合わせた惣菜漬物など、数々のヒット商品を生み出している有力メーカーとして知られている。
今年、創業60周年を迎える同社では、開発着手から発売までに足掛け7年の月日をかけた自信のにんにく漬製品「アリインリッチにんにく みそかつお味」と「アリインリッチにんにく 南高梅しそ味」を、数量限定で販売する。販売期間は2月21日出荷から4月22日出荷まで。
同商品はにんにくの成分「アリイン」を30%強化(同社にんにく漬比)した業界初のにんにく漬。健康を気にするアクティブシニア(50代~70代)に向けた商品で、高級感のある黒色の容器に金縁のフタを使用している。
ラベルにはQRコードをつけ、読み込むことでアリイン特設ページにリンクしている。アリインとは、にんにく等に含まれるイオウを含むアミノ酸の一種で、生にんにくに含まれ、健康効果をもたらす可能性のある特殊な微量成分。
新鮮なにんにくには1g当たり3~14㎎のアリインが含有しているが、調理の過程でにんにく特有の臭いを持つ成分へ変化していく(アリインは失われていく)。コロナ禍で健康志向が高まる中、健康効果をもたらす可能性が期待される「アリイン」を含有した商品は、注目のアイテムとなりそうだ。
アリインリッチにんにく 南高梅しそ味
「アリインリッチにんにく みそかつお味」は、同社NB商品「みそかつおにんにく」と比べてアリインを30%強化(NBみそにんにくアリイン値30・2㎎/100g)。NB品と変わらぬ味付で、越後味噌のまろやかな味わいと、かつお節をふんだんに使用した旨味の強さが自慢の逸品。食べても臭いが気にならない。内容量は90gで賞味期限はD+44。
「アリインリッチにんにく 南高梅しそ味」も同社NB商品「しそかつおにんにく」と比べてアリインを30%強化(NBしそにんにくアリイン値21・4㎎/100g)。風味豊かなしその葉と旨味が強いかつお節を梅肉と合わせスッキリとした味わいに仕上げた。こちらも臭いは気にならない。内容量は90gで賞味期限はD+44。
【2022(令和4)年1月31日第5082号14面】

片山食品 HP

2022年1月11日・第5081号

三井食品工業(愛知県)

極み白菜漬
別添鰹節付き「極み白菜漬」
大正14年創業で有力なメーカーベンダーとして知られる三井食品工業株式会社(岩田浩行社長、愛知県一宮市)は、素材選び、製法にこだわり、高品質な商品を提供。全国のパイプを生かして諸国名産漬物も取り扱っており、多様化する消費者ニーズに対応している。また、安心安全への取り組みにも重点を置いて徹底した衛生管理を行っている。
同社では秋冬向けの新商品を発売。中でも目を引くのが別添の薬味等をかけて、より美味しい漬物として食べることができる「極み白菜漬」と「糖絞り大根」。新しいアイデアで価値を高めた新商品として注目を集めている。
「極み白菜漬」は、時期によって最適な産地から仕入れた国産の白菜と人参を使用し、こだわりの製法で漬け込んだ。別添の鰹節と七味唐辛子を食べる直前にかけることで、鰹節の旨味、七味唐辛子の風味が引き立った白菜漬を楽しむことができる。
落ち着いた高級感のある包装容器で、少し贅沢な商品を演出している。内容量は塩漬140g、添付かつお削り節1g、添付七味唐辛子0・2g。
糖絞り大根
「糖絞り大根」は、全国の産地から仕入れた良質な国産大根と北海道産昆布を使用。大根は糖絞りをしているため、パリパリとした食感の大根に仕上げた。食べる直前に別添の醤油と七味唐辛子をかけることでより風味が立った漬物になる。
容器包装は高級感があり、「ぷち贅沢」を感じることができる。内容量は塩漬150g、添付さいしこみしょうゆ5㎖、添付七味唐辛子0・2g。
【2022(令和4)年1月11日第5081号11面】

三井食品工業 HP

2022年1月1日・第5080号

道本食品(宮崎県)

瀬戸内レモン シャキシャキ大根
瀬戸内レモンの切り干し大根漬
道本食品株式会社(道本英之社長、宮崎県宮崎市田野町)は、干し沢庵の代表格といえるブランド「日向(ひなた)漬Ⓡ」で著名だ。
また同社は、宮崎県産の天日干し大根を使用した「たくあんの缶詰」を2013(平成25)年に製品化(特許6072639)したことでも知られる。
一方、乾燥野菜の加工も行っており、国産の切り干し大根を素材とした漬物「ゆず香る 切り干し大根漬」「しょうゆ香る 切り干し大根漬」の2アイテムは2020年の発売。料理の付け合わせや、お酒のおつまみにぴったりの商品だ。
切り干し大根シリーズはその後も「切り干し大根キムチ」がアイテムに加わり、さらにこのほど発売したのが「瀬戸内レモン シャキシャキ大根」である。
南九州産の切り干し大根のうまみと食感を生かし、瀬戸内レモン果汁でやさしい酸味のさわやかな味に仕上げた。シャキシャキかつ柔らかな食感で食べやすく、子どもから年配者まで家族で楽しめる。
瀬戸内産のレモン果汁と果皮を100%使用しており、ほどよい酸味と甘さのバランスが抜群の一品。
【2022(令和4)年1月1日第5080号14面】

道本食品 HP
ゆず香る 切り干し大根漬
しょうゆ香る 切り干し大根漬
ピリッとおいしい 切り干し大根キムチ
日本の干したくあん
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