本文へ移動

記者のオススメ!2021

2021年12月21日・第5079号

木曽町農林水産物加工販売施設等連絡協議会(長野県)

7事業所のすんきが少量ずつ楽しめる
「すんき食べ比べセット」 7事業所の味わいを手軽に
木曽町農林水産物加工販売施設等連絡協議会では、木曽町ですんきを製造販売する7事業所のすんきを30gずつ詰合せた「〝信州・木曽町 すんき〟食べ比べセット」を500個限定で10日より販売した。
〝木曽町のすんきを手軽に、各社自慢の多様な味わいを楽しむ!〟をコンセプトにすんきのPRの一環として実施されたもの。
アルプス物産の原隆司社長は、「少しでも多くの方にすんきを知ってもらうきっけかけになれば」と話す。
すんきは木曽町や開田高原など木曽地方で古くから食べられていた保存食。赤かぶの茎葉などを原料に、塩・酢・しょう油等を一切使用せず植物性乳酸菌の発酵作用のみでつくられる。2017年には地理的表示(GI)保護制度にも登録されている。
「すんき食べ比べセット」の製造者は次の通り。アルプス物産、夢人市、日義特産、三岳グルメ工房、開田高原振興公社、おんたけ有機合同会社、アースかいだ
【2021(令和3)年12月21日第5079号5面】

フェイスブック「信州木曽町が美味しくて楽しい!」

2021年12月11日・第5078号

本長(山形県)

蔵王クリームチーズ味噌漬(右端)と「チーズの漬物」3種
新発売「蔵王クリームチーズ味噌漬」
明治41年創業の株式会社本長(本間光太郎社長、山形県鶴岡市)は、庄内地方で受け継がれてきた在来野菜を使用し、浅漬、粕漬、甘酢漬、からし漬など、それぞれの特徴に合った加工法で漬け込み、素材を生かした上質な漬物を提供している。
同社では「チーズの漬物」第4弾となる「蔵王クリームチーズ味噌漬」を新発売。2種類の味噌をブレンドした味噌床に蔵王クリームチーズを漬け込んだ。クリスマスや年末の家飲みのワイン、洋酒のオシャレなおつまみ、日本酒など吟醸系のフルーティーなお酒にも良く合う。内容量は80g。
通販限定の「チーズ漬物3種詰合せ」
和と洋の発酵食品が融合した「チーズの漬物」シリーズは、ギフトやお土産として支持されている。「チーズの漬物」の第1弾となる「蔵王チーズ粕漬」は、新鮮な生乳とクリームから作られたソフトタイプのナチュラルチーズ「蔵王クリームチーズ」を同社独自の粕床に漬け込み、洋風のチーズと和風の酒粕が調和してコクのある味に仕上がっている。2018年に開催された「第14回山形県漬物展示品評会」では農林水産大臣賞を受賞した。内容量は80g。
「チーズの漬物」の第2弾「蔵王チーズ粕漬(黒)」は、漬物グランプリ2019(主催=全日本漬物協同組合連合会)で審査員特別賞を受賞。同商品は同社の祖業である野菜山菜の粕漬で積み重ねた熟成の技を使い、10年熟成させた酒粕、隠し味として使う味噌にもこだわった漬け床でチーズを漬け込み、酒粕と味噌が調和した一品に仕上がっている。ワインとの相性が抜群で、洋酒を中心としたお酒のお洒落なおつまみとして提案している。内容量は80g。
「チーズの漬物」の第3弾「瓜粕漬入りチーズ」は、粕漬にしたクリームチーズと細かく刻んだ瓜の粕漬を混ぜ合わせた。瓜の粕漬の食感と滑らかなクリームチーズは互いに主張しつつも引き立て役にもなっており、2つの〝主役〟が存在している。クラッカーやパン等に塗りやすいように柔らかに仕上げており、幅広い用途で利用できる他、粕漬の新しい食べ方の提案として開発した。内容量は80g。
現在、通販限定で「蔵王クリームチーズ味噌漬」、「蔵王クリームチーズ粕漬」、「瓜粕漬入りチーズ」の詰合せを販売中。3種類の「チーズの漬物」が楽しめるセット商品として好評を博している。
【2021(令和3)年12月11日第5078号4面】

本長 HP

2021年12月1日・第5077号

やまう(東京都)

野沢菜こんぶ
商品ラベル「御年賀」仕様に
やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)では12月7日~25日(出荷)の期間限定で、「おかず漬物」シリーズの商品ラベルを「御年賀」仕様として発売する。
「おかず漬物」シリーズは、年末年始のストック商材として人気の中身の移し替えが不要な大容量タッパー型密封容器を採用した商品。
ご飯のお供だけでなく、お酒のおつまみや、納豆、冷奴、軍艦巻きの具にも最適な惣菜風漬物をラインナップしている。ラベルが「御年賀」仕様となることで、年末年始の「ハレの日」を華やかに演出する。
対象商品は「野沢菜こんぶ」、「茎わさび野沢菜こんぶ」、「割干大根」、「松前漬」、「きんぴら茎わかめ」の全5商品(ラベルデザインの変更となり、商品の仕様変更はない)。
「野沢菜こんぶ」は、国内産野沢菜のシャキシャキ感と、納豆昆布の風味、食感、糸引き感が上手くマッチングした味わい。年越そばの具材として使用するのもオススメだ。内容量は320g、賞味期間は要冷蔵31日。
茎わさび野沢菜こんぶ
割干大根
松前漬
きんぴら茎わかめ
「茎わさび野沢菜こんぶ」は、国内産野沢菜に、香りの良い茎わさびと粘りのある納豆昆布を和えた。ほど良いわさび風味と茎わさびのシャキシャキ感が野沢菜と良く合う。内容量は300g、賞味期間は要冷蔵31日。
「割干大根」は、大根の心地良い食感に昆布の旨みとにんじんの彩りを加えたハリハリ漬。割干大根の独特の食感や味わい、昆布の旨味が楽しめる商品となっている。内容量は280g、賞味期間は要冷蔵31日。
「松前漬」は、国内産の納豆昆布、にんじん、するめを醤油で味付けした。昆布のネバネバした食感とするめのコリコリした食感が絶妙に調和している。内容量は290g、賞味期間は要冷蔵21日。
「きんぴら茎わかめ」は国内産の茎わかめ、ごぼう、にんじん、昆布を素材の食感を生かしながら甘辛く仕上げた、きんぴら漬。茎わかめのコリコリとした食感とごぼうのシャキシャキとした食感が絶妙な仕上がりとなっている。内容量は290g、賞味期間は要冷蔵31日。
なお予定数量に達した際にキャンペーン商品の出荷を終了することがある。
【2021(令和3)年12月1日第5077号8面】

やまう HP

2021年11月21日・第5076号

中元本店(広島県)

㊨「呉大和ラムネ」と「漬け床と野菜(胡瓜の糠漬け)」
ラムネと漬物の2枚看板
「トビキリ」のロゴマーク、看板商品がラムネと漬物という異色の組合せが印象的な会社、株式会社中元本店(中元順一朗社長、広島県呉市三条)。
異国情緒香る海軍の街、呉で「トビキリ上等なラムネを作る」と、大正14年に創業。「トビキリ」のロゴはこの頃から変わらず続いている。キレの良い甘さとさわやかな香りは町中の人に愛された。
創業者・中元庸氏は呉海軍へその製法を伝授したこともある。戦艦大和にはラムネ製造室が設けられていた。これを忠実に再現した「呉大和ラムネ」は、今では一番人気の商品だ。
漬物製造を始めたのは昭和24年頃、戦後のこと。後の内閣総理大臣・池田勇人氏から地産地消の食品作りの要請があったことがきっかけで始まり、ラムネに並ぶ会社の柱へと成長した。
黒袋シリーズ(三度漬広島菜漬、四度漬白菜、さわやか大根)
こだわりの製法で作る『トビキリ黒袋シリーズ』は、漬物売場では珍しい黒地に大きなロゴマークが印象的。「ためらいもありましたけど、品質に自信はあるので、間違いなく覚えていただけるパッケージに踏み切りました」と中元社長は話す。「三度漬広島菜漬」、「四度漬白菜」、「さわやか大根」の3品が揃う。
今年新発売したばかりの『漬け床と野菜シリーズ』は「胡瓜の糠漬け」と「胡瓜の粕漬け」を発売中。袋の中で熟成が進む、通好みの商品だ。この他にも呉市の浜辺で本干しして作る「田舎沢庵」など、価格競争よりも品質重視の漬物を多数手がけている。
同社はこれまで、地元での販売を主としてきたが、今年6月に新ブランド「トビキリヌーボー」も立ち上げ、首都圏販売も目指し始めた。コンセプトは”発酵の力で生活を豊かにする”。
酒粕フレーク
その第一弾となる商品が「酒粕フレーク」だ。米と米糀を発酵させて造る日本酒の副産物で、食物繊維やビタミンも豊富な酒粕を乾燥させた。使い方は、粉チーズの代わりと考えると分かりやすい。サラダやパスタ、スープなどに振りかけるだけで、発酵が生むコクと旨味を楽しめる。
ラインナップは3種類。①基本となる「プレーン」は酒粕、米粉、塩、菜種油だけで作った。粉チーズのようなコクと旨味がある。②「レッドペッパー」はプレーンに唐辛子とガーリックを加えた刺激的な味わい。③「ハーブソルト」は数種類のハーブの華やかな香りが魅力だ。
中元社長は「酒粕は呉と東広島の酒造から仕入れています。どうすれば酒粕を気軽に使えるか。考え抜いた末に完成しました」と想いを語る。
これら商品の開発秘話や、商売を通して呉市を盛り上げることへの情熱は、SNSでも積極的に発信している。創業97年目、再び変革の時を迎えている。
【2021年11月21日第5076号5面】

中元本店 HP

2021年11月11日・第5075号

梅いろは
梅干し3種セット「梅いろは」
マルヤマ食品株式会社(丸山剛史社長、和歌山県日高郡みなべ町)は、今秋から新商品として人気の梅干し3種(みつ、ゆめ、もも)をセットにした「梅いろは」を発売。友人、知人への手土産やプレゼント、贈答用の商品として提案している。
皮が薄く、やわらかな果肉、とろけるような口あたりが特徴の紀州南高梅を使用。梅干しを上品な和紙でひと粒ひと粒丁寧に包み、優しい色使いで女性に好まれるデザインとなっている。梅のふる里紀州和歌山で育み、仕込んだ、秀逸の味わいと香りが楽しめる逸品だ。
「みつ」は、粒選りの紀州南高梅に上質のハチミツを加え、甘味と酸味を調和させたまろやかな味の食べやすい梅干し。塩分は8%で賞味期限は製造日より1年。
「ゆめ」は、完熟生梅の風味を存分に引き出すため、塩分を5%まで抑えた。上品な甘みは正にゆめの味わい。賞味期限は製造日より1年。
「もも」は、甘くてやさしい桃のフレーバーを加えた新しい梅干し。梅の風味とマッチしたフルーティーな香りが魅力だ。賞味期限は製造日より6カ月。規格は6粒入(120g)と12粒入(240g)で、6粒入は各種2粒ずつ、12粒入は各種4粒ずつ。
【2021年11月11日第5075号11面】

マルヤマ食品 HP


2021年11月1日・第5074号

はじめての!手作りみそセット
はじめての!手作りみそセット
株式会社伊勢惣(足立功社長、東京都板橋区)は、全国に幅広く流通する乾燥こうじ「みやここうじ」の製造元として知られている。
コロナ禍でおうち時間が増加し、家庭での「手作り需要(クラフト食品)」が拡大。同社では現在のニーズに対応し、家庭で手作りの味噌を作れる「はじめての!手作りみそセット」を新発売した。商品コンセプトは「ご家庭で味噌を作ってみませんか」。
これまで同社では「手作りみそセット」を通販等で販売していたが、小売店で販売できる規格の商品はなかった。市場にも同様の商品はなかったが、「はじめての!手作りみそセット」は出来上がり約800gで、価格も980円(税別)と手頃な価格帯。手作り味噌の入門編として注目のアイテムとなっている。
健康志向が高まる中、キムチやぬか漬、ヨーグルトなど発酵食品ブームが到来。味噌も発酵食品であることの認知度が向上し、日本の伝統発酵食品である味噌に対し、食育の一環として「手作り」が注目されている。だが、手作り味噌には興味があるものの、作るのは難しいというイメージがあり、味噌作りの経験者はごく少数。そこで、手軽に作れるキットとして、初心者でも簡単に味噌を作ることができる「はじめての!手作りみそセット」を開発した。
同商品は透明なパッケージで味噌を仕込むため、発酵する過程が見える楽しみがあり、DIYのような感覚で作ることができる。また、子供と一緒に作れば食育の一環にもなる。
原材料は国内産米麹、北海道産大豆、食塩のみで、リーフレットの説明通りに仕込むだけ。味噌作りの最適な時期は11月~2月で、「手作り味噌セット」の売場作りを提案している。
市販されている味噌は加熱殺菌されているものもあるが、手作り味噌は無添加・無殺菌で酵素や酵母が生きている生味噌となるため、風味や味もさることながら、より高い健康効果も期待できる。一部店舗では10月下旬より販売をスタートするなど、上々の出足となっている。
【2021(令和3)年11月1日第5074号3面】

食料新聞電子版 Web展示会 「伊勢惣」


2021年10月26日・第5073号

自分で作る栗きんとん
「自分で作る栗きんとん」
株式会社マルワ(渡邊正宣社長、愛知県名古屋市)は昭和29年の創業以来、煮豆・惣菜・レトルト食品の生産に特化したこの道一筋の専門メーカー。一般小袋製品から業務筋、OEM供給まで幅広くこなしている。
同社では年末年始向け商材として「自分で作る栗きんとん」を新発売した。
「自分で作る栗きんとん」は、国産栗甘露煮、国産さつまいも水煮、クチナシの実の3点がセットになった料理キット。砂糖と塩さえあれば、簡単に自家製栗きんとんを作ることができる。
甘さや煮加減を自分好みに調整できるだけでなく、クチナシの実により、さつまいもが黄色く色付く過程を体験することもでき、親子で年末年始のおうち時間を楽しむ食育アイテムとしても注目の一品だ。
【2021(令和3)年10月26日第5073号6面】

食料新聞電子版 Web展示会2021「マルワ」


2021年10月11日・第5072号

関東農産(茨城県)

いぶりたくあん チーズ入り
「いぶりたくあん チーズ入り」

関東農産株式会社(永井英朗社長、石丸弾支配人、茨城県稲敷郡美浦村)は、東海漬物グループ企業で、トレンドを追求し、量販店、CVSで定番となっている簡便性の高いカップのスライス沢庵、刻み沢庵を供給している。
同社では秋冬向けの新商品として、「いぶりたくあん チーズ入り」、「甘辛大根キムチ」、「スライスぬか漬たくあん」(リニューアル)を9月より発売した。
新型コロナの影響で定着した家飲みのおつまみとして提案している「いぶりたくあん チーズ入り」は、居酒屋メニューをイメージして開発。燻製風味の沢庵にプロセスチーズを加え、居酒屋のメニューが自宅で楽しめる。蓋を開けるだけで食べられる簡便タイプで、ビールのおつまみに最適な一品となっている。これまで存在しなかったチーズ入り沢庵にバイヤーも「今までなかった」、「面白い」と好反応。すでに一部の量販店で販売がスタートしている。内容量は120gで賞味期限はD+20。
【2021(令和3)年10月11日第5072号4面】

2021年10月1日・第5071号

伊豆フェルメンテ(静岡県)

レモンとクリームチーズのスプレッド㊧と、ブルーベリーとクリームチーズのスプレッド
スプレッド製品を新発売

株式会社伊豆フェルメンテ(桐部都宏社長、静岡県三島市)は昭和7年創業の食品メーカー。静岡を代表するあま酒メーカーとして、富士箱根水系の清く豊かな水源を活かしたあま酒・味噌などの糀製品やジャム・デザートの製造を行っている。
同社では、「ブルーベリーとクリームチーズのスプレッド」と「レモンとクリームチーズのスプレッド」を9月1日より新発売した。
スプレッドとはパンやクラッカーなどに塗る「塗り物」のこと。果実とクリームチーズを合わせることで、程よい甘みと酸味にチーズのコクが加わった濃厚な味わいが楽しめる。
「ブルーベリーとクリームチーズのスプレッド」はカナダ産ブルーベリーと国内製造のクリームチーズを使用、ブルーベリーの甘さとクリームチーズの相性が抜群。「レモンとクリームチーズのスプレッド」は国産レモンと国内製造のクリームチーズを使用、レモンの酸味・香りとクリームチーズがうまく調和している。
タルトやクラッカー、フレンチトースト、パウンドケーキ、ババロア、ホットケーキ、プリンなど食べ方のバリエーションも豊富、ジャム代わりにパンに塗っても楽しめる。
【2021(令和3)年10月1日第5071号8面】

伊豆フェルメンテ HP


2021年9月21日・第5070号

山田酒造食品(兵庫県)

なめらか生酒粕
個包装・ペーストの「なめらか生酒粕」発売
 
酒粕流通大手の山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、兵庫県加東市高岡)は、9月21日よりペースト状の個包装酒粕「なめらか生酒粕」を新発売する。使い切りで扱いやすい、酒粕のイメージを一新する商品だ。
「なめらか生酒粕」は酒粕加工に長年従事してきた同社の技術を活かして開発された。酒粕をゆっくりと熟成させ、なめらかなペースト状に仕立てている。
スティック状の包装から簡単に絞り出すことができ、様々な料理の隠し味に使える。また卓上で味噌汁やスープに入れる〝ちょいたし〟にも利用できる。もちろん、甘酒や粕汁にも使える。従来の酒粕はお湯に溶かす作業が必要で面倒なイメージがあったが、本品はすぐに使えるのが便利だ(色々なレシピはホームページに掲載)。
日本酒製造の過程で得られる酒粕は旨味成分のアミノ酸が豊富で料理の風味を引き立ててくれる。さらに本品は「生酒粕」の名前の通り火入れをしていないので麹菌や酵母が生きたまま含まれる発酵食品であり、日々の生活に取り入れたい健康食品の一つだ。
商品規格は30g×5本入。賞味期間は冷暗所で120日間となっており、調味料売場など従来の和日配売場以外での展開も可能だ。
「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズ
同社はこの他にも酒粕を気軽に生活に取り入れられる商品開発を進めている。「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズは①ピーチ、②パイン、③赤メロン、④リンゴ、⑤プレーンを昨年2月に発売。その好評ぶりから⑥さくらんぼ、⑦ブルーベリー、⑧キャラメル、の3種類を今年新発売している。
特徴は米こうじ甘酒と酒粕甘酒を組み合わせた「ダブル発酵」としていること。風味の面でも、酒粕の芳醇な香りと、米こうじの自然な甘みを楽しめる良いとこ取りをしたような商品だ。
今年4月からは兵庫県立社高等学校の生活科学科生徒への授業を兼ね「酒粕調味料プロジェクト」をスタート。「健康美容によい酒粕に親しみを」をテーマに、酒粕を使った商品・レシピ開発や酒粕の健康機能性に関する情報発信を、学生と協力して1年間かけて取り組んでいる。
【2021(令和3)年9月21日第5070号10面】
 
 
【なめらか生酒粕 アレンジレシピの一例】
味噌汁やスープのちょい足しに
レンジで酒粕キーマカレー
酒粕ベイクドチーズケーキ風
酒粕ホイル焼き

2021年9月11日・第5069号

佐久間食品(新潟県)

ふきのとう味噌(通常版・春デザイン)
問い合わせ急増「ふきのとう味噌
佐久間食品株式会社(佐久間大輔社長、新潟県新発田市)は、「人格と味覚は精神と共に磨かれる」の理念の下、味噌漬を中心に醤油漬・奈良漬・粕漬・わさび漬などを製造販売。多彩な商品をラインナップし、市販用から業務用まで幅広いニーズに応えている。
同社の季節限定商品「ふきのとう味噌」が大きな注目を浴びている。岐阜大学大学院の創薬研究グループが2日、日本原産フキノトウからがんの増殖・転移を強く抑制する物質を発見したことを発表。その情報がネットニュースやテレビのニュースで流れ、国産原料を使用する同社の「ふきのとう味噌」にスポットが当たり、小売店からの問合せや注文が急増した。
「ふきのとう味噌」の販売期間は毎年11月から5月末までだが、得意先からの要望もあって今月15日から前倒しして出荷することを決定。現在は生産の準備を急ピッチで進めている。
岐阜大学大学院の創薬研究グループは、日本原産植物フキノトウに多く含まれるペタシンが、がんの増殖と転移を強く抑制することを発見。また、ペタシンはがん細胞の特異的なエネルギー代謝を阻害することで、正常組織への副作用を抑えつつ効果的に抗がん効果を発揮することを明らかにした。本化合物を起点として一群の副作用の低い革新的な抗がん・転移阻害薬の開発が期待される、としている。
海苔巻きに
同社の「ふきのとう味噌」は、国内産ふきのとうをたっぷり使用し、オリジナル味噌に和え、ふきのとうの風味を活かした季節限定品。独特のほろ苦さが特徴で、春を感じさせる商品として支持されている。内容量は80gと業務用規格の1㎏で賞味期限は80gが30日、業務用規格が60日。春ワンポイントシール付の販売期間は1月から3月。

同商品はそのままご飯に乗せて食べる「おかず味噌」としても美味しく食べられるが、調味料や薬味としても使用できるため、使い方の幅が広い。オススメメニューはふき味噌おにぎり、茄子とふき味噌の挟み揚げ、ふき味噌野菜炒め。また、魚介類や肉との相性も良く、冷しゃぶやボイルエビと合わせた海苔巻きも絶品。今年は春の季節提案と合わせて節分やひな祭に恵方巻や手巻き寿司企画を積極的に提案している。
【2021(令和3)年9月11日第5069号5面】

2021年9月1日・第5068号

中田食品(和歌山県)

ピリッと旨辛おつまみ梅
「ピリッと旨辛おつまみ梅」
中田食品株式会社(中田吉昭社長、和歌山県田辺市)は、「ピリッと旨辛おつまみ梅」(80g)を9月1日より新発売する。
コロナ禍による生活様式の変化に伴い、巣ごもり商品が注目される中、街中での飲食が難しい状況となり、家での食事をバラエティ豊かにして楽しむ人も増加。そんな需要にぴったりな味わいで、これまでの梅干し製品とは異なる梅干しというコンセプトで「ピリッと旨辛おつまみ梅」を開発した。
ご飯のお供やお茶請けとして食べられる機会が多い梅干しだが、第四次激辛ブームと言われる昨今、刺激的な辛みのニーズは継続して注目されているジャンルで、「ピリッと旨辛おつまみ梅」も幅広い年代の消費者に楽しんでもらえるよう旨味の効いた辛さに仕上げた。
旨辛味でおつまみに
後を引く新感覚梅干し
梅干しの塩味と酸味、それに唐辛子のピリッと辛いアクセントが加わることで引き出した「旨辛味」が後を引く新感覚梅干し。ご飯やおにぎりの具材としてはもちろん、ビールやサワーなどのお酒のおつまみとして楽しめる。
味わいは旨味の効いた辛さで、梅の酸味と甘味が辛さにマッチするよう調整している。また、辛い物好きの人には追い唐辛子などで辛さ増しする食べ方もオススメだ。
より売場で映えるように梅干しでは珍しいゼリー型カップを採用し、辛みを表現したインパクトのあるパッケージデザインに仕上げている。塩分は8%で内容量は80g。原料は中国産で賞味期限は180日。
【2021(令和3)年9月1日第5068号8面】
【食料新聞デジタル 2021年8月30日号】→こちらから
 

2021年8月21日・第5067号

やまう(東京都)

明太マヨ高菜ごはん(2人前)145g
明太マヨ高菜ごはん
やまう株式会社(梅澤綱祐社長、東京都目黒区)では、巣ごもり需要が拡大する中、「おかず中華シリーズ」が好調に推移している。
ラインナップは「おかずザーサイ 平袋 130g」、「おかずビビンバ 平袋 130g」、「おかず山クラゲ 平袋 120g」、「ラーメンメンマ 平袋 80g」の4種類。
「おかずザーサイ」は、ザーサイにきくらげ等を加え、オイスターエキスの旨味とごま油の風味をきかせた商品。「おかずビビンバ」は、国産大豆もやしにぜんまい、わらび、きくらげ等を加えごま油とラー油で味付け。「おかず山クラゲ」は、コリコリした山クラゲにオイスターエキスの旨み、ごま油とラー油の風味をきかせている。
どの商品もご飯のおかずやお酒のおつまみとしてそのまま楽しめる他、様々な食材と混ぜたり、炒めたりすることで手軽に中華レシピを作ることができるのも魅力だ。
また「ラーメンメンマ」も昨年から大幅に伸長している商品。香りと歯応えのよい乾燥メンマを使用。ラーメンの味を引き立たせるやさしい味付けが特徴となっている。賞味期間は常温120日(4品共通)。
 
あったかご飯にまぜるだけ
同社ではその他にも、簡単手軽に本格的な味わいが楽しめる巣ごもりにピッタリな商品を展開。特に人気を集めているのが、あったかいご飯にまぜるだけで食べられる「ビビンバ丼(2人前/4人前)」と「明太マヨ高菜ごはん(2人前) 145g」だ。
「ビビンバ丼」は、大豆もやし、ゼンマイ、ニンジン、セリ、キクラゲ等、たっぷりの野菜を彩りよく配合。コチュジャンをベースに玉ねぎやごま油で味を調えた「旨辛コチュジャンだれ」を別添調味料として用意している。子供でも安心して食べられる甘めの味付けで、量の調整で好みの味に調整できる。
賞味期間も120日と長く、簡単に野菜が取れるため、手元にストックしておけば、いざというときに便利な商品。内容量は2人前(185g)と4人前(370g)の2種類。
「明太マヨ高菜ごはん」は今春発売した新商品。ちょっぴり辛みのある明太マヨソースと刻んだ高菜の「まぜごはんの素」。明太・マヨネーズ・高菜といった今、人気の素材が一堂に会した。こちらもあったかご飯にまぜるだけの簡単調理が可能なので、単身世帯、二人世帯、共働き世帯の他、巣ごもり消費にも最適な商品となっている。賞味期間は常温120日。
【2021(令和3)年8月21日第5067号8面】
 

2021年8月11日・第5066号

熊野の里(和歌山県)

無添加高菜チャーハンの素
無添加高菜チャーハンの素
熊野の里株式会社(宮﨑誓悟社長、本社工場=和歌山県田辺市文里)は、世界遺産として有名な和歌山県熊野地方に昔から伝わる「めはり寿司」(冷凍)で使用する高菜のメーカーとして知られる。
同社では9月1日より「無添加高菜チャーハンの素」を発売する。新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が増加し、簡単に調理できる食品の需要が伸長。同商品はご飯と混ぜて炒めるだけで美味しい高菜チャーハンを作ることができる。時間がない時でも短時間で簡単便利に調理することができ、子育て世代の主婦を支援する。
「簡単便利」を特徴とする同商品だが、もう一つの魅力が「無添加」。化学調味料、甘味料、保存料、着色料は全て不使用。添加物を使用した調味ではなく、素材の味と風味を生かした味付けで「優しい味」を提供する。また、高菜製品特有のウコン臭が無く、幅広い世代に好まれる味に仕上げている。内容量は90g(2人前)で賞味期限は150日。
【2021(令和3)年8月11日第5066号16面】
 

2021年8月1日・第5065号

ピックルスコーポレーション(埼玉県)

暴君ハバネロキムチ
「暴君ハバネロキムチ」発売
株式会社ピックルスコーポレーション(宮本雅弘社長、埼玉県所沢市)と株式会社東ハト(飯島幹雄社長、東京都豊島区)は、「暴君ハバネロキムチ」を共同開発し、ピックルスコーポレーションから8月1日より発売する。同商品はピックルスコーポレーションと東ハトの共同開発商品。暴君ハバネロの「ウマ辛」の味をキムチで再現した。「ウマ辛」がくせになる味付けとなっている。
スナック「暴君ハバネロ」を砕いてかけることで、さらにおいしく食べられる。8月1日から首都圏、9月1日から全国で発売する。内容量は140gで賞味期限は製造日+20日。
【2021(令和3)年8月1日第5065号12面】
 
 

2021年7月21日・第5064号

大利根漬(群馬県)

美活梅 tоmeitо
『美活梅 tоmeitо』
株式会社大利根漬(富澤慎一社長、群馬県高崎市)では、群馬県高崎産の梅と高崎産のトマトを組み合わせた新商品『美活梅 tоmeitо』を15日より発売した。
『美活梅 tоmeitо』は、高崎特産の美味しいものを厳選して販売する「高崎じまん」を介して知り合ったトマト専門農家「三光ファーム」が栽培する糖度10度以上のトマト“SWEET10”(通常のトマトは糖度4度程)を使用したトマト梅干。
独自製法で漬け込むことにより、甘く食べやすいスイーツの様な梅干に仕上がっており、酸味が苦手な人や子供にもオススメの商品だ。
また、梅のクエン酸や梅リグナン、トマトのリコピンといった栄養素が一度に摂れるため、高い抗酸化作用により健康機能性やアンチエイジング効果も期待できる。
発売に先駆け実施された試食会でも味わいの評価は高く、「はちみつ梅とは違うさっぱりとした甘さ」、「最後までトマト風味が口に残り、美味しい」、「梅干は苦手だけどこれなら食べられる」といった好意的な意見が寄せられた。
開発を担当した同社営業部の柳澤亜美氏は「地元のものを使って美味しく、身体に良いものを作りたいという想いから生まれた商品です。お子様でも食べやすく、美活にも繋がるため是非、子育てママに食べてもらいたい」と話す。
これから迎える猛暑に向け、群馬の梅とトマトがコラボした栄養素たっぷりの新商品『美活梅 tоmeitо』に注目だ。
【2021(令和3)年7月21日第5064号6面】
 
 

2021年7月11日・第5063号

田中長奈良漬店(京都府)

奈良漬バターサンド
ワインにも合う「奈良漬バターサンド」
寛政元年(1789年)創業の株式会社田中長奈良漬店(田中長兵衞社長、京都市下京区)は5月より「奈良漬バターサンド」を発売開始した。本店とオンラインショップ限定で、冷凍での販売としている。
瓜の奈良漬を、国産バタークリームで包んだ逸品だ。奈良漬のふんわりと香る酒の香りとシャキっとした食感を、なめらかなバタークリームが引き立てる。クッキー生地にはくるみを混ぜ、香ばしく仕上げている。お茶やコーヒー、ワインなどにも合わせられる、大人のスイーツといった印象だ。
使用する瓜の奈良漬
使用するのは、同社が200年以上にわたり作り続けてきた、贈答品にも使われる高品質な奈良漬。国内の契約農家で特別に育てられたシロウリに、酒粕と塩とみりんの風味を用いて、何度も樽を漬け替えながら約2年の歳月をかけて熟成させている。
田中社長は「こうしたアレンジレシピは昔から提案してきたが、今回、より積極的に奈良漬の発信するため商品化した」と語る。
発売以来、女性誌や地元グルメ誌にも多数取り上げられている。生産が追いつかないほどの人気ぶりで、オンラインショップでは販売再開を告知するたびに注文が殺到、即売り切れとなっている状態。奈良漬の新たな活路を開く一品となりそうだ。
【2021(令和3)年7月11日第5063号6面】
 
 

2021年7月1日・第5062号

若菜(愛知県)

黒漬
醤油床で仕上げた「黒漬」
株式会社若菜(山田耕平社長、愛知県海部郡蟹江町)は、伝統製法を受け継いだ奈良漬や季節の野菜を活かした浅漬の他、チーズの味噌漬・酒粕漬など、和と洋を取り入れた商品開発も行い、こだわりの逸品を提供している。

料亭「得月楼」の伝統を今に伝えるみりん奈良漬「得月楼奈良漬」も根強い人気を誇る。そんなこだわりの奈良漬製品の新商品として、昨年10月に「黒漬」を発売。愛知の伝統野菜「守口大根」を原料とした同商品は、時の流れが生む円熟の漬物として、仕込みから幾度もの漬け替えをしながら3年かけて作る逸品。まろやかに熟成した旨みと芳醇な香りが楽しめる。
ご飯との相性も良い
漬け床は家伝の奈良漬と同じ最高の漬け粕を用いており、「守口漬」と途中までの製造工程(上漬まで)は同じで、仕上げ漬として醤油床で仕込んだ。
一般的な奈良漬のような酒辛さがなくて食べやすく、山椒の風味も加わり、炊き立てのご飯やお茶漬けに良く合う普段使いの漬物に仕上がっている。濃いめの味わいは、ご飯の他、豆腐やクリームチーズにも良く合う。
細かく刻んでふりかけやサラダのトッピング、発酵の旨みたっぷりのスパイスとしても利用できる。発売以降、徐々にリピーターがついてきている。内容量は80gで賞味期限は90日。販売期間は通年。
【2021(令和3)年7月1日第5062号4面】
 
 

2021年6月21日・第5061号

瓜ふたつ
八丁味噌かりもり
かりもり

三井食品工業(愛知県)

「瓜ふたつ」旬の素材で限定発売
大正14年創業で有力なメーカーベンダーとして知られる三井食品工業株式会社(岩田浩行社長、愛知県一宮市)は、素材選び、製法にこだわり、高品質な商品を提供。全国のパイプを生かして諸国名産漬物も取り扱っており、多様化する消費者ニーズに対応している。また、安心安全への取り組みにも重点を置いて徹底した衛生管理を行っている。
同社では旬の商品としてイチ押ししている愛知の伝統野菜「かりもり」のシリーズ商品を拡充。年を追うごとに「かりもり」は製造数量が伸長するなど、市場の拡大につなげている。
新商品として7月10日から製造発売する「瓜ふたつ」は、初夏から夏にかけて旬の2種の瓜で、愛知県の伝統野菜である愛知県産のかりもりと国産のきゅうりをカットし、合わせ出汁などの旨味を効かせてあっさりと食べやすい味に仕上げた。
似ているようで異なる瓜のかりもりときゅうりのパリパリッとした食感が楽しめる。カットしているため、野菜を切る手間がいらずそのまま美味しく食べることができる。ご飯のお供やおつまみにぴったりの商品だ。内容量は140g。製造期間は7月10日~8月10日で、生産数量は1万パック限定。賞味期限は8日間。
浅漬の流通が主流となっている「かりもり」を本漬にすることで通年供給を可能とした「八丁味噌かりもり」は、6月30日製造分より30g増量の販売拡販企画を実施する。製造期間は6月30日~7月30日までで、4800パック限定。賞味期限は30日間。
原料の「かりもり」を生産する農家は減少傾向にあるため、農家の生産維持の一環として、規格外のものも積極的に購入して塩蔵し、製品化。農家の生産維持と地産地消につながる手間暇をかけたこだわりの逸品だ。
同商品は愛知の特産として知られる八丁味噌をベースに甘辛い味に仕上げた特製調味液で味付けし、八丁味噌の風味とほのかに香る山椒がアクセントとなっている。パリパリとした食感で、ご飯に良く合うやや甘めの味に仕上げており、愛知県の伝統と技が詰まっている。
【2021(令和3)年6月21日第5061号5面】
 
 

2021年6月11日・第5060号

カメヤ食品(静岡県)

生おろし仕立てドレッシング(㊧からたまねぎ、にんじん、とまと)
「生おろし仕立てドレッシング」新発売
カメヤ食品株式会社(亀谷泰一社長、静岡県駿東郡清水町)は静岡県内に4つの「自園わさび沢」を所有、富士山の清く豊かな伏流水を使用した食品製造を行っている。
同社ではこの度、漬物製造の技術を生かした「生おろし仕立てドレッシング」(にんじん、とまと、たまねぎの3種類)を新発売する。
同商品は、非加熱でフレッシュな味わいが楽しめる生ドレッシング。すりおろした野菜の果肉がたっぷりと入っており、野菜本来の甘みや旨みが強く感じられるのが特長。にんじんドレッシングには、地元のブランド野菜として知られる〝箱根西麓三島にんじん〟を使用。とまとドレッシングとたまねぎドレッシングには、地元産を始めとした国産原料を使用している。
「にんじんドレッシング」については地元で話題となり、その後、首都圏の高質スーパーにも導入され、生産が追い付かないほどの人気商品となっている。内容量は380g、賞味期限は常温180日、価格は税抜500円(3品共通)。
【2021(令和3)年6月11日第5060号10面】
 
カメヤ食品  HP
 
 

2021年6月1日・第5059号

SHAPE MEN
パスタや焼きそばなどに

中尾食品工業(大阪府堺市)

中尾社長
SHAPE MEN発売 タンパク質配合のヘルシー麺
大阪府堺市で唯一の蒟蒻メーカー・中尾食品工業株式会社(中尾友彦社長)は、タンパク質3gを配合したコンニャクヌードル「SHAPE MEN(シェイプメン)」を5月10日より発売した。中尾社長は、既存の蒟蒻市場を分析した上で、その隙間を埋められる高品質・即食・男性向けの商品設計を目指したと話す。開発背景や今後の戦略を聞いた。(大阪支社・小林悟空)
◇    ◇
‐開発背景は。
「約3年前から新商品開発を模索していて、まず蒟蒻市場を徹底的に分析した。すると、価格重視の商品が大半を占めていることが改めて浮き彫りになった。また自宅で料理をする家庭が減り、蒟蒻の出荷は全国的に落ち込んでいるという事実もある。こうした状況下で、当社が得意とする原料や製法にこだわった商品を販売していく方法を考えた結果、即食ニーズや昨今のフィットネスブームに応えられる麺商品に辿り着いた」
‐男性向けをイメージした商品名だ。
「タンパク質を配合するので、従来の蒟蒻麺より価格は高くならざるを得ない。また女性をターゲットとしたパスタ風蒟蒻は飽和状態にある。そこで、高価格でも気に入った商品を購入してくれる人物像として『お腹が出てきて運動に興味を持ち始めた40代男性』を想定して商品設計をした。既存の蒟蒻麺のイメージに囚われて敬遠されることのないよう、パッケージデザインにもこだわった」
‐味や食感の特徴。
「タンパク質を配合したことで、従来の蒟蒻麺以上に、麺らしさのある歯切れの良い食感が生まれ満足いく仕上がりとなった。展示会にも出品しており、食のプロ達からも好評頂いている。苦労したのは、タンパク質の原料選び。アスリートがよく利用するホエイプロテインは、蒟蒻が凝固する際の熱で変性してしまう。他にも色々と試してみたが風味や食感で満足いくものが作れなかった。そこで、森永乳業へ相談を持ちかけたところ『ミライプロテインⓇ』という牛乳由来のタンパク質を紹介していただき、完成に至った」
‐販売戦略は。
「当面は自社通販で販売しながらユーザーの声を集めていく。マスメディアでも紹介して頂いており、反響はある。将来的には販売拡大を目指したいが、特殊なコンセプトの商品となるので、スーパーよりもスポーツジムやコンビニ、ドラッグストアなど新しい販路へ提案したい」
‐今後の商品展開。
「貧血気味の方へおすすめの鉄分入り『IRON MEN』や、脂肪を燃焼させたい方向けにカプサイシンを配合した『FIRE MEN』も今後発売予定。既存の蒟蒻麺の多くは低カロリーを強調した引き算の発想だが、当社は必要な栄養を足し算する『ヘルシーヌードル』をコンセプトにして、健康的な食生活を提案していきたい」

【中尾友彦社長】
1988年生まれ。25歳で4代目社長に就任し、現在は職人気質の中尾康司会長と共に蒟蒻の新たな可能性を追求している。ホームページでは「4代目のこんにゃく話」を連載中。
【2021(令和3)年6月1日第5059号4面】
 
 

2021年5月21日・第5058号

つえエーピー(大分県日田市)

ひた山椒
オススメ「ひた山椒」
株式会社つえエーピー(長田英德社長、大分県日田市中津江村)は、大分県日田市津江地域(旧中津江村、上津江村、前津江村)と、JA(旧2農協)が共同出資して、平成4年に創立。社名のエーピーとはAgriculture(農産物)Product(製造加工)の略称である。
地元の素材を地元で加工・販売することで、村を元気で豊かにしたいという思いから命名された社名だ。また、同社ホームページでは「天然倉庫」のブランド名を使用し、豊富な地元食材の供給元としてアピールしている。
同社ではわさび・ゆず・こんにゃく・梨・椎茸などを素材とする加工品を多彩に製造。「ゆずはちみつ」や「柚子の力」は、モンドセレクションにおいて連続で金賞を受賞した実績もあり、その品質の高さが証明されている。
地元日田産の原料を使用した「ひた山椒」(12g)もオススメ商品だ。大分県西部に位置する日田は、寒暖差が大きい気候。その環境で栽培された山椒は、豊かな風味を湛えている。
アク抜き、枝取り処理を済ませた山椒の実を丸ごと乾燥させ、容器に詰めている。山椒そのままの風味を楽しめるよう容器はミル付きで、独特の香りを放つ削り立ての山椒はヤミツキになること請け合いだ。
「ゆずごしょう」は、柚子も唐辛子も契約栽培の農家から買い付け、全て自社工場で加工。同社のゆずごしょうは柚子皮と唐辛子と塩しか入っておらず、着色料や保存料など余分な添加物は一切使用していない。長期保存する場合は冷蔵庫より冷凍庫での保存がオススメで、冷凍しても固まらないので取り出してそのまま使うことができる。
【2021(令和3)年5月21日第5058号8面】
 
つえエーピー HP
 

2021年5月11日・第5057号

山田酒造食品(兵庫県)

フルーツ甘酒シリーズ
「フルーツ甘酒」全8種に
山田酒造食品株式会社(山田文彦社長、兵庫県加東市高岡)は酒粕流通大手で味淋の醸造元として知られ、夏野菜の販促に力を発揮する漬物用酒粕各種を取り扱う。また近年は酒粕加工で培った技術を活かして甘酒造りも手掛けている。
甘酒は、200ml入りで手軽に飲める「TAKINOIZUMIフルーツ甘酒」シリーズが人気だ。4月20日からは新たに、
①さくらんぼ、②ブルーベリー、③キャラメルの3種類が新発売となった。昨年2月から販売している④ピーチ、⑤パイン、⑥赤メロン、⑦リンゴ、⑧プレーンとあわせ、全8種類が揃っている。
またプレーンの甘酒では「たきのいずみ あまざけ(350ml、900ml)」もある。
同社の甘酒の特徴は「酒かす・米こうじ・はちみつ入り」とのラベルで健康イメージを強く訴求していること。『酒粕甘酒』はダイエット・肌トラブル改善に効果的、『米こうじ甘酒』は高血圧予防・風邪予防に効果的など、様々な健康効果が期待されている。また味わいは、酒粕の芳醇な香りと、米こうじ・はちみつの自然な甘味を両立させた。まさに、酒粕甘酒と米こうじ甘酒の良いとこ取りをした商品となっている。
「フルーツ甘酒」シリーズではこうして作られた甘酒に、フルーツから作ったソースを加えて果実感のある味わいとなっている。販売はSM、通販やセレクトショップなど様々なルートがある。同社のインスタグラムではアレンジレシピや利用シーンも含めた提案を行っている。
酒粕は、漬物用では神戸灘の「白鶴」の酒粕や、自社ブランド酒粕「山田の鶴」、「瀧の泉」など様々な銘柄の酒粕を扱う。2017年には最新設備を揃えた工場・倉庫を新築し、自社低温貯蔵庫とチルド温度管理、加工を一貫で行える体制を完備している。
また今年4月から、兵庫県立社高等学校の生活科学科生徒への授業を兼ね「酒粕調味料プロジェクト」をスタート。「健康美容によい酒粕に親しみを」をテーマに1年間かけて取り組み、酒粕を使った商品開発や、酒粕の健康機能性に関する情報発信を図っていく。
【2021(令和3)年5月11日第5057号4面】
 
 
 
 

2021年5月6日・第5056号

小倉協同物産(福岡県)

りんご大根
「りんご大根」新発売
小倉協同物産株式会社(江藤智隆社長、福岡県北九州市小倉北区)は、農産物加工品の製造及び販売のほか総合食品の卸売業務も手掛け、九州内の主要スーパーへのベンダー業でもトップクラスである。
同社製品群は、関連会社の「株式会社緑健農園」ブランドでも流通。長崎、静岡、鹿児島に営業拠点を持つほか、2018年8月には兵庫伊丹市の兵庫営業所を設立し、それ以後は関西・中国方面への出荷が増えている。
同社の売れ筋として、浅漬製品のゆず大根が大人気となっている。巾着製品180g入り、カップ製品220g入り、業務用500g・1㎏入りタイプがあり、特に巾着180g入りタイプは同社の浅漬製品出荷量で不動の1位に成長した。他社が真似できない浅漬糖絞り製法により下漬けの食感と味にこだわりを持っている。
ゆず大根
一方、「ゆず大根」の姉妹品として2020年9月より新発売した「りんご大根」も好調。りんご果汁、りんご酢をベースに飽きのこない味に仕上げ、「ほのかなりんごの味」にこだわりを持って製品化している。りんご果汁の爽やかな味わいとりんご酢の甘酸っぱい味が、甘酢大根と相性抜群だ。
りんごの写真やイラストをあしらったキンチャクタイプのパッケージも売場でパッと目を引く仕様。発売後、消費者様の声で「パッケージが可愛いく、子供も食べてくれました」との反応があり、商品開発に携わった同社社員も手応えを感じていた。
【2021(令和3)年5月6日第5056号3面】
 
 
 
 

2021年4月21日・第5055号

河野食品(福岡県)

高菜&SOYMEAT ガパオ風
「高菜&SOYMEAT」が金賞
河野食品株式会社(河野安男社長、福岡県みやま市)は1914年の創業で、高菜漬一筋105年を誇る老舗企業である。高菜の里・福岡県みやま市瀬高町で、地元に伝わる塩とウコンと唐辛子で丁寧に漬込む“瀬高たかな漬”の製法を継承してきた。
漬物GP2021では、本漬部門にて「高菜&SOYMEAT ガパオ風」が金賞に輝いた。瀬高たかな漬を丁寧に炒め、「ガパオ風味」に仕上げたアジアン風高菜そぼろ。そぼろにはSOYMEAT(大豆ミート)を使用し、さわやかなガパオ風シーズニングで調味した一品である。
実際のガパオは鶏ひき肉などを使うところ、大豆ミートを使ってヘルシーに仕上げた。動物性の油脂でないため、冷めてもおいしく食べられる。
ガパオ(バジル)の香りが熱で飛びやすいので、入れるタイミングと温度調整に細心の注意を払って出来上がった、こだわりの一品である。
同社製品では、漬物グランプリ2019で金賞を受賞した「焼き明太子入りからし高菜」に続いての受賞。また、今回の2021では「高菜&SOYMEAT ガパオ風」の他に「たかなソース ペペロンチーノ風」と「たかなソース れもん風味」の2品も1次審査を通過し、銀賞を獲得。
ガパオライスにアレンジ
2018年には「昭和 高菜油いため」も銀賞を獲得しており、これで漬物GPでの受賞作品は全5品となった。この事実が、同社の製品開発力の確かさを示している。
同社は食料新聞電子版の登録サイト「九州うまかモン」でのページ開設の他、自社ホームページ「高菜専門店 河野食品」と、インスタグラムでも公式ページを開設。高菜漬を使ったアレンジレシピ写真を豊富に掲載している。
「高菜&SOYMEAT」も、ご飯の上に目玉焼きと共に乗せれば、簡単にガパオライスが楽しめる。加工食品分野で大豆ミートを使用した製品が注目を浴びる中、同社の「高菜&SOYMEAT」も、今回の金賞受賞でブレイク間違いなしだ。
【2021(令和3)年4月21日第5055号9面】
 

2021年4月11日・第5054号

濱金商店(愛知県)

「いかの生姜炊き」㊨と「あさり生姜炊き」
「いかの生姜炊き」新発売
合資会社濱金商店(髙坂彰一社長、愛知県豊橋市)は創業1874年の老舗つくだ煮・惣菜メーカー。伝統の味わいを受け継ぎながら、時代に合わせた商品開発に取り組んでいる。
同社では、「いかの生姜炊き」を新発売した。いかの切り身に、刻み生姜を加え、醤油ベースの煮汁で炊き上げた。
味が染みやすいよう斜め格子に切り目を入れる松笠切りを施し、いか全体に煮汁の旨味がしっかりと染み込むよう仕上げている。
生姜の風味がいかの旨味を引き立て、ご飯のおかずやおつまみにピッタリな一品。特筆すべきはいかの身の柔らかさだ。肉厚でありながら、程よい弾力を残し柔らかく炊き上げられたいかは、噛む力が弱い子供や高齢者にもオススメ。
シリーズ商品として「あさり生姜炊き」も揃える。
柔らかく炊き上げられたいかは、噛む力が弱い子供や高齢者にもオススメ
同社では、3月に「東京ケアウィーク2021」に出展。つくだ煮や惣菜製造で培ってきたノウハウを生かした介護食の製造開発にも力を入れていく予定だ。
【2021(令和3)年4月11日第5054号5面】
 
 

2021年4月1日・第5053号

ドライフルーツの粕漬 りんご
ドライフルーツの粕漬 パイン
ドライフルーツの粕漬 キウイ

玄海漬(佐賀県)

SNS映えする皿盛り
ドライフルーツの粕漬 おやつやデザートに
玄海漬株式会社(髙田庄一朗社長、佐賀県唐津市)は、玄界灘で盛んに捕鯨が行われていた明治中期に創業、会社設立も大正11年9月という老舗企業である。鯨の頭部にある軟骨「蕪(かぶら)骨」を酒粕に漬け込んだ「玄海漬」が社名となり、看板商材となっている。
粕漬の可能性を追求し、伝統×今風商品の開発に挑んでいる同社ではこのほど、まるでカクテルのような味わいの「ドライフルーツの粕漬」を発売した。
洋食化のライフスタイルに対応するために開発した「クリームチーズの大吟醸粕漬」続く商品を模索していた同社は、常温で流通できる商品開発に着手。日持ちがして、かつ幅広い年齢層の女性に人気のあるドライフルーツに目を付けた。
漬け込んだドライフルーツに酒粕の水分が吸収され、ジューシーで味わい深い、酒粕風味のドライフルーツが完成した。
そのままおやつやデザートとして、ヨーグルトと混ぜ合わせたり、淹れたて紅茶に入れてフルーツティーとしても楽しめる。
「ドライフルーツ粕漬」のアイテムは、りんご(内容量70g)、パイン(同50g)、キウイ(同60g)、マンゴー(同50g)、賞味期限はいずれも常温60日。単品と、ギフト用の詰合せも用意している。
【2021(令和3年)4月1日第5053号4面】
 
 

2021年3月21日・第5052号

赤城フーズ(群馬県)

「蜂蜜うめジンジャーシロップ」㊧と「黒糖うめジンジャーシロップ」
うめジンジャーシロップ
赤城フーズ株式会社(遠山昌子社長、群馬県前橋市上大島町)は創業明治26年、元祖カリカリ梅の開発メーカーとして知られる。カリカリ梅は昭和46年に同社が世界で初めて開発に成功。今年発売から50周年を迎えた。
また、梅と生姜のエキスを凝縮した「うめジンジャーシロップ」も新発売。ラインナップは「蜂蜜うめジンジャーシロップ」と「黒糖うめジンジャーシロップ」の2種で、良質な国産梅と高知県産生姜を使用、コラーゲン4000㎎を配合している。〝飲んで温活〟をテーマに、元タカラジェンヌの「遥海おおら」こと赤城フーズ6代目の遠山社長が自ら監修。梅と生姜、コラーゲンのパワーで、美と健康を応援するドリンクとして仕上げている。
【2021(令和3年)3月21日第5052号3面】
 
 

2021年3月11日・第5051号

浜食(東京都)

スタミナたくあん
夏にこの一品「スタミナたくあん」
株式会社浜食(中村秀一郎社長、東京都調布市多摩川)は、醤油漬沢庵「炉ばた漬」の製造、販売元として知られている。
同社では2月より、春夏向け新商品として「スタミナたくあん」を発売。暑い季節は食欲が減退してしまうが、スタミナ源となるにんにくを加え、夏にお勧めの一品として提案している。これまであるようでなかった〝にんにく風味のたくあん〟で、暑い季節を乗り切るための新アイテムとして展開していく。
同商品は一口サイズに刻んだ大根にかつお節とにんにくを加え、本醸造醤油で漬け込んだ。素材のベースは「炉ばた漬」と同じで、奥深い味と風味、食感を生かしつつ、かつお節の旨味とにんにくの風味がプラスされ、食欲をそそる逸品に仕上がっている。
一口サイズのため、袋を開けるだけで切る手間なく食べることができる。ご飯はもちろん、お酒のおつまみにも最適だ。賞味期間は60日で内容量は200g。
【2021(令和3年)3月11日第5051号4面】
 
 

2021年3月1日・第5050号

マルヤナギ小倉屋(兵庫県)

こんにゃくチャプチェ
『あしたのおかずシリーズ』から「こんにゃくチャプチェ」
株式会社マルヤナギ小倉屋(柳本一郎社長、神戸市東灘区)は2月20日より新商品「こんにゃくチャプチェ」、「おいしい蒸し豆ほの甘蒸し黒豆」を、3月1日より「あずきゅん」を新発売する。
「こんにゃくチャプチェ」は、カップ入り惣菜『あしたのおかずシリーズ』から発売する。カップ入り惣菜市場は昨年、自宅での食事の機会が増えたこともあり、前年比123%(※KSP-POS)と拡大しており、新商品の投入でさらなるシリーズ拡大を目指す。内容量は95g、賞味期限は60日(要冷蔵)。
本品は、春雨の代わりに生芋入り糸こんにゃくを使い、ヘルシーで満足感あるおかずに仕上げた。ピリ辛の味がご飯やお酒との相性も良く、自宅での食事に便利な一品となる。
「もったいない屋」ロゴ
「もったいない屋」スタート
この他、同社は2月中旬から、食品ロスを削減するため、「品質に問題がないにも関わらず正規品として流通することが難しい商品」を求めやすい価格で販売する「もったいない屋」の活動を開始した。
同社本社の1階に併設する直営店「誠味屋本店」、マルヤナギ通販サイト、地元神戸東灘に本社を置く食品スーパー「トーホーストア」での販売を開始している。
【2021(令和3年)3月1日第5050号4面】
 
 

2021年2月21日・第5049号

ピックルスコーポレーション(埼玉県)

ヤマサ ご飯がススム キムチまぜ麺の素3食入
ヤマサ ご飯がススム キムチまぜ麺の素
株式会社ピックルスコーポレーション(宮本雅弘社長、埼玉県所沢市)とヤマサ醤油株式会社(石橋直幸社長、千葉県銚子市)は、「ヤマサ ご飯がススム キムチまぜ麺の素3食入」を共同開発し、ヤマサ醤油から2月19日より発売した。
同商品は「ご飯がススム キムチ」の特長である「かつお節の旨味」とごま油、にんにくのパンチが、食欲を刺激する甘っ辛っうまっ!!なうどんたれ。大豆ミートのそぼろ風具入りで、満足度のある食べ応え。子供でも食べやすい辛さ控えめの味で、家族で一緒に楽しめる。内容量はたれ32g×3袋で賞味期限は10カ月。
【2021(令和3年)2月21日第5049号4面】
 
 

2021年2月11日・第5048号

クラシックスモーク野沢菜
野沢菜油炒めチーズ
担々野沢菜

株式会社竹内農産(長野県)

チーズと共にワインに合わせるのもオススメ
”野沢菜の燻製”で農水大臣賞
株式会社竹内農産(竹内武史社長、長野県小県郡長和町)は、1月20日に「クラシックスモーク野沢菜」を新発売した。
「クラシックスモーク野沢菜」は、昨年10月に開催された令和2年度長野県園芸特産振興展の第64回漬物品評会に「いぶり菜っぱ」として出品され、最高賞である農林水産大臣賞に輝いた商品。
時間をかけて漬け込んだ野沢菜の本漬を、醤油ベースの調味液で味付けし、香り高い桜チップでじっくりと燻製にした。
口の中に入れると燻製の香りが広がり、噛むたびに旨みが溢れ出す。ビールやワイン、ハイボールなど洋酒との相性は抜群で、チーズの付け合せにするのもオススメだ。
同社では開発のために燻製器を新たに導入し、一つ一つ手間暇をかけて作り上げている。燻製好きにはたまらない完成度の高い商品となっている。
また昨年12月には「野沢菜油炒めチーズ」、「担々野沢菜」という2つの新商品を発売した。「野沢菜油炒めチーズ」は、野沢菜油炒めにフリーズドライのチーズを加えた商品。共に発酵食品である野沢菜とチーズは相性が良く、組み合わせることで濃厚な旨みを生む。
「担々野沢菜」は刻んだ野沢菜本漬に大豆ミートを加え、コク深い練りゴマと唐辛子でピリ辛な担々風に味付けした商品。ご飯のおかずやおつまみに最適な仕上がりとなっている。
【2021(令和3)年2月11日第5048号7面】
 
 

2021年2月1日・第5047号

株式会社猫島商店(広島県)

レモン胡椒
フード・アクション・ニッポンアワード2020
猫島商店「レモン胡椒」が最優秀10品に
 
農林水産省は1月26日、地域の農林水産物や食文化の魅力を活かした産品を発掘するコンテスト「フード・アクション・ニッポンアワード(FAN)2020」の表彰式をオンラインで開催。本紙関連では、株式会社猫島商店(広島県)の「レモン胡椒」が最優秀10産品に選出された。
このアワードは、大手百貨店・コンビニ・流通・外食・宿泊サービスなど各業界のトップ企業10社が審査委員となり、地域の農林水産物や食文化の魅力を生かした産品をコンテスト形式で各社1品選出し、自社の流通経路を通じて消費者に届けるというもの。
レモンの風味が抜群
【審査委員10社が選んだ受賞産品】
▼イトーヨーカ堂=「レモン胡椒」猫島商店(広島県):猫島商店の「レモン胡椒」は、広島県の特産品であるレモンと国産の青唐辛子で作った新感覚の調味料。九州のゆず胡椒と比べて辛さを控え、レモンの爽やかな酸味をしっかりと生かしているのが特徴。肉料理や揚げ物との相性は抜群である。
表彰式にオンラインで参加した同社常務取締役の猫島泰伸氏は「私共は広島菜漬という広島の名産品を扱っているが、新たに広島レモンの商品に携わることができて、大変嬉しく思う」と喜びを語った。
【2021(令和3)年2月1日第5047号5面】※本ページ用に一部編集
 
株式会社猫島商店 HP

2021年1月21日・第5046号

服部醸造株式会社(北海道)

こうじ水サイダー
「こうじ水サイダー」新発売  自家製〝麹レモンサワー〟手軽に
服部醸造株式会社(服部由美子社長、北海道二海郡八雲町)は、北海道産米100%の〝自家製こうじ〟を使用した「こうじ水サイダー」を新発売した。
「こうじ水サイダー」は、テレビや雑誌などで免疫力アップや便秘改善効果が広く紹介され話題となった「こうじ水」に炭酸を加えた商品。麹の優しい甘みと炭酸の刺激が心地良い味わいで、スッキリとした後味に仕上がっている。
原材料は米麹とビート(共に北海道産)のみのため、炭酸飲料ではあるが、子供にも安心して飲ませることができることも魅力だ。また「こうじ水サイダー」を家飲み用の割り材として使用すれば、手軽に自家製〝麹レモンサワー〟などの身体に優しいお酒を作ることができるのも特徴。麹ジントニック、麹トマトサワー、麹ハイボールなど自由自在なアレンジが楽しめる。
同社では、手軽にこうじ水を作ることができる「簡単にこうじ水が作れる麹パック」も販売しており、健康志向が高まる中、こちらも人気が上昇している。
【2021(令和3)年1月21日第5046号8面】
 

2021年1月11日・第5045号

はくさいと小松菜の浅漬
じっくり漬けた旨いなす
春のひとくちサラダなす

株式会社荒井食品(栃木県)

期間限定「はくさいと小松菜の浅漬」
株式会社荒井食品(荒井一好社長、栃木県さくら市上河戸)は、『土づくりからお客様のお手元まで!』をキャッチフレーズにしている茄子浅漬の専門メーカー。定評ある品質と味で多様なニーズに応えている。
同社では冬から春にかけて季節に合わせた商品を提案している。一昨年12月から昨年3月まで期間限定で発売した「はくさいと小松菜の浅漬」を今年度も同期間で発売する。同製品は同社の新しい取り組みである白菜浅漬の刻み製品で、これまであるようでなかった白菜と小松菜のミックスタイプ。小松菜は漬物に適した柔らかくて色鮮やかな品種を選択、契約農家が栽培した原料を使用している。
一般的な白菜の浅漬製品と差別化を図るため、味にもこだわった。かつおだし風味のしょうゆ味で、冬の食卓に合わせてしっかりとした味付けに仕上げた。彩りが良いのも特徴だ。規格は200gで賞味期限はD+7。2月は50g増量企画(数量限定)を実施する。
茄子の定番アイテムとして認知されている「じっくり漬けた旨いなす」は、通年供給が可能なタイ産原料を使用し、仙台長なすを浅漬の外観を保ったままじっくりと低温で漬け込み、茄子の旨みを凝縮。茄子の皮が柔らかくしっかりとした味が人気となっている。規格は100gで賞味期限はD+11。今年も4月~5月に増量企画を実施する。
「春のひとくちサラダなす」は、国産のなすを一口サイズにカットし、ほんのり香るさくら風味で春らしさを演出する春の売場に最適な一品だ。同商品は毎年好評で、来年はパッケージを一新する。規格は80gで賞味期限はD+11。販売期間は2月から4月。
 【2021(令和3)年1月11日第5045号16面】
 
 

2021年1月1日・第5044号

山菜入り中華いか
たらこきくらげ
紀州産しそ梅酢仕立て黄金ままかり
紀州産しそ梅酢仕立て菜の花にしん
数の子入り菜の花わさび
菜の花あさり

株式会社三幸(新潟県)

期間限定〝和の一品〟シリーズ
株式会社三幸(佐藤克成社長、新潟県北蒲原郡聖籠町位守町)は、「華やかな季節を彩る〝和の一品〟」をコンセプトに食卓をグレードアップできる期間限定商品6品を1月16日から発売する。
淡い虹色の色で春に向かう季節感を表現した鮮やかな春トレーシリーズとクリアフードカップシリーズの2シリーズ、各6アイテム。どちらのシリーズも縦置きと横置きの陳列が対応可能なデザインとなっている。
新商品の「山菜入り中華いか」は、柔らかなスライスいかと食感の良い野菜、山菜を合わせ、ごま油の濃厚な風味が楽しめる、どこか懐かしい味わいの中華味に仕上げた。食べ応えがあり、サラダや小鉢として食卓の〝もう一品〟にぴったりだ。七味マヨネーズをつければ、一押しのやみつきおつまみができる。内容量は春トレーが100gでクリアフードカップが95g。
同じく新商品の「たらこきくらげ」は、うま味とコクが特徴の「まだらの卵」を、食感の良いきくらげとともにピリッと旨辛なラー油味に仕上げた。隠し味のにんにくがアクセントになっており、ご飯が進む味わいとなっている。辛すぎない味付けで、子供でも美味しく食べられる。内容量は春トレーが105gでクリアフードカップが100g。
「紀州産しそ梅酢仕立て黄金ままかりⓇ」は、ロングセラーの「黄金ままかりⓇ」を、期間限定でさわやかなしそ香る甘酢味に仕上げた。さっぱりとした美味しさが楽しめるよう、通常千切の生姜を薄切りにしてがりのように仕上げている。ままかりに薄切りの生姜を乗せる食べ方がオススメ。可愛い一口サイズの手まり寿司にもピッタリだ。内容量は春トレーが95gでクリアフードカップが90g。
「紀州産しそ梅酢仕立て菜の花にしん」は、脂がのった身厚のにしんを甘酢味で仕上げた人気の「菜の花にしん」を期間限定でしそ風味に仕上げた。ほんのりピンク色に染まった薄切りの甘酢生姜と一緒に食べると一層にしんの脂のうま味が引き立つ。ちらし寿司に利用すれば大ぶりのにしんが存在感たっぷりのメニューができる。内容量は春トレーが105gでクリアフードカップが100g。
「数の子入り菜の花わさび」は、新潟銘酒粕を使用した芳醇な風味となめらかさ、食感の良い野菜との絶妙なバランスや味が評価され、根強い人気の「数の子わさび」を、期間限定で菜の花、人参を加えて彩り良く仕上げた。この季節だけの特別な一品で、ピリッと辛い刺激的な味わいはご飯にもお酒にもぴったりだ。内容量は春トレーが165gでクリアフードカップが155g。
「菜の花あさり」は、うま味がギュッと詰まったあさりを新潟の醤油を使って三杯酢風に仕上げた。生姜がさわやかなアクセントになり、優しい味わいとなっている。炊き立てのご飯に混ぜるだけで酢飯風の味わいになるため、いなり寿司の具やちらし寿司など、アレンジも楽しめる。内容量は春トレーが80gでクリアフードカップが75g。
 【2021(令和3)年1月1日第5044号15面】
 
 
株式会社食料新聞社
〒111-0053
東京都台東区浅草橋5-9-4 MSビル2F

TEL.03-5835-4919(ショクイク)
FAX.03-5835-4921
・食料新聞の発行
・広報、宣伝サービス
・書籍の出版
TOPへ戻る