天塩(東京都)
スパイス塩「四十七味」新発売
株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は、忠臣蔵で知られる赤穂義士こと「四十七士」をイメージしたスパイス塩「四十七味」を3月1日より全国で発売した。
昨年9月から兵庫県赤穂市周辺のみで主に土産物として販売されてきたが、取引先からの味わいへの評価が高く、この度、全国で販売することになった。
同社の主力商品「赤穂の天塩」の製造地である兵庫県赤穂市は、忠臣蔵で知られる四十七士(赤穂義士)ゆかりの地。2023年のコロナ禍により観光客が減少する中、地域の魅力を発信するため、新たな商品開発を進めてきた。
調味料の企画担当者が、赤穂の海水を使った塩をベースにした調味料を模索していたところ、「赤穂」と「七味」の言葉に注目。「七味」の語感が「四十七士(シジュウシチシ)」に似ていることから、日本遺産に認定されている「塩のまち」と「忠臣蔵のまち」をつなぐ赤穂ならではの名物が作れるのではないかと考えた。そこで、七味唐辛子をもとに、47種類の調味料をブレンドした「スパイス塩」の開発をスタートした。
七味唐辛子をベースに47種類の塩、スパイス、ハーブ等をブレンド。和と洋が絶妙に絡み合い、奥深い味わいが楽しめる。塩は、赤穂の海水を炊き詰めたこだわりの平釜塩を使用。肉・魚・サラダなど、さまざまな料理にマッチするが、特に肉料理との相性が抜群だ。
従来のスパイス塩の多くはアミノ酸などのうま味調味料を使用することが一般的だが、同品は食品添加物を使用せず、食品素材だけで仕上げた。
パッケージには、播州赤穂の象徴である「赤穂義士」をイメージした「だんだら模様」を採用。和の趣を基調としたモダンで洗練されたデザインとなっている。
株式会社天塩(鈴木恵社長、東京都新宿区)は、忠臣蔵で知られる赤穂義士こと「四十七士」をイメージしたスパイス塩「四十七味」を3月1日より全国で発売した。
昨年9月から兵庫県赤穂市周辺のみで主に土産物として販売されてきたが、取引先からの味わいへの評価が高く、この度、全国で販売することになった。
同社の主力商品「赤穂の天塩」の製造地である兵庫県赤穂市は、忠臣蔵で知られる四十七士(赤穂義士)ゆかりの地。2023年のコロナ禍により観光客が減少する中、地域の魅力を発信するため、新たな商品開発を進めてきた。
調味料の企画担当者が、赤穂の海水を使った塩をベースにした調味料を模索していたところ、「赤穂」と「七味」の言葉に注目。「七味」の語感が「四十七士(シジュウシチシ)」に似ていることから、日本遺産に認定されている「塩のまち」と「忠臣蔵のまち」をつなぐ赤穂ならではの名物が作れるのではないかと考えた。そこで、七味唐辛子をもとに、47種類の調味料をブレンドした「スパイス塩」の開発をスタートした。
七味唐辛子をベースに47種類の塩、スパイス、ハーブ等をブレンド。和と洋が絶妙に絡み合い、奥深い味わいが楽しめる。塩は、赤穂の海水を炊き詰めたこだわりの平釜塩を使用。肉・魚・サラダなど、さまざまな料理にマッチするが、特に肉料理との相性が抜群だ。
従来のスパイス塩の多くはアミノ酸などのうま味調味料を使用することが一般的だが、同品は食品添加物を使用せず、食品素材だけで仕上げた。
パッケージには、播州赤穂の象徴である「赤穂義士」をイメージした「だんだら模様」を採用。和の趣を基調としたモダンで洗練されたデザインとなっている。
また「天塩の塩あめ」シリーズの新フレーバー「天塩の塩あめ りんご酢味」を3月1日より全国で発売した。
「天塩の塩あめ」は「塩メーカーだからこそ作れる、本格的な塩あめ」をコンセプトに開発しており、新フレーバーではりんご酢を採用した。
りんご酢は、甘み・酸味・塩気のバランスがよく、さっぱりとした後味が特徴。食欲が落ちやすい時期にも取り入れやすい爽快な風味で、塩分補給をサポートする。
【2025(令和7)年3月21日第5190号7面】
天塩
https://www.amashio.co.jp/
「天塩の塩あめ」は「塩メーカーだからこそ作れる、本格的な塩あめ」をコンセプトに開発しており、新フレーバーではりんご酢を採用した。
りんご酢は、甘み・酸味・塩気のバランスがよく、さっぱりとした後味が特徴。食欲が落ちやすい時期にも取り入れやすい爽快な風味で、塩分補給をサポートする。
【2025(令和7)年3月21日第5190号7面】
天塩
https://www.amashio.co.jp/
村岡食品工業(群馬県)
玉こんにゃく ピリ辛醤油味
村岡食品工業株式会社(村岡優年社長、前橋市高井町)の看板商品「梅しば」が今年、個包装製品の発売から40周年を迎えた。
同社では1979年に「梅しば」を発売。1985年に、個包装をいち早く採用、「いつでも」「どこでも」食べられる製品となったことで、それまでカリカリ梅を食べていなかった新たなファン層を開拓し、カリカリ梅の市場拡大に大きな貢献を果たしてきた。
近年は、美味しくヘルシーな食品として、美容やダイエットに興味のある若い女性からの支持が拡大。酸味や旨み、歯切れの良い食感といった梅の魅力が詰まった国民的な梅製品として不動の地位を確立している。
同社では個包装発売40周年を機に、自然の恵みを生かした安全安心で健康的な商品として、さらなる品質向上に着手、長年愛されてきた変わらぬ味わいを届けていく。
また同社のロングセラー「ごんじり」も1995年の発売から今年30周年を迎えた。
「ごんじり」は大根を寒風の中で丹念に干し上げ、食べやすい一口サイズにカットした商品。美味しさと手軽さを持ち合わせた商品として、「梅しば」に続くヒット商品となった。
カリコリと歯切れの良い食感、コク深い味わいは一度食べ始めると止まらない美味しさ。
お弁当やおにぎりのお供、おやつやおつまみとして、発売から30年にわたり多くのファンから愛されてきた。
近年は、パッケージに可愛らしいキツネのキャラクターをデザインした商品を発売、「梅しば」と同様に若い女性からの人気も上昇している。
その他、同社では「玉こんにゃく ピリ辛醤油味」が好調。2017年の発売以来、美味しさと手軽さ、健康性を兼ね備えたドライのこんにゃく製品として人気が拡大している。
独自レシピにより水分調整した独特の心地よい食感に加え、二段熟成醤油を使用したコク深くピリ辛な風味が後引く仕上がり。ミニタイプ(30g入)は一袋全て食べても22kcal、個包装タイプ(70g入)では51kcalとなっており、ダイエット中のおやつやおつまみとして、圧倒的な存在感を放つ。
食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなど取扱い店舗も拡大しており、手軽で美味しい“新しいこんにゃく製品”として、それぞれの売場で好評を得ている。
同社ではこんにゃく芋生産量が全国の90%以上を占める群馬県の企業として、地元特産品であるこんにゃく製品の拡売にさらに力を注いでいく。
同社では1979年に「梅しば」を発売。1985年に、個包装をいち早く採用、「いつでも」「どこでも」食べられる製品となったことで、それまでカリカリ梅を食べていなかった新たなファン層を開拓し、カリカリ梅の市場拡大に大きな貢献を果たしてきた。
近年は、美味しくヘルシーな食品として、美容やダイエットに興味のある若い女性からの支持が拡大。酸味や旨み、歯切れの良い食感といった梅の魅力が詰まった国民的な梅製品として不動の地位を確立している。
同社では個包装発売40周年を機に、自然の恵みを生かした安全安心で健康的な商品として、さらなる品質向上に着手、長年愛されてきた変わらぬ味わいを届けていく。
また同社のロングセラー「ごんじり」も1995年の発売から今年30周年を迎えた。
「ごんじり」は大根を寒風の中で丹念に干し上げ、食べやすい一口サイズにカットした商品。美味しさと手軽さを持ち合わせた商品として、「梅しば」に続くヒット商品となった。
カリコリと歯切れの良い食感、コク深い味わいは一度食べ始めると止まらない美味しさ。
お弁当やおにぎりのお供、おやつやおつまみとして、発売から30年にわたり多くのファンから愛されてきた。
近年は、パッケージに可愛らしいキツネのキャラクターをデザインした商品を発売、「梅しば」と同様に若い女性からの人気も上昇している。
その他、同社では「玉こんにゃく ピリ辛醤油味」が好調。2017年の発売以来、美味しさと手軽さ、健康性を兼ね備えたドライのこんにゃく製品として人気が拡大している。
独自レシピにより水分調整した独特の心地よい食感に加え、二段熟成醤油を使用したコク深くピリ辛な風味が後引く仕上がり。ミニタイプ(30g入)は一袋全て食べても22kcal、個包装タイプ(70g入)では51kcalとなっており、ダイエット中のおやつやおつまみとして、圧倒的な存在感を放つ。
食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなど取扱い店舗も拡大しており、手軽で美味しい“新しいこんにゃく製品”として、それぞれの売場で好評を得ている。
同社ではこんにゃく芋生産量が全国の90%以上を占める群馬県の企業として、地元特産品であるこんにゃく製品の拡売にさらに力を注いでいく。
【2025(令和7)年3月11日第5189号4面】
村岡食品工業 HP
3月1日号・第5188号
備後漬物(広島県)
ちりめん・山椒香る細かく刻んだ白菜キムチ
備後漬物株式会社(佐藤豊太郎社長、広島県福山市)は1日より、「ちりめん・山椒香る細かく刻んだ白菜キムチ」、「梅かつお風味白菜漬」を発売する。
「ちりめん・山椒香る細かく刻んだ白菜キムチ」はシャキシャキの白菜と、ふっくら柔らかいちりめんの具材感と山椒が香る、ご飯がすすむ甘辛な味付けのキムチ。
昨年の9月の発売から好評の「細かく刻んだ白菜キムチ」シリーズの第二弾となる。昨今のご飯のお供ニーズに応え、ふりかけの中でも人気の高いちりめんに注目した。
白米はもちろん納豆や豆腐のトッピングとしても大活躍なふりかけ感覚で楽しめる、“混ぜ乗せ”しやすい刻んだキムチだ。内容量は50g×2、賞味期限は製造日+35日。
「梅かつお風味白菜漬」は紀州南高梅の梅肉を使用した、春夏にぴったりのさっぱりとした白菜漬。相性のいい“梅の酸味×かつおの旨み”で食欲も進む、暑い季節でも後味さっぱり食べやすい味付けに仕上げている。内容量は140g、賞味期限は製造日+8日。
発売地域は全国だが、エリアで容器形態が異なる。
【2025(令和7)年3月1日第5188号7面】
「ちりめん・山椒香る細かく刻んだ白菜キムチ」はシャキシャキの白菜と、ふっくら柔らかいちりめんの具材感と山椒が香る、ご飯がすすむ甘辛な味付けのキムチ。
昨年の9月の発売から好評の「細かく刻んだ白菜キムチ」シリーズの第二弾となる。昨今のご飯のお供ニーズに応え、ふりかけの中でも人気の高いちりめんに注目した。
白米はもちろん納豆や豆腐のトッピングとしても大活躍なふりかけ感覚で楽しめる、“混ぜ乗せ”しやすい刻んだキムチだ。内容量は50g×2、賞味期限は製造日+35日。
「梅かつお風味白菜漬」は紀州南高梅の梅肉を使用した、春夏にぴったりのさっぱりとした白菜漬。相性のいい“梅の酸味×かつおの旨み”で食欲も進む、暑い季節でも後味さっぱり食べやすい味付けに仕上げている。内容量は140g、賞味期限は製造日+8日。
発売地域は全国だが、エリアで容器形態が異なる。
【2025(令和7)年3月1日第5188号7面】
備後漬物 HP
2月21日号・第5187号
秋本食品(神奈川県)
秋本食品株式会社(秋本善明社長、神奈川県綾瀬市)は、3月1日より「パクッと旨塩オクラ」を新発売する。
厳選した小ぶりのオクラを使用した同商品は、商品名の通りパクッと一口で丸ごと食べることができ、ご飯のお供、箸休め、お酒のおつまみなど様々な食シーンに適した一品。旨みがたっぷりと染みこんでいるので、咀嚼するごとにオクラの味わいを堪能することができる。
売場で食べる際のイメージを広げやすくするため、商品名にシズルワードを取り入れた。また、パッケージはシンプルでありながらも、食感と味覚の情報を表記した。
従来のオクラの塩漬商品から賞味期限を1日延長し、食品ロスの削減、SDGsへの貢献を目指している。内容量は100gで賞味期限は8日間。販売期間は3月1日から通年。
【2025(令和7)年2月21日第5187号5面】
【バイヤー必見】イチ押し商品!
電子版 https://www.syokuryou-shinbun.com/pages/896/
厳選した小ぶりのオクラを使用した同商品は、商品名の通りパクッと一口で丸ごと食べることができ、ご飯のお供、箸休め、お酒のおつまみなど様々な食シーンに適した一品。旨みがたっぷりと染みこんでいるので、咀嚼するごとにオクラの味わいを堪能することができる。
売場で食べる際のイメージを広げやすくするため、商品名にシズルワードを取り入れた。また、パッケージはシンプルでありながらも、食感と味覚の情報を表記した。
従来のオクラの塩漬商品から賞味期限を1日延長し、食品ロスの削減、SDGsへの貢献を目指している。内容量は100gで賞味期限は8日間。販売期間は3月1日から通年。
【2025(令和7)年2月21日第5187号5面】
【バイヤー必見】イチ押し商品!
電子版 https://www.syokuryou-shinbun.com/pages/896/
2月11日号・第5186号
かねだい食品(鹿児島県)
鯖がごろごろ「ほぐし鯖こんぶ」
かねだい食品株式会社(岩重雄也社長、鹿児島県南九州市)は豊かな自然に恵まれた鹿児島の素材を使った佃煮を製造している。
今回SMTSで「ほぐし鯖こんぶ」を初披露する。鹿児島の郷土料理であり、同社のギフト商材としても人気を誇る「鯖の昆布巻き」を、より手軽に親しんでもらおうと開発した。
原材料は九州産の鯖、北海道産昆布、醤油、水飴、砂糖、みりんだけ。家庭で作られてきたのと同じシンプルな素材であるだけに、炊き具合や味の調合には繊細な技術が求められる。
鯖の力強い旨みを、甘みを利かせたタレが包みこむ。鯖はごろごろと粗めにほぐしているため、ご飯に乗せて丼物のように食べるのがオススメだ。
岩重社長は「鯖の昆布巻は味で好評を頂いているが、巻く手間があるため高価格になる。もっと日常的に楽しんでもらおうとほぐし身にした。鹿児島で愛されてきた味を感じてもらえれば」と話す。
この他にも、鹿児島らしさを追求した商品が揃う。『鹿児島の佃煮』シリーズでは、枕崎産かつおを使用した「かつお角煮」、「かつおでんぶ」、「かつおひじき」、鹿児島産カンパチを使った「カンパチ生姜煮」がある。一番人気の「かつお角煮」は自社でかつおをさばいた後、燻製小屋で地元の堅木を使ってみずから燻製し、佃煮へと仕上げたこだわりの逸品だ。
キャップ付きスパウト袋入りの「薩摩おかわりの素」シリーズは、鹿児島県産黒豚を用いて甘辛く仕上げた「黒豚みそ」、鹿児島県産かつおの削り節と紀州産南高梅を組み合わせた「梅かつお」、鹿児島県産鶏肉と九州産ごぼうの「鶏ごぼう」の3種類。このように、鹿児島ならではの素材と独自の食文化を活かした商品作りが、他社にはない味を生み出している。
【2025(令和7)年2月11日第5186号7面】
今回SMTSで「ほぐし鯖こんぶ」を初披露する。鹿児島の郷土料理であり、同社のギフト商材としても人気を誇る「鯖の昆布巻き」を、より手軽に親しんでもらおうと開発した。
原材料は九州産の鯖、北海道産昆布、醤油、水飴、砂糖、みりんだけ。家庭で作られてきたのと同じシンプルな素材であるだけに、炊き具合や味の調合には繊細な技術が求められる。
鯖の力強い旨みを、甘みを利かせたタレが包みこむ。鯖はごろごろと粗めにほぐしているため、ご飯に乗せて丼物のように食べるのがオススメだ。
岩重社長は「鯖の昆布巻は味で好評を頂いているが、巻く手間があるため高価格になる。もっと日常的に楽しんでもらおうとほぐし身にした。鹿児島で愛されてきた味を感じてもらえれば」と話す。
この他にも、鹿児島らしさを追求した商品が揃う。『鹿児島の佃煮』シリーズでは、枕崎産かつおを使用した「かつお角煮」、「かつおでんぶ」、「かつおひじき」、鹿児島産カンパチを使った「カンパチ生姜煮」がある。一番人気の「かつお角煮」は自社でかつおをさばいた後、燻製小屋で地元の堅木を使ってみずから燻製し、佃煮へと仕上げたこだわりの逸品だ。
キャップ付きスパウト袋入りの「薩摩おかわりの素」シリーズは、鹿児島県産黒豚を用いて甘辛く仕上げた「黒豚みそ」、鹿児島県産かつおの削り節と紀州産南高梅を組み合わせた「梅かつお」、鹿児島県産鶏肉と九州産ごぼうの「鶏ごぼう」の3種類。このように、鹿児島ならではの素材と独自の食文化を活かした商品作りが、他社にはない味を生み出している。
【2025(令和7)年2月11日第5186号7面】
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かねだい食品株式会社
協和商事(兵庫県)
生しらすのくぎ煮
樽五が屋号の協和商事株式会社(高田誠司社長、兵庫県神戸市)では昨年6月、「生しらすのくぎ煮」を新発売し、不漁が続くいかなごに代わる新素材として注目を集めている。10月には、兵庫県が実施する品評会「五つ星ひょうご」に選定された。
神戸市垂水漁港水揚げの「生しらす」を水揚げ後、漁港隣接の工場にて鮮度そのままで「生炊き」しており、丸大豆醤油や高知産生姜、同社秘伝のくぎ煮タレなどで、甘辛く炊き上げているのがこだわり。甘辛味、しっとり食感がクセになり、おにぎりの具としても最適な佃煮だ。
高田社長と製造現場の責任者である高田誠之介常務取締役は「近年、いかなごの不漁が続き、昨年のいかなご漁は兵庫エリアでわずか1日、大阪エリアにおいては禁漁となった。それでもなんとかくぎ煮文化を継承したいという想いで“生しらすのくぎ煮”を開発した。いかなごは今春も同程度の不漁予定だ。いかなごは春の名物、生しらすは夏の名物と本来、旬は異なるものの、“生しらすのくぎ煮”は新しい夏の風物詩としたい」と語る。
高田常務は「ネーミングとパッケージデザインに最後まで悩んだ。新鮮さ、爽やかさを感じてもらいたく、“生”の文字を入れ、青字にした」と工夫を明かした。
神戸地域では“いかなごのくぎ煮”がソウルフードであり、“生しらすくぎ煮”のファンが早くも生まれつつあるという。
神戸市垂水漁港水揚げの「生しらす」を水揚げ後、漁港隣接の工場にて鮮度そのままで「生炊き」しており、丸大豆醤油や高知産生姜、同社秘伝のくぎ煮タレなどで、甘辛く炊き上げているのがこだわり。甘辛味、しっとり食感がクセになり、おにぎりの具としても最適な佃煮だ。
高田社長と製造現場の責任者である高田誠之介常務取締役は「近年、いかなごの不漁が続き、昨年のいかなご漁は兵庫エリアでわずか1日、大阪エリアにおいては禁漁となった。それでもなんとかくぎ煮文化を継承したいという想いで“生しらすのくぎ煮”を開発した。いかなごは今春も同程度の不漁予定だ。いかなごは春の名物、生しらすは夏の名物と本来、旬は異なるものの、“生しらすのくぎ煮”は新しい夏の風物詩としたい」と語る。
高田常務は「ネーミングとパッケージデザインに最後まで悩んだ。新鮮さ、爽やかさを感じてもらいたく、“生”の文字を入れ、青字にした」と工夫を明かした。
神戸地域では“いかなごのくぎ煮”がソウルフードであり、“生しらすくぎ煮”のファンが早くも生まれつつあるという。
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協和商事株式会社
コモリ食品(茨城県)
鯉製品初の農林水産大臣賞
コモリ食品(小森喜幸代表、茨城県鉾田市)は、鯉の養殖から加工販売まで一貫して手掛ける鯉専門メーカー。同社では令和6年度茨城県水産製品品評会において「霞ヶ浦産『超特大』鯉のうま煮」が最高の栄誉となる農林水産大臣賞を受賞した。
昭和38年から続く伝統ある同品評会において、鯉を使用した製品の農林水産大臣賞受賞は初めてで、歴史に残る快挙となった。
「霞ヶ浦産『超特大』鯉のうま煮」は、その名の通り、霞ヶ浦で養殖された超特大サイズの鯉を使用したうま煮。新鮮な鯉を同社の職人が包丁で一尾一尾丁寧にさばき、専用の鉄鍋の中に鯉の切り身を並べ煮込んでいく。この際、創業以来30年以上にわたり使用し続けてきた、鯉の旨味がたっぷりと染み込んだ門外不出の「もとダレ(煮汁)」を醤油や砂糖などの調味料と共に使用する。それにより、鯉の身とタレが一体となったまろやかな味わいのうま煮に仕上がる。
また鯉の下処理にもこだわっている。水道のホースを鯉の口内に入れ、体内を流水で丁寧に洗い流す。この工程を経ることにより、鯉の臭みが取り除かれる。
「鯉のうま煮」は、上品な身、歯ごたえのある皮、弾力のある卵などそれぞれの部位に独特のうまみを持っているのが特徴。肉厚な鯉の身やプチプチとした魚卵が甘辛いタレと絡み、至福の美味しさを生み出している。
同社では現在、地元スーパーを中心に、「鯉のうま煮」を販売している。出荷を始めた20年前と比べ、現在の販売量は3倍以上に拡大しており、同社の「鯉のうま煮」ファンは年々増加している。
同社は昭和42年に先代の小森喜一氏が、農家兼業で養殖業をスタート、昭和56年に喜幸氏が代表となり、本格的な養殖業の展開を始めた。平成元年に「コモリ食品」を設立し活魚販売に加え食品加工を開始。その後、コイヘルペスや東日本大震災、コロナ禍など様々な困難を乗り越えて、今回の農林水産大臣賞受賞となった。
小森代表は「養殖から製品加工まで鯉一筋で長年やってきたが、これまで大臣賞には縁がなく、悔しい思いをしてきた。茨城が日本一の養殖量を誇る鯉の製品で、今回大臣賞を受賞できたことを心から嬉しく思っている。今回の受賞により鯉の食文化に光が当たることを期待したい」と喜びを語っている。
【2025(令和7)年1月11日第5184号15面】
昭和38年から続く伝統ある同品評会において、鯉を使用した製品の農林水産大臣賞受賞は初めてで、歴史に残る快挙となった。
「霞ヶ浦産『超特大』鯉のうま煮」は、その名の通り、霞ヶ浦で養殖された超特大サイズの鯉を使用したうま煮。新鮮な鯉を同社の職人が包丁で一尾一尾丁寧にさばき、専用の鉄鍋の中に鯉の切り身を並べ煮込んでいく。この際、創業以来30年以上にわたり使用し続けてきた、鯉の旨味がたっぷりと染み込んだ門外不出の「もとダレ(煮汁)」を醤油や砂糖などの調味料と共に使用する。それにより、鯉の身とタレが一体となったまろやかな味わいのうま煮に仕上がる。
また鯉の下処理にもこだわっている。水道のホースを鯉の口内に入れ、体内を流水で丁寧に洗い流す。この工程を経ることにより、鯉の臭みが取り除かれる。
「鯉のうま煮」は、上品な身、歯ごたえのある皮、弾力のある卵などそれぞれの部位に独特のうまみを持っているのが特徴。肉厚な鯉の身やプチプチとした魚卵が甘辛いタレと絡み、至福の美味しさを生み出している。
同社では現在、地元スーパーを中心に、「鯉のうま煮」を販売している。出荷を始めた20年前と比べ、現在の販売量は3倍以上に拡大しており、同社の「鯉のうま煮」ファンは年々増加している。
同社は昭和42年に先代の小森喜一氏が、農家兼業で養殖業をスタート、昭和56年に喜幸氏が代表となり、本格的な養殖業の展開を始めた。平成元年に「コモリ食品」を設立し活魚販売に加え食品加工を開始。その後、コイヘルペスや東日本大震災、コロナ禍など様々な困難を乗り越えて、今回の農林水産大臣賞受賞となった。
小森代表は「養殖から製品加工まで鯉一筋で長年やってきたが、これまで大臣賞には縁がなく、悔しい思いをしてきた。茨城が日本一の養殖量を誇る鯉の製品で、今回大臣賞を受賞できたことを心から嬉しく思っている。今回の受賞により鯉の食文化に光が当たることを期待したい」と喜びを語っている。
【2025(令和7)年1月11日第5184号15面】
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コモリ食品
2025年1月1日号・第5183号
オニマル(福岡県)
少量から楽しめる「おかか高菜」
株式会社オニマル(荒巻哲也社長、福岡県みやま市瀬高町)は、明治37年創業の伝統技法を受け継ぎ、高菜漬や、割干大根漬の「博多ごぶごぶ」、粕漬などの漬物・惣菜を製造している。
量販店向けに注力しているのが少量パックの製品。
「からし高菜」「高菜炒め」「めんたい高菜」「おかか高菜」「激辛高菜」は70g。「ごま高菜」「しそ高菜」「かつおたくあん」「千切りたくあん」は100g。「博多ごぶごぶ」は110gで展開している。
中でも高菜漬は、同社が位置する福岡県みやま市瀬高町が古くから高菜の一大産地であったことから、主力製品となっている。同社の高菜漬へのこだわりは、厳選した九州産高菜原料を使用し、工場に搬入されたものを新鮮なうちに、塩と純100%ウコンで漬込む。 塩漬けされた高菜は、機械と手洗いによる三段階の洗浄を経て、美味しく食べられる塩分濃度の調整を行う。「高菜炒め」などは商品ごとにカットされた高菜を釜で炒めて味付け。炒めた後は急速冷却で旨味をぎゅっと閉じ込めている。
甘口の味付けからピリ辛、激辛まで多彩なラインナップで、ご飯のお供に、ラーメンやチャーハンに合わせて、と用途に応じて選べる。
また「博多ごぶごぶ」とは、カラカラに干し上げた割干し大根をしょうゆ、砂糖、お酢、唐辛子などの調味料と昆布を混ぜ合わせ大根を熟成させている。甘めの味付けとカリッとした歯ごたえある食感でご飯との相性は抜群だ。
なお同社は2020年より、運送業の株式会社柳川合同(荒巻哲也社長、福岡県柳川市)グループに入り、生産効率の大幅改善に成功した。荒巻社長は「自社農場を確保し高菜や大根の自給率3~4割を目指したい。原料さえあれば、漬物にはチャンスがあると見ている」と意欲を示している。
【2025(令和7)年1月1日第5183号12面】