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塩 業界活動2024

<くらしお>第19回立川子育て教育フェアに出展 塩タブレットや冊子を配布

好評だった輪投げ
塩タブレットや冊子を配布
 塩業界(塩の製造、輸入、流通に携わる業界)及び塩のユーザー等の関係業界(食品製造業や小売店の業界など)で構成する塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会は7日、東京都立川市の立川駅北口サンサンロードで開催された「第19回立川子育て教育フェア」(主催‥立川市私立幼稚園協会)にブースを出展。「塩と暮らしを結ぶ運動(略称‥くらしお)」の取組として、塩タブレット、うちわ、冊子(塩と暮らしのあれこれBOOK)のセットを約1600名に配付した。
 ブースでは、協議会事務局(公益財団法人塩事業センター)の他、運動正会員の日本特殊製法塩協会(又吉元榮会長)も協力して運営にあたり、くらしおオリジナルグッズ(Tシャツ、エコバッグ、てぬぐい)がもらえる輪投げ(小学生以下の子供限定)も実施。約210名の子供が笑顔を浮かべながら参加した。
 塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会事務局の菊池氏は、「本日は日本特殊製法塩協会からも応援に来ていただき感謝している。くらしおの名称や活動はまだまだ知られていないので、このようなイベントを通して少しでも多くの方に知っていただきたい。また、暑い時期は熱中症対策として水分だけではなく、塩分の補給の重要さも伝えていきたい」と語った。
【2024(令和6)年9月11日第5173号2面】 

塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会(くらしお)
 

<日本特殊製法塩協会>「こどもの国」で塩PR 塩飴5000個つかみどり好評

日本特殊製法塩協会ブースで
塩飴のつかみどりが好評だった
 日本特殊製法塩協会(又吉元榮会長)は8月25日、こどもの国(神奈川県横浜市青葉区)で開催のイベント「ミニ夏祭り」に昨年に続きブースを出展、来場者向けに塩飴のつかみどりや会員企業の塩製品配布を実施した。
 昨年、塩飴つかみどりが好評だったことから、今年は昨年の倍となる約5000個の塩飴を用意。当日は夏休み期間中とあって、大勢の家族連れがブースを訪れ、子どもたちが塩飴のつかみどりを楽しんだ。また、会員の塩製品がもらえる輪投げコーナーも人気で、ブース前には行列ができた。 同協会が正会員として加入する「塩と暮らしを結ぶ運動」の塩タブレットとうちわの配布も行われ、熱中症予防対策のポイントなどをPRした。
 当日は、会員企業である株式会社天塩の鈴木恵社長や伯方塩業株式会社の石丸一三社長らも駆けつけ、炎天下の中、塩の魅力をアピール。今年初めて実施された“なつまつりお仕事体験”では、女子小学生もスタッフとして加わり、来場者への対応を行った。
 今年も塩飴つかみどりは好評を博し、予定を一時間繰り上げ午後2時に5000個の塩飴を配布し終了。塩の大切さを多くの来場者へ訴求する貴重な機会となった。
<商品協賛企業・団体>株式会社青い海、株式会社天塩、SKWイーストアジア株式会社、株式会社ジェスク・コーポレーション、伯方塩業株式会社、マルニ株式会社、塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会※順不同
【2024(令和6)年9月11日第5173号2面】

日本特殊製法塩協会

日本特殊製法塩協会 新会長に又吉元榮氏

又吉新会長
脇田会長
塩業界団体との連携強化
 日本特殊製法塩協会(脇田慎一会長)は5月28日、東京都港区の塩業ビル9階会議室にて第9回通常総会を開催した。総会後に開催された理事会において、新役員体制が決定。脇田慎一氏(マルニ)に代わり、又吉元榮氏(青い海)が新会長に就任した。
 開会挨拶で、脇田会長は「この一年を振り返ると、昨年5月のコロナ5類移行に伴い、ようやく普通の生活が戻ってきたが、ウクライナやガザ地区での戦争が続き、原油価格や原材料の高騰は留まる気配がない。塩業界も価格改定やインボイス制度への対応など大変厳しい一年であったと思う。一方で業界は、日本塩協会の設立や我々特塩協の全国塩業政治連盟への加盟など、今後も予想される難局に業界一丸となって取り組んでいこうという体制が強化された。今年も物流2024問題対応など厳しい状況はまだまだ続くと思うが、全国塩業懇話会を通して、他の業界団体との連携を強化して会員皆様の要望や意見を業界全体に反映すべき活動を継続していく。今年度もご協力をお願いしたい」と話した。 
 脇田会長が議長に就き執り行われた議事では、①2023年度事業報告、②2023年度決算報告及び監査報告、③2024年度日本特製法塩協会役員、④2024年度事業計画、⑤2024年度予算といった各議案について審議が行われ、全て滞りなく承認された。会員数は32社になった(2024年3月31日現在)。
 今期事業としては、こどもの国でのイベント開催、食品関連の展示会への出展などを検討する。協会として認知度向上、適塩活動の推進などに力を入れ、塩と暮らしを結ぶ運動への協力の他、国内塩産業における課題に対し、塩業他団体との議論を継続していく。
 新役員は次の通り(敬称略)。
 会長:又吉元榮(青い海代表取締役社長)、副会長:石丸一三(伯方塩業代表取締役社長)、脇田慎一(マルニ代表取締役社長)、理事:貞永憲作(日本精塩代表取締役会長)、鈴木恵(天塩代表取締役社長)、監事:山本博(ソルト関西代表取締役社長)、多田佳嗣(多田フィロソフィ代表取締役社長)、事務局長:西川直樹(マルニ営業部主任)、会計:保田弘人(日本精塩営業部)
【2024(令和6)年6月1日第5164号6面】

日本特殊製法塩協会

(一社)日本塩協会を設立 イオン交換膜製塩4社が連携

(前列左から)西田副会長、野田会長、野﨑理事(後列左から)寺下専務理事、熊野理事、安藝理事、石井監事
 イオン交換膜製塩4社(ダイヤソルト、ナイカイ塩業、鳴門塩業、日本海水)は4月1日、一般社団法人日本塩工業会を発展させる形として、新たに一般社団法人日本塩協会を設立する。
 代表理事会長には野田毅氏(前衆議院議員)、代表理事副会長には西田直裕氏(日本海水代表取締役社長)が就任する。
 前身となる一般社団法人日本塩工業会は日本の塩産業の健全な発展に寄与することを目的として1972年に設立。今年3月時点では、ダイヤソルト、ナイカイ塩業、鳴門塩業の会員3社体制で活動を行っていた。
 日本塩協会は、従来の会員3社と国内塩シェア4割を超える最大手の日本海水が共に設立、イオン交換膜製塩4社が連携することで、これまでの取組をさらに加速させる。
 主な活動内容は、①カーボンニュートラルを始めとする塩業界に係る諸課題への対応、②国産塩の安全性・優位性・必要性についての広報活動の2点。政府が進めるカーボンニュートラル2050年達成に向け、燃料転換をはじめとする各種活動に積極的に取り組む。
 また地政学リスクが高まる中、一般消費者に対し、世界最高品質の国産塩の安定供給の重要性の理解を求めると共に、塩の正しい知識の普及に努める。
 3月26日に東京都港区の日本塩工業会会議室にて開催された記者発表会には役員7名が出席。西田代表理事副会長は、「世界情勢が混沌としている中、塩を取り巻く事業環境も厳しさを増し、多くの課題を抱えている。特に最近はSDGs、サプライチェーンを含めた働き方改革、地政学的リスクといった課題があり、これらの課題を克服して業界を発展させていくためには、国内塩メーカーが心を一つにして取り組んでいく必要があると考えた」と協会設立に至った経緯を明かした。
 日本塩協会の活動については、「製塩に関する必要な情報の収集、共有、分析の他、関係省庁に対して助成金の延長や陳情要請もしていきたい。また〝世界一安全安心な国産塩〟ということが、うまく伝わっていない面もあるので、国産塩の重要性を国民の皆様へ改めてご理解頂くことが大切な使命と考えている」と話した。
 また、寺下聡専務理事は、「カーボンニュートラル達成に向けた燃料転換は、多額の投資となり、方向性を誤ると安定供給に支障をきたす恐れもあり、間違いの無い経営判断をしなければならない。しっかりと情報交換を行い、関係省庁との連携、お客様の理解も頂きながら、4社連携して活動していく。また、地政学リスクが高まる中、もし塩が輸入できなくなった場合にどうするか。そうしたリスクに備え、国産塩の安定供給の重要性を訴えていきたい」と日本塩協会の活動内容を説明した。
 今後の具体的な取組に関しては、5月開催の総会までに、協会の企画委員会で協議した上で決定する予定となっている。
 【会員(五十音順】ダイヤソルト(福岡県博多市)、ナイカイ塩業(岡山県玉野市)、鳴門塩業(徳島県鳴門市)、日本海水(東京都千代田区)
 【日本塩協会役員】代表理事会長:野田毅氏(前衆議院議員)、代表理事副会長:西田直裕氏(日本海水代表取締役社長)、専務理事:寺下聡(日本塩工業会顧問)、理事:熊野直敏(ダイヤソルト代表取締役社長)、野﨑泰彦(ナイカイ塩業代表取締役社長)、安藝順(鳴門塩業代表取締役社長)、監事:石井英年(鳴門塩業専務取締役)※敬称略

日本塩協会HP
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