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食料新聞デジタル2022年4月30日号

INDEX

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【INDEX】(26項目)
1.国分グループ「2022年方針説明会」 共創圏パートナーとの価値創造活動を加速
 〔banner ad 国城産業、ブンセン、雄勝野きむらや、カネツジ〕
2.日本アクセス「日経POSセレクション2021」 売上№1ロングセラーに
 〔banner ad 熊川食料工業、水溜食品、チヨダ、落合一郎商店〕
3.サミット 東京都教育委員会から表彰 ワクチン日本委員会へ寄付も
 〔banner ad 新進、長島漬物食品、五味商店、かねぶん梅屋〕
4.焼肉の和民 史上最大の値下げ 全商品390円以下で提供
 〔banner ad 関東農産、九州農産、伊那食品、松下食品〕
5.リンガーハット 2022年2月期決算 売上高は前期比0・4%減
 〔banner ad 山重、信濃食品、キョウショク、マルハチ〕
6.銀のさら 寿司桶のプラスチック削減に取り組む
 〔banner ad 堺共同漬物、やまう、霧島農産、平松食品〕
7.久世福商店 ご飯のお供「土佐の赤かつお」シリーズ3種類を新発売
 〔banner ad タカハシ、機設、クレオ、SONO〕
8.サンクゼール メッセージカード同梱サービスを新たに開始
 〔banner ad 寿食品、小沼水産、ファルベン、サラヤ〕
9.味の素グループ 人事異動
10.全国道の駅連絡会 公式オリジナル商品の提供を開始 第一弾「道の塩」発売
 〔banner ad 前田食品工業、春月、山田酒造食品、塩野正市食品〕
11.林原 国連WFP支援 コーポレートプログラムパートナーに
 〔banner ad 有坂食品、厚生産業、小林つくだ煮、川津食品〕
12.保土谷化学工業 5月6日より本社を移転
 〔banner ad 上沖産業、大薗漬物店、セキヤ食品工業〕
13.春の叙勲・褒章 近清剛氏が旭日小綬章を受章(株式会社三奥屋社長、山形県)
 〔banner ad 野崎漬物、秋本食品、菅野漬物食品、遠藤食品〕
14.丸昌稲垣 直営店「稲垣来三郎匠」で春の味噌蔵開き祭を開催
 〔banner ad ミノカン、伊勢惣、谷口醸造、鳩屋〕
15.中野BC よい仕事おこしフェアに梅果汁提供 カステラ✕紀州うめ
 〔banner ad 東乃匠、濱金商店 、大平食品、長山フーズファクトリー〕
16.日本園芸農業協同組合連合会 令和4年産 うめ作柄調査
 〔banner ad 中田食品、長谷川醸造、勝僖梅、福梅〕
17.漬物グランプリ2022 若菜(愛知県)「真鯛のミルフィーユ」がグランプリ受賞
 〔banner ad 若菜、中園久太郎商店〕
18.食料新聞調査 「値上げ動向」アンケート 約9割に値上げの意向
 〔banner ad 保土谷化学工業、マルワ、カネジュウ食品〕
 〔banner ad 十二堂えとや、道本食品、貝新物産、つけもと〕
20.流通3団体 3月度実績 巣ごもり需要は堅調 デリシアの萩原社長がゲストスピーカー
 〔banner ad 東海漬物、神尾食品工業、サナス、タムラ食品〕
21.日本チェーンストア協会 令和4年3月度販売統計 食品は前年比101.9% 内食化傾向続く
 〔banner ad オギハラ食品、田丸屋本店、上園食品、カカシ食研〕
22.日本百貨店協会 月次報告3月 国内市場は2019年比3.5%%減と回復傾向に
 〔banner ad すが野、河野食品、中村産業、カメヤ食品〕
23.日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査3月 全店売上は4ヶ月連続プラス 客単価は10ヶ月連続プラス
 〔banner ad 東京にいたか屋、天塩、日本海水〕
24.日本ショッピングセンター協会 販売統計調査3月度 前年同月比+2.3% 制限緩まり食料品はマイナス
 〔banner ad 三井食品工業、やまじょう、エムアンドアール、労働調査会〕
25.日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査3月 規制解除で客足やや戻る コロナ以前の水準は遠い
 〔banner ad 丸越、日本東泉、しんざき、宝化成〕
26.食品需給研究センター 食品需給レポート2022年2月 漬物生産量2・8%増
 〔banner ad 白雪食品、伊藤食品、やまへい、後藤漬物〕

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国分グループ 「2022年方針説明会」を開催

國分会長
國分社長
2022年方針説明会
共創圏パートナーとの価値創造活動を加速
 国分グループ本社株式会社(國分勘兵衛会長兼CEO、東京都中央区)は5日、「2022年方針説明会」を開催。國分晃代表取締役社長執行役員兼COOが、昨年度の経営結果や、今期のビジョンなどについて説明を行った。
 同社の2021年度連結売上高は1兆8814億円(対前期比1・8%増)、連結経常利益は139億円(同36・1%増)となり、経常利益ベースでは2009年以来、12年ぶりに過去最高益を達成した。
 2020年度に続き、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、酒類・外食関連は継続して苦戦した一方で、家庭用は引き続き堅調に推移。特に低温部門での取引拡大が功を奏し増収を確保した。家庭用を中心としたSM・生協・宅配・EC系の売上増と共に利益確保が出来たことが増益の要因となった。20年コロナ禍初年度に大きく落ち込んだ事業における売上の確保、コストダウン、損益分岐点の引き下げによる収益確保が進み、第10次長計において進めてきた新規事業取組、効率化策など各種施策も効果が表れた。
 昨年の投資活動においては主に物流投資、ソフトウエア関連、投資有価証券など、約76億円を計上した。 2022年度の経営方針としては、①共創圏パートナーとの価値創造活動の加速、②顧客満足度調査CSアンケート、③新シンプル業務KPIを基準としたバランスの取れた経営改善、④withコロナの働き方の確立、⑤地域ビジネスモデルの確立の5点が挙げられた。
 ①では、11次長計で掲げた価値創造目標の共創圏の構築・拡大において、共創圏パートナーとの価値創造活動を加速し、コト売りによる役務収益の増額を目指す。昨年は、共創圏パートナーとして、資本・業務提携を行った企業の売上高は、合計約2200億円となり、新たに73件の取り組みを開始。共創圏パートナーと価値創造活動やイノベーションの更なる推進をすすめる。
 ②では、得意先およびメーカー2000社以上にCSアンケートを実施。お客様のニーズを振り返り、「顧客満足度1位」にむけた活動が、新たなイノベーションへのブレークスルーにつながると確信し、引き続き営業活動を行っていく。
 ③では、新たに設定した新シンプル業務KPIを基準に各カンパニーの人的リソース配分を機動的に実行していく。④では、「withコロナの働き方の確立」や「仕事における幸福度向上」の方針を踏まえ、フレックスタイム制度の導入など、「グループ人事制度」をさらに進化させていく。
 ⑤では、社内外の成功事例を共有し、積極的に地域経済の活性化と地域が抱える課題解決につながる取り組みを推進していく。
 また、その他方針に関する重要課題として、適正価格実現にむけた売価の引き上げ、業務用食品部業務用食品課の新設の2点が挙げられた。
 国際情勢不安や原材料不足、物流コストの上昇、円安といった価格引き上げの動きが当面続く中、生活者は極力安いものを求める流れが根強くあり、適正価格の実現に向けた売価の引き上げは、食品業界として重要なテーマになっている。今年は5年に一度の「酒類の公正な取引に関する基準」改定の年でもあり、これらの情勢や法改正を踏まえ、各メーカーと十分に連携を図り、価格改定や酒類の公正な取引基準改定に適切に対処していく。
 またマーケティング・商品統括部傘下に「業務用食品部業務用食品課」を新設。業務用についてはフードサービス統括部がグループ全体の窓口となった。更なるフルカテゴリーと全業態の融合により進化を図る。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】

国分グループ本社 HP

日本アクセス 「日経POSセレクション2021」 売上No.1ロングセラーに

 株式会社日本アクセス(佐々木淳一社長、東京都品川区)が発売するDelcy「九州産カット済みほうれん草200g」が、日本経済新聞社が発表した「日経POSセレクション2021『ロングセラー』」において、冷凍ほうれん草カテゴリーで売上No.1として選出された。
 同商品は冷凍した九州産ほうれん草を使いやすい大きさにカット。おひたし、味噌汁、炒め物など幅広く利用できる。保存に便利なチャック付きで、内容量は200g、賞味期限は18カ月。
 日経POS情報とは、日本経済新聞社が独自に収集している全国のスーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストア約1500店舗の販売実績データ。
 日経POSセレクションとは、日経POS情報を使用して、コーヒー飲料やソーセージなど日経が作成する約2000の商品分類(カテゴリー)内で分類売上1位の商品や、売上伸び率が高い商品を取り上げている。今回の「ロングセラー」では、10年間売上のある商品で、2011年~2020年の10年間の千人当たり金額で分類内1位を選ぶ部門。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】

サミット 東京都教育委員会から表彰 ワクチン日本委員会へ寄付も

 サミット株式会社(服部哲也社長、東京都杉並区)は、東京都教育委員会より「令和3年度東京都教育委員会事業貢献企業」として表彰された。
 同表彰は、東京都教育委員会の事業等に貢献した企業、個人およびその他団体を同委員会が毎年表彰するもので、同社は「都立特別支援学校の就労促進への貢献」が認められた。
 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から表彰式が中止となったため、3月28日、同社本部にて、東京都教育委員会からの感謝状を受け取った。
◆障がい者雇用の取組み
 サミットは障がいを持つ学生の採用を円滑に進めるため、45校の特別支援学校と協力関係を築き、進路指導の先生や生徒の保護者の方々ともコミュニケーションを図りながら採用を進めている。在学中の店舗実習では、2~6週間をかけて希望に応じた仕事を体験してもらう。更に入社後も、同じ店舗で継続して働けるように配慮し、人事部の障がい者雇用担当者が店舗を巡回して面談するなどサポートしている。同社では今後も、誰もが安心して働き続けられる環境を整え、特別な支援が必要な学生の就労促進に努めていく。
 また同社では、2010年よりサミットストア店頭にてペットボトルキャップを回収し、資源として売却した代金を全額、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)に、毎年寄付している。この度3月31日に、2021年3月から2022年2月の1年間に回収したキャップの売却代金78万3380円を寄付し、これまでの寄付金額累計は537万1407円になった。
◆寄付内容
・寄付日:2022年3月31日
・寄付先:認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」https://www.jcv-jp.org
・金額:78万3380円(ポリオワクチン1人分20円換算で、約3万9000人分)
◆ワクチン寄付の流れ
 JCVはUNICEFと連携してワクチンを発注し、ミャンマーやラオスなどの支援国に送る。寄付金は、ワクチンや、ワクチンを冷蔵・冷凍状態で保管・輸送するための機材等を購入するために使われる。
 サミットは、2021年7月に、SDGsを踏まえて、サミットとして取り組むべき社会課題の重点テーマをまとめた「GO GREEN」チャレンジ宣言(※)を制定。事業ビジョン「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」の実現に向けて、社員一人ひとりがこれらの課題に向き合い、お客様、地域・社会、お取 引先様と連携して取り組んでいる。
(※)「GO GREEN」チャレンジ宣言 https://www.summitstore.co.jp/csr/
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】

サミット HP

林原 国連WFP支援 コーポレートプログラムパートナーに

本取組で貢献するSDGs目標
 NAGASEグループの株式会社林原(安場直樹社長、岡山市北区)は、国連の食料支援機関である国連WFPの取り組み趣旨に賛同し、その活動を支援するため、国連WFPコーポレートプログラムに「パートナー」として参加する。
 WFP国連世界食糧計画を支援する公式支援窓口であるNPO法人国連WFP協会と覚書を締結し、2022年から2024年の3年間、支援活動を実施する。
 国連WFPは、紛争で家を失った人びとや災害で困窮している人びとに命を救う食料を提供している。また、女性と子どもの栄養強化、小規模農家の生産性向上と損失削減、国やコミュニティによる気候に関する災害への備えと対応支援、学校給食支援による人的資本の強化に取り組んでいる。
 同社は、「安定的な食料確保」をマテリアリティに掲げ、持続可能な食料システムの構築を目指したさまざまな取り組みを行ってきた。しかしながら、自社だけではこの大きな課題の解決は難しく、国連WFPの活動支援を通じて、より多面的な貢献を行いたい考えから、今回の取組に至った。
 国連WFPの「飢餓と貧困を撲滅する」という使命に賛同し、「安定的な食料確保」の課題地域である途上国に対して、国連WFPの人道的支援活動を通じて社会貢献に寄与していく。
【NPO法人国連WFP協会】
正式名称:特定非営利活動法人 国際連合世界食糧計画WFP協会
英文名称:Japan Association for the World Food Programme
代表者:会長 安藤宏基
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1 パシフィコ横浜6F
ホームページ:https://ja.wfp.org/
国連WFP協会は、飢餓と貧困の撲滅を使命とするWFP国連世界食糧計画を支援する認定NPO法人で、日本におけるWFP国連世界食糧計画の公式支援窓口。
日本国内において世界の飢餓問題やWFP国連世界食糧計画の食料支援活動に関する情報発信を行い、多くの人々が容易に参加できる支援の方法と機会を広く提供し、日本社会からの物心両面の貢献が格段に高まることを団体の目的としている。
国連WFP協会は、募金活動や企業・団体との連携を進め、支援の輪を広げている。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】
 

銀のさら 寿司桶のプラスチック削減に取り組む

宅配寿司「銀のさら」注文時の桶容器の利用割合比較
年間約28tのCO2排出量削減
株式会社ライドオンエクスプレスホールディングス(江見朗社長、東京都港区)は3月25日、グループ企業の展開する宅配寿司「銀のさら」が、環境負荷を軽減し地球環境保全に貢献するため、新たな使い捨て桶容器を開発したことを発表した。
 既存桶容器の強度はそのまま、プラスチックの厚さを0・05mm減らすことで、全体平均値で約7・5%の減量、年間で約28tのCO2排出量削減に成功した。
 コロナ以前は、宅配寿司の容器割合が、返却用桶8割で使い捨て容器が2割だったのに対し、コロナ以降は衛生意識の高まりから使い捨て容器が8割、返却用桶2割と逆転した。同取組は、2022年4月から施行開始したプラスチックの資源循環を目的とする「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(以下、プラスチック資源循環促進法)」を踏まえたものである。
【食料新聞デジタル2022(令和4)年4月30日号】

焼肉の和民 史上最大の値下げ 全商品390円以下で提供

ワタミカルビと角切りハラミ
配膳ロボットなど活用で生産性高める
 ワタミ株式会社(渡邉美樹社長、東京都大田区)が運営する「焼肉の和民」は、年間で最も来客数が増加するゴールデンウイークを前に、3月末よりワタミ史上最大の値下げを行い、「全商品390円(税抜)以下」で全店展開している。
 低価格の理由は、特急レーンや配膳ロボットを導入した「生産性」向上と、牛肉を鹿児島の大手和牛生産会社「カミチクグループ」から仕入れているため。生産性を高めることで、他店に比べ原価にお金を掛けることができ価格競争力を生みだす。仕入れ先の「カミチクグループ」は、子牛づくりから飼育・加工・販売まで自社で手掛ける6次化牧場のため、仕入れ価格を抑え、低価格で提供することが可能だ。
 「焼肉の和民」は、新価格に踏み切った3月29日以降、売上が150%と伸長した。商品は「ワタミカルビ」「角切りハラミ」「和牛カルビ」の順に人気で、ワタミカルビはあばら骨の間にある希少部位プレートフィンガー(中落ちカルビ)を独自のタレで味付けした看板メニューである。
【食料新聞デジタル2022(令和4)年4月30日号】

リンガーハット 2022年2月期決算 売上高は前期比0・4%減

月例会の様子
経費の削減と生産性の向上
 7月22日に創業60周年を迎える株式会社リンガーハット(佐々野諸延社長、東京都品川区)は21日、2022年2月期の決算説明会を開催した。
 売上高は339億2000万円で前期比0・4%減、経常利益は19億6600万円、当期純利益は9億4300万円となった。なお、営業時間短縮要請に係る時短協力金等を営業外収益に37億1500万円を計上した。昨年は、経費の削減と生産性の向上を図り、小麦や油の原料価格が高騰したものの、固定費の削減に取り組んだ結果、トータルでは調整することができた。生産性については、店舗の売上に応じてパート社員の配置転換を行い対応した。
 今期2023年2月期(59期)の戦略としては、「全員参加で、永続する企業体質をつくろう」をスローガンとし、パートも参加する月例会を徹底すること、「現地・現物・現実で、改善のスピードを上げる」こと、「自ら考え、新たなチャンスに向けて行動する」ことなどを実践する。SDGsの取組では、ダイバーシティ推進として、シニアや外国人の採用を強化していく。
 価格改定については、原材料費や物流費の更なる上昇リスクに対応するため、グループ内のリンガーハットではサブ食品は据え置くものの、4月26日より「長崎ちゃんぽん」を30円、「長崎皿うどん」を40円値上げする。濵かつでは28日より平均約3%の値上げを実施する。
 同社関連会社である株式会社ミヤタの漬物「ぶらぶら漬」の生産量の8割は現在「濵かつ」で提供されており、一方ECサイトではギフト詰め合わせの一品にも選ばれ、一般消費者からの需要増を期待している。
【食料新聞デジタル2022(令和4)年4月30日号】

久世福商店 ご飯のお供「土佐の赤かつお」シリーズ3種類を新発売

土佐の赤かつおシリーズ
高知の池澤本店が監修
「久世福商店」「St.Cousair(サンクゼール)」などの専門店を全国に約150店舗展開している株式会社サンクゼール(久世良太社長、長野県飯綱町)は、2022年3月25日(金)に高知の老舗鮮魚店が監修したご飯のおとも「土佐の赤かつお あおさのり」、「土佐の赤かつお にんにく」、「土佐の赤かつお 柚子」を発売した。
 高知では知らない人はいないというほど人気のご飯のおとも「土佐の赤かつお」。かつおを甘辛な秘伝のたれで炊き上げオイルで仕上げた、ご飯にのせるだけで食欲をそそる逸品。高知の老舗鮮魚店の池澤本店が監修した。池澤本店は今から150年前、多くの商人や職人が軒を連ねた高知城の城下町に店を構え、それ以降魚屋として地元の人の台所を支え続けてきた。   
 当時多く存在した商店が少しずつ減り片手で数えるほどになった今も、魚屋としての誇りを持って顧客と向き合っている。そんな池澤本店の想いに共感し、高知の名物かつおを使った、久世福商店オリジナルの土佐の赤かつおが完成した。
 【土佐の赤かつおの概要】▼発売日:3月25日(金)▼価格:各734円▼内容量:各120g▼販売場所:全国の久世福商店(一部店舗を除く)、久世福商店・サンクゼール公式オンラインショップ
【食料新聞デジタル2022(令和4)年4月30日号】

サンクゼール メッセージカード同梱サービス

メッセージカード
要望に応え自社DXで開発
 「久世福商店」、「St.Cousair(サンクゼール)」などの専門店を全国に約150店舗展開する、食品製造小売企業の株式会社サンクゼール(久世良太社長、長野県飯綱町)は、4月11日より、久世福商店・サンクゼール公式オンラインショップにて、ギフト商品に無料のメッセージカードを同梱して贈ることができる新サービスを正式に開始した。
 公式オンラインショップで注文されたギフト商品に、メッセージカードを同梱して届ける。オリジナルで作成したカードデザインは50種類以上。さらに10種類以上の定型文(フリーテキストを含む)を組み合わせて、御礼、お祝い、内祝い、誕生日から香典返しまで、用途に合わせたメッセージカードを作ることができる。
 多様な要望に応えられるよう、多様な選択肢を設けたことが特徴。本サービスは対象のギフトを購入した場合に無料で利用でき、商品や届け先ごとに内容を選ぶことができる。
 サンクゼールにはDXを推進する部署があり、社内における原料の仕入れ、商品の製造、倉庫・店舗への入出庫管理、販売情報管理、勤怠管理などのシステムを内製化している。また、昨年4月には同部署が作成したお客様向けアプリをリリース。より便利にお買い物を楽しんでもらえる仕組み作りなど、DXを内製化しているからこそ、要望へスピード感をもって対応することができる。
 その取り組みの中で生まれたのが今回の無料メッセージカード同梱サービス。迷うことなく用途を選択でき、自身の気持ちを自由に表現できるシステムを目指した。サンクゼールは、ギフトナンバーワンブランドを目指し、DXの力で人と人をつなぐことができる社会の姿を見据えている。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】
 

マルエツ(東京都)

南青山七丁目店オープン デジタル化への取組を強化

マルエツ プチ 南青山七丁目店(イメージ画像)
 株式会社マルエツ(古瀬良多社長、東京都豊島区)は4月22日に「マルエツ プチ 南青山七丁目店」(東京都港区)をオープンした。
 同店は、客のニーズやマーケットの環境変化に対応し、デジタル化への取組やリアル店舗の強みを活かした都市型小型店舗。売場面積は261㎡(79坪)、従業員数は18名(8時間換算)、年間売上高目標は4・8億円。東京都で149店舗目、関東全体では304店舗目となる。
 東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線「表参道駅」より南東側約700m(徒歩9分)の場所にある。商圏特性(300m)は、人口5739人、世帯数は3045世帯。
 「鮮度」「商品との出会い」「ストレスゼロ」「繋がり」といった4つの価値を提供するとともに、客に寄り添った接客とニーズに応じた品揃えで地域に愛される店づくりを目指す。
 青果では、旬の野菜や果実、多種多様なトマト、オーガニック野菜を取り揃え。精肉では、同社オリジナルの「優夢牛」「桜もち豚」「みちのく森林鶏」を品揃えする。鮮魚では、惣菜売場でお造りを販売する。
 近隣店舗で製造した「鮮魚鮨」や天ぷら、フライなどの惣菜、窯焼ピッツァを販売。生ネタを使用した「鮮魚鮨」は国産生本まぐろや活〆真鯛など、鮮度・味にこだわった寿司である。
 デジタル化の取組では、客自身が商品登録を行い、レジに並ばず買物ができるスマートフォン決済サービス「Scan&Go」や、フルセルフレジを導入。
 また、「デジタルシェルフ」は、会員が専用サイネージから特別な商品を「Scan&Go」決済で購入できる限定販売。さらにオードブル・寿司・銘柄牛などの取り寄せメニューを専用サイネージからスマートフォンで注文できる予約販売も用意する。

マルエツ金町店 フードドライブ活動開始 地域課題や食品ロス削減に貢献

マルエツオリジナルの食品寄付ボックス
 マルエツは、食に不安を抱く子育て家庭の増加等、地域社会の課題解決や食品ロス削減に貢献する「フードドライブ」活動について、4月15日から新たにマルエツ金町店(東京都葛飾区)で開始した。
 同社は現在、出店する1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の計16店舗で、各地域のフードバンク団体等や客の協力のもと、「フードドライブ」活動を実施している。
 これまでに、客から預かった約1万2000点の食料品を連携するフードバンク団体を通して、支援を求めている子育て家庭や「子ども食堂」をはじめとした子育て支援団体、福祉施設、ひとり親世帯等へ届けている。
 この度、既に3店舗と連携している「NPO法人らいおんはーと」の協力のもと、新たに金町店で同様の取組を開始した。客に「フードドライブ」活動への理解と、より一層の支援を得られるよう、店内に同社オリジナルの食品寄付ボックス(常設用)を設置している。
 これに伴い、同社の「フードドライブ」活動の実施店舗は、東京都6店舗、埼玉県2店舗、千葉県3店舗、神奈川県6店舗の計17店舗となった。
 また、「フードドライブ」活動と併せ、全303店舗に募金箱を設置し、「子ども食堂」応援募金を実施している。この寄付活動は2020年9月から開始し、今年2月末までの累計寄付額は5300万7000円となっている。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】
 

中野BC よい仕事おこしフェアに梅果汁提供 カステラ✕紀州うめ

紀州うめと有田みかんのカステラ
観光地の特産品コラボ推進
 全国33の信用金庫が組織する「よい仕事おこしフェア実行委員会」は、中野BC株式会社(中野幸治社長、和歌山県海南市)のうめ果汁粉末を利用した「紀州うめカステラ」を開発。3月25日には、羽田イノベーションシティ内のよい仕事おこしプラザで完成発表会も行われた。
 同委員会は、地域経済の活性化や地方創生を推進することを目的としており、「観光地応援×よい仕事おこしネットワーク」をテーマに特産品の商品化を後押ししている。
 その一環として、11月より包括連携協定を結んだ和歌山県の特産品である有田みかんと紀州梅、そして長崎県名産のカステラをコラボさせた「紀州うめカステラ」と、「有田みかんカステラ」の開発に至った。
昨年には福島県名産の白桃を用いた「白桃カステラ」も開発している。
 今回、「紀州うめカステラ」へ「うめ果汁粉末」を提供した中野BCの山本佳昭素材R&D部・製造部部長は「初めは梅の濃縮果汁を生地へ練り込むことを提案したが、試行錯誤した結果、粉末状にした製品を提供することとなった。南高梅の酸味と香りを、甘いカステラへ活かすことができたのは良い実績となった」と話した。
 カステラは1箱5枚入りで896円。和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」(有楽町)などで販売する。
完成発表会には中野社長(㊨から4人目)らが出席
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】
 

FOOMA JAPAN2022 記者発表会を開催

FOOMA JAPAN2022記者発表会
惣菜・調理食品の機械数が伸長
 一般社団法人日本食品機械工業会(東京都港区)は、2022年6月7日~10日の「FOOMA JAPAN2022(国際食品工業展)」の開催に先立ち4月14日、東京都千代田区の東京国際フォーラムホールD7にて記者発表会をオンライン併用で行った。
 FOOMAの会場は3年ぶりの東京ビッグサイトで開催し、45回目の今回のテーマは、「Restart FOOMA」。食品機械関連展示会で初となる「スタートアップゾーン」の新設や、「FOOMAアワード」の創設、その他にも注目のフードテックの最前線に触れる機会創出の場となるのが特徴だ。
 出展社は、過去最多の865社で、自動化・省人化テクノロジーを有する機械が増え、食品分野別では特に惣菜・調理食品の機械数が伸長している。 
【「FOOMA JAPAN2022」(国際食品工業展)の概要】
▼会期:2022年6月7日㈫~10日(金)、10時~17時▼会場:東京ビッグサイト東1~8ホール▼規模:661社、25035㎡(2021年度実績)▼入場料:1000円(税込)事前登録者は無料▼テーマ:Restart FOOMA
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】
 

全国道の駅連絡会 公式オリジナル商品の提供を開始 第一弾「道の塩」発売

一般社団法人全国道の駅連絡会(会長 石井 裕)は、全国の道の駅で販売する商品の流通を促進するため、賛助会員企業と共同で「みんなでつくる『道のいいもの』」をコンセプトとした道の駅公式オリジナル商品の提供を開始する。全国の道の駅(地域)の商品の販路拡大や賛助会員が開発する公共性の高い商品の提供を目指す。
 第一弾は、東京ソルト株式会社(川口恒彦社長)が、全国の道の駅で販売する地元の高級塩を詰め合わせた「道のいいもの『道の塩』プレミアム~日本のご当地塩くらべ~」(道の駅オリジナル「鮮度ながもち袋」付)と道の駅で販売する新鮮野菜と親和性が高く、自家製漬物などに適し災害時には道の駅での炊き出し用として無料で提供される普及版の「同『道の塩』~自家製漬物等用~」を『道の塩』シリーズとして提供する。4月7日より、全国約150(4月7日時点:40)の道の駅にて順次販売を開始する。
また、公式オリジナル商品のブランドコンセプトの作成やパッケージデザイン開発は株式会社電通テック(松原靖広社長執行役員)が担当した。
全国道の駅連絡会は、道の駅「第3ステージ」(2020年~2025年)で計画している道の駅の進化に資する事業として「地域商品の流通促進」「道の駅ブランドの育成支援」等を推進している。今回、道の駅が提供する商品の価値を「みんなでつくる道のいいもの」と定義し、地域とのつながりを強みに、地域や企業が協力して「道の駅ブランド」商品として提供するもの。
今回事業に参画した東京ソルトは、道の駅「あぷた」(北海道洞爺湖町)から同「たのうら」(熊本県芦北町)まで、各地で販売される地元の高級塩の選りすぐりセットの流通卸を担当するほか、道の駅で販売される地元野菜と親和性が高く安全性にも配慮した普及版(自家製漬物等用)のオリジナル商品を開発した。
本商品は、道の駅の防災機能に資するため、塩に関する調査研究事業等を手掛ける公益財団法人塩事業センターの協力を得て企画した。全国道の駅連絡会の特定賛助会員として、「道のいいもの【道の塩】」を通じて道の駅のブランドの拡大や防災機能の強化など、道の駅の進化、魅力化に向けて支援する。
また電通テックは同特定賛助会員として、シリーズ化を目指す道の駅オリジナル商品のブランディングを担当し、コンセプト「みんなでつくる道のいいもの」の立案からロゴ開発、パッケージデザインまでを行った。今後も「道の駅ブランド」商品の開発を含め、ブランディングの観点で、オリジナル商品を通しての道の駅の魅力発信に貢献していく。
【食料新聞デジタル 2022(令和4)年4月30日号】

一般社団法人全国道の駅連絡会 HP

日本チェーンストア協会 令和4年3月度販売統計

日本チェーンストア協会(小川信行会長)は4月21日、令和4年3月度チェーンストア販売統計を発表した。
日本チェーンストア協会 https://www.jcsa.gr.jp/

日本百貨店協会 月次報告3月

お問い合わせは、日本百貨店協会 橘・長柴 まで
TEL 03-3272-1666 ホームページアドレス http://www.depart.or.jp

日本フランチャイズチェーン協会 コンビニ調査3月

日本フランチャイズチェーン協会 https://www.jfa-fc.or.jp/

日本ショッピングセンター協会 販売統計調査3月度

3月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は総合で+2.3%と、前月(前年同月比▲4.4%)から6.7ポイントのプラスとなった。前半は多くの都道府県でまん延防止等重点措置によるマイナス影響があったものの、22日から解除され、春休みに入るタイミングと重なったこともあり、来館者が回復した。休日が前年より1日多かったこともプラス要因となった。
前年は1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)で緊急事態宣言が発出されていたが、本年はまん延防止等重点措置ということで、制限が前年よりは緩やかであり、1都3県のSCの多くが前年を上回ったことも数字を押し上げた。
テナントは、前年同月比伸長率+2.4%となった。気温の上昇により、衣料や雑貨などの春物商材の動きが活発化したことや、時節柄、スーツなどオケージョン需要も好調だった。まん延防止等重点措置解除後は、ディナータイムの売上の回復により、飲食も好調だった。
キーテナントは、前年同月比伸長率+1.5%となった。ラグジュアリーブランド、宝飾品等が好調だった百貨店がけん引し、中心地域は同+11.7%と前年を大きく上回った一方、周辺地域では郊外立地のGMSやスーパーで、前年のような食料品の買いだめ傾向が落ち着いてきたことなどから、▲0.8%と前年をわずかに下回った。
日本ショッピングセンター協会 https://www.jcsc.or.jp/

日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査3月

日本フードサービス協会 http://www.jfnet.or.jp/

食品需給研究センター 食品需給レポート2022年2月 漬物生産量2・8%増

酢漬類24・1%の大幅増
 一般社団法人食品需給研究センター(白須敏朗理事長)では、令和4年2月の「食品需給レポート」を発表した。
【加工食品の物価及び生産・販売動向】
 ◎卸売業と小売業の販売動向=食料・飲料卸売業の販売額指数は105・0で、対前年同月比3・4%増加した。飲食料品小売業の販売額指数は104・6で、同▲0・6%減少した。
 ◎スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、百貨店の加工食品の販売動向=SMは121・0で対前年同月比2・6%増加、CVSは92・7で▲0・8%減少、百貨店は71・3で▲1・0%減少した。
 ◎飲食料品の企業物価指数は106・7で、前年比3・3%上昇。消費者物価指数(食料〔生鮮食品を除く〕)は同101・5で、前年比1・6%上昇した。
【食品製造業の生産動向】
 ◎農産食料品=野菜・果実漬物の生産量は、対前年同月比2・8%と増加した。これは、塩漬類(▲1・4%)、醤油漬類(▲3・8%)及びみそ漬類(▲16・7%)は減少したものの、酢漬類(24・1%)、浅漬類(5・4%)、糠漬類(13・5%)、粕漬類(10・2%)及びその他の漬物(30・1%)が増加したことによる。
 ◎製穀粉・同加工品=上新粉の生産量は36・8%と大幅に増加。一方、新規米粉の生産量は▲2・9%と減少した。食パンの小麦粉使用料は▲3・3%と減少した。
 生めん類の小麦粉使用量は、対前年同月比2・4%と増加。これは、うどん(生)、中華めん(蒸し、餃子等皮類)及び日本そば(生、ゆで)は減少したものの、うどん(ゆで)及び中華めん(生、ゆで)が増加したことによる。
 即席めん類のうち、袋めんの小麦粉使用料は▲11・0%と大きく減少。一方、カップ麺は9・8%と増加した。
 ◎調味料=味噌の2月の生産量は、0・5%と前年並み。これは、麦みそは減少したものの、米みそ及び調合みそが増加したことによる。醤油の1月の生産量は、▲0・3%と前年並みとなった。
 ◎調理食品=無菌包装米飯の2月の生産量は、6・3%と増加。冷凍米飯も4・4%と増加した。
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